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ポテンツァのダウンタイムは何日?直後から1週間の経過と過ごし方

ポテンツァのダウンタイムは何日?直後から1週間の経過と過ごし方

ポテンツァのダウンタイムは、施術当日に出る赤みやほてりから始まり、翌日にはほぼ治まります。その後、針を刺した跡が数日後に細かなかさぶたへ変わり、1週間ほどで自然に剥がれ落ちて元の落ち着いた肌へ戻ります。

翌朝からメイクができるため、仕事や外出の予定を大きく崩さずに受けられる施術です。ただ、ニキビ跡のへこみを狙って針を深く刺した日は赤みが強めに出て、針を使わないダイヤモンドチップならかさぶたはできません。

ダウンタイム中に守るのは、当日の湯船と飲酒を控える、かさぶたを触らない、翌朝から日焼け止めを塗る、の3つです。赤みが日ごとに濃くなる、膿をもったブツブツが増えるといった変化はふつうの経過と違うため、早めの受診が必要です。

小林 智子(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

この記事の執筆者

小林 智子こばやし ともこ

こばとも皮膚科 院長

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士

経歴を開く

2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。

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関連医療機関:医療法人社団豊正会 大垣中央病院

こばとも皮膚科の院内(受付)

こばとも皮膚科 名古屋栄駅前

女性皮膚科専門医の院長 小林智子が診療しています。
栄駅から徒歩2分。

この記事に関連する治療ポテンツァ
目次

ポテンツァのダウンタイムは直後から1週間でどう変わる?

ポテンツァは、極細の針を肌に刺し、針先から高周波の熱を真皮へ届ける「マイクロニードルRF」の一種です。肌の表面を削るフラクショナル炭酸ガスレーザーと比べると、回復は早い部類に入ります。

ニキビ跡の人で顔の左右を打ち分けた2つの試験では、高周波の側のほうが痛みが少なく、赤みや腫れが続く期間も、かさぶたが取れるまでの期間も短く済みました。アジア人のニキビ跡の試験6本をまとめた報告でも、色素沈着(茶色いシミのような跡)が少なく、赤みの続く期間が短いという結果です。

一方、8本の試験をまとめた別の報告では、かさぶたの期間はレーザーと差がありませんでした。

経過の時期主な肌の状態日常生活の目安
施術直後〜当日夜顔全体の赤み、ほてり、軽度の腫れ、ヒリヒリ感メイクは控え、水かぬるま湯ですすぐだけ
翌日〜2日目赤みがほぼ治まり、針の跡がわずかに残る翌朝からメイク・日焼け止め・洗顔料を再開
3日目〜4日目針の跡が極小のかさぶたになり、肌表面がざらつくこすらずに保湿と紫外線対策
5日目〜7日目洗顔のたびにかさぶたが自然に取れ、手触りが滑らかになるいつものスキンケアへ(強い摩擦は避ける)

当日は赤みとほてりが最も強い

照射が終わった直後の肌には、日焼けのあとのような赤みと熱感が出ています。針を刺した刺激と、真皮(表皮の下で肌の弾力を支える深い部分)へ届いた高周波の熱で、一時的に血流が増えているためです。

施術は、洗顔、麻酔の外用薬(塗り麻酔)、照射、冷却の順に進みます。冷却で熱感はいったん落ち着くものの、赤みはその日の夜まで残ります。翌朝には赤みの大部分が引き、鏡で見て分かるのは針の跡の点々くらいになります。

翌日から3日目の針の跡と内出血

施術の翌日になると、針が刺さった部分に赤い点々や小さなむくみが残っているものの、少し離れれば目立たない程度に落ち着く方が大半です。翌朝からはファンデーションやコンシーラーを使ったメイクができるため、ほんのり残る赤みも隠して出勤や外出ができます。

目の周りやフェイスラインなど皮膚が薄い部位では、針が細い血管に触れて小さな内出血(青あざや紫色の点)が出ることがあります。内出血は黄色っぽく色を変えながら、多くは数日から1週間、長くても2週間ほどで消える一時的な変化です。

隠すときは、コンシーラーを軽くたたくように乗せると、こすらずに周りの肌色へなじませられます。

3日目からのざらつきは1週間で取れる

施術から2〜3日たつと、針の穴がふさがる途中で、ごく小さな点状のかさぶたができます。茶色い大きなかさぶたではなく、頬をなでると少しザラザラする、化粧が粉っぽくのるといった程度の変化です。ざらつきは洗顔のたびに少しずつ取れ、5日目から1週間ほどでなくなります。

