ソフウェーブの効果はいつから？痛みや副作用・値段やハイフとの違い

たるみを改善する効果があるソフウェーブは、新しい美容治療として人気が高まっています。

ハイフと比べられるケースが多く、ソフウェーブの場合はいつから効果が出るのか、値段はどのくらいなのか、疑問を持つ方も多いです。

当ページでは、ソフウェーブの効果について、いつから得られるのかや痛み・副作用を解説。

値段やハイフとの違いについてもまとめていますので、ソフウェーブを検討中の方はぜひ参考にしてくださいね。

ソフウェーブとは

適応：額、目の周り、頬、口周り、フェイスライン、首のたるみやシワ

ソフウェーブはFDA（米国食品医薬品局）の認可を得ている機器で、リフトアップや肌質改善効果の有効性や安全性が認められています。

（FDAとは、日本でいう厚生労働省の役割を持ったアメリカの行政機関）

ソフウェーブの仕組み

ソフウェーブの照射イメージ

ソフウェーブの効果

ソフウェーブは肌内部のコラーゲンに効率良く働きかける新しい治療法であり、たるみやシワの改善効果が期待できます。

さらに、肌質の改善やニキビ跡を治療する効果も認められています。

ここでは、ソフウェーブの効果をくわしく解説しつつ、いつからいつまで効果が持続するのかをまとめています。

目元・口元・首などのたるみやシワ改善

ソフウェーブはコラーゲンの変性と減少の2点にアプローチするため、たるみやシワを改善する効果が期待できます。

加齢や紫外線の影響で、肌の弾力が失われてできてしまう顔のたるみやシワ。

肌内部で起きていると考えられるのは以下の2つです。

このほかに、乾燥、表情筋の緊張・衰えなどもたるみやシワの原因となります。

ソフウェーブは真皮層に働きかけてコラーゲンの生成を促す効果もあり、コラーゲンが増えるため肌の弾力がアップしてたるみやシワが改善する仕組みです。

目元、口元、額、首などにできやすいたるみや、真皮性シワにお悩みの方に向いている施術です。

コラーゲン生成による肌質改善

ソフウェーブが作用する皮膚の深さには、「真皮」と呼ばれる層があります。

真皮層には肌の弾力を生む「コラーゲン繊維」、線維を束ねるゴムの役割の「エラスチン線維」、ヒアルロン酸が溶け込んだ「基質」、コラーゲン線維・エラスチン線維・基質を生み出す「線維芽細胞」があります。

