骨粗鬆症とは、骨密度や骨の質が低下して骨がもろくなり、骨折リスクが高まる病気の総称で、加齢やホルモンバランスの変化、栄養の偏りなどが引き金です。
骨折は寝たきりや要介護状態のきっかけになりやすく、骨粗鬆症が進むと軽微な転倒や衝撃でも大きなダメージを受ける恐れがあります。
骨量の低下は自覚症状が乏しいまま進行することもあり、見た目には気づきにくい反面、ある日突然の骨折や腰痛、姿勢の変化によって初めて骨粗鬆症が疑われるケースも多いです。
骨粗鬆症の病型
骨粗鬆症には、発症の背景や骨密度の低下が起こるメカニズムなどによって複数の分類が提唱されていて、中でも原発性と続発性という大きな分け方が一般的です。
原発性骨粗鬆症は加齢や閉経に伴うホルモン変化などが主要な要因となるのに対し、続発性骨粗鬆症は他の疾患やステロイド薬などの影響によって骨密度が低下するケースを指します。
原発性骨粗鬆症
原発性骨粗鬆症は、さらに閉経後骨粗鬆症と老人性骨粗鬆症に細分され、閉経後骨粗鬆症は、閉経後に急激に減少するエストロゲンが骨吸収を抑制する働きを失うことで骨密度が低下しやすくなるタイプです。
一方で老人性骨粗鬆症は、男性にも女性にも生じますが、加齢に伴う骨量減少が背景にあり、時間の経過とともにじわじわと進行します
原発性骨粗鬆症の主な分類
分類 | 主な対象 | 発症メカニズムの特徴 |
---|---|---|
閉経後骨粗鬆症 | 主に女性 | エストロゲン低下による骨吸収の亢進 |
老人性骨粗鬆症 | 高齢者(男女) | 加齢による骨形成能力低下や栄養不良、運動不足などが重なり進行 |
続発性骨粗鬆症
続発性骨粗鬆症は、特定の疾患や薬剤が骨代謝に影響を及ぼし、骨量を減少させるタイプです。
代表例として慢性的な副腎皮質ステロイドの内服により生じるステロイド性骨粗鬆症、糖尿病や甲状腺機能亢進症などの内分泌疾患に伴うものなどが挙げられます。
これらのケースでは、骨粗鬆症を改善するためには原因疾患の管理や薬剤の調整が必須となるため、専門医との協力が重要です。
続発性骨粗鬆症につながりやすい疾患や要因リスト
- 副腎皮質ステロイドの長期使用
- 糖尿病、甲状腺機能亢進症などの内分泌異常
- 慢性腎臓病によるミネラル代謝異常
- 多発性骨髄腫などの血液疾患
骨強度に影響を与える因子
骨粗鬆症の分類は骨密度を中心に考えられますが、骨強度は骨密度だけではなく骨質(微小構造や骨代謝状態)も大きく左右します。
そのため、骨粗鬆症の診断や治療では単に骨密度の測定だけでなく、骨代謝マーカーの値や骨の微細構造評価なども組み合わせて判断されることが大切です。
骨質に関連する主な評価項目
評価項目 | 意義 |
---|---|
骨代謝マーカー | 骨形成・骨吸収のバランスを把握して、病態を評価する |
骨微細構造 | 骨梁の状態や骨の微細な配列を把握し、骨折リスクを推定する |
骨粗鬆症の症状
骨粗鬆症は、骨が弱くなっているにもかかわらず、実は初期段階ではほとんど症状が見られないことが多く、骨折して初めて気づくケースが多く、無症状のまま進行してしまうため「サイレントディジーズ(静かな病気)」とも呼ばれます。
症状のない初期段階
骨密度が低下し始めても痛みなどの自覚症状が乏しく、定期検査や骨密度測定を受けない限り、骨の強度低下を把握しにくい点が、骨粗鬆症の怖さの一端です。
体全体の骨が少しずつ弱くなり、わずかな衝撃でも骨折しやすい状態に近づいているかもしれないにもかかわらず、本人が気づかないまま進行します。
軽い衝撃でも骨折
骨粗鬆症が進行すると、日常生活のちょっとした転倒や荷物を持ち上げる程度の衝撃でも骨折する可能性が高まり、特に脊椎(腰椎・胸椎など)、大腿骨頸部、橈骨(手首近く)などは骨折が多発する部位です。
脊椎骨折の場合には背中や腰の痛みを伴い、さらに複数回骨折が起こると円背(猫背)や身長の低下につながる恐れがあります。
代表的な骨折部位と特徴
骨折部位 | 主な特徴 |
---|---|
脊椎(腰椎・胸椎) | 圧迫骨折を起こしやすく、背中・腰の痛みや姿勢変化をきたしやすい |
大腿骨頸部 | 高齢者の転倒時に頻発し、寝たきりのリスクが高い |
