四十肩と五十肩に医学的な違いはなく、同じ病気です。40代で症状が出れば四十肩、50代で出れば五十肩と、発症した年齢で呼び分けている通称にすぎません。
どちらも、肩の関節を包む袋に炎症が起きて硬く縮み、腕を上げたり後ろへ回したりしにくくなる状態です。医療機関では、肩関節周囲炎や凍結肩といった病名で呼ばれます。
年齢より確かめておきたいのは、その痛みが本当にこの病気かどうかです。五十肩だと思っていても、診察を受けると腱板というすじの傷みや石灰の沈着など、別の病気が見つかることは珍しくありません。
この記事の執筆者

臼井 大記(うすい だいき)
日本整形外科学会認定専門医
医療社団法人豊正会大垣中央病院 整形外科・麻酔科 担当医師
2009年に帝京大学医学部医学科卒業後、厚生中央病院に勤務。東京医大病院麻酔科に入局後、カンボジアSun International Clinicに従事し、ノースウェスタン大学にて学位取得(修士)。帰国後、岐阜大学附属病院、高山赤十字病院、岐阜総合医療センター、岐阜赤十字病院で整形外科医として勤務。2023年4月より大垣中央病院に入職、整形外科・麻酔科の担当医を務める。
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四十肩と五十肩は何が違う?発症した年齢で呼び分ける同じ病気
四十肩と五十肩は、どちらも肩の関節に痛みと動きにくさが生じる同じ病気です。40代で発症すれば四十肩、50代で発症すれば五十肩と、症状が始まった年代によって名前を変えているだけで、肩の内部で起きている変化は共通しています。
年代で呼び名が変わる江戸時代からの俗称
四十肩や五十肩は医学の専門用語ではなく、昔から使われてきた俗称です。江戸時代の書物にも「五十腕」「五十肩」という言葉があり、50歳前後に原因の分からない肩の痛みが起こると知られていました。のちに、40代で起こる場合を四十肩と呼ぶようにもなりました。
つまり、49歳で発症した四十肩も50歳を過ぎてからの五十肩も、医学的な意味合いは同じです。診察室でも患者さんに分かりやすく伝えるためにこれらの言葉を使いますが、カルテの診断名や治療方針は40代と50代で共通しています。
肩の関節を包む袋が縮んで動かなくなる仕組み
四十肩でも五十肩でも、肩の骨と骨のつなぎ目を囲む「関節包(かんせつほう)」という袋状の膜に同じ変化が起きています。本来はゆとりがあって柔らかい組織です。この袋に炎症が起きると強く痛み、炎症が治まるにつれて袋が分厚く硬く縮むため、経過が長引きます。
袋が縮んで伸びなくなると、腕を上げようとしても途中で引っかかって止まってしまいます。無理に動かそうとすると縮んだ袋が引っ張られて強い痛みが走るため、肩を動かさなくなり、さらに袋が硬くなる悪循環に陥りやすいのも共通した特徴です。
自力でも人の手でも腕が上がらない
四十肩・五十肩では、自分で腕を上げようとしたとき(自動運動)だけでなく、力を抜いて人に持ち上げてもらったとき(他動運動)にも、途中で止まってしまいます。米国の肩の専門医への調査でも、この状態を凍結肩の定義とすることに多くが賛成しています。
肩を動かす筋肉のすじが切れているだけなら、自分では上がらなくても、人が支えて持ち上げれば頭の上まで動くことが多いです。四十肩・五十肩では関節の袋が縮んでいるため、誰が動かしてもそれ以上は動きません。診察では、この2通りの動かし方で関節が動く範囲を比べます。
| 確認する項目 | 四十肩(40代で発症) | 五十肩(50代で発症) |
|---|---|---|
| 言葉の成り立ち | 40代で起きた肩の痛みを指す通称 | 江戸時代から使われてきた50代の肩の痛みの通称 |
| 肩の内部の変化 | 関節を包む袋(関節包)の炎症と縮み | 関節を包む袋(関節包)の炎症と縮み |
| 動きの制限の特徴 | 自力でも他人の補助でも腕が上がらない | 自力でも他人の補助でも腕が上がらない |
| 診断名と対応 | 肩関節周囲炎・凍結肩として同じ方針で対応 | 肩関節周囲炎・凍結肩として同じ方針で対応 |