当ページでは、分かりやすいようにコラーゲン線維を「コラーゲン」と表記しています。

ソフウェーブによる超音波の熱刺激が加わると、線維芽細胞が活性化してコラーゲン生成を促します。

その結果、たるみやシワの部分だけでなく照射した部分において、肌内部から潤いのあるふっくらとした肌への変化が期待できるのです。

ニキビ跡の治療効果も期待できる

これまでは、たるみやシワの治療機器としてFDAの承認を受けていたソフウェーブですが、2023年8月30日にニキビ跡治療としても承認されました²⁾。

今後は、たるみやシワだけでなく、ニキビ跡の治療への活用も期待できます。

いつからいつまで？効果の持続期間

あくまでも個人差はありますが、たるみやシワの改善は照射したあとすぐに効果が現れます。

コラーゲンの生成によるハリ感や肌質改善にはもう少し時間がかかり、照射後1～2カ月頃から効果を実感できます。

効果の持続期間は半年が目安で、必要に応じて2回、3回と施術を重ねる方も多いです。

ソフウェーブの値段

ソフウェーブは自由診療ですので、クリニックによって値段が異なります。

おおよそのソフウェーブの値段相場は下記の通りです。

ソフウェーブの値段相場（1回）

部位	値段相場	平均価格
顔	20～25万円	21万9845円
顔+あご下	25～30万円	26万7885円
顔+あご下+首	35～40万円	34万8060円

このほか、フェイスラインのみは7～16万円、首のみは7～13万円、頬＋あご下は20～25万円がソフウェーブの値段相場です。

かかる費用は大きくなるものの、細かな部位を繰り返すよりも、広い範囲をいちどに照射したほうが安くなるのが一般的です。

施術料のほか、初診料や麻酔代がかかるクリニックもあります。金額を比較する際は追加費用も踏まえた総額で判断しましょう。

副作用・リスク

ソフウェーブのメーカーによる臨床試験では、重篤な副作用は起こっていません³⁾。

肌表面を傷つけずたるみやシワにアプローチする治療法で、FDAによって安全性も認められている施術です。

ただし肌内部に熱を与える施術のため、以下のような副作用・リスクが考えられます。

赤みや腫れは一時的なもので、早くて数時間後、長くても数日程度で消える場合がほとんどです。

やけどや色素沈着の発生率は極めて少ないですが、もしも照射後の肌に違和感が起きた場合はすぐにクリニックに連絡し指示を仰ぐようにしましょう。

副作用やリスクを減少させるには、施術後の紫外線対策や保湿などのアフターケアをしっかりと行いましょう。

やけどが起きるリスクは医療脱毛よりも低い

上の表からも分かるように、医療脱毛と比べたとき、ソフウェーブのほうが温度上限が低いです。

あくまで温度だけ見た場合にはなりますが、「ソフウェーブでやけどするリスクは医療脱毛より低い」と言えます。

ソフウェーブは痛い？

「ソフウェーブは痛い？」「どのくらいの痛み？」と、ソフウェーブの痛みについて気になる方はとても多いのではないでしょうか。

ソフウェーブでは痛みや熱感を感じる場合があり、どのくらいの痛みかは人によって個人差がありますので「痛くない」と一概には言えません。

ただし、冷却機能があったり、麻酔が使用できたりと痛みを軽減する仕組みがあります。

冷却機能を搭載しているので痛みを軽減できる

接触式の冷却機能で肌表面を冷やしながら照射するので、痛みを軽減させたり、肌表面を保護したりする役割があります。

冷却機能とは別に、冷風を当てながら施術するクリニックもあります。

痛みが心配な方は麻酔を使用できる

痛みが心配な方、痛みに弱い方は、麻酔の使用を検討しましょう。

ソフウェーブの際に使用できる麻酔は、クリニックによって異なります。

併用できるものもありますので、痛みを最小限にしたい方は麻酔や痛み止めの種類が豊富なクリニックを選ぶと良いでしょう。

ソフウェーブのダウンタイム

ソフウェーブはダウンタイムがほとんどないのがメリットです。紫外線対策や保湿に気をつければ、照射直後からいつも通りの生活を送れます。

ソフウェーブ施術後の過ごし方

ダウンタイム	ほぼなし
メイク	直後からOK
シャワー	当日からOK
入浴	翌日からOK

ソフウェーブとハイフの違い

ソフウェーブとハイフの違いは、作用する深さと形状です。どちらもリフトアップや肌の引き締め、たるみやシワの改善効果がある点は同じとなります。

ソフウェーブとハイフの比較

	ソフウェーブ	ハイフ
種類	超音波	超音波
仕組み	超音波を当てて肌の引き締め＋コラーゲン生成を促す	超音波を当てて肌の引き締め、コラーゲン生成を促す
照射の形状	円柱状（直径1.5㎜長さ4㎜）	点状（直径1㎜）
深さ	0.5～2.0㎜の真皮浅層～中層	1.5・3.0・4.5㎜などピンポイントの真皮層～SMAS筋膜
値段相場 （全顔1回）	20～25万円	10～15万円
特徴	いちどに照射する深さの幅が広いため、たるみとシワの同時改善が期待できる	肌悩みに合わせて深さを選び、ピンポイントでたるみの治療や肌質改善ができる
ダウンタイム	ほぼなし	数日～1週間

ソフウェーブは、顔にあまり脂肪がなくハイフだと頬がこけてしまう可能性がある方でも有効です。また、たるみとシワの両方とも気になる方にも向いています。

一方、ハイフは顔の脂肪を減らして肌を引き締めたい方に向いている治療法です。

まとめ

ソフウェーブは、たるみが気になりだした方、目元の細かなシワを改善したい方におすすめです。

ダウンタイムがほとんどなく、直後から効果を実感できるため、気軽に受けられるたるみ治療といえます。

ソフウェーブは現時点で導入しているクリニックが少なく、お近くに対応院がない場合は、受けられるところまで足を運んでいただく形になります。

価格、追加料金、通院のしやすさ、照射したいパーツに合わせたメニューがあるか否か、などを総合してクリニックを選びましょう。

ソフウェーブの効果に関するよくある質問

参考文献

1) シワ形成メカニズムと予防 光老化によるシワの形成機序とその予防/Skin Cancer Vol. 18 No. 2 2003

2) Sofwave Medical Announces FDA Clearance of SUPERB™ Technology For Treatment of Acne Scars/Sofwave

3) SOFWAVE™ FAQS/Sofwave