Dr.小林智子美白化粧品を使ってもなかなか効果が感じられないな、という方必見です。
皆さんこんにちは。皮膚科医の小林智子です。このチャンネルでは国内外の医学論文をもとにスキンケアから美容医療、そして皮膚疾患まで肌にまつわる全てのことを発信しています。
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今日は、美白ケアをテーマにお話ししたいと思うんですけれども、シミが気になる、くすみが気になるといったような理由で美白化粧品を使っているっていうような方、きっと多いのではないかなと思います。
中にはなんとなく美白化粧品を使っているけれども、いまいちその効果が実感できないというような方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はそういった方は、もしかしたら見直すべきポイントがあるかもしれません。
今回はそんな美白ケアの効果を高めるポイントをご紹介したいと思います。くすみやシミが気になるような方は是非最後までご覧ください。それでは早速行ってみましょう。
基本のスキンケアのポイント
まずシミやくすみが気になるというような方、スキンケアはきちんとできていますか?スキンケアの基本というのは3つあって、それは洗顔、保湿、それからUVケアです。

中でも肝斑と呼ばれるシミは、この基本のスキンケアがうまくできていないと、症状が悪化してしまう可能性があります。
例えば洗顔なんですけれども、よくメイクをされる方はクレンジングと洗顔料を両方用いて洗顔している方が多いと思います。この時に、そういった汚れがうまく取れていなくてゴシゴシと洗ってしまうと、その摩擦によって肝斑の悪化をもたらすことがあります。
また保湿に関しても、保湿が不十分で肌の水分量が低下してしまうと、肌のキメが低下してうまく光が反射せずくすみとして見られることがあります。
最後にUVケアなんですけれども、これは言うまでもなく紫外線はメラニンの過剰産生の引き金になりますので、365日毎日日焼け止めを塗ることが重要です。
この、基本のスキンケアができていないと、いくら美白化粧品だったり、美容医療をしていてもなかなか効果が実感できないことがあります。
Dr.小林智子美白ケアにおいてもまずは基本のスキンケアが重要です。
美白化粧品の効果とは?その成分について
その上で、美白ケアが生きてくるわけなんですけれども、美白ケアと言うとやはりまず思い浮かぶのは美白化粧品かと思います。私も美白化粧品普を段から使ってるんですけれども、最近の美白化粧品はかなり多機能になってきている印象があります。
ここで、美白化粧品がどういったことに対して有効かと言うと、これは成分によっても異なってきます。
シミの原因であるメラニンが作られるメカニズムというのはこちらのようになっていて、このうち最も効果が高いと言われているのは、メラニンの生成を直接ブロックするような成分です。

例えばハイドロキノンと呼ばれるような成分だったり、ビタミンCやコウジ酸、アゼライン酸、アルブチン、システアミンなどの成分があります。

最近では、こういったメラニンの生成を抑制するような成分に加えて、それ以外のサポート成分も一緒に配合されているアイテムが多い印象です。
私のクリニックでもこのようにいくつかの美白化粧品をご案内してるんですけれども、例えばこちら。アルファサイエンスのメラブライトCという、こちらはシステアミンが配合されている美容液なんですけれども、システアミンはメラニンの生成を抑制する成分で、ハイドロキノンフリーの成分として今注目を集めている成分です。
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それに加えてこちらのアイテムはビタミンCが配合されているのが特徴で、ビタミンCはメラニンの生成を抑制するだけでなく、抗酸化作用によって紫外線ダメージを軽減したり還元作用もありますので、トータルで美白に働きかける成分となります。
こういった成分が一緒に配合されているこちらのアイテムだったり、あとはこちらラロッシュポゼのメラB3セラムという、こちらはロレアルの独自成分であるメラジルというメラニンの生成を抑制する成分と、それからナイアシンアミドなどが配合されているアイテムです。

ナイアシンアミドは、作られたメラニンがケラチノサイトという角質の細胞に輸送されるのを阻害してくれる成分となります。

またこちら、私が監修しているHALSKINのコジクリアセラムという、こちらはコウジ酸が配合されたアイテムになるんですけどもこちらにも、実はビタミンCやナイアシンアミドといったようなサポート成分が一緒に配合されているのが特徴です。

