ひふペディア
052-228-1280 WEB予約 LINE予約

CO2レーザーでイボを取ったあとの経過|ダウンタイム・テープ・跡は残る?

CO2レーザーでイボを取ったあとの経過|ダウンタイム・テープ・跡は残る?

CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)でイボを取ったあとの浅いくぼみには、7〜14日ほどで新しい皮膚が張ります。保護テープや軟膏で傷を覆うのも、一般的にはこの皮が張るまでの間です。そのあとに出る赤みや茶色みは、多くが数か月かけて周りの肌色になじみます。

跡を残しやすくするのは、かさぶたを無理にはがすこと、傷を乾かしたままにすること、治りかけの時期の日焼けと摩擦です。

顔は7〜10日、首イボは5〜7日ほどで皮が張り、まぶたは2〜3日むくみやすいなど、取った場所によっても経過は少しずつ違います。

小林 智子(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

この記事の執筆者

小林 智子こばやし ともこ

こばとも皮膚科 院長

日本皮膚科学会認定 皮膚科専門医・医学博士

経歴を開く

2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。

SNS(「こばとも」名義)X|YouTube|Instagram|LinkedIn

関連医療機関:医療法人社団豊正会 大垣中央病院

こばとも皮膚科の院内(受付)

こばとも皮膚科 名古屋栄駅前

女性皮膚科専門医の院長 小林智子が診療しています。
栄駅から徒歩2分。

この記事に関連する治療老人性イボの治療
目次

CO2レーザーでイボを取ったあとの経過と日数

当院で老人性イボや首イボを取るときは、イボに合う方法を選びます。選択肢は、保険が使える外科的切除や液体窒素と、自由診療のCO2レーザーです。

老人性イボのCO2レーザー治療は、盛り上がった部分だけを熱で蒸散させて削り取る方法です。周りの正常な皮膚を傷めにくく、傷が浅く済みます。

施術後の時期傷口と肌の状態自宅での手当ての目安
当日〜3日目浅いくぼみがあり、透明〜淡黄色の浸出液がにじむ軟膏と保護テープで傷口を覆い、乾燥と摩擦を防ぐ
4日目〜2週間浸出液が減り、下から盛り上がって薄いピンクの皮が張る皮が張り切るまで保護を続け、かさぶたは自然に剥がれるのを待つ
2週間〜1か月表面はふさがり、新しくできた皮膚に淡い赤みが見られるテープを終了し、保湿と日焼け止めによる紫外線対策へ切り替える
1か月〜3か月赤みが落ち着く一方、一時的に茶色い色むら(色素沈着)が出やすいこすらない洗顔と毎日のUVケアを続け、肌の生まれ変わりを待つ
3か月〜6か月赤みや茶色みが徐々に薄れ、周囲の肌色や質感になじんでいく日常のスキンケアを継続し、気になる変化があれば診察を受ける

当日から3日目は浸出液がにじむ

レーザーは皮膚の水分に反応してイボの組織を気化させるので、取った直後はイボがあった場所がすり鉢状に浅くくぼみ、薄いピンク色や白っぽい色に見えます。

当院で使っているCO2レーザー(Esprit)は出血が少なく、照射中の痛みは多くの場合、冷風を当てるだけで抑えられます。痛みが心配なら麻酔もでき、照射後の軽いヒリヒリ感は当日中に治まることがほとんどです。

翌日から3日目ごろまでは、傷口から透明や淡い黄色のさらっとした液(浸出液)がにじみます。これは傷が治るときに出る液で、化膿して出る膿とは別物です。

4日目から2週間で薄い皮が張る

4日目を過ぎると浸出液の量が少しずつ減り、くぼんでいた傷の底が下から盛り上がってきます。保護テープで湿潤環境を保っている場合は、硬いかさぶたを作らずにそのままピンク色の薄い皮(上皮)が張る経過が一般的です。

