日常生活でやりがちな3つのNG行動”いくつ当てはまる?

理学療法士の林です。

以前のブログでご紹介した「抱っこの姿勢が痛みの原因に」という記事に関して、患者様方からご好評いただきましたので第2弾を今回紹介させていただきます。

私事ですが昨年春に第2子を出産し、今春から復帰させていただきました。育児休暇中に下記↓のNG行動を “無意識”にやってしまっていたためか、腰が痛いなと感じる日々が続いたことがありました。

特に出産後は腹筋などの筋力が低下しやすく楽な姿勢をとろうとやりがちなので、気づいたときは以下のことに気を付けつつ生活しています。

そんな“日常生活でやりがちな3つのNG行動”をまずご紹介させていただきます。

目次

①物を拾うときに腰を曲げていませんか?

→ももの前の力が衰えているとしゃがむ動作が億劫になり、腰を曲げてものを取ろうとします。そうすると腰椎への負担が増えるのでしゃがむことや、立膝で拾うように工夫しましょう。スクワットや座ったまま膝を伸ばすといった筋力トレーニングを行うことも効果的です。

<NG例>

NG例

<Good>

Good

②座る時にドスッと勢いよく座っていませんか?

その行動も腰(背骨)へ衝撃が加わりやすいので、ゆっくりと座る練習を始めてみましょう。

<NG例>

<NG例>

<Good>

図5-6

③座る姿勢はこのように座っていませんか?

長時間すわると体幹が効きにくくなり、姿勢が崩れやすくなります。できるだけ背もたれに近く、深く座ることで腹筋や背筋がつかえるようになります。

<NG例>

図9

<Good>

図10

番外編

皿を洗うときに、台所についついもたれていませんか?

腹筋が使えていない人ほどやりがちな行動ですが、人によって立ち方を工夫する必要があります。

無意識にもたれた姿勢を続けると片脚へ体重をかけたり、自然と太ももやふくらはぎに負担がくるようになり、後に痛みにつながる可能性があります。

握りこぶし分ゆとりをもって行うことを意識すると本来必要なインナーマッスルが使えるようになると考えます。

ただ、すでに腰の痛みの症状がある人や腰をそったときに痛みがでる脊柱管狭窄症の方は踏み台に片足をあげて作業すると痛みは軽減されやすいです。

図11
図12
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大垣中央病院・こばとも皮膚科

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