皆さんこんにちは。皮膚科医の小林智子です。このチャンネルではスキンケアから美容医療そして皮膚疾患まで肌にまつわる全てのことを発信しています。公式LINEもありますので是非そちらも登録していただけたらと思います。
今回、2025年1発目の動画ということで、スキンケアトレンドをテーマにお話ししたいなと思います。
スキンケアのトレンドというのは近年特に目まぐるしく変化してるなという風に個人的に思うんですけども、そんな中でスキンケアの本質というのは変わりません。
そんな中で皮膚科専門医である私が個人的に注目しているスキンケアのトレンドを5つ、厳選してご紹介していきたいと思います。それでは早速行ってみましょう。
この記事は、こばとも皮膚科院長、皮膚科医の小林智子が運営するYoutubeチャンネル「こばとも先生のスキンアカデミー」内の動画内容を書き起こしたものです。Youtubeでは薬の塗り方・副作用、スキンケア方法、美容施術の種類や効果についてなど、お肌のお悩みを持つ方の少しでも助けになれればと思い動画を公開しています。ぜひチャンネル登録をお願いします!
この記事の執筆者

小林 智子(こばやし ともこ)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長
2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。
こばとも皮膚科関連医療機関
トレンドその1「赤み改善の化粧品が増える」
ということでまず1つ目なんですけれども、1つ目は赤み改善の化粧品が増えるということです。
私のチャンネルでもこれまで赤みだったり、あとは赤ら顔に関してたくさん情報を発信しているんですけども、どれも非常に多くの方が興味を持って見られていて、クリニックに来られる患者さんも赤ら顔の患者さんが非常に多いです。
それだけですね近年、赤ら顔はトピックになっているのではないかなと思います。それに伴い少しずつですが、赤み改善系の化粧品が増えている印象があります。
トラネキサム酸
赤みと言っても色々な要素があるんですけれども、その1つに「血管」が挙げられます。
この血管にアプローチしてくれる成分として1つ、「トラネキサム酸」があります。
トラネキサム酸は私も大好きな成分で、スキンケアに必ず取り入れている成分なんですけれども、このトラネキサム酸は抗プラスミン作用があり、赤みの改善効果があるという風に言われています。
グルコノラクトン
ただ、トラネキサム酸以外にも赤みの改善をもたらすと言われている成分がいくつかあります。その1つが「グルコノラクトン」と呼ばれる成分です。
グルコノラクトンというのはポリヒドロキシ酸(PHA)の1つなんですけれども、簡単に言うとピーリング成分の1つとなります。
ピーリングが赤ら顔の改善効果をもたらすというのはいまいちピンとこない方も多いと思うんですけれども、これまでの報告でグルコノラクトンは肌の水分量を増やし、バリア機能を改善する効果があるというようなことが分かっています。
それだけでなく抗炎症作用や抗酸化作用があるということも分かっていて、それにより赤みの改善効果をもたらすことが分かっています。
これまでの報告でも、赤ら顔の酒さに対してこのグルコノラクトンが効果的であったというような報告がいくつかあり、今後このグルコノラクトンが配合した化粧品が増えてくるのではないかなという風に予想しています。
実際にですね韓国コスメなどではこのグルコノラクトンが配合された化粧品が近年増えてるんですけれども、代表的なスキンケアブランドとしてはアメリカの「ネオストラータ」というスキンケアブランドがあります。

ネオストラータというのは化粧品原料会社が立ち上げたスキンケアブランドです。肌悩みに応じて色々なシリーズが展開されてるんですけども、酒さの方やあとは敏感肌の方はこちらのRestoreと書かれたシリーズがおすすめです。
私が手に取っているこちらの2つは、いずれもグルコノラクトンが10%、6%というようにある程度高濃度配合されてるんですけども、実際に私のクリニックに通っていただいてる患者さんに何人か試していただいたところ、皆さん使用感もよく、赤みの改善効果があったという風にフィードバックいただいています。
こちらのネオストラータのアイテムは今年から私のクリニックでも取り扱いを開始します。まずは公式LINEご登録いただいた方に先行でご案内させていただく予定です。ご登録まだの方は以下のURLよりお手続きお願いします。
トレンドその2「肌の常在環境に着目したスキンケア」
次に2つ目です。2つ目は肌の常在環境に着目したスキンケアです。
私たちの肌というのは、腸内環境と同じように様々な細菌によって構成されています。
いわゆる善玉菌と呼ばれるような菌や悪玉菌と呼ばれるような菌など、そのバランスを保ちながら健やかな肌を形成してるんですけれども、このバランスが乱れると赤みだったり、あとはニキビといったような肌トラブルにつがるのではないかという風に考えられています。
この肌の常在環境というのは皮膚科領域でも非常に注目集めているトピックの1つなんですけれども、近年化粧品業界でもこの皮膚の常在環境が着目されています。
具体的には菌の餌となるプレバイオティクス、プロバイオティクスというような成分を配合しているようなアイテムだったり、あとは最近ヨーロッパなどでは菌そのものを配合したアイテムなども発売されています。
ただ、菌種は人種によっても少しずつ異なっているというようなことも言われていますので、今後日本人の菌種に基づいた菌が配合されたアイテムが出るといいなという風に個人的に思っています。
実は、私が監修している「HALSKIN」というブランドは元々肌の常在環境に着目していて、プレバイオティクスと呼ばれる成分をいくつか配合しています。それだけでなく肌の常在環境を保つにはpHも1つ重要だという風に言われています。
なのでHALSKINのアイテムは 弱酸性でできています。このように、敏感肌の方やニキビ、酒さなどにお悩みの方でも安心して使えるような製品になっていますので気になる方は是非一度オンラインショップを覗いていただけたらと思います。

