神経鞘腫

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)(Schwannoma, neurilemmoma)とは、末梢神経の鞘(さや)を形成するシュワン細胞から発生する良性腫瘍の総称です。

整形外科領域では、手足や脊椎(せきつい)周辺の神経を圧迫することで、しびれや筋力低下などの症状があらわれることがあります。

良性腫瘍ですが、生活に支障をきたす場合や症状が進行する場合、切除や治療が必要です。

本記事では神経鞘腫の病型、症状、原因、検査、治療方法、薬や治療のデメリット、保険適用と治療費などについて詳しく解説します。

この記事の執筆者

臼井 大記(日本整形外科学会認定専門医)

臼井 大記(うすい だいき)

日本整形外科学会認定専門医
医療社団法人豊正会大垣中央病院 整形外科・麻酔科 担当医師

2009年に帝京大学医学部医学科卒業後、厚生中央病院に勤務。東京医大病院麻酔科に入局後、カンボジアSun International Clinicに従事し、ノースウェスタン大学にて学位取得(修士)。帰国後、岐阜大学附属病院、高山赤十字病院、岐阜総合医療センター、岐阜赤十字病院で整形外科医として勤務。2023年4月より大垣中央病院に入職、整形外科・麻酔科の担当医を務める。

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目次

神経鞘腫の病型

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)はシュワン細胞から発生する腫瘍で、その大部分は良性の経過をたどります。

発生様式により孤発性と多発性に分類され、組織学的特徴によっても複数の亜型に分けられます。

診断においては、同じくシュワン細胞由来の神経線維腫や、稀ではあるものの予後不良な悪性末梢神経鞘腫瘍との鑑別が重要となります。

良性神経鞘腫の分類

神経鞘腫はほとんどが良性であり、孤発性神経鞘腫(単発の散発性腫瘍)と多発性神経鞘腫に大別されます。

孤発性のものが大半ですが、遺伝性疾患として神経線維腫症II型(NF2)などでは多発性に神経鞘腫が生じます​。

NF2では、両側聴神経鞘腫を始め脳脊髄・末梢神経に多数の腫瘍を生じ、腫瘍抑制遺伝子であるNF2遺伝子(Merlin)の機能喪失が腫瘍発生の原因となります。

組織学的サブタイプ

神経鞘腫には組織学的特徴による亜型も存在します。

典型例は古典型神経鞘腫(Antoni A領域とB領域が混在)ですが、細胞密度の高い細胞性神経鞘腫、高齢症例で変性所見(嚢胞変性や石灰化など)を呈する退行性(Ancient)神経鞘腫、神経に沿って分葉状に広がる叢状(plexiform)神経鞘腫などのバリエーションが報告されています。

いずれも良性ですが、叢状神経鞘腫は再発しやすい傾向があり注意が必要とされます。

他疾患との鑑別

同じくシュワン細胞由来の神経線維腫(neurofibroma)との鑑別が重要です。

神経鞘腫は神経線維を押しのけながら発育し被膜を有するのに対し、神経線維腫は神経束内にびまん性(広範囲または散らばるように)に広がり被膜がありません。

また悪性末梢神経鞘腫瘍(MPNSTは稀)は、神経鞘腫との鑑別が必要となる悪性腫瘍です(従来「悪性神経鞘腫」や「神経肉腫」とも呼称)。

MPNSTの多くは神経線維腫症I型(NF1)に伴うか、もしくは放射線照射後に発生しますが、極めて稀に良性神経鞘腫が悪性転化する場合も報告されています。

神経鞘腫の症状

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)の症状は発生部位によって大きく変わります。

腫瘍自体の増殖が穏やかであっても、神経が圧迫されるとしびれや痛み、運動機能の低下などが起こる可能性があります。

しびれと疼痛

神経を圧迫すると、しびれ(感覚異常)や痛み(疼痛)が生じます。

初期は軽度で気づきにくい場合も多いですが、次第に頻度が増して痛みが強まりやすいです。

疼痛が初発症状となるケースもよくあります。腫瘍は神経鞘由来のため、圧迫すると電撃痛様の不快感が走る場合があり、Tinel徴候(患部叩打による放散痛)は約6割で陽性となります。