テープを貼らずに軟膏だけで管理する部位などでは薄いかさぶたができることもありますが、無理に剥がさず洗顔時などに自然と取れるまで待ちましょう。

元のイボが数ミリなら7〜10日ほど、少し厚みがあったものでも14日前後でジクジクした湿り気がなくなり、つるっとした薄い皮で覆われれば保護を終えて通常のスキンケアへ移れます。

1か月目ごろの赤みと茶色み

新しい皮膚が張った直後の1か月目ごろは、まだ表皮が薄く、淡い赤みが残ります。その後、一時的に茶色っぽい炎症後色素沈着へ変化することがあります。

顔の老人性イボをCO2レーザー、エルビウムヤグレーザー、電気焼灼で取って比べた研究では、治療後の色の変化や肌の質感に方法による差はありませんでした。長引く赤みも出ていません。

保護テープと軟膏はいつまで続ける?

保護テープや軟膏は、浸出液が止まって新しい皮膚が張るまで続けるのが一般的で、日数でいえば7〜14日ほどです。

顔全体を削るレーザーのあとのケアを調べた研究をまとめた報告でも、軟膏や被覆材で傷を覆う方法に、傷の治りを助ける効果が示されています。貼る期間や貼り替えの回数は傷の大きさや場所で変わるため、施術を受けたクリニックの指示が優先です。

傷口は乾かさずに覆っておく

現在の皮膚科処置では、傷口から出る浸出液をテープや軟膏で閉じ込めて表皮の再生を促す湿潤療法(モイストヒーリング)が基本です。

傷口が乾燥して分厚いかさぶたになると、かさぶたが取れたあとに浅いへこみが残りやすくなります。そのため新しい皮が張るまでは、乾燥や衣類の擦れから傷口を物理的に守り続けます。

皮膚の処置で作った浅い傷を調べた研究では、ワセリンが基剤の保護軟膏でも抗菌薬入りの軟膏と同じくらい順調に治り、抗菌薬入りのほうではかぶれ(接触皮膚炎)が出た人もいました。傷を守るためだけなら、抗菌薬入りの軟膏を選ぶ必要はないということです。

保護テープの貼り替えと剥がし方

医療用の保護テープには、軟膏の上から貼る薄い茶色のテープと、浸出液を吸収して白く膨らむハイドロコロイド素材のテープがあります。

何度も貼り替えると、できかけた薄い皮まで一緒に剥がれてしまいます。そのため軟膏と茶色いテープは、1日1〜2回の洗顔・入浴時に貼り替えます。ハイドロコロイドテープは、白く膨らんで端から液が漏れそうになったり浮いてきたりしたときが貼り替えどきです。

剥がす際は、ぬるま湯やシャワーで十分に湿らせて粘着力を弱めます。皮膚を手で押さえながらゆっくり端からめくるのが、再生途中の皮膚を傷めないポイントです。

かぶれたときと貼りにくい場所

テープの粘着剤や蒸れでまわりが赤くかゆくなったとき(テープかぶれ)は、テープをやめて軟膏を1日数回重ね塗りします。髪の生え際・眉毛の近く・首の深いしわなど、テープが浮きやすい場所も同じです。

かぶれが強いときは赤みを抑える塗り薬を使うことがあるので、我慢せずに施術を受けたクリニックで見てもらいましょう。毎日の手当てで守りたいのは、次の3つです。

  • 傷口に触れる前には石けんで手を洗い、清潔な綿棒や指先で軟膏を優しく乗せるように塗る
  • テープは傷口よりひと回り大きく切り、引っ張らずに皮膚へそっと置くように密着させる
  • 洗顔やシャワーのあとは清潔なタオルやティッシュで水分を軽く押さえ拭きしてから新しいテープを貼る

洗顔・メイク・入浴を再開する時期

洗顔やシャワーは施術当日からできます。メイクは当日は控えて翌日から再開し、傷口そのものに塗るのは新しい皮膚が張る1〜2週間後からが目安です。

レーザーなどの処置のあとのスキンケアについて専門家がまとめた推奨では、やさしく洗う、保湿して守る、UVAとUVBの両方を防ぐ日焼け止めで色素沈着を防ぐ、の3つが勧められています。

