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【アラフォー皮膚科医厳選】ずっと続けたい美容医療3選

皆さんこんにちは。皮膚科医の小林智子です。このチャンネルではスキンケアから美容医療、そして皮膚疾患まで肌にまつわる全てのことを発信しています。

今回取り上げたいのは美容医療についてです。私は今年39歳になったんですけれども、30を超えた辺りからスキンケアではどうしても限界を感じるようになり、少しずつ美容医療も取り入れています。

美容医療と一言で言っても様々なタイプの美容医療があると思うんですけども、今回は中でも私自身が実際に受けてこれは継続して受けたいなと思った美容医療を3つ、厳選してご紹介したいなと思います。それでは早速行ってみましょう。

この記事は、こばとも皮膚科院長、皮膚科医の小林智子が運営するYoutubeチャンネル「こばとも先生のスキンアカデミー」内の動画内容を書き起こしたものです。Youtubeでは薬の塗り方・副作用、スキンケア方法、美容施術の種類や効果についてなど、お肌のお悩みを持つ方の少しでも助けになれればと思い動画を公開しています。ぜひチャンネル登録をお願いします!

この記事の執筆者

小林 智子(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

小林 智子(こばやし ともこ)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長

2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。

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経歴・プロフィールページ

こばとも皮膚科関連医療機関

医療法人社団豊正会大垣中央病院

目次

【続けたい美容医療①】ボトックス

まず1つ目です。1つ目は「ボトックス」です。ボトックスには様々な効果があるんですけども、私がボトックスを行う主な理由はシワの予防です。

シワの予防効果で言うとボトックスに代わるものはないかなと思うんですけれども、特に眉間の縦シワに関しては1度刻まれてしまうと人相にも大きく影響してくるかなと思います。

なので少しでも気になるなと思ったらボトックスの始め時かなと思うんですけれども、私自身は33歳頃から定期的に受けています。

具体的には眉間、そしておでこといったような部位に定期的に打ってるんですけども、あとは目尻もたまに打ったりしています。

ボトックスは4、5ヶ月程度で効果が切れるので、継続的に打たなければならない施術にはなるんですけども、やはりシワの予防という意味では効果は抜群かなと思います。

【続けたい美容医療②】ソフウェーブ

次に2つ目です。2つ目は「ソフウェーブ」です。ソフウェーブというのは最新のたるみ治療機なんですけれども、詳しくは以前に解説している動画がありますので是非そちらもご覧になっていただけたらと思います。

ソフウェーブは一言で言うと進化版のハイフにあたるんですけれども、超音波の技術によって、真皮と呼ばれる層に圧倒的な熱量を届けることができる機械となります。

私は去年からこのソフウェーブを定期的に受けてるんですけれども、ソフウェーブを受ける前はハイフやサーマクールなどのRFを受けてはいたんですけれども、こういった治療と比べてソフウェーブはたるみの改善はもちろん、肌質の改善ができるというところが特に気に入っています。

具体的には肌質がもっちりしたりだとか、あとは肝斑や赤みの改善効果が得られるということが分かっており、たるみだけでなくトータルでアンチエイジングできるというところがとても好きです。

ソフウェーブについては半年から1年に1度受けるといいという風に言われています。これまでデバイスを用いたたるみ治療であまり効果が感じられなかったなという方は、このソフウェーブは非常におすすめです。

【続けたい美容医療③】MOXI(フラクショナルレーザー)

最後に3つ目です。3つ目は「MOXI」と呼ばれるフラクショナルレーザーです。

フラクショナルレーザーというのは細かい点状にレーザーを当てていく技術のことを言うんですけれども、フラクショナルレーザーでもCO2レーザーなどの肌表面を蒸散させるタイプと、あとはMOXIのような蒸散させない非蒸散型のフラクショナルレーザーがあります。

蒸散させるタイプのフラクショナルレーザーと比べて、MOXIはダウンタイムが非常に短いのが特徴です。

こういった非蒸散型のフラクショナルレーザーにはいくつか種類があるんですけれども、レーザーによってその波長が異なります。

MOXIは1927nmの波長を採用してるんですけれども、特にこの波長のレーザーをお勧めしたいのが肝斑などの色素沈着でお悩みの方です。MOXIの1927nmというのはですね、水分に対して非常に吸収性が高いという特徴があります。

この特徴によって色素沈着が起こっている真皮表皮結合部から、真皮の上層にかけて効果的に熱を届けることができるというのが特徴です。

実際、私のクリニックですでにMOXIを肝斑などの色素沈着に対して行っている方、多いんですけれども、1回だけでも肝斑の改善効果が認められるので、皆さん非常に喜ばれます。

フラクショナルレーザーは、肌を入れ替えることによって肌のリジュビネーションができる治療になります。

なのでMOXIは肝斑などの色素沈着だけでなくハリの改善だったり、あとはシワ、それから毛穴の改善効果が認められるというのもこのMOXIが好きな理由の1つです。

すでにこのMOXIは海外では人気となっている施術なんですけれども、3月にアメリカの皮膚科学会に行った際にアメリカの実際のユーザーの先生何人かにインタビューできたので是非そちらのお話をご覧いただけたらと思います。どうぞ!

【海外で人気のMOXIインタビューChris先生】
Dr.小林智子

(小林)MOXIの施術に適した方はどんな方ですか?