  • 手指や足先のしびれ
  • じっとしていても生じる鈍い痛み
  • 一定の姿勢を保つときに増強する神経痛

しびれや痛みが長期化し、慢性化すると日常の動作に大きな支障をきたすため、早めの対処が必要です。

筋力低下や運動障害

腫瘍が運動神経を圧迫したり、神経信号の伝達に支障をきたしたりすると、筋力低下や運動障害が起こる場合があります。

腕や脚に神経鞘腫があるケースでは、以下のような症状が現れやすいです。

  • 物を握る力が低下する
  • 歩行が不安定になる
  • 片脚立ちやスクワットなどでバランスを崩しやすい

神経鞘腫が脊椎周辺に発生している場合は、下半身の運動機能に影響を及ぼすケースがみられます。

部位主な症状
上腕神経叢周辺上肢の筋力低下、握力低下ドアノブを回しづらい
腰椎神経根周辺下肢の筋力低下、足先の脱力感歩行距離の短縮、ふらつき
仙骨神経周辺骨盤周囲の筋力低下立ち上がる動作の遅れ

感覚障害

触覚や痛覚などの感覚に異常が生じる感覚障害も代表的です。

腫瘍が発生している神経の支配領域に合わせて症状の分布が決まる場合が多く、皮膚に触れたときの感覚が鈍くなる、ビリビリとした違和感が続くなどの症状を訴える方もいます。

一方で運動繊維への影響は比較的少ないです。

感覚障害のよくある訴え
  • 触れているのにわかりにくい
  • じんわりした熱感や冷感
  • ピリピリ、チクチクする刺激様の痛み
  • たまに電気が走るような感覚がある

神経鞘腫が特定の神経根を圧迫している場合は、症状が帯状にあらわれるケースもあります。

放散痛と関連痛

脊椎周辺に腫瘍がある場合、神経を介して遠くの部位に痛みを感じる放散痛や関連痛が起こる場合があります。

腰椎神経根が圧迫されると、足の指先やふくらはぎに痛みを感じるなど、痛みの原因部位と症状が出る部位が一致しないケースがみられます。

神経鞘腫の原因

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)の明確な原因は解明されていません。大部分は孤発例であり、偶発的にシュワン細胞が腫瘍化したものです。

加齢に伴う遺伝子変異の蓄積などが背景に推測されていますが、環境要因や生活習慣との関連は明らかではありません。

外傷や慢性的な神経刺激との因果関係も特定されていません。

遺伝的要因

神経鞘腫の一部には、遺伝性疾患である神経線維腫症2型(NF2)のように、腫瘍抑制遺伝子の変異が関係しているケースが多いです。

多発性に神経鞘腫が発生する場合や若年で発症した場合、遺伝的な要素を視野に入れることが大切です。

遺伝的要因に関連する主な疾患特徴神経鞘腫との関係
神経線維腫症2型両側の前庭神経鞘腫をはじめ、多発性腫瘍が生じる複数の神経鞘腫が認められ、早期から症状を呈する
その他の遺伝病ごくまれだが報告例がある腫瘍形成のリスクが高まる可能性

神経鞘腫の検査・チェック方法

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)が疑われる場合、医療機関では画像診断や神経学的検査を行って状態を確認します。