洗顔は当日から、湯船は翌日から

施術当日の夜から、テープを貼ったままたっぷりの泡で顔全体を包み込むように洗い、手ですくったぬるま湯で優しくすすげます。洗顔中にテープが剥がれた場合は泡でそっと洗い流し、清潔なタオルで水分を押さえ拭きしてから軟膏と新しいテープで保護し直してください。

一方、湯船への入浴や長時間のサウナ、激しい運動、飲酒は、血行が良くなって赤みや出血を招きます。湯船は翌日から、運動や飲酒は2〜3日後からにすると安心です。

メイクと日焼け止めを始める時期

傷のまわりは翌日から普段どおりメイクできます。皮が張る前の傷口は、肌色の保護テープの上からパウダーファンデーションを軽くのせて隠します。

フラクショナルCO2レーザーの翌日から日焼け止めを使用した研究では、皮膚のバリア機能や赤みに悪影響はなく、1週間後の色素沈着が少なかったと報告されています。

ただし削り取った直後の開いた傷口には直接日焼け止めを塗らず、遮光性のあるテープで守るのが基本です。皮が張ってテープを外した日から、日焼け止めと帽子・日傘などで紫外線対策を始めてください。

ひげそりと首元の衣類の摩擦

男性が顔のイボを取った場合、傷口以外の部分は翌日からひげを剃れます。照射部位のすぐ近くは、皮が張るまでの7〜10日間は刃を当てないよう避けて剃ります。皮が張ったあとも、肌への負担が少ない電気シェーバーを使い、低刺激の化粧水や乳液で保湿して日焼け止めも塗りましょう。

また、首や胸元のイボを取った場合は、傷が落ち着くまでの2週間ほどはタートルネックやネックレスの摩擦を避けます。首元がゆったりした柔らかい服を選ぶのがおすすめです。

日常生活の項目再開できる時期の目安気をつけたいポイント
洗顔・シャワー施術当日からテープの上から泡で優しく洗い、傷口をこすらない
入浴(湯船)施術翌日から当日は血行が良くなりすぎる長湯を避け、シャワーにする
周囲のメイク施術翌日から当日は控える。翌日からは傷口を避けて通常どおり
傷口へのメイク・日焼け止め上皮化後(7〜14日後)皮が張るまではテープの上から行い、直接塗るのは皮が張ってから
飲酒・激しい運動2〜3日後から直後は赤みや浸出液が増えやすいため、数日間は控える
照射部位のひげそり上皮化後(7〜14日後)周囲は翌日から可能だが、傷口の上は皮が張ってから電気シェーバーで行う

レーザー後の赤みや茶色い跡は残る?

CO2レーザー後の赤みや茶色い変化の多くは、傷が治る途中で一時的に出るもので、数か月かけて薄れていきます。長引きやすいのは、元のイボが深かったときと、治りかけの時期に日焼けや摩擦が重なったときです。

ピンク色の赤みは1〜3か月で引く

施術から2週間ほど経ってテープを外したあとのピンク色の赤み(炎症後紅斑)は、再生したての薄い表皮の下にある毛細血管が透けて見えている状態です。表皮に厚みが出るとともに毛細血管が縮小し、小さなイボなら1か月ほど、大きめのイボでも2〜3か月ほどで周囲の肌色へ落ち着きます。

バリア機能が回復する途中なので、こすらず保湿を続けてください。外出時はグリーンのコントロールカラーやコンシーラーで軽くカバーすると目立ちにくくなります。

茶色い色素沈着は1か月ごろから

施術後3〜4週間ごろから、傷跡が茶色いシミのように見えることがあります。これは炎症に反応してメラニンが一時的に作られた「炎症後色素沈着」であり、イボの再発ではありません。

炎症後色素沈着に関する総説でも、まずはもとになった炎症が落ち着くのを待ち、予防として紫外線対策を徹底することが基本とされています。

スクラブ洗顔などの強い摩擦を避けて、日焼け止めと保湿を続けてください。続けていれば、肌のターンオーバーによって3〜6か月、長い方でも半年から1年ほどで周囲の肌色へ自然となじんでいきます。