美白ケアの場合、まずはこういった美白の化粧品を使っていただくのが重要なんですけれども、美白成分の中で最も効果が高いと言われているのはやはりこちら、ハイドロキノンになるかと思います。ハイドロキノンは強力な漂白作用によってメラニンの生成を抑制してくれる成分です。


ただ、使い方に注意が必要で、細胞毒性と言って長期で使うと例えば色が抜けてしまったり、あるいは逆に色が濃くなったりというような副作用が出てしまう可能性があります。なので基本的にこちらのハイドロキノンに関しては、3ヶ月から6ヶ月を目安に1度休薬されることが推奨されています。
一方、こういったハイドロキノンではない成分に関しては、シミ以外のところに塗っていただいても大丈夫ですし、長期で使っても何の問題もありません。
美白化粧品を使うにあたって1つ重要なのが、通年でこういったアイテムを使っていただくということです。
美白化粧品を日焼けした時だけ使うというような方もいらっしゃるんですけれども、そういった目に見える症状に加えて、私たちの肌にはいわゆる隠れジミと呼ばれるような潜在性のシミというのもたくさんあります。そういった隠れジミが表に出てくるのを抑えてくれるのが美白化粧品です。
シミは、もちろん年齢によっても異なるんですけれども、やはり30代以降で気になってくるというような方が多いです。なのでできれば、こういった美白アイテムは気になり始めた時に早めに取り入れていただくのがおすすめです。
美白化粧品のおすすめの使い方
また、美白成分は掛け合わせていただくと、それぞれ違う作用によってよりその美白効果を高めてくれる効果が期待できます。
先ほどご紹介したこういったアイテムは、すでに1本でも多角的にアプローチしてくれるアイテムではあるんですけれども、こういったアイテムに加えて、個人的にお勧めしたいのがピーリング成分とそれからレチノイドと呼ばれる成分です。
いずれも、肌のターンオーバーを促してよりメラニンを排泄してくれる効果が期待できます。レチノイドですと、例えばこちらHALSKINのLipo-Aセラムというレチナールが0.1%配合されているアイテムがあります。

ピーリング成分ですと私が使っているのはこちら、クリニークのピーリングの美容液があるんですけれども、こちらは乳酸と呼ばれるアルファヒドロキシ酸のピーリング成分が配合されているのが特徴です。

乳酸は、ピーリング成分の中でも比較的刺激になりにくいピーリング成分なので、敏感肌の方でも使いやすい成分かなと思います。
クリニークは、美白美容液もありまして、こちらイーブンベター イルミネーティング ブライト セラムというのもあるんですけれども、こちらも、かなり多機能な美白美容液になっていて、独自の「UP302」というメラニンの生成を抑制する成分に加えてナイアシンアミドやビタミンCといったような成分が一緒に配合されているのが特徴です。
このように、ただ美白化粧品を使うのではなく、一緒にレチノイドやピーリング成分などの他の成分も組み合わせていただくと、その効果はぐっと高まるかなと思います。
日焼け止めの選び方
続いて日焼け止めについても少し触れたいんですけれども、皆さんは日焼け止めはどういったものを使われていますか?
よくSPFが高いものを使っているという方、多いと思うんですけれども、特に肝斑などのくすみがある方は、SPFだけでなく注目していただきたいポイントがあります。
それは可視光線などの波長もカットしてくれるかどうかということです。