整形外科で主に用いられる検査としてはX線・MRI・超音波・CTなどが挙げられ、検査結果を踏まえて、腫瘍の位置や大きさ、神経との関係性を詳しく調べます。

はじめに患者様の症状や既往歴を確認し、触診や徒手検査で腫瘍の存在を推定します。続いて必要に応じて画像検査や生検を行い、最終的な診断を下す流れです。

触診や徒手検査

腫瘍が皮下組織近くに存在し、ある程度の大きさがある場合、触診によってしこりを確認します。

神経走行上に腫瘍があると、特定の圧迫や動作時に痛みやしびれが強まりやすいため、その部位を探ります。

また、筋力テストや知覚テストを行い、神経障害の程度を把握します。

チェックポイント内容目的
圧痛点の確認腫瘍の存在する部位を押して痛みが増すか腫瘍の部位推定、神経圧迫の評価
筋力テスト手足の特定動作で筋力低下の有無運動神経障害の程度確認
知覚テスト皮膚感覚の変化(触覚・痛覚・温度覚など)感覚神経への影響評価
腱反射テスト腱反射の低下や亢進の有無脊髄レベルでの神経障害や圧迫の推定

画像検査(MRI、CTなど)

神経鞘腫の診断や手術計画において、MRI検査は非常に重要です。

MRIでは軟部組織のコントラストを詳細に描出できるため、神経鞘腫の位置や大きさ、神経との関係がわかりやすいです。

典型的には神経繊維を圧排する紡錘状の被膜性腫瘤として描出されます。

CTは骨組織の評価が得意であり、脊椎周辺の骨変化があるかなどを確認する際に有効です。

画像検査の種類特徴
MRI腫瘍の質感や神経鞘の広がりを詳細に可視化
CT骨の状態を把握し、腫瘍による骨変形や骨棘(こつきょく)などをチェック
造影MRI腫瘍内部の血流状態を把握するケースもある

超音波検査

手足や体幹部の表層に近い腫瘍であれば、超音波検査でも神経鞘腫の存在や形状を評価できます。

放射線被曝がないため、定期的な経過観察にも適しています。ただし、深部にある腫瘍の評価にはMRIの方が有利です。

病理組織学的検査

神経鞘腫は被膜に包まれ神経本幹から容易に摘出できるため、生検ではなく手術で腫瘍ごと摘出して病理診断をつける場合が多いです。

細針吸引生検(FNA)は神経損傷のリスクや検体不十分の可能性があり通常行われません。

摘出検体の病理ではAntoni A/B型の混在や核の柵状配列、S-100タンパク陽性所見で診断が確定します。

神経鞘腫の治療方法と治療薬、リハビリテーション、治療期間

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)は良性腫瘍であるため、すべてのケースで即座に外科手術が必要になるわけではありません。

良性で進行が緩徐なため、小さく症状が軽微な場合は経過観察を継続し、腫瘍が大きくなったり症状が強まったりした段階で治療を検討します。

はじめに医師が診断と症状の程度を評価し、患者様と相談しながら最適な治療方針を立てる流れです。整形外科においては、身体機能の回復と再発予防も重視します。

経過観察

神経鞘腫が小さく、痛みやしびれなどがほとんどない場合、定期的な画像検査を行いながら経過観察を続ける方法を選ばれます。

  • 6か月から1年程度の間隔でMRIや超音波などを実施
  • 日常生活での違和感や痛みを記録しておく
  • 軽度の運動やストレッチで血行を保つ

腫瘍のサイズがあまり変わらず、日常生活への支障も少ない場合は、このまま経過観察を継続する場合も多いです。

ただし、症状のある場合に漫然と保存療法を続ける選択は推奨されません。

薬物療法

神経鞘腫そのものを消失させる薬は確立されていませんが、痛みやしびれを緩和する目的で鎮痛薬や神経痛治療薬を使用するケースがあります。

代表的な薬剤としては、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や末梢神経障害性疼痛に用いられるプレガバリンなどが挙げられます。

薬の種類特徴用途
NSAIDs痛みや炎症を抑える一般的な痛みの緩和
プレガバリンやガバペンチン神経障害性疼痛の緩和しびれや神経痛が強い場合
ビタミンB12製剤神経機能維持のサポートを期待神経機能の回復を助けたいとき