病院で告げられる正式な病名と呼び分けの背景
整形外科の診断書や説明書には、通称の四十肩・五十肩ではなく「肩関節周囲炎(かたかんせつしゅういえん)」や「凍結肩(とうけつかた)」という病名が書かれることが多くあります。
ただ、2つの病名が指す範囲は同じではありません。肩関節周囲炎は肩まわりの痛みを広くまとめた呼び名で、凍結肩はそのうち関節が硬く固まった状態を指します。
肩の周りの炎症を広くまとめた肩関節周囲炎
日本の整形外科で広く使われている診断名が「肩関節周囲炎」です。関節を包む袋だけでなく、周りの筋肉のすじ(腱板)や、動きを滑らかにする袋(滑液包)などの炎症も含みます。レントゲンで骨に異常がなく、肩に痛みや動きにくさがある状態をまとめて呼ぶ名前です。
範囲が広い言葉なので、関節がまだ固まっていない初期の炎症から、袋が縮んで動かなくなった状態まで、同じ名前で呼ばれます。肩関節周囲炎と診断されても、関節が固まっているとは限らないということです。
関節が凍りついたように固まる状態を指す凍結肩
肩関節周囲炎のなかでも、関節を包む袋が硬く縮み、肩がいろいろな方向へ動かなくなった状態を指す病名が「凍結肩」です。英語の「Frozen shoulder」の訳で、肩が凍りついたように固まって動かない様子を表しています。海外の論文や専門医の間では、この呼び方が一般的です。
凍結肩では、とくに腕を脇につけたまま外側へひねる動き(外旋)が強く制限されます。診察ではこの動きの制限を確かめ、ほかの病気ではないことを見極めたうえで診断します。痛みだけでなく、関節が固まって動かない状態まで起きていることを示したいときに使われる病名です。
癒着性関節包炎という別の呼び名
医学書や解説記事では、凍結肩と同じ意味で「癒着性関節包炎(ゆちゃくせいかんせつほうえん)」という病名が使われることもあります。かつて関節を包む袋の内側が張り付いて(癒着して)動かなくなると考えられていた時期に名付けられた診断名です。
しかし、関節の中を関節鏡で観察しても、袋の内側が張り付く癒着は確かめられていません。実際には袋の壁が分厚くなり、線維が増えて硬く縮むことが、動きを妨げる原因です。そのため、「癒着性関節包炎」という呼び方は実際の変化と合わず、凍結肩と呼ぶほうがよいという意見があります。
| 病名・呼び方 | 言葉が指す範囲と意味 | 使われる場面の特徴 |
|---|---|---|
| 四十肩・五十肩 | 40代・50代に起こる肩の痛みと動きの制限 | 日常会話や患者さんへの分かりやすい説明 |
| 肩関節周囲炎 | 肩の関節の周りに起こる炎症や動きにくさの総称 | 日本の医療機関で広く使われる診断名 |
| 凍結肩 | 関節の袋が硬く縮み、誰が動かしても動かない状態 | 海外の論文や、関節が固まった状態を示すとき |
| 癒着性関節包炎 | 関節の袋が張り付いて炎症を起こすという意味の呼び名 | 医学書や論文(呼び方を見直す意見あり) |
病気の成り立ちや回復までの流れは、五十肩(凍結肩)の症状・原因・治療の全体像で詳しく説明しています。
発症は40〜60代に集中するものの幅広い年代で起こる
発症がもっとも多いのは40代から60代ですが、30代や70代以上の人にも同じ病気は起こります。また、男女の割合を比べると女性のほうがやや多く発症するのが特徴です。
40代から60代に多く女性にやや起こりやすい傾向
凍結肩は、肩の痛みと動きの制限が少しずつ進む病気で、40代から60代に多く、男性より女性にやや多いとされています。名前は四十肩・五十肩でも、60代も起こりやすい年齢に含まれ、60代で発症しても同じ病気として扱われます。
この年代に多い理由は、はっきりとは分かっていません。肩をよく使うスポーツや力仕事をしている人だけでなく、デスクワーク中心の人や、普段重いものを持たない人にも起こります。
30代や70代以上で発症したときに考えられる背景