橈骨 | 手をついた際に折れやすく、手首付近に変形や痛みが生じる |
慢性的な痛みや姿勢の変化
骨折後は急性期の痛みが落ち着いても、軽微な圧迫骨折などが見逃されて慢性的な腰痛や背中の痛みを感じ続けることがあります。
さらに背骨が圧迫され変形すると、猫背や身長低下が生じ、内臓への圧迫感や呼吸のしづらさなどの二次的な問題を引き起こすケースも報告されています。
骨粗鬆症の原因
骨粗鬆症はさまざまな要因が関わって発症する複合的な疾患であり、生活習慣や加齢、性差などが影響することが知られています。体内の骨代謝バランスが崩れ、骨吸収が優位になるか、または骨形成が低下することで骨密度が下がります。
加齢とホルモンバランス
女性は閉経後にエストロゲンが急激に減少することで骨吸収が進行しやすくなり、閉経後骨粗鬆症を生じやすく、男性も加齢に伴って骨形成が滞り、骨量が徐々に減少していきます。
性ホルモンは骨代謝の重要な調節因子の一つであり、男女を問わず年齢を重ねるごとに骨量維持が困難になるのが骨粗鬆症の大きな特徴です。
年齢・性差における骨代謝の違い
性別 | 骨量のピーク | 主な骨量減少の契機 |
---|---|---|
女性 | 20~30代 | 閉経によるエストロゲン低下 |
男性 | 20~30代 | 加齢によるテストステロン低下 |
栄養不良や運動不足
カルシウムやビタミンD、ビタミンKなど、骨代謝に必須とされる栄養素の不足が骨粗鬆症を招く大きな要因となります。
特にカルシウムは骨の主要成分であり、不足すると骨からカルシウムを溶出して血中のバランスを保とうとするため、骨密度低下につながりやすいです。
また、運動不足によって骨に負荷がかからないと骨形成が刺激されにくくなり、骨が脆くなります。
骨代謝に重要な栄養素
- カルシウム
- ビタミンD
- ビタミンK
- タンパク質
生活習慣
喫煙は骨形成を抑制し、飲酒は骨代謝を乱すことで、どちらも骨粗鬆症のリスクを高めます。
過度なダイエットや偏食などで栄養が偏ると骨量が低下しやすくなり、その他にも夜型生活や過度なストレスはホルモンバランスを乱して骨の健康に悪影響を及ぼします。
生活習慣におけるリスク増減
生活習慣 | 骨への影響 |
---|---|
喫煙 | 骨形成抑制、血管収縮により骨代謝不良を招きやすい |
過度な飲酒 | ホルモンバランスの乱れや栄養吸収不良を起こしやすい |
運動不足 | 骨に負荷がかからず、骨形成が十分刺激されない |
原因疾患や薬剤の影響
続発性骨粗鬆症として、ステロイド薬の長期使用や甲状腺機能亢進症、腎臓病などが骨代謝に大きく影響することもあります。
慢性炎症性疾患や自己免疫疾患などでステロイドが処方されるケースでは、骨形成を阻害する方向に働き、骨粗鬆症を起こすことがあります。
検査・チェック方法
骨粗鬆症は自覚症状に乏しいため、検査によって骨密度を測定し、骨折リスクを評価することが重要で、正しい診断により、早期介入が可能になれば骨折の予防や骨量の維持につなげられます。
骨密度測定
骨粗鬆症の診断において中心的な役割を果たすのが骨密度測定で、DXA(デキサ)法というX線吸収法がゴールドスタンダードです。
骨密度測定では腰椎や大腿骨の骨密度を測定し、若年成人平均値(YAM)との比較によって骨量を評価しTスコアやZスコアという指標が用いられ、Tスコアが-2.5以下の場合、骨粗鬆症と診断されます。
DXA法の測定部位一覧
測定部位 | 特徴 |
---|---|
腰椎 | 加齢や性差の影響が大きく、変形があると測定誤差が生じやすい |
大腿骨近位部 | 大腿骨頸部や全股関節部を測定し、骨折リスク評価に有用 |
骨代謝マーカー検査
骨粗鬆症の進行状態や、治療効果のモニタリングには骨代謝マーカーが役立ちます。
骨形成マーカー(オステオカルシンなど)と骨吸収マーカー(NTXやDPDなど)の値を測定し、骨が新陳代謝を活発に行っているのか、それとも骨吸収が過剰かなどを把握することで、治療方針をきめ細かく調整可能です。
骨代謝マーカー例
- 骨形成マーカー:オステオカルシン(OC)、骨型アルカリフォスファターゼ(BAP)
- 骨吸収マーカー:NTX(N-テロペプチド)、CTX(C-テロペプチド)
