痩せている人でも変形性膝関節症になる?筋力不足やO脚など体重以外の原因

変形性膝関節症は、太った人だけがなる病気ではありません。痩せている人でも膝の軟骨はすり減り、痛みや違和感となって現れる場合があります。
体重は数ある原因の一つにすぎず、痩せ型の膝には筋力不足やO脚など別の要因が重なります。同じ膝の痛みでも、その背景は人によって異なるのです。
さらに遺伝や過去のけがなど、体重とは結びつかない原因も膝を傷めます。一つずつ知っておくと、早めの対策につなげやすくなるでしょう。
なぜ痩せていても変形性膝関節症で膝が痛むのか、どんなときに整形外科へ相談すればよいのかを、順を追ってまとめました。
痩せている人でも変形性膝関節症になるのはなぜか
痩せている人でも変形性膝関節症になるのは事実で、体重が軽くても膝を守る保証にはなりません。原因の中心が、太った人とは別のところにあるためです。
| 項目 | 太った人に多い背景 | 痩せた人に目立つ背景 |
|---|---|---|
| 主な負担 | 体重による重み | 筋力不足や偏った負担 |
| 関わる要因 | 肥満と生活習慣 | O脚や体質、過去のけが |
| 気づきの遅れ | 膝の負担を自覚しやすい | 痩せているから安心と思いがち |
| 対策の軸 | 体重を整える | 原因を見つけて備える |
痩せていても膝の軟骨はすり減る
変形性膝関節症は、膝の軟骨がすり減って痛みや動かしにくさが出る病気です。この軟骨の傷みは、体重の重い人だけに起こるわけではありません。痩せている人の膝でも、同じように起こり得ます。
軟骨には血管や神経が通っておらず、いったんすり減ると自然にはもとに戻りにくい組織です。だからこそ、体格にかかわらず早くから膝をいたわる意味が出てきます。
軟骨がすり減る背景には、体重のほかにも膝へのかたよった負担や筋力の低下が関わります。痩せていても、これらの要因がそろえば軟骨は静かに傷んでいくのです。
実際に、標準的な体格や痩せ型の人が変形性膝関節症と診断される例は珍しくありません。体重の数字だけを見て、自分は大丈夫と決めつけないほうがよいでしょう。
体重は変形性膝関節症の原因の一つにすぎない
体重は変形性膝関節症の危険因子として知られていますが、それがすべてではありません。数ある原因の一つであって、唯一の引き金ではないのです。
膝にかかる負担は、体重だけでなく力の伝わり方によっても大きく変わります。同じ動作でも、支える筋肉や脚の向きしだいで軟骨の受ける圧は違ってくるのです。
研究でも、加齢や過去のけが、脚の並び、遺伝など、体重以外の要因を数多く指摘しています。痩せている人では、こうした体重以外の原因が前面に出やすいといえます。
だからこそ、痩せているのに膝が痛むときは、体重の外に目を向けると役立ちます。原因が一つに限らないと知るだけでも、対策の幅は広がっていくでしょう。
太った人と痩せた人で異なる膝の傷み方
太った人の膝では、体重そのものが軟骨への大きな重しになりやすい傾向があります。歩くだけで膝には体重の何倍もの力がかかり、その負担が積み重なっていくのです。
太っている人では減量が対策の中心になりますが、痩せている人では話が変わります。減らす体重がない代わりに、筋力や姿勢の立て直しが軸になってきます。
一方で痩せた人の膝では、筋力の不足や脚の並びのくせが負担のかたよりを生みます。重さより、力のかかり方のアンバランスが軟骨を傷めやすくするといえます。
同じ病名でも、背景が違えば気をつける点も変わってきます。自分の膝がどちらのタイプに近いかを知ると、対策の方向が定まりやすくなるでしょう。
痩せているから大丈夫と膝の痛みを我慢していませんか?