(Dr. Chris)MOXIは皮膚に過度な熱を加えることなく肌のトーンやシミ、キメや毛穴を改善する素晴らしい機械です。

Dr.小林智子

(小林)ダウンタイムも少ないですよね。

(Dr.Chris)はい、短いです。他のレーザーに比べてアグレッシブではないため2〜3回施術する必要はありますが、とても良い結果を得ることができます。

MOXIの施術を受ける方は痛みに弱い方(男性の方など)またはレーザーを一度も受けたことがない方です。また、季節を問わないため、夏でも気軽に受けていただけます。

我々は肝斑の患者様に対してもMOXIを推奨しています。我々はほぼ全員の肝斑患者様にMOXIを治療プランの1つに入れています。なぜならMOXIは肝斑を悪化させないからです。

そういった意味ではMOXIはとてもユニークなレーザーです。患者様が年間を通して長期の施術プランを立てている際、施術の合間にMOXIの施術を挟み、患者様の肌のメンテナンスを行うようにしています。

Dr.小林智子

(小林)日本では肝斑治療に対してとても関心が高まっています。第一選択の治療はハイドロキノンの外用かトラネキサム酸の内服です。しかし多くの患者様は、常にレーザーのような効果が早い治療を望んでいるように思います。

(Dr.Chris)もっと早く効果が出るものを求めてらっしゃるということですね。ハイドロキノンはご存じの通り、良い外用薬ですがたまに炎症を起こし、肝斑を悪化させることがあります。効いても効果が出るのに何ヶ月もかかります。

また肝斑がひどい場合、肝斑の上に青みがかったような灰色のような、通常とは違う変色が残ることもあります。他にもトラネキサム酸やシステアミンも良い選択だと思いますが、小林先生がおっしゃるように効果を実感するのに時間がかかります。

MOXIの場合、治療の設定をレベル1か2で行い、麻酔を15分間塗布した上で施術時間はたったの15分で済み、その後日焼け止めを塗って外出できます。施術を受けた患者様の肝斑はかなり劇的に改善してきます。

軽度の肝斑の場合は1、2回の施術回数で済みますが、本当にひどい肝斑の場合は4〜5回かかります。

Dr.小林智子

(小林)軽度だと1〜2回でいいのですか?

(Dr.Chris)おっしゃる通りです。

Dr.小林智子

(小林)MOXIの治療間隔について教えてください。

(Dr.Crhis)私のクリニックでは肝斑の場合、治療間隔は少なくとも1ヶ月空けています。しかし最短では月に1〜2回、つまり2週間に1回行っていただいても構いません。肌に炎症がなければそれで全く問題ありません。そうすればより早く患者様の笑顔が見られるようになるでしょう。

Dr.小林智子

(小林)それはとても素敵ですね!

(Dr.Chris)そうですね。MOXIは肝斑に対して非常に有効な施術であると言えます。患者様も結果に満足しています。

【海外で人気のMOXIインタビューRobyn先生】
Dr.小林智子

(小林)普段はどのようにMOXIを使用していますか?

(Dr.Robyn)MOXIがリリースされた時はぜひ試して見たいと思いました。

私の診療の中でどのような位置付けになるかわかりませんでしたが、シワ改善でよりアグレッシブなレーザーリサーフェシングを行うことが多いので、ダウンタイムを望んでいない患者様にとってとても良い施術の選択肢となりました。

これはBBLの施術と重ねても非常によい施術です。BBLでスポット治療をした後にMOXIを上から照射しても良いですし、MOXI単体で施術しても良い。数日後には少しピンクがかった肌になり、しっかり肌にツヤが出てきます。

あと若い層の患者様は「プレジュビネーション(早いうちにエイジングケアを始めること)」に興味があり、その目的でMOXIを受けることが多いです。一方、年齢層が高い患者様は肌のメンテナンス目的でMOXIを受ける方が多いです。最初にしっかり肌の悩みを解決した後、メンテナンスを行うことで常に肌の状態をベストに保っていくようにしている方が多いです。

施術の設定によってはメイクをして仕事に行けばMOXIの施術を受けたことに気づかれないほどです。実際受けた直後は少し腫れが出てそれがまだ肌がよく見える気がします。ごく小さいパッと見て分からないくらいのかさぶたが肌の表面にできて、触るとざらついているのがわかります。

なので肌を綺麗な状態で保ちたいけれどもダウンタイムがあまり取れない患者様にとっては、MOXIはとても良い施術のオプションだと思います。

Dr.小林智子

(小林)私も実際にMOXIの施術を受けましたがとても満足しています。

(Dr.Chris)私の同僚や私自身もMOXIを体験しましたが、ダウンタイムも少なく素晴らしい結果を得ることができました。他の治療法ではダウンタイムも長くなるし、仕事に行ってランチタイムに施術を受けるわけにもいかないので、とても気に入っています。

【MOXIの副作用について】

ということでMOXI気になる方も多いのではないかなと思うんですけども、副作用もあります。まず施術中の痛みが挙げられます。MOXIは受ける時にチリチリとした痛みを伴います。なので受ける前に麻酔をするんですけれども、麻酔によって痛みはいくらか軽減できるかなと思います。

あとは赤みやかさぶたが挙げられます。具体的には施術を受けて1、2日は赤くなり、それからかさぶたになるんですけれども、サンドペーパーのようなざらっとしたかさぶたになるのが特徴です。このかさぶたは大体1週間程度で取れてきます。

【MOXIの施術の様子】

今回は実際の施術の様子も撮っていますのでそちらもご覧いただけたらと思います。どうぞ!

ということで今回は私自身が実際受けてこれは継続して受けたいと思った美容医療を3つ、厳選してご紹介させていただきました。もし気になる施術があった場合はクリニックでご相談いただけたらと思います。今回の動画が少しでも参考になったなと思ったらいいねボタンやチャンネル登録ボタンを押していただけますと嬉しいです。ということで今回の動画は以上です。それでは〜。

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医療情報は日々進化しており、専門的な判断が求められることが多いため、当記事はあくまで一つの参考としてご活用いただき、具体的な治療方針については、お近くの医療機関に相談することをお勧めします。

大垣中央病院・こばとも皮膚科

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