ブログをご覧頂きありがとうございます。金曜日担当の後藤です。私は当院に入職した当初より某大学サッカー部のメディカルトレーナーとしてチームサポートをさせて頂いています。病院と現場の架け橋となりスポーツの現場で「選手が怪我を気にすることなく思い切った運動が出来る様に手助けできれば」といった思いで活動を続けています。
今回はそのチームの選手を紹介します。
診断名は「膝蓋靭帯炎」
以前からサッカーをすると左膝に痛みがあったようです。しばらくサッカーをやらなくなって痛みは治まっていました。今回、フットサル中に左膝に痛みが出現。しばらく様子を見ていたが痛み変わらず当院受診となりました。
訴えはふみ込み時の痛みで、痛みが出現するとしばらく続くといった状態でした。
問題点として股関節周囲の柔軟性の低下が考えられました。
この選手に指導したのは股関節の前面(写真①)、後面(写真②)のストレッチです。
膝蓋靭帯は膝蓋骨(お皿)から下腿(すねの骨)の骨に付きます。
大腿四頭筋は二関節筋(股関節と膝関節に作用する筋)といわれ、股関節の前面から膝蓋骨(お皿)を覆う様に付き膝蓋腱となって下腿(すねの骨)の骨に付きます。(図①)
この大腿四頭筋の柔軟性の低下によって股関節と膝関節の動きが悪くなることで膝蓋腱が引っ張られ痛みが出現していました。
一般の患者様も含めスポーツ選手であればポジション特性、癖や生活習慣を考慮した上で、動作を分析し効率の良い関節運動、体の使い方を再学習させることが大切です。それが出来るのが理学療法士です。気になる点がある人はぜひ当院を受診してみて下さい。