痩せている人は、膝の痛みを一時的な疲れや使いすぎと片づけてしまいがちです。体重が軽いぶん、まさか変形性膝関節症とは思い至らない人も少なくありません。
痛みの感じ方には個人差があり、我慢強い人ほど受診が遅れがちです。少しの違和感でも、続くようなら早めに確かめておくと気持ちが楽になります。
立ち上がりや歩き始めのこわばり、階段の下りでのうずくような痛みは、見逃したくないサインです。休むと和らぐからと油断すると、変化が静かに進む場合もあります。
こうした痛みが二週間以上続くなら、一度整形外科で相談すると安心につながります。早めに気づくほど、打てる手も多くなるものです。
筋力不足が痩せた人の変形性膝関節症を招く
痩せている人の膝で見落とされやすいのが、筋力不足です。体重が軽くても、膝を支える筋肉が弱ければ、軟骨にかかる負担はかえって増えてしまいます。
太ももの筋力低下が軟骨の負担を増やす
膝を守るうえで大きな働きをするのが、太ももの前側にある大腿四頭筋という筋肉です。この筋肉が着地や歩行の衝撃を受け止め、軟骨に回る負担をやわらげてくれます。
大腿四頭筋は、膝を伸ばす動きだけでなく、着地の瞬間に膝がぐらつくのを抑える役目も担います。この支えが弱ると、関節が小刻みに揺れて軟骨が余分にこすれてしまうのです。
筋力が落ちると、本来なら筋肉が吸収するはずの力が軟骨へ直接かかります。その結果、すり減りが早まり、変形性膝関節症へと近づいてしまうのです。
太ももの筋力が弱い人ほど、のちに膝の軟骨が傷みやすいという研究報告があります。痩せていても、この筋力が十分とは限らない点に気をつけたいところです。
痩せ型は筋肉量が少なくなりやすい
痩せている人は、体脂肪だけでなく筋肉量も少なめになりやすい傾向があります。とくに運動の習慣がないと、膝を支える筋肉が育ちにくいといえます。
若いころから運動量が少なかった人は、もともとの筋肉の蓄えが多くありません。そこへ加齢が重なると、膝を守る力はさらに心もとなくなっていきます。
年齢を重ねると筋肉は自然に減っていき、その状態をサルコペニアといいます。痩せ型でこの傾向が加わると、膝の安定を保つ力がいっそう弱まってしまいます。
見た目が細いと、体は健康そうに映るかもしれません。しかし膝を支える筋肉という点では、痩せていても有利に働くとは限らないのです。
膝を支える筋力を保つ工夫
膝を守るには、太ももの筋肉を無理なく鍛えて保つと役立ちます。痩せている人こそ、意識して筋肉に働きかける習慣が支えになります。
筋トレというと構えてしまう人もいますが、特別な道具はいりません。テレビを見ながらでも気軽に始められる動きから取り入れると続けやすいものです。
あお向けで脚を伸ばしたまま持ち上げる運動なら、膝を深く曲げずに太ももを鍛えられます。痛みの出にくいやり方から始め、少しずつ回数を増やすと続けやすいでしょう。
膝にやさしい筋力づくりの例
- あお向けで脚を伸ばして持ち上げる運動
- いすに座って膝をゆっくり伸ばす運動
- 壁に背をつけて軽く腰を落とす運動
- 歩く前後の太もものストレッチ
これらの運動は、痛みのない範囲で少しずつ続けるのが肝心です。無理に負荷を上げず、体の様子に合わせて調整すると膝を守りやすくなります。
O脚など脚の並びが変形性膝関節症の原因になる
脚の形にくせがある人は、体重が軽くても膝を傷めやすくなります。O脚などで脚がまっすぐでないと、膝の一部分にだけ負担が集まり、そこから軟骨がすり減っていくのです。
O脚で膝の内側に負担が集まる
O脚では、立ったり歩いたりするたびに膝の内側へ体重が偏ってかかります。この偏りが続くと、内側の軟骨だけが余計にすり減っていくのです。
日本人はもともとO脚になりやすい体質の人が多い傾向があります。痩せていて脚が細いと、その傾きが見た目にもはっきり出やすいものです。
痩せていて体重が軽くても、負担が一点に集まれば軟骨への圧力は高まります。細い脚に強いO脚が重なると、膝の内側は思いのほか大きな力を受けます。
脚の形は生まれ持ったものだけでなく、年齢や生活のくせでも少しずつ変わります。自分の脚の傾きを知っておくと、負担のかかり方が見えてくるでしょう。
脚のゆがみが変形性膝関節症の進行を早める