これは少し前の動画でも解説してはいるんですけれども、実は紫外線だけでなくそれより少し長い可視光線というような波長も色素沈着を起こすというようなことが分かっています。
また、そういった反応は肝斑だったり、スキンタイプが暗い方、アジア人だったりあと黒人の方によく起こりやすいというようなことも分かっていて、私たち日本人で、特に肝斑などがある方は注意が必要です。
どういった日焼け止めがこういった光までカットしてくれるかと言うと、もちろんその処方によるところがあって、1つ分かりやすいのは色が付いていると可視光線までカットしてくれる可能性が高いです。
色をつけるには酸化鉄と呼ばれる顔料を用いることが多いんですけれども、この酸化鉄は、顔料だけでなくUV成分としても機能してくれる成分となります。
これまでの報告でも色付きの日焼け止めの方が色のついていない、要は酸化鉄が配合されていない日焼け止めよりも、より可視光線のカット効果が高く色素沈着にもなりにくかったというような報告があります。
色付きの日焼け止めというとなかなかないかもしれないんですけれども、BBクリームでも代用できます。あとは、最近ラロッシュポゼの人気シリーズ、こちらUVイデアシリーズから色付きのティントタイプというのも登場しています。
こちらはSPF50+、PA++++で色付きなので、より可視光線の波長までカットしてくれるタイプの日焼け止めです。肝斑でお悩みの方は特に、こういったアイテムをうまく取り入れていただくといいのではないかなと思います。

見落とされがちなこと「糖化対策」
また最後に、忘れてはならないことが1つあります。それは糖化対策です。
糖化という言葉を耳にしたことがある方も多いと思うんですけれども、そもそも糖化というのは何かと言うと、体の中で余った糖がタンパク質と結びついて、老化物質を作ってしまう現象です。

この糖化反応は全身で引き起こされるんですけれども、皮膚においてはコラーゲンがターゲットとなってきます。
コラーゲンが余分な糖と結びつくと、そのコラーゲンの質が低下してしまって、弾力性の低下からやたるみの原因になりますし、またこの老化物質が蓄積された肌というのはメラニンが作られやすい状態になることが分かっています。
要は、そういった皮膚の加齢に糖化が大きく関係してくるというわけです。
Dr.小林智子糖化対策は、生活習慣が重要になってきます。
具体的にはまずは食事です。食事においてはなるべく血糖値の上昇を抑えるような食事が推奨されます。
具体的にはスイーツやジャンクフードなどはなるべく控えていただいて食事はなるべくゆっくり食べること。それから食物繊維を多く含むようなものを最初に取り入れていただいてご飯などの炭水化物は後で食べると血糖値の上昇を緩やかにする効果が期待できます。
また食後にハーブティや緑茶を飲んでいただくとこれらも、血糖値の上昇を抑えることができるのでおすすめです。私のクリニックのオンラインショップではオリジナルのハーブティーも販売しています。

また、すでに糖化が進んでしまっているんじゃないかと心配の方は、できてしまった老化物質を分解してくれるようなサプリメントもあります。それがこちらAGEブレイカーというサプリメントです。

こちらはロスマリン酸というローズマリーの抽出成分が配合されていて、作られた「AGE」と呼ばれる老化物質を分解してくれる効果が期待できます。
同じくロスマリン酸が高濃度配合されたスキンケアアイテムもあって、こちらも同じくAGEブレイカーシリーズのクリームもおすすめです。

糖化対策には食事に加えて運動も重要で、運動というと、ジムに行ったりあとはウォーキングやランニングしたりというようにこうハードルが高いイメージがある方も多いと思うんですけれども、決してそういうわけではなく、糖化対策にはとにかく体を動かすことが重要です。
よく食後にソファーでダラっとしてしまっている方いらっしゃいませんか?これは実はNGで、糖化対策としては食後体をちょこちょこと動かすことが推奨されています。
なので例えば家事を行うタイミングを食後にしていただくと、食後自然に体が動かせるかなと思いますので個人的におすすめです。
エンディング
ということで、以上が美白ケアの効果を高めるポイントでした。今回の動画ではあえて触れなかったんですけれども、シミやくすみが気になるというような方は、その診断をきちんとされることがまずは重要です。
例えば肝斑があると、美容医療をやるにしてもその方針がかなり変わってきます。
今日ご案内したのはあくまでホームケアなんですけれども、ホームケアの上で美容医療が生きてきますので、今日お伝えしたようなことを是非実践していただいて、それでも気になるシミやくすみに対しては、1度皮膚科や美容クリニックでご相談されることをお勧めします。
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