施術後に見える跡の種類現れやすい時期原因と落ち着くまでの見通し
赤み(炎症後紅斑)上皮化直後〜2・3か月再生したての薄い皮膚から毛細血管が透けている状態。表皮が厚くなるとともに自然に引く
茶色み(炎症後色素沈着)施術後1か月〜6か月炎症と紫外線・摩擦でメラニンが増えた状態。UVケアと保湿でターンオーバーとともに薄れる
浅いへこみ・白っぽい跡施術後3か月以降元のイボが深く大きかった場合や、乾燥でかさぶたが早く剥がれた場合にうっすら残ることがある

白い跡やへこみが残りやすい条件

元のイボが大きく盛り上がっていた場合や厚みがあった場合は、周囲より少し白っぽく見える色素脱失や浅いへこみが残ることがあります。さらに、胸元や肩、フェイスラインなどに傷が赤く盛り上がる肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)が出やすい体質の方もいます。

過去に手術跡やニキビ跡がケロイドのように盛り上がった経験がある方は、事前の診察でお伝えください。施術後に傷跡が硬く盛り上がってきたときも、早めに見せてもらえれば、塗り薬や貼り薬で抑える処置が可能です。

部位や取る数でダウンタイムは変わる

同じCO2レーザーの処置でも、傷の治る早さや目立ち方は、部位や一度に取る個数しだいです。そもそもイボは種類によって向く取り方が違い、その違いは当院のほくろ・イボの除去のページで比べています。

首イボを取ったあとの経過

首やデコルテにできる小さな首イボ(軟性線維腫・アクロコルドン)は茎のように飛び出しているものが多く、傷口が1〜2ミリと小さいため5〜7日ほどで薄い皮が張ります。細かく点在し皮膚がよく動くため、軟膏のみで管理することも多い部位です。

ただし顔よりターンオーバーがゆっくりで、小さな茶色い色素沈着が薄れるまでに3〜6か月ほどかかることがあります。ハイネックやマフラー、ネックレスの擦れを避けてください。首元が開いた服や柔らかいスカーフで紫外線対策をしておくと安心です。

顔や目元は治りが早い

頬や額などの顔は血流が良く、7〜10日ほどでピンク色の薄い皮が張ります。まぶたや目のきわは2〜3日軽くむくみやすいものの、傷の治りは早く、跡も目立ちにくい場所です。

目元はテープの代わりに目に入っても安全な眼軟膏で保護し、アイシャドウなどのポイントメイクは傷が閉じる1週間後ごろから再開すると安心です。

一度に多く取るときの時期の選び方

顔や首に細かいイボが数十個あっても、1回でまとめて取れます。ただし最初の1〜2週間は、小さな保護テープや赤い点が点々と並びます。額や目元など隠せない場所を広く取るなら、大事な予定の1〜2か月以上前や、紫外線が弱い秋〜春を選ぶと安心です。

見た目が気になる場合は、マスクや襟元で隠れる範囲や目立つ数個から始め、数回に分けて取る方法もあります。

施術する部位皮が張るまでの目安ケア方法と見た目の特徴
顔(頬・こめかみ・額)7〜10日ほど血流が良く治りが早い。保護テープと軟膏で守り、マスクやテープ上のメイクでカバーしやすい
首・デコルテ5〜7日ほど傷が小さく早くふさがるため軟膏のみで管理することも多い。衣類の擦れと色素沈着に注意する
まぶた・目の周り5〜7日ほど2〜3日軽いむくみが出ることがあるが傷の治りは早い。テープではなく眼軟膏で保護する

イボがまた出てくるときと受診が必要な変化

老人性イボのレーザー治療の研究をまとめた報告では、削り取るタイプのレーザーなら多くが1回で取れ、12か月以内の再発は0〜6%でした。赤みや腫れ、炎症後の色むらといった副作用も、多くは一時的でした1)。