膝の並びのゆがみが強い人ほど、変形性膝関節症が進みやすいという研究があります。負担のかたよりが、軟骨のすり減りを一方向へ押し進めてしまうためです。
膝の内側だけがすり減ると、脚がO脚の方向へさらに傾いて負担が偏っていきます。こうした悪循環は、早い段階で気づいて手を打つほど断ち切りやすいものです。
いったん内側がすり減ると、脚はさらにO脚の方向へ傾いていきます。すると負担がますます内側に集まり、悪い流れを繰り返しかねません。
この流れは、体重の重い軽いにかかわらず起こるといえます。痩せているからと油断せず、脚の並びに早く目を向けると進行を抑える助けになります。
自分のO脚に気づく手がかりと対策
自分がO脚かどうかは、立ったときに左右の膝の間がどれくらい開くかが一つの目安です。気になるときは整形外科でみてもらうと、負担の傾きをはっきりつかめます。
膝をそろえて立ったとき、内くるぶしがついても膝の間が指二本以上あくならO脚の傾向があります。気になる人は、まっすぐ立った姿を家族に見てもらうとよいでしょう。
対策としては、中じきや装具で力の偏りをやわらげる方法があります。太ももやお尻の筋肉を鍛え、脚の並びを支える工夫も膝を助けてくれるでしょう。
O脚そのものをすぐに直すのは難しいものです。それでも負担を分散させる手立てはあり、早く取り組むほど膝を守れる幅は広がります。
脚の並びのくせを、膝への影響と向き合い方にあわせて整理します。
| 脚の並び | 膝への影響 | 向き合い方 |
|---|---|---|
| O脚 | 内側に負担が集まる | 中じきや筋力で支える |
| X脚 | 外側に負担が偏る | 装具や運動で整える |
| ねじれのくせ | 一部に力が集中する | 歩き方や姿勢を見直す |
どのくせも、気づいて手を打てば膝の負担はやわらいでいきます。細い脚だからと軽く見ず、並びを整える意識を持ちたいものです。
遺伝や体質が変形性膝関節症のなりやすさを左右する
変形性膝関節症のなりやすさには、生まれ持った遺伝や体質も関わります。体重とは無関係に膝が傷みやすい人がいるのは、この体質の違いが背景にあるためです。
家族に膝の悪い人がいると受け継ぎやすい
変形性膝関節症のなりやすさには、遺伝的な体質が関わると分かってきました。家族に膝を悪くした人が多いと、その傾向を受け継ぐ場合があります。
遺伝は一つの遺伝子で決まるものではなく、いくつもの要素が少しずつ関わります。家族歴があっても必ず発症するわけではない点は、心にとめておきたいところです。
研究者は、遺伝が軟骨の質や関節の形、骨の強さに影響するとみています。痩せていても家族歴がある人は、膝の変化が早めに出やすいといえます。
体質は自分で選べないぶん、早くから知っておく意味があります。家族に膝の病気が多いと感じるなら、無理のない範囲で膝をいたわる習慣が支えになるでしょう。
関節のやわらかさという生まれ持った体質
生まれつき関節がやわらかく、ぐらつきやすい体質の人もいます。関節が安定しにくいと、軟骨の一部に負担が集まりやすくなるのです。
関節の可動域が広い人は、ふだんは体が柔らかくて有利に感じるかもしれません。ただ膝に限れば、支えの筋肉づくりがより大切になってくるといえます。
やわらかさは体操やダンスでは長所になりますが、膝では気をつけたい一面があります。関節がゆるいぶん、支える筋肉の働きがより大切になってきます。
痩せていて筋肉が少ない人にやわらかさが重なると、膝はいっそう不安定になります。自分の体質を知り、筋力で安定を補う工夫が役立つといえるでしょう。
女性や骨格の細さと膝の関係
変形性膝関節症は、男性より女性に多い傾向があります。とくに中年以降の女性で増える背景には、ホルモンの変化や骨格の違いが関わるといえます。
女性は男性に比べて筋肉量が少なめで、骨盤の形から膝への力のかかり方も変わります。痩せ型が加わると、膝を支える条件はいっそう厳しくなりがちです。
骨格が細い人や、もともと筋肉のつきにくい人も、膝を支える力が不足しがちです。痩せ型の女性では、この二つが重なって膝に負担がかかりやすくなります。
体質そのものは変えられませんが、負担を減らす工夫で膝を守れます。自分の傾向を早めにつかめば、気をつけるべき点がはっきりしてくるでしょう。
過去のけがや外傷歴が変形性膝関節症の引き金になる