画像検査
骨密度検査だけでは、既存の圧迫骨折や骨変形の有無は完全には把握しきれない場合があるため、レントゲン撮影なども合わせて実施することがあります。
腰椎X線では、椎体の圧迫骨折や変形を評価でき、大腿骨や橈骨など他部位の変化を確認する際にも有用です。
画像検査で判明しやすい所見
画像検査 | 主な判明所見 |
---|---|
腰椎X線 | 椎体の圧迫骨折、変形、骨皮質の状態 |
手・手首X線 | 骨梁の粗密、骨端部のスカスカ感、コルチカル骨の薄さなど |
血液検査・尿検査
骨粗鬆症の原因となり得る内分泌異常や栄養不良、腎機能低下などを評価するため、血液検査や尿検査を行う場合があります。
カルシウム、リン、アルブミン、ビタミンDなどの血中濃度を調べて栄養状態や代謝状態を把握し、骨粗鬆症が原発性なのか続発性なのかを判断する目安にもなります。
骨粗鬆症の治療方法と治療薬について
骨粗鬆症の治療目標は、骨密度を維持・改善し骨折リスクを低下させることで、生活習慣の改善、運動療法、栄養管理、そして薬物療法を組み合わせた総合的なアプローチが重要です。
生活習慣の改善
運動療法としては、骨に負荷をかけるウォーキングや軽度の筋力トレーニングが有効で、骨形成を促す刺激を継続的に与えることで骨密度低下の進行を抑える効果が期待できます。
さらにバランス訓練により転倒予防にも寄与し、骨折リスクを減らすことにつながり、また、カルシウムやビタミンDなどの栄養素を不足なく摂取できる食生活を心がけ、過度な喫煙や飲酒を控える生活習慣が治療の基本です。
日常生活での骨対策リスト
- 散歩や軽い筋力トレーニングを定期的に行う
- カルシウムやビタミンDを意識した食事をとる
- 喫煙や過度な飲酒は避ける
- 転倒しにくい住環境整備
薬物療法
骨粗鬆症治療に使われる代表的な薬剤は、骨吸収を抑えるビスホスホネート系薬やSERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター)、骨形成を促すPTH製剤(テリパラチドなど)、抗RANKL抗体製剤(デノスマブ)などです。
患者さんの年齢や骨密度、骨折リスク、併存疾患などを考慮して薬剤を選択します。
骨粗鬆症で使われる主な薬剤
薬剤クラス | 代表例 | 主な作用 | 投与形態 |
---|---|---|---|
ビスホスホネート系 | アレンドロネート、リセドロネート等 | 骨吸収を抑制し、骨密度を維持 | 週1回内服、月1回内服など |
SERM(選択的エストロゲン受容体モジュレーター) | ラロキシフェン等 | 骨にはエストロゲン様に働き、乳房や子宮には作用しにくい | 毎日内服 |
PTH製剤 | テリパラチド等 | 骨形成を促進し、骨密度を増大 | 毎日または週1回の自己注射 |
抗RANKL抗体製剤 | デノスマブ | 破骨細胞の活性を抑制し、骨吸収抑制 | 6カ月ごとの皮下注射 |
手術療法
骨粗鬆症自体に対する手術は通常ありませんが、骨折が生じた場合には骨接合術や人工関節置換術が必要になることがあります。
脊椎圧迫骨折に伴う強い痛みや脊髄圧迫症状に対しては、骨セメント注入などの低侵襲的処置が検討されるケースもありますが、あくまで骨折による合併症への対処であり、根本的に骨粗鬆症を改善する手術ではありません。
骨粗鬆症の治療期間
骨粗鬆症の治療は長期的な取り組みを要することが多く、一度骨密度が低下すると、短期間で劇的に改善することは難しいという特性があり、骨密度の測定や検査マーカーの推移を追いかけながら、継続的に対応するのが基本です。
薬物治療の期間
ビスホスホネート系薬やSERM、PTH製剤などは、一定期間服用や注射を継続することで骨折リスクが低下すると報告されています。
ビスホスホネート系薬では、早い場合で半年程度から効果が示される一方、長期投与による骨折リスク低下が明確に確認されるのは1~2年後です。
薬物治療期間に影響する要素
- 骨密度の初期値
- 骨折歴の有無と部位
- 年齢や性別
- 生活習慣の改善状況
骨代謝マーカーによるモニタリング
薬物療法の効果判定には、骨密度測定だけでなく骨代謝マーカーの値が有用です。