顔にできる小さな黒い老人性イボ(黒色丘疹性皮膚症)をCO2レーザーで取った人に聞いた調査では、満足度は高く、傷跡や色の変化の訴えもありませんでした。その反面、約3割が一部のイボがまた出てきたと答えています。

同じ場所に少し残ることがある理由

老人性イボや首イボの多くは1回で平らになりますが、分厚いイボでは、数か月後に小さな盛り上がりが戻ることがあります。真皮の深いところまで一度に削るとクレーター状のへこみや白い跡が残るため、跡が残らない深さで照射を止めているからです。

盛り上がりが残っていれば、皮膚が落ち着いてから軽く照射し直して平らにできます。

別の場所に出るのは新しいイボ

半年や1年たってから、近くや別の場所にイボが見つかることがあります。取ったイボがうつったのではなく、長年の紫外線や摩擦の積み重ねで別のイボが新しくできたためです。

老人性イボの原因の解説でも触れているとおり、顔から首元まで毎日紫外線を防ぎ、こすらずに保湿を続けるのが予防の基本です。新しいイボも小さいうちに取れば、傷が小さく、治るまでの日数も短く済みます。

施術後に受診を考えたい傷のサイン

まれに傷口に細菌が入って炎症が強まったり、体質によって傷跡が盛り上がったりすることがあるため、次のような変化が見られたときは自己判断で市販薬を塗ったりせず、早めに施術を受けたクリニックへ連絡してください。

  • 施術から3〜4日過ぎてもズキズキする痛みや熱感が強まり、傷の周りの赤みや腫れが広がっている
  • 透明な浸出液ではなく、白や緑がかったドロッとした膿が出ていたり、強いにおいがしたりする
  • ガーゼやティッシュで5分ほど軽く押さえても止まらないような出血が続いている
  • 1か月以上経ってから傷跡が赤くミミズ腫れのように硬く盛り上がり、かゆみや引きつれを感じる

よくある質問

CO2レーザーでイボを取ったあとの保護テープは貼らないといけませんか?

新しい皮膚が張るまでの7〜14日間は、乾燥によるへこみや色素沈着を防ぐため保護テープや軟膏で覆うのが基本です。

ただし、首の細かいイボや目元、髪の生え際など貼りにくい場所や、テープかぶれが出やすい肌質の方では、軟膏をこまめに重ね塗りする方法でも湿潤環境を保てます。その場合は診察時にお伝えください。

炭酸ガスレーザーでイボ取りをした当日にお酒を飲んだり運動したりしても大丈夫ですか?

当日の飲酒や激しい運動は、血行が良くなって傷口からの出血や赤み、痛み、浸出液が増える原因になるため控えてください。当日はぬるめのシャワーで汗を流す程度にして、飲酒や運動、サウナなどは傷口の表面が落ち着く2〜3日後から少しずつ再開すると安心です。

CO2レーザーのイボ除去後にできたかさぶたが剥がれてしまったらどうすればよいですか?

かさぶたが早く剥がれてしまった場合は、乾燥や紫外線で茶色い跡が残るのを防ぐため、すぐに軟膏を塗って保護テープを貼ってください。

すでに下からピンク色のつるっとした皮膚が張ってジクジクしていなければ、保湿と日焼け止めへ切り替えて構いません。迷うときは、もう2〜3日保護を続けると安全です。

イボ取りレーザーのあとに茶色いシミのような跡が出たときは消えますか?

施術から1か月前後で出る茶色い変化の多くは、一時的な炎症後色素沈着です。毎朝の日焼け止めとやさしい保湿を続ければ、3〜6か月かけて少しずつ薄れていきます。

半年ほどたっても薄くならないときは美白の塗り薬を使う方法もあるため、施術を受けたクリニックで色を見てもらってください。

CO2レーザーでイボを取ったあとに市販のキズパワーパッドや軟膏を使ってもよいですか?