過去に膝を痛めた経験は、痩せている人の変形性膝関節症で見逃せない引き金になります。半月板や靭帯を傷めた経験があると、年月をへて軟骨の変化が現れる場合があります。
| けがの種類 | 膝への影響 | 気をつけたいこと |
|---|---|---|
| 前十字靭帯の損傷 | 膝が不安定になる | 早めのリハビリと経過観察 |
| 半月板の損傷 | 引っかかりや痛み | 深い曲げを控える |
| 関節内の骨折 | 軟骨の面に段差が残る | 定期的な受診で確認 |
半月板や靭帯のけがが後の変形性膝関節症につながる
膝の前十字靭帯や半月板を傷めると、その後に変形性膝関節症へ進む割合が高まるという報告があります。体重とは関わりなく、けがそのものが将来の下地をつくることがあるのです。
半月板は、膝にかかる衝撃をやわらげるクッションの働きをしています。ここが傷つくと衝撃の吸収が落ち、軟骨に伝わる力が増えてしまうのです。
これらのけがは、受傷から発症までに数年以上あくケースも珍しくありません。若いころに膝を痛めた記憶が、のちの変化の下地になっている場合があります。
痛みが消えても、関節の中では負担のかかり方が変わっていることがあります。痩せていて体重が軽くても、この下地があると膝は傷みやすくなるといえます。
骨折や脱臼のあとに起こる二次性の変化
関節の中まで及ぶ骨折や、膝のお皿の脱臼も、のちの変形性膝関節症につながる場合があります。軟骨の表面に段差や傷が残ると、そこから傷みが広がりやすくなるためです。
膝のお皿がはずれる脱臼は、若い痩せ型の人にも起こるときがあります。一度はずれると再び起こりやすく、関節の面に負担を残すこともあります。
骨がわずかにずれてつくと、力が一部分に集中して軟骨のすり減りを早めます。痩せている人でも、この負担のかたよりが膝の変化を進めてしまうことがあるのです。
こうしたけがのあとは、痛みが引いても定期的に膝をみてもらうと安心です。早い段階で気づければ、負担を分散させる工夫を取り入れやすくなります。
スポーツでの繰り返す負担が痩せた膝に残る
ジャンプの着地や急な切り返しでは、膝に体重の何倍もの力が一瞬でかかります。この衝撃が何度も繰り返されると、軟骨の表面が少しずつ傷んでいきます。
部活や趣味で長く続けた運動は、本人が思う以上に膝へ刻まれている場合があります。今は痛みがなくても、過去の負担を振り返る手がかりになるでしょう。
痩せて体が軽くても、競技で積み重ねた負担の総量は決して小さくありません。学生時代に打ち込んだ運動の影響が、大人になって現れることもあるのです。
過去に激しいスポーツを続けた人は、その経験も膝の背景として振り返るとよいでしょう。思い当たる負担があるなら、今からでも膝をいたわる工夫が役立ちます。
けがのあとの膝、こんな変化はありませんか?
膝のけがのあとに、腫れが長引く、急に力が抜ける、引っかかって動かしにくいといった変化が出ることがあります。関節の中で傷みが続いているサインかもしれません。
けがのあとに気をつけたい膝のサイン
- 腫れがなかなか引かない
- 急に膝の力が抜ける
- 引っかかって動かしにくい
- 同じ場所の痛みが繰り返す
こうしたサインを軽く見ず、早めに整形外科で相談すると安心につながります。時間がたつほど、選べる対処がせまくなることもあるからです。
いつからどんなときに出るかをメモに残しておくと、診察で原因を探る手がかりになります。短い記録でも、医師にとっては大切な情報になるものです。
痩せている人が変形性膝関節症を防ぐためにできること
痩せている人でも、変形性膝関節症の進行はふだんの心がけでゆるやかにできます。筋力づくりと栄養、早めの受診が、膝を長く保つ支えになるのです。
筋力づくりで膝を支える
膝を守る土台になるのが、太ももを中心とした筋力づくりです。痩せていて筋肉が少ない人ほど、この積み重ねが膝の安定につながっていきます。
筋力は年齢を問わず、続けることで少しずつ取り戻していけます。痩せている人でも、こつこつ積み重ねれば膝を支える力は育っていくものです。
運動によって膝の痛みや動かしにくさが和らいだという報告は数多くあります。痛みの出にくい運動から始め、少しずつ続けると効果を受け取りやすくなるでしょう。