頻度は下がるものの、30代後半や70代以上で発症する人もいます。30代で起きたときは、肩のけがや糖尿病などの持病が関わっていないかも確かめます。若くても関節の袋が固まることはあるので、年齢だけで四十肩ではないと決めつけないことが大切です。
一方、70代以上になると、加齢で肩のすじが切れる病気や、軟骨がすり減る「変形性肩関節症」など、凍結肩以外の病気による痛みも増えてきます。40〜60代から外れた年代ほど、自分で決めつけずに整形外科で肩の中の状態を確かめてもらうのが確実です。
髪や帯を結ぶ動作で気づく引っかかり
関節の袋が縮み始めると、毎日の動作の中で特有の引っかかりや痛みを感じるようになります。とくに気づきやすいのは、腕を体の外側へひねる動き(外旋)、背中の後ろへ回す動き(結帯動作)、頭の後方へ手をやる動き(結髪動作)の3つです。
- 髪を洗うときやドライヤーをかけるときに、腕が頭の後ろまで上がらない
- エプロンの紐を後ろで結ぶ、またはズボンの後ろポケットに手を入れる動作で肩が痛む
- 袖に腕を通すときや、車の運転席から後部座席の荷物を取ろうと腕をひねったときに強い痛みが走る
- 高い棚にある食器や本を取ろうとして腕を伸ばすと、肩の奥がつっぱって届かない
最初は軽い違和感程度のことが多く、そこから少しずつ手が届く範囲が狭くなっていきます。反対側の腕と比べてみると、変化に気づきやすくなります。上がる角度や後ろへ回せる位置に差が出てきたら、一度整形外科で確かめてもらう時期です。
四十肩や五十肩はきっかけの有無で2つのタイプに分かれる
発症のきっかけで分けると、特別な原因が見当たらない「一次性(特発性)」と、けがやほかの病気に伴って起こる「二次性(続発性)」の2つになります。米国の肩の専門医への調査でも、この分け方に多くが賛成しています。
特別なきっかけがなく自然に始まる一次性の特徴
一次性(特発性)の凍結肩は、転倒やスポーツでのけが、手術といった引き金がないのに、関節の袋に炎症と縮みが起こるタイプです。「四十肩・五十肩になった」と言うときの多くはこの一次性で、「気づいたら肩が痛くて上がらなくなっていた」という始まり方をします。
原因が見つからないと不安になりますが、一次性は凍結肩のなかでもっとも典型的な形です。思い当たるきっかけがなくても、診察で関節の動きの制限を確かめれば診断できます。
けがや手術のあとに起こる二次性
二次性(続発性)の凍結肩は、ほかの原因に続いて肩の袋が固まるタイプです。転んで手や肩をついたけが、腕の骨折、肩のすじ(腱板)の損傷、肩の手術などがきっかけになります。乳がんや心臓の手術のあとに、傷の痛みをかばって腕を動かさない期間が長引き、発症することもあります。
けがや手術による強い炎症に加え、痛みを避けて腕を動かさずにいることも、関節包が縮む一因です。二次性の場合は、もとになったけがや手術の回復具合を見ながら、いつから肩を動かし始めるかを主治医と相談して決めます。
糖尿病などの持病が関わることもある
凍結肩の背景には、肩以外の全身の病気が関わっていることもあります。国際的な専門家の合意でも、凍結肩に関係する要因として、糖尿病などの持病のほか、けがや肩の手術、長く肩を動かさないことなどが挙げられました。
糖尿病がある人では、時期をずらして反対側の肩にも起こったり、回復に時間がかかったりしやすいといわれています。持病がある場合は、内科での治療と整形外科での診療を並行して進めます。
持病との関わりや予防については、四十肩の原因の記事にまとめています。
| 分類のタイプ | 発症のきっかけ・背景 | 見られやすい特徴 |
|---|---|---|
| 一次性(特発性) | 明確な原因やけががなく自然に発症 | 「いつの間にか痛くなった」と気づく典型的な五十肩 |
| 二次性(外傷・術後など) | 骨折・捻挫・肩の手術・長期間の安静や固定 | けがや手術の痛みをかばううちに肩の袋が固まる |
| 二次性・関連要因(全身疾患) | 糖尿病などの持病 | 長引いたり両肩に起きたりしやすい |
四十肩や五十肩と似た症状をもつ別の病気には何がある?