外科的治療

症状が顕著な場合や腫瘍が大きく成長している場合、外科的に腫瘍を切除する方法が第一選択となります。

腫瘍と神経の境界がはっきりしている良性腫瘍であれば、腫瘍部分をくり抜く「摘出術」が行われる場合が多いです。

神経線維を分離しながら腫瘍を取り除くため、手術には高い技術と慎重さが求められます。

基本的には顕微鏡下またはルーペ下で腫瘍を摘出し、可能な限り神経機能の温存を図ります。

  • 可能であれば神経の温存を図る
  • 大きい腫瘍や複雑な位置にある場合、顕微鏡や神経モニタリングを使用
  • 悪性の疑いがある場合は周囲組織を含めて広範切除を検討

脊椎周辺の神経鞘腫では、椎弓切除(ついきゅうせつじょ)などを伴う場合があり、入院期間が長引きやすいです。

リハビリテーション

手術後のリハビリテーションは、筋力や神経機能の回復を促すために重要です。

痛みを軽減しながら徐々に可動域訓練や筋力トレーニングを行い、必要に応じて作業療法も組み合わせます。

リハビリの種類内容
物理療法温熱療法、低周波治療などで血行を改善
運動療法ストレッチや軽負荷の筋力強化から開始
作業療法日常生活動作の再獲得を目指す
リハビリテーションで注意したいポイント
  • 痛みが強い場合は無理に負荷をかけない
  • 医師や理学療法士と相談しながら段階的に進める
  • 自宅でもストレッチや軽い運動を継続する
  • 感覚障害がある場合は注意深く動きを確かめる

治療期間の目安

治療期間は、腫瘍の大きさや発生部位、手術の有無などによって大きく異なります。

小さい神経鞘腫で症状が軽度の場合、定期的な経過観察のみで年単位でのフォローになるケースもあります。

一方で外科的切除を行った場合は、数週間~数か月程度のリハビリ期間を要することが一般的です。

治療期間の目安と回復の流れ

ステージ内容おおよその期間
経過観察小さく症状が軽度の場合数か月〜年単位で経過を確認
手術直後安静にして創部の回復を待つ期間1〜2週間程度
リハビリ初期痛みの調整や軽い運動からスタート約1〜3か月
リハビリ中期筋力強化や可動域拡大を中心にプログラムを進める手術から3〜6か月
日常生活復帰運動機能が戻り、通常の動作が可能になる6か月以降(状態により異なる)

薬の副作用や治療のデメリット

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)の治療は比較的安全性が高いとされていますが、薬物療法や外科手術に伴うリスクはゼロではありません。

薬物療法の副作用

鎮痛薬や神経障害性疼痛治療薬を使用する場合、一般的な副作用として眠気や胃腸症状、めまいなどが挙げられます。

薬の種類副作用
NSAIDs胃痛、胃潰瘍、腎機能低下、血圧上昇など
神経障害性疼痛治療薬(プレガバリンなど)眠気、めまい、浮腫など
ビタミンB12製剤大きな副作用は少ないが、まれに過敏症の報告あり

副作用の強さには個人差があるため、症状が出た場合は早めに担当医に相談しましょう。

手術後の合併症リスク

外科的切除では、神経を圧迫しないように腫瘍のみを摘出しますが、手術操作によって神経にダメージを与えてしまう可能性があります。

  • 一時的な感覚麻痺やしびれ
  • 筋力低下や運動障害の悪化
  • 手術創部の感染や出血
  • 癒着により神経周囲の組織が硬化

手術後はしびれが改善しても、別の神経症状が一時的に出る場合があります。

時間の経過とリハビリで回復するケースが大半ですが、まれに症状が持続することもあるため注意が必要です。

再発や残存腫瘍の可能性

神経鞘腫は良性ですが、腫瘍を完全に取り切れなかったり、部位によっては切除範囲が限られたりする場合があり、その場合に再発のリスクがあります。

再発リスクを下げるためにも術後の経過観察が重要です。

神経鞘腫治療のデメリットまとめ
  • 薬物による副作用(胃痛、眠気、ふらつきなど)
  • 手術中の神経損傷リスク
  • 術後感染や癒着の発生
  • 再発や腫瘍残存の可能性