激しい運動をする必要はありません。日々の暮らしのなかで無理なく動く習慣が、細い膝を静かに支えてくれます。
痩せすぎを避けて栄養を整える
痩せている人では、体重を落とすより、痩せすぎを避けるほうが大切になります。極端に食事を減らすと、膝を支える筋肉や骨まで弱ってしまうためです。
食が細くなりがちな人は、一回の量より回数を分けて栄養をとる工夫が役立ちます。膝を支える体づくりは、毎日の食卓からも始められるといえます。
たんぱく質を含む食事をきちんととり、筋肉の材料を切らさない工夫が役立ちます。カルシウムやビタミンなど、骨を支える栄養にも目を向けたいところです。
無理な食事制限は、膝にとって逆に負担となることがあります。痩せ型の人こそ、しっかり食べて体を整える視点が膝を守る助けになるでしょう。
気になる痛みは早めに整形外科へ
膝の不調が続くなら、まずは整形外科でみてもらうのが近道です。痩せているからと様子を見すぎると、原因が分からないまま時間だけが過ぎてしまうでしょう。
整形外科では、痛みの出方や歩き方も含めて膝の状態を総合的にみていきます。自分では気づけない負担のくせが、診察で見つかることもあるものです。
レントゲンや必要な検査で膝の状態を調べると、痛みの背景がはっきりしてきます。原因が分かれば、その人に合った付き合い方を医師と一緒に決めていけます。
痩せていても膝は傷むと知り、早めに動くことが将来の膝を守ります。不安を一人でかかえこまず、専門家に相談する意味は大きいといえます。
痩せている人が膝を守るために見直したい点を整理します。
| 見直すところ | 避けたい習慣 | 膝を守る工夫 |
|---|---|---|
| 筋力 | 運動を避けて動かさない | 太ももを中心に鍛える |
| 栄養 | 極端な食事制限 | たんぱく質と骨の栄養をとる |
| 受診 | 痛みを我慢して先延ばし | 早めに整形外科で相談 |
どれか一つからでも始めれば、膝を守る側へ流れは変わっていきます。小さな見直しの積み重ねが、痩せた膝の未来を静かに支えてくれるでしょう。
よくある質問
- 痩せてる人でも変形性膝関節症になるのはなぜですか?
-
痩せている人でも、筋力不足やO脚、遺伝、過去のけがなどが重なると変形性膝関節症は起こります。体重が軽いことは、膝を守る保証にはならないのです。
体重以外の原因に目を向けることが、痩せ型の膝を守る出発点になります。気になる痛みが続くときは、早めに相談すると安心につながるでしょう。
- 痩せているのに膝が痛むとき、変形性膝関節症を疑う目安はありますか?
-
立ち上がりや歩き始めのこわばり、階段の下りでの痛みが続くときは、一度整形外科で相談すると安心です。とくに二週間以上長引く痛みは、見過ごさないほうがよいでしょう。
痩せているからと軽く考えず、痛みの出方をメモしておくと診察で役立ちます。原因がはっきりすれば、落ち着いて膝と付き合っていけます。
- 変形性膝関節症の予防に、痩せている人でも筋トレは役立ちますか?
-
はい、太ももを中心とした筋力づくりは、痩せている人にとっても膝を守る支えになります。膝にかかる衝撃を筋肉が受け止め、軟骨の負担をやわらげてくれます。
あお向けで脚を持ち上げる運動など、膝を深く曲げないやり方から始めると続けやすいでしょう。痛みのない範囲で少しずつ重ねることが役立ちます。
- 痩せすぎは変形性膝関節症のリスクになりますか?
-
極端な痩せすぎは、膝を支える筋肉や骨を弱らせ、かえって膝の負担につながる場合があります。無理な食事制限で栄養が偏ると、その傾向はいっそう強まります。
痩せ型の人は、しっかり食べて筋肉と骨を保つことが膝を守る助けになります。体重を落とすことより、体を整える視点が大切だといえます。
- 家族に変形性膝関節症の人がいると、痩せていてもなりやすいですか?
-
遺伝的な体質は変形性膝関節症のなりやすさに関わるため、家族歴がある人は痩せていても注意が向きます。軟骨の質や関節の形などを受け継ぐことがあるためです。
体質そのものは変えられませんが、筋力づくりや膝にやさしい動作で負担は減らせます。家族歴が気になる人こそ、早めに膝をいたわる習慣が支えになるでしょう。
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