トレンドその3「ハイドロキノンフリーの美白化粧品」
続いて3つ目です。3つ目は「ハイドロキノンフリーの美白化粧品」です。ハイドロキノンというのは古くから使われている美白剤の1つで、漂白作用により強力な美白効果があるという風に言われています。
皮膚科でもハイドロキノンを出す機会は多いんですけれども、近年特にヨーロッパなどではハイドロキノンの細胞毒性が問題となっており、ハイドロキノンは禁止となっています。
日本ではそういった動きはないんですけれども、ハイドロキノン以外の美白化粧品が近年増えています。
ハイドロキノンはその強力な美白作用から効果発現が早いというメリットはあるんですけども、長期でダラダラ使うのは推奨されない成分です。
ハイドロキノンフリーの美白成分はそういった心配がなく、基本的に長期的に塗っても問題ないというのがメリットとなってきます。
私のクリニックでもハイドロキノンフリーの美白化粧品をいくつか揃えてるんですけれども、例えばこちら。ラロッシュポゼの「メラB3セラム」があります。

こちらはロレアル独自のメラジルという美白成分が配合されています。あとはこちら。メラニンの生成を抑制するコウジ酸が配合されているカリグラムのコジブライトショットという製品もあります。
あとはシステアミンという美白成分もあり、こちらアルファサイエンスのメラブライトが販売されています。
ハイドロキノンをずっと使っているという方は、一度使用するアイテムを見直した方がいい可能性もありますので、是非1度主治医に相談されることをおすすめします。
私は中でもこのコウジ酸という成分が好きで、コウジ酸はメラニンの生成をブロックするだけでなく、抗酸化作用や抗糖化作用があるのが1つ特徴です。
このコウジ酸が大好きで、私自身がコウジ酸が配合された効果の高い美白化粧品を作りたいと数年前から動いてるんですけれども、ようやく皆さんにもご紹介できそうです。
また詳細が分かり次第YouTubeなどでご案内したいと思っていますので是非楽しみにしていてください。
トレンドその4「コラーゲンバンクをする」
続いて4つ目です。4つ目は「コラーゲンバンクをする」ということです。コラーゲンバンクというと聞き馴染みのない方も多いと思うんですけれども、要はできるだけ早い内にコラーゲンの減少を防ぐようなケアをするというようなことを言います。
コラーゲンというのは皆さんご存知のように加齢に伴い少しずつ減ってくるんですけれども、その時期と言うと大体20代後半頃から減ってくるという風に言われています。
コラーゲンが減ると肌の弾力性が低下し、シワやたるみといったようなエイジングサインの原因になってくるんですけれども、そういったエイジングサインが出る前からコラーゲンを減少させないケアをすることが1つポイントです。
コラーゲンについては以前詳しく解説してる動画がありますので是非そちらもご覧になっていただきたいんですけれども、要はコラーゲンの生成を促すような成分を取り入れるのが1つポイントです。
具体的な成分としてはレチノールやペプチド、ナイアシンアミドというような成分が挙げられます。
中でも近年世界的に注目されているのがペプチドです。ペプチドと一言で言っても様々な成分があるんですけれども、中でもコラーゲンの生成を促す成分というのはよく化粧品にも配合されているんじゃないかなと思います。
ペプチドはレチノールのように赤みや皮剥けといったような副作用がほとんどないため、敏感肌の方でも比較的取り入れやすい成分です。
是非、シワやたるみというようなエイジングサインが深刻化する前に、こういった成分をご自身のスキンケアにうまく取り入れていただくことをお勧めします。
また美容医療でももちろんコラーゲンを生成することは可能なんですけども、中でも1番おすすめなのが「ソフウェーブ」です。
ソフウェーブは、真皮という要はコラーゲン、エラスチンといったような肌の弾力性を司る成分があるところに圧倒的な熱量を入れることができる機械です。それによりご自身のコラーゲン生成が特に高いという風に言われています。
ソフウェーブは半年から1年程度に1回受けるといいという風に言われていますので、そういった美容医療を入れつつ、ホームケアでレチノールやペプチドによってコラーゲンバンクをしていただくといいのではないかなと思います。
トレンドその5「スキンケアをシンプルにする」
最後5つ目なんですけれども、5つ目は「スキンケアをシンプルにする」ということです。これは、スキンケアトレンドというか個人的にそうなって欲しいなということではあるんですけれども、スキンケアはシンプルに越したことありません。
スキンケアの相談に来られる方の中には導入美容液、化粧水、美容液、乳液、クリーム、アイクリーム、ナイトクリーム…と、たくさんのアイテムを使っている方がいらっしゃいます。
もし該当しているという方はなぜその化粧品を使っているのか考えたことはありますか?スキンケアはその方の肌悩みや肌質に合わせたアイテムをシンプルに使うのが上級者かなと思います。
どういった成分が自分に合っているのか、どう使っていくのがシンプルなのかというようなことは私のYouTubeチャンネルでたくさん解説していますので是非そちらもご覧になっていただけたらと思います。
エンディング
ということで以上の5つが私が予想するスキンケアトレンドでした。皆さんが予想するスキンケアトレンドはありますか?もしあれば是非コメント欄で教えてください。
今回の動画が少しでも参考になったなと思ったらいいねボタンやチャンネル登録ボタンを押していただけますと嬉しいです。ということで今回の動画は以上です。それでは〜。