保険適用と治療費

お読みください

以下に記載している治療費(医療費)は目安であり、実際の費用は症状や治療内容、保険適用否により大幅に上回ることがございます。当院では料金に関する以下説明の不備や相違について、一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。

神経鞘腫(しんけいしょうしゅ)の診療は保険適用の範囲内で行われるケースがほとんどです。

整形外科クリニックなどの外来での診察や検査、手術入院などに対して、公的医療保険の適用を受けると、患者様の負担が軽減されます。

ただし、保険診療で認められる範囲を超える特殊な治療法や高度な検査には、追加の費用がかかる場合があります。

診察と画像検査の費用

外来受診時の診察料や基本検査(レントゲン撮影など)は、通常の整形外科診療と同様に保険適用です。

MRIやCTなどの高額検査も医師が必要と判断すれば保険が適用され、患者様の自己負担割合(3割負担など)に応じて支払いを行います。

診察内容費用の目安
外来初診料約800〜900円(3割負担の場合)
MRI検査1回あたり約8000〜1万5000円程度(3割負担の場合)
CT検査1回あたり約4000〜7000円程度(3割負担の場合)

検査項目や医療機関の設備状況によって金額は変動しますが、一般的に上記のような費用感です。

検査項目3割負担時の目安備考
レントゲン300〜1000円程度撮影枚数によって変動
MRI(造影なし)8000〜1万円程度機器の種類や撮影範囲による
MRI(造影あり)1万2000〜1万5000円程度造影剤を使用するため若干高額になることが多い
CT4000〜7000円程度撮影部位や造影の有無で変動

外科的治療の費用

神経鞘腫の手術は保険診療の対象となり、入院費や手術費用なども3割負担で済みます。

入院期間は腫瘍の位置や手術の難易度によって異なりますが、入院1日あたりの自己負担額は病室の種類などで変動します。

項目費用の目安備考
手術費用(腫瘍摘出術)約15〜30万円(3割負担で約5〜9万円程度)腫瘍の大きさや手術時間、部位で変動
入院費(一般病棟)1日あたり約1,000〜2,000円(3割負担の場合、差額ベッド代を除く)差額ベッド代は別途
麻酔関連費用1回あたり約3,000〜5,000円(3割負担)所得区分によって自己負担額が変わる

脊椎の手術などで高度な医療機器を使う場合や長期入院が必要な場合は費用がやや上がりますが、高額療養費制度を利用できるケースもあるため、実質的な負担を抑えられます。

リハビリや薬剤費用

リハビリテーションや投薬も医師が必要と判断すれば保険適用です。

通常、外来リハビリは1回あたり数百円程度の自己負担で受けられます。

また、痛み止めや神経痛の薬は処方薬として保険適用になり、1か月分でも数百円から1000円程度で済むことが多いです。

項目費用の目安
外来理学療法1回あたり200〜400円程度(3割負担)
作業療法内容によって変動するが、おおむね200〜500円程度
痛み止めや神経痛薬薬の種類や数量により1か月数百円〜1,500円程度

保険外負担となるケース

リハビリ機器の中には保険適用外の先進的な機器やプログラムがある場合もあります。

美容的な観点でより小さな傷で切除する特殊な術式など、標準治療と異なる手技を選ぶ場合には一部が自由診療になる可能性があるため、事前に医師や医療スタッフと確認しておくと安心です。

以上

参考文献

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大垣中央病院・こばとも皮膚科

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