骨代謝マーカーが改善方向に動き出すと、その後数カ月の遅れをもって骨密度が上昇し始めるので、治療開始後は定期的にマーカーを測定し、効果や副作用を総合的に評価して治療期間を見極めます。
治療経過観察に用いられる指標
指標 | 経時的変化が示すもの |
---|---|
骨密度(DXA法) | 骨全体のミネラル量の増減 |
骨形成マーカー(BAPなど) | 骨形成の活発度合い |
骨吸収マーカー(NTXなど) | 骨吸収がどの程度抑制されているか |
中断後の注意点
骨粗鬆症薬を中断すると、骨吸収が再度亢進して骨密度低下に戻る可能性があり、一部の薬剤(ビスホスホネート系など)は一定の持続効果が期待できるものの、治療をやめた後の骨吸収リバウンドに注意が必要です。
骨粗鬆症薬の副作用や治療のデメリットについて
骨粗鬆症薬は、骨折予防や骨密度上昇において大きな効果を期待できる一方で、薬剤ごとに副作用やデメリットがあります。
ビスホスホネート系薬の副作用
ビスホスホネート系薬(アレンドロネート、リセドロネートなど)は骨吸収抑制薬として広く使われますが、内服時に食道への刺激を起こしやすく、服用後30分は横にならない、コップ1杯以上の水で飲むなどの留意点があります。
まれに顎骨壊死のリスクが報告されており、歯科治療との連携が必要です。
ビスホスホネート系薬使用時の注意
- 朝起床後に多めの水とともに服用
- 服用後30分は横にならず、上体を起こした姿勢を保つ
- 歯科トラブルがある場合は事前に歯科医と相談
SERMのデメリット
SERM(ラロキシフェンなど)は骨にはエストロゲン様に働きつつ、乳腺や子宮には刺激しにくい利点がありますが、静脈血栓塞栓症やホットフラッシュなどの副作用がまれに報告されています。
閉経後骨粗鬆症の女性に特に有効ですが、既往歴や血栓リスクに応じて使用に注意が必要です。
PTH製剤・抗RANKL抗体製剤の留意点
PTH製剤(テリパラチドなど)は骨形成を強力に促進する半面、使用期間や注射の方法が制限されており、患者さんの経済的負担や注射に対する心理的ハードルも考慮することが大切です。
抗RANKL抗体製剤(デノスマブ)は6カ月ごとに注射するだけで骨吸収抑制が期待できますが、投与中断すると骨密度低下が急激に起こるリバウンド現象が指摘されています。
PTH製剤・抗RANKL抗体製剤の特徴
薬剤クラス | 投与方法 | 主な留意点 |
---|---|---|
PTH製剤(テリパラチド) | 1日1回~週1回自己注射 | 高価、使用期間に制限(通常2年程度) |
抗RANKL抗体(デノスマブ) | 6カ月に1回皮下注射 | 投与中断後の骨量急減に注意 |
骨粗鬆症の保険適用と治療費
以下に記載している治療費(医療費)は目安であり、実際の費用は症状や治療内容、保険適用否により大幅に上回ることがございます。当院では料金に関する以下説明の不備や相違について、一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
検査費用の目安
骨密度測定(DXA法)やレントゲン撮影、血液検査などは保険適用で受けられ、多くの場合、数千円程度の自己負担で実施可能です。
骨代謝マーカーを複数測定する場合には、検査項目が増える分だけ費用も加算されることがあります。
骨粗鬆症関連検査の自己負担
- 骨密度測定(DXA):数千円程度
- レントゲン撮影:数百円~数千円程度
- 骨代謝マーカー検査:項目数に応じて数千円
薬剤費用
ビスホスホネート系薬やSERM、PTH製剤など、骨粗鬆症治療薬の費用も保険適用があります。
ビスホスホネート系薬は比較的安価なものからある一方、PTH製剤は高価な部類に入るなど、薬剤によって月数千円から数万円程度です。
通院・注射のコスト
外来での注射製剤(デノスマブなど)を受ける場合、6カ月に1回の注射と診察が必要となり、その都度の診察料や薬剤費がかかります。
一方、自己注射のPTH製剤の場合は自宅で注射を行いますが、薬剤コストが比較的高価であることから、自己負担額の点で注意が必要です。
以上
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