マイクロニードルRFの試験42本をまとめた報告では、肌の色が濃い人を含めて繰り返し安全に使えたという結果です。真皮のコラーゲン(肌のハリを保つ繊維状のたんぱく質)による改善は、施術後6か月たっても続いていました。

ざらつきが取れたあと、効果がいつごろから分かるかはポテンツァの効果が出る時期の記事にまとめています。

ポテンツァのチップによるダウンタイムの違い

予約の前に、どのチップをどの深さで使うかを聞いておくと、赤みが何日続くかの見当がつきます。同じ機器でも、悩みに合わせて先端の部品(チップ)を付け替えるためです。

ニキビ跡の治療法を選ぶときも、跡の型や肌の色と並んで、何日のダウンタイムなら受け入れられるかが決め手の一つとされています。マイクロニードルRFも、その候補に挙がっています。

チップの種類主な対象と特徴肌反応と期間の目安
ポンピングニキビ痕・毛穴(針と空気圧で薬剤を均一に届ける)当日の赤みが強め、かさぶたは1週間ほど
カスタマイズ毛穴・赤み・肝斑(悩みに合わせて針の深さや出力を調整)当日〜翌日の赤み、軽いざらつきが数日〜1週間(深さしだい)
ダイヤモンドチップたるみ・引き締め(針を使わず2種類の高周波を照射)針の跡・かさぶたなし、当日の軽いほてりや赤みのみ

ポンピングとカスタマイズの赤みの出方

ポンピングとカスタマイズは、どちらも極細の針を刺して高周波を流すチップです。ポンピングは、針が抜ける瞬間に空気の力で薬剤を真皮へ押し込む仕組みで、深いニキビ痕のへこみに熱と薬剤を届けます。

深いへこみを狙うぶん、針を深めに刺して出力も高めにすることが多く、当日の赤みと3日目以降のざらつきがはっきり出ます。ニキビ跡は複数回の治療になるため、何回・どのくらいの間隔で受けるかはニキビ跡に対するポテンツァの効果と治療回数で紹介しています。

一方、毛穴や赤み、肝斑(頬に左右対称に広がる薄茶色のシミ)に使うカスタマイズチップは、症状に合わせて深さや出力を細かく変えるチップです。

肝斑や赤みが目的のときは、浅く穏やかな出力で照射します。そのため翌日には赤みが引き、ざらつきもほとんど出ないまま過ぎることが多いです。

ダイヤモンドチップはかさぶたが出ない

たるみや引き締めに使うダイヤモンドチップは、針を刺さずにチップを肌へ密着させます。性質の違う2種類の高周波を続けて当て、浅い層から深い層まで熱を届けます。

針の跡やかさぶた、肌表面のざらつきは出ず、照射直後の軽いほてりも数時間から翌日には引いて普段の肌色に戻ります。

翌日に大事な予定があってざらつきを残したくない人や、針の痛みが苦手な人に向いたメニューです。2種類の高周波による熱の届き方は、ポテンツァのダイヤモンドチップの記事で詳しく説明しています。

部位と当日の肌の状態による違い

同じチップでも、顔のどの部位にどれくらいの深さで照射するかで、赤みが引く速さは変わります。額や鼻まわり、あご先など皮膚のすぐ下に骨がある部位は、頬の中央より赤みやヒリヒリ感が残りやすい傾向です。

施術の日に肌が乾燥していたり日焼けした直後だったりすると、熱の刺激を強く受け、赤みが引きにくくなります。

診察では、その日の肌の状態とこれまでの治療歴を見て、針の深さと出力を決めます。数日後に外せない予定があるときは、施術の前に日付を伝えておけば、出力を抑えた照射を選ぶことも可能です。

当日から1週間の過ごし方

中国のスキンタイプIII〜IVの20人を調べた研究では、マイクロニードルRFの施術後1〜3日に皮膚から逃げる水分の量が最も多くなりました。7日目には、施術前の値へ戻っています1)。

肌の守りが弱まるこの1週間は、保湿と紫外線対策をいつもより念入りにし、肌をこすらずに過ごします。

日常の行動再開できる時期の目安気をつけたいポイント
洗顔・スキンケア当日の夜から(水またはぬるま湯)当日は洗顔料なし、低刺激の保湿剤を手のひらでなじませる
メイク・日焼け止め施術の翌朝からブラシやパフでこすらない、落とすのは洗い流すタイプで
入浴・飲酒・激しい運動赤みやほてりが引いた翌日〜2日目以降当日はシャワーのみ、体温を上げる行動は控える

洗顔とメイクはいつから再開できる?