市販のハイドロコロイド絆創膏(キズパワーパッドなど)は粘着力が強めに作られているものが多くなっています。顔の柔らかい皮膚に貼って毎日剥がすと、再生しかけた薄い表皮まで一緒に剥がしてしまうことがあります。

まずは施術を受けたクリニックで指示された軟膏と医療用テープを使ってください。足りなくなったら、市販品を買う前にどれを使えばよいかをクリニックに確かめておくと安心です。

参考文献

1) Stirrat T, Thakker S, Bejugam D, Mariyam A, Svoboda S, Tinklepaugh A, Gray T. (2026). Advances in Laser Treatments for Seborrheic Keratosis: A Scoping Review of Efficacy, Safety, and Patient Outcomes. Dermatologic surgery : official publication for American Society for Dermatologic Surgery [et al.], 52(4), 338-343. https://doi.org/10.1097/DSS.0000000000004868

2) Zaresharifi S, Robati RM, Dadkhahfar S, Forouzanfar MM, Zaresharifi N. (2021). Efficacy and safety of cryotherapy, electrodesiccation, CO2 laser, and Er:YAG laser in the treatment of seborrheic keratosis. Dermatologic therapy, 34(5), e15083. https://doi.org/10.1111/dth.15083

3) Ali FR, Bakkour W, Ferguson JE, Madan V. (2016). Carbon dioxide laser ablation of dermatosis papulosa nigra: high satisfaction and few complications in patients with pigmented skin. Lasers in medical science, 31(3), 593-5. https://doi.org/10.1007/s10103-016-1906-y

4) Leight-Dunn H, Chima M, Hoss E. (2020). Wound Healing Treatments After Ablative Laser Skin Resurfacing: A Review. Journal of drugs in dermatology : JDD, 19(11), 1050-1055. https://doi.org/10.36849/JDD.2020.5386

5) Draelos ZD, Rizer RL, Trookman NS. (2011). A comparison of postprocedural wound care treatments: do antibiotic-based ointments improve outcomes?. Journal of the American Academy of Dermatology, 64(3 Suppl), S23-9. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2010.11.010

6) Wanitphakdeedecha R, Phuardchantuk R, Manuskiatti W. (2014). The use of sunscreen starting on the first day after ablative fractional skin resurfacing. Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology : JEADV, 28(11), 1522-8. https://doi.org/10.1111/jdv.12332

7) Amici JM, Cogrel O, Jourdan M, Raimbault C, Canchy L, Kerob D, Madfes DC, Tian Y, Araviiskaia E. (2023). Expert recommendations on supportive skin care for non-surgical and surgical procedures. Journal of the European Academy of Dermatology and Venereology : JEADV, 37 Suppl 3, 16-33. https://doi.org/10.1111/jdv.18855

8) Chaowattanapanit S, Silpa-Archa N, Kohli I, Lim HW, Hamzavi I. (2017). Postinflammatory hyperpigmentation: A comprehensive overview: Treatment options and prevention. Journal of the American Academy of Dermatology, 77(4), 607-621. https://doi.org/10.1016/j.jaad.2017.01.036

免責事項

当院の医療情報について

当記事は、医療に関する知見を提供することを目的としており、当院への診療の勧誘を意図したものではございません。治療についての最終的な決定は、患者様ご自身の責任で慎重になさるようお願いいたします。

掲載情報の信頼性

当記事の内容は、信頼性の高い医学文献やガイドラインを参考にしていますが、医療情報には変動や不確実性が伴うことをご理解ください。また、情報の正確性には万全を期しておりますが、掲載情報の誤りや第三者による改ざん、通信トラブルなどが生じた場合には、当院は一切責任を負いません。

情報の時限性

掲載されている情報は、記載された日付の時点でのものであり、常に最新の状態を保証するものではありません。情報が更新された場合でも、当院がそれを即座に反映させる保証はございません。

ご利用にあたっての注意

医療情報は日々進化しており、専門的な判断が求められることが多いため、当記事はあくまで一つの参考としてご活用いただき、具体的な治療方針については、お近くの医療機関に相談することをお勧めします。

大垣中央病院・こばとも皮膚科

  • URLをコピーしました!
目次