ストレートネック

はじめまして、作業療法士の鵜飼です。

今回はスマホ首といわれる「ストレートネック」についてお伝えしていきたいと思います。

スマホやパソコンを使用する現代社会で一番身近といってもいいこのスマホ首...

予防したい方にも使えるストレッチや運動を紹介します。是非最後までご覧ください!

皆さん、スマホ、ゲーム、パソコン作業をする時にこんな姿勢になっていませんか?(図1)

このような姿勢が続くとストレートネックになってしまうことがあります。

ストレートネック図1
図1

まず首の骨はやや前方へカーブしている(図2)のが正常です。図1のように頭が前に出た形(ストレートネック)が続くと首の骨が画像(図3)のようにまっすぐになり、首に大きな負担を与えることになってしまうのです。

私もスマホを見ることが多く、首が痛くなることが良くあります。

(ついつい時間が過ぎてしまいますよね...)

図2 ヒューマン・アラトミー・アトラスより
図2 ヒューマン・アラトミー・アトラスより
図3 Donald A.Neumann 筋骨格系のキネシオロジーより
図3 Donald A.Neumann 筋骨格系のキネシオロジーより

また、このような姿勢(図1)であると、肩も前に出た状態となり、肩前面の筋肉も硬くなってしまいます。

肩前面の筋肉が硬くなると、胸を張ることが阻害され、猫背になりやすくなります。そうすると頭が前に出た状態となり、ストレートネックを助長してしまいます。

そこで姿勢改善をするためのストレッチと運動をやってみましょう!

目次

① あご引き

まず上を向いた状態寝ます(図4) 次に顎を引きます(図5)

その後、楽な姿勢に戻しこれを繰り返します

このストレッチで首の後ろの筋肉を伸ばしていきます この運動を行い、頭が前に出ている姿勢を元の位置に戻していきましょう。

あご引き図4
図4
あご引き図5
図5

② 首横のストレッチ

・左首を伸ばしたい場合(図6)

  右手を左肩に置き、首は右を向きながら、斜め下方向に動かします

 ・右首を伸ばしたい場合(図7)

  左手を右肩に置き、首は左を向きながら、斜め下方向に動かします

長時間同じ姿勢でいることで固まっている「僧帽筋(上部線維)」を伸ばしていきます

画像の赤い丸部分に伸び感を感じながら、20秒ほどストレッチしていきましょう

首横のストレッチ図6
図6
首横のストレッチ図7
図7

③ 胸開き

小さく前ならえをした状態(図8)から、肩甲骨を寄せるように胸を開きます(図9)

 さらに肩甲骨を立てるように意識するとより効果があります

 服にしわが寄る(図10)くらい寄せるように意識しましょう

 肩前面にある「大胸筋」を伸ばしながら、肩甲骨も正しい位置に戻すことができます。

胸開図8
図8
胸開図9
図9
胸開図10
図10

以上のストレッチを日ごろから取り入れて頂くと、よりリハビリの効果を感じてもらえるかと思います。

デジタル社会が進歩している時代ですが、ストレッチや運動を取り入れていい姿勢を維持していきましょう!

それでは、次回のブログも楽しみにしていてください♪

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大垣中央病院・こばとも皮膚科

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