施術当日の洗顔は、清潔な水か人肌程度のぬるま湯で優しくすすぐだけにします。針を刺した直後の細かな穴が閉じきらないうちに洗顔料や摩擦が加わると、しみるような痛みや赤みが出るからです。

翌朝からは、洗顔料を使った洗顔とメイク、日焼け止めを再開できます。洗顔料はしっかり泡立てて手が直接肌に触れないように洗い、タオルはそっと押し当てて水分を吸い取ってください。

メイクを落とすときも、拭き取りシートは細かなかさぶたを剥がしてしまうため、ミルクやジェルなど洗い流せるタイプが向いています。

最初の3日間の保湿と紫外線対策

朝晩のスキンケアでは、化粧水のあとに乳液やクリーム、ワセリンなどの油分を重ねて水分の蒸発にフタをします。レチノール(ビタミンAの一種)や高濃度ビタミンC、ピーリング作用のある拭き取り化粧水、アルコールの多い化粧水はヒリヒリ感を強めるため、1週間ほど休みます。

回復途中の肌は、紫外線を浴びると色素沈着が起きやすい状態です。翌朝からは室内で過ごす日でも低刺激の日焼け止めを塗り、外出時は日傘や帽子、マスクを併用して日差しを遮るのが基本です。

入浴・飲酒・運動は赤みが引いてから

施術当日は、湯船に浸かる入浴やサウナ、飲酒、汗をかくような激しい運動を控えます。どれも体温を上げて血流を急に増やす行動で、冷却で落ち着いた顔の赤みや腫れ、熱感がぶり返すもとです。

当日の夜はぬるめのシャワーで汗を流す程度にし、ほてりが強いときは保冷剤を清潔なタオルで包んで数分間そっと当てると楽になります。翌日以降、赤みや熱感がほぼ引いていれば入浴や軽い運動、少量の飲酒を再開できます。

ほてりが残っているうちは、肌が普段の温度に戻るまで2〜3日控えるほうが無難です。

1週間は摩擦と刺激を避ける

肌をこすったりかさぶたを剥がしたりすると、赤みが長引くうえに、色素沈着や毛嚢炎(もうのうえん:毛穴に細菌が入って起こるニキビのような赤いブツブツ)の原因になります。とくに3〜5日目はざらつきでむずがゆくなりやすく、無意識に顔を触りがちな時期です。

  • 指先でざらつきや細かなかさぶたをカリカリと剥がす・こする
  • スクラブ洗顔料・ピーリング剤・美顔器・顔そり(シェービング)を使う
  • 汚れた手や洗っていないメイクスポンジ・マスクで何度も肌に触れる
  • 日焼け止めを塗らずに屋外で長時間過ごす

かさぶたは自然に取れるのを待つ

数日後に出てくる細かなかさぶたは、その下でできつつある新しい皮膚を守る、絆創膏のような役目をしています。指で剥がしたりタオルでこすり落としたりすると、できあがる前の薄い表皮までめくれて軽い炎症が起き、メラニンが増えて茶色い色素沈着が残ることがあります。

手・マスク・枕カバーを清潔に

施術直後から数日間は目に見えないほど小さな針穴が開いており、普段より常在菌や雑菌が入り込みやすい状態です。汚れた手で顔を触ったり、洗っていないパフでメイクをしたりすると、毛穴の奥で細菌が増えて白ニキビのような毛嚢炎ができる場合があります。

施術当日の夜は枕カバーを清潔なものに取り替え、日中に着けるマスクも毎日新しい不織布マスクへ交換すると雑菌との接触を減らせます。もし小さな白いプツプツが1〜2個できた場合でも、自分で潰さずに清潔を保って保湿を続ければ、数日で自然に枯れていくケースがほとんどです。

ほかの美容施術との間隔

ポテンツァの前後にハイフ(高密度焦点式超音波)やレーザー治療、ケミカルピーリング、顔脱毛などを予定しているときは、間隔を十分に空けます。肌の奥に熱がこもっていたり角質が薄くなっていたりするうちに次の施術を重ねると、やけどや強い赤みが起きやすくなるためです。