中高年の肩の痛みが、すべて四十肩・五十肩(凍結肩)とは限りません。肩の痛みの多くはけがによらず腱板など肩まわりの組織から起こり、関節そのものが固まる凍結肩はそれより少ない病気です。
肩のすじの病気も四十肩と間違われやすい
四十肩・五十肩と間違われやすいのが、肩の骨と筋肉をつなぐ板状のすじ(腱板:けんばん)の病気です。
加齢や転倒ですじが切れる「肩腱板断裂」や、すじの中に石灰(リン酸カルシウムの結晶)がたまって急に強い炎症を起こす「石灰沈着性腱板炎(せっかいちんじゃくせいけんばんえん)」が代表的です。自分でできる見分け方は、四十肩セルフチェックリストで紹介しています。
変形性肩関節症と首からくる痛み
肩のすじ以外では、関節の軟骨がすり減って骨が変形する「変形性肩関節症」や、首の骨(頸椎:けいつい)から腕へ向かう神経が圧迫されて痛む「頸椎症」「頸椎椎間板ヘルニア」などがあります。いずれも中高年に多く、初期には五十肩と間違われやすい病気です。
変形性肩関節症では、肩を動かすと軋むような感覚が出やすく、レントゲンで関節の隙間が狭くなっているのが分かります。首の病気では、首を反らしたり傾けたりすると、肩から腕、指先へしびれや痛みが響くのが特徴です。肩の関節そのものの動きは保たれていることが多いです。
診察と画像検査で原因を確かめる
肩の痛みは、痛み方と動きの制限を確かめ、ほかの病気を除いたうえで診断します。腱板が大きく切れているのに五十肩だと思って放置すると、切れた部分が広がり、後から縫い合わせる手術が難しくなることもあります。石灰がたまって炎症が強いときに無理に動かすと、痛みが増しかねません。
整形外科では、肩を動かして引っかかり方を確かめる診察に加え、レントゲンで骨の変形や石灰の有無を調べ、必要に応じて超音波(エコー)やMRIで腱板や関節包の状態を調べます。セルフチェックで当てはまる項目があっても、どの病気かを決めるのは診察と画像検査です。
| 区別したい病気 | 痛みの原因となる場所 | 四十肩・五十肩との主な違い |
|---|---|---|
| 肩のすじが切れる病気 | 肩を動かす筋肉のすじ(腱板)の断裂 | 他人に支えてもらうと腕が上がることが多く、力が入らない |
| 肩のすじに石灰がたまる病気 | 腱板の中にたまった石灰(カルシウム) | 突然、夜も眠れないほどの激痛で始まることが多い |
| 変形性肩関節症 | 肩関節の表面を覆う軟骨のすり減りと骨の変形 | レントゲンで骨の変形や隙間の狭まりが確認できる |
| 首の病気(頸椎症など) | 首の骨や椎間板による神経の圧迫 | 首を動かすと肩や腕に痛みが響き、手先のしびれを伴いやすい |
痛みが長引くときに整形外科を受診したい理由と診察の流れ
肩の痛みがなかなか引かない場合や、夜に痛みで目が覚める場合、腕が上がる範囲が目に見えて狭くなってきた場合は、早めに整形外科を受診してください。早く診断がつけば、つらい夜の痛みを和らげる治療も早く始められます。
夜の痛みや着替えの不便があれば受診を
四十肩・五十肩(凍結肩)は時間とともに良くなる人が多い一方で、動く範囲が元どおりには戻らない人もいます。次の状態がひとつでも当てはまるときは、整形外科で一度診てもらってください。
- 夜、布団に入ると肩がズキズキと痛み、寝返りを打つたびに目が覚めて睡眠不足になっている
- 痛みが続いていて、湿布や市販の痛み止めを使っても良くならない
- 着替えや洗髪、エプロンを結ぶといった毎日の身の回りの動作に不自由を感じている
- 自分の力だけでなく、反対の手で支えて持ち上げようとしても腕が途中で止まってしまう
- 転倒して手をついたあとから急激に腕が上がらなくなった、または手先にしびれを伴っている
とくに夜の痛みは眠りを妨げるため、日中の仕事や家事にも影響が出やすい症状です。痛みが強い時期は、痛みを抑える治療で眠りや日中の生活が楽になることがあります。
動きの確認とレントゲン・エコー検査
