整形外科– category –
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肘内障(ちゅうないしょう)
肘内障(pulled elbow, nursemaid elbow)とは、1〜4歳の幼児期に頻発する上肢の外傷性疾患であり、日常生活における不慮の事故として発生する特徴的な病態です。輪状靭帯から橈骨頭の一時的な亜脱臼という機序により引き起こされ、多くは保護者による予期せぬ牽引力が原因となって発症します。この記事では、肘内障の症状や検査、治療法などについて解説していきます。 -
肘関節脱臼
肘関節脱臼(elbow dislocation)とは、上腕骨と前腕骨(尺骨・橈骨)の関節面が正常な位置からずれてしまう外傷性の損傷を指します。医療機関での診断と初期対応が予後を左右する重要な要素となり、神経や血管の損傷が疑われるときは一刻も早い専門医による評価が必要です。この記事では、肘関節脱臼の病型分類や症状、検査方法、治療などについて解説しました。 -
肩鎖関節脱臼
肩鎖関節脱臼(けんさかんせつだっきゅう, acromioclavicular joint separation)とは、肩の上部にある鎖骨と肩甲骨という骨をつなぐ関節が外れてしまう外傷性の損傷です。この記事では、肩鎖関節脱臼の病型分類や症状の特徴、治療法などについて詳しく解説します。 -
肩関節脱臼
肩関節脱臼(shoulder dislocation)とは、肩関節を構成する上腕骨の頭部が、本来収まるべき肩甲骨の関節窩から外れてしまう外傷性の損傷です。この記事では、肩関節脱臼の症状や原因、治療方法、リハビリテーションなどについて解説します。 -
踵骨骨折(しょうこつこっせつ)
踵骨骨折(しょうこつこっせつ, calcaneal fractures)とは、足部を構成する最大の骨である踵骨(かかとの骨)が損傷する重要な外傷性疾患です。高所からの転落や交通事故などの強大な外力により生じ、下肢の荷重支持機構が破綻して、深刻な機能障害をもたらす可能性があります。この記事では、踵骨骨折の病型や症状、検査方法、治療などについて解説しました。 -
脛骨骨幹部骨折
脛骨骨幹部骨折(けいこつこっかんぶこっせつ, tibial shaft fractures)とは、下肢を支える主要な骨である脛骨(すねの骨)の中央部分、いわゆる骨幹部が折れる重篤な外傷です。交通事故や高所からの転落、スポーツ中の激しい衝突など、脛骨に過度の力が加わって発生します。典型的な症状として、骨折部位の激痛、著しい腫脹、明らかな変形、そして患肢の動かしにくさや荷重時の痛みによる歩行困難が現れます。この記事では、脛骨骨幹部骨折の検査や治療法について解説していきます。 -
膝蓋骨骨折
膝蓋骨骨折(patellar fractures)とは、膝の前面に位置する膝蓋骨(膝のお皿)が折れてしまう怪我のことです。直接的な打撲や転倒による強い衝撃、また大腿四頭筋の急激な収縮によって発生し、骨折のパターンは横骨折、縦骨折、粉砕骨折など様々です。この記事では、膝蓋骨骨折の種類や症状の特徴、検査について、治療方法などを解説していきます。 -
大腿骨転子下骨折
大腿骨転子下骨折(Subtrochanteric femur fracture)とは、太ももの付け根にある大腿骨の上部で発生する骨折で、主に高齢者に多く見られる怪我です。転倒などの比較的軽度な衝撃でも発生するケースがあり、骨粗鬆症(こつそしょうしょう:骨がもろくなる病気)を有する人では特にリスクが高まります。この記事では、大腿骨転子下骨折の症状や検査方法、治療について詳しく解説します。