目安として、ポテンツァのあとは少なくとも2週間〜1か月ほど肌を休ませてから、次の美容医療を受ける日程を組みます。

ほかの施術の予定や、普段使っているドクターズコスメがあれば、空けるべき間隔は組み合わせで違うため、予約のときに名前を伝えておくのが確実です。

仕事や行事に合わせた施術日の決め方

施術の翌日を休日にあてると、赤みの強い当日を家で過ごせます。翌日からメイクはできますが、3〜5日目の肌表面のざらつきまで見込んで日程を決めておくと、予定の日になって慌てずに済みます。

予定の種類おすすめの施術タイミングスケジュールを組む理由
デスクワーク・通常出勤金曜日の夕方〜土曜日の午前赤みの強い当日を家で過ごし、月曜はメイクで隠せる
少人数の食事会・デート予定の7日〜10日前かさぶたが取れ、化粧ののりが戻ったころに合わせる
結婚式・写真撮影・旅行予定の2週間〜1か月前内出血や毛嚢炎が出ても治まるまでの予備日

通常出勤なら金曜の夕方か土曜に

平日に出勤している人なら、金曜日の仕事帰りか土曜日の午前中に受けるのが、赤みの強い時間を休日に収める組み方です。施術当日はメイクができないため、帽子やマスクを着けて帰宅し、夜はゆっくりと肌を冷やして休めます。

在宅勤務の日があるなら、施術の翌日にあてると、日焼け止めだけの楽な状態で肌を休ませられます。接客業などで翌日すぐにマスクを外して人と近くで話す場合は、初回は針を浅めに設定してもらうか、3連休の初日を選ぶと気持ちにゆとりが生まれます。

結婚式や撮影は2週間以上前に

結婚式への参列や前撮り、同窓会、旅行などは、写真をたくさん撮ったり近くで肌を見られたりする行事です。こうした予定がある場合は、少なくとも2週間前、できれば3週間〜1か月前に施術を済ませておくのが安心です。

体質や体調によっては、小さな内出血が消えるまでに10日〜2週間ほどかかったり、一時的に毛嚢炎が出たりします。2週間以上の余裕があれば、肌の手触りや化粧ののりが整った状態で当日を迎えられます。

受けられない人と事前に伝えること

妊娠中・授乳中の方や、施術部位に金の糸・プレートが入っている方、金属アレルギーがある方、ペースメーカーを使用している方は、ポテンツァを受けられません。

また、ヒアルロン酸などのフィラー注射を受けた方や、歯のインプラントが入っている方、傷跡が盛り上がりやすいケロイド体質の方は、事前に医師へ申し出る必要があります。洗顔から冷却までの当日の流れと、受けられない方の条件は、当院のポテンツァのページで確認できます。

ダウンタイムがひどい・長引くときの受診目安

「3日たっても赤みが引くどころか熱を持っている」と不安になるときは、我慢せずに施術を受けたクリニックへ連絡してください。ポテンツァの副作用は通常数日から数週間で治まりますが、まれに処置が必要な肌トラブルが隠れている場合もあるからです。

経験を積んだ医師が行った施術でも、レーザーや高周波(マイクロニードルを含む)の後に、長引く赤みや色素沈着、色が抜ける変化、盛り上がった傷跡やへこんだ傷跡が起きた例が報告されています。

  • 施術から3〜4日たっても赤みや腫れが引く気配がなく、むしろ熱感やズキズキする痛みが強まっている
  • 黄色い膿を持ったブツブツが広範囲に増え、触れると強い痛みがある
  • 水ぶくれ(水疱)ができたり、皮膚がめくれてジュクジュクした状態になったりしている
  • 施術後しばらくしてから、格子状や斑点状のくっきりとした茶色いシミが浮き出て消えない

日ごとに濃くなる赤みやかぶれ

通常の赤みは施術当日が最も強く、日を追うごとに薄くなります。

3日目を過ぎても赤みが濃くなる、小さな水ぶくれができるといった場合は、熱による軽いやけど(熱傷)や、麻酔薬・薬剤によるかぶれ(接触皮膚炎)が考えられます。とくに強いかゆみを伴う赤い発疹が広がっているときは、アレルギー反応や炎症が強く出ているサインです。

自宅にある市販薬を自分の判断で塗ると刺激になることがあるため、水ぶくれは潰さずに清潔な冷たいタオルで軽く冷やし、施術を受けた医療機関を早めに受診してください。炎症を抑える外用薬で早く手当てするほど、跡が残りにくくなります。

膿をもつブツブツやヘルペスの水ぶくれ

施術後2〜4日目ごろに小さな白ニキビのような毛嚢炎が数個できることは珍しくありません。ただ、赤いブツブツが顔全体に急に増えたり、黄色い膿がたまってズキズキと痛んだりする場合は、細菌の感染が強く起きている状態です。