診察では、いつからどの動作で痛むか、糖尿病などの持病や過去のけががないかを聞きます。そのうえで、自分で動かす方法と医師が支えて動かす方法の両方で腕を前や横、後ろへ動かし、どこで引っかかりや痛みが出るかを確かめます。
とくに、脇を締めて腕を外側へひねる動き(外旋)がどこまでできるかは、凍結肩を見分けるうえで欠かせない確認です。
あわせて行うレントゲン検査では、骨の変形や石灰の沈着など、凍結肩以外の原因がないかを調べます。凍結肩ではレントゲンに異常は写りません。骨の変形や石灰が見つかれば、別の病気を考えます。
さらに詳しい確認が必要な場合は、超音波検査(エコー)やMRI検査を追加し、腱板の断裂や関節包の厚みを画像で確かめて診断を確定させます。
説明と痛み止め・運動から始める治療
凍結肩と診断された場合、手術をしない治療(保存療法)が基本です。韓国の肩の専門医への調査では、病気の経過の説明、消炎鎮痛薬、ストレッチに広く合意があり、関節内へのステロイド注射にも多くが同意しました。
凍結肩は経過が長い病気です。いまの肩の状態とこの先の見通しを医師から聞いておくと、焦らずに治療を続けやすくなります。自己流のケアを続ける前に整形外科を受診し、自分の肩に合った進め方を相談してください。
よくある質問
- 四十肩と五十肩は50歳を境目に診断名や治療法が変わるのでしょうか?
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50歳を境に診断名や治療方針が変わることはありません。四十肩と五十肩はどちらも発症した年代で呼び分ける通称であり、医療機関では年齢に関わらず「肩関節周囲炎」や「凍結肩」という同じ診断名で扱われます。
治療内容は年齢ではなく、強い炎症がある時期か、関節を包む袋が硬く縮んでいる時期かといった症状の段階で決まります。40代でも50代でも、肩の状態に合わせて同じ基準のケアを進めていきます。
- 四十肩や五十肩と普段の肩こりはどのように区別できますか?
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一般的な肩こりは、首から肩甲骨周りの筋肉が緊張し、血行が悪くなることで生じる張りや重だるさです。筋肉の疲れが原因で関節そのものは固まらないため、腕を頭の上まで上げたり背中に回したりする動きは保たれています。
一方、四十肩・五十肩は肩の関節を包む袋(関節包)に炎症と縮みが起こる病気で、鋭い痛みや夜の痛みを伴うことが多くあります。自力でも他人の補助でも腕が途中で引っかかって上がらなくなる点が、普段の肩こりとの大きな違いです。
- 四十肩や五十肩は片方の肩が治ったあともう片方の肩にも起こりますか?
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左右同時に起こることは少ないものの、片方が治ったあと、反対側の肩に同じ症状が出ることがあります。とくに糖尿病がある人では、両肩に起こりやすいといわれています。反対側の肩に違和感が出たときも、早めに整形外科で診てもらってください。
- 四十肩や五十肩の疑いがあるときは整形外科と整骨院のどちらへ行くべきですか?
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まずは医師による診察と画像検査が受けられる整形外科を受診してください。中年期の肩の痛みには、四十肩・五十肩だけでなく、肩のすじの病気や変形性肩関節症など、区別が必要な別の病気が多く含まれているためです。
レントゲンや超音波検査で骨やすじに異常がないかを調べ、診断をつけられるのは医師です。痛み止めの処方や関節への注射も医師が行います。まず原因を確かめてから、どこでどんなケアを受けるかを決めると安心です。
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