また、唇の周りや小鼻の近くなどにピリピリとした痛みを伴う小さな水ぶくれが集まってできた場合は、体内に潜んでいたウイルスが刺激で活発になった「単純ヘルペス」の可能性も考えられます。

どちらも通常の保湿ケアだけでは治まらないため、抗菌薬や抗ウイルス薬による治療が必要です。症状に気づいた時点でクリニックへ電話し、診察を受けてください。

あとから出る茶色い色素沈着

アジア人を含む肌の色が濃めの人(スキンタイプIII〜VI)に高周波やマイクロニードルRFを使った35本の研究のまとめでは、一時的な色素沈着の報告が7本、長引いた色素沈着が1本、残る傷跡が1本でした。色素沈着や傷跡の危険は低いとされています2)。

先に紹介した20人の研究でも、6か月後まで肌の過敏さや肝斑の悪化は見られませんでした1)。それでも、施術後に日焼けや摩擦が重なると、かさぶたが取れた2〜4週間後にうっすらと茶色い色素沈着が出ることがあります。

もともと肝斑がある方は、強い刺激で色が濃く見えることがあります。治療の進め方はポテンツァの肝斑への効果で紹介しています。色の変化に気づいたらコンシーラーでこすって隠そうとせず、次の施術を受ける前に医師へ肌を見せてください。

よくある質問

ポテンツァのダウンタイム中に仕事へ行っても周囲にバレませんか?

ポテンツァの赤みは施術当日に強く出るものの、翌日にはほぼ治まり、翌朝からファンデーションやコンシーラーによるメイクが可能です。そのため、翌日に出勤しても周囲から気づかれにくい方がほとんどです。

3日目以降に肌の表面に細かなかさぶたによるざらつきが出ます。ただ、大きな茶色いかさぶたが貼りつくわけではないため、通常のベースメイクやマスクで自然にカバーできます。

ポテンツァの直後に顔が真っ赤でヒリヒリするのは失敗ですか?

ポテンツァの施術直後に顔が赤くなり、日焼けの後のようなヒリヒリ感やほてりが出ることがあります。これは、極細の針と高周波の熱エネルギーが皮膚に届いたことによる正常な反応です。

当日の夜は入浴や飲酒を控えて、安静に過ごしてください。熱感が気になる場合は、清潔なタオルで包んだ保冷剤で優しく冷やすと、数時間から翌朝にかけて落ち着いていきます。

ポテンツァの経過で3日目から肌がザラザラしてきたときはどうすればよいですか?

3日目ごろのざらつきは、針の跡が小さな点状のかさぶたになり皮膚が生まれ変わっているサインです。指で剥がしたりスクラブ洗顔でこすったりすると色素沈着の原因になるため、触れずに保湿を続けてください。5日目から1週間ほどで洗顔とともに自然に剥がれ落ちます。

ポテンツァのダウンタイムがひどいと感じる人にはどのような特徴がありますか?

ポテンツァで赤みや腫れが強く出やすいのは、深いニキビ痕の治療で針を深く刺し、高周波の出力を高めに設定した場合です。もともと肌が乾燥していて、バリア機能が弱まっている場合も同様です。

また、皮膚が薄い目の周りや骨に近い額・フェイスラインは熱がこもりやすく、内出血や赤みが数日長引く傾向があります。予定に合わせて赤みを抑えたいときは、診察時に針の深さや出力を調整してもらうと負担を軽くできます。

ポテンツァの施術後に市販のフェイスマスクやパックを毎日使っても大丈夫ですか?

ポテンツァの施術後に保湿目的でシートマスクを使う場合は、アルコールや香料、ピーリング成分、高濃度の美容成分が入っていない敏感肌用の低刺激な製品であれば使用できます。

ただし、施術当日の夜はまだ針穴が閉じきっておらず、シートの繊維や防腐剤がしみやすい状態です。当日はシンプルな保湿クリームやワセリンにとどめ、シートマスクは赤みが落ち着いた翌日以降から使うと安全です。

参考文献

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2) Syder NC, Chen A, Elbuluk N. (2023). Radiofrequency and Radiofrequency Microneedling in Skin of Color: A Review of Usage, Safety, and Efficacy. Dermatologic surgery : official publication for American Society for Dermatologic Surgery [et al.], 49(5), 489-493. https://doi.org/10.1097/DSS.0000000000003733

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