変形性膝関節症のステージ1・2(初期・進行期前半)の特徴と治療の選択肢

膝の違和感や軽い痛みを感じて「自分の膝はどの程度悪いのだろう」と不安を抱えていませんか。変形性膝関節症は、レントゲンで確認できる骨の変化に基づいてステージが分けられます。

ステージ1やステージ2は症状が比較的軽い段階であり、適切な対処を始めれば進行を遅らせることが十分に期待できます。

この記事では、初期から進行期前半にあたるステージ1・2の膝の状態や自覚症状、そして今から取り組める治療や日常生活の工夫について丁寧に解説します。

目次

変形性膝関節症のステージ分類はレントゲンで決まる|Kellgren-Lawrence分類とは

変形性膝関節症の進行度は、レントゲン画像をもとにした国際的な分類基準で判定されます。

日本の整形外科でも広く使われているのが「Kellgren-Lawrence分類(ケルグレン・ローレンス分類)」で、グレード0からグレード4までの5段階で膝の状態を評価します。

Kellgren-Lawrence分類が世界中の医師に使われている理由

この分類法は1957年に英国の研究者によって提唱されました。レントゲンという比較的簡便な検査で客観的にステージを判定できるため、世界中の整形外科医が診断の共通言語として採用しています。

具体的には、関節の隙間の狭さや骨棘(こつきょく=骨のトゲ)の有無を観察し、変化の度合いに応じて等級を割り振ります。

患者さんとのあいだで「今どの段階にいるのか」を共有しやすい点も、この分類が長く使われ続けている理由でしょう。

グレード0からグレード4まで、それぞれの膝はどう違う

グレード0は正常な膝で、レントゲンに異常所見がない状態です。グレード1になると骨棘がわずかに認められるようになりますが、関節の隙間にはほとんど変化がありません。

グレード2では明らかな骨棘が確認され、関節裂隙(れつげき=骨と骨のあいだの隙間)の軽度な狭小化がみられることもあります。グレード3以上になると骨の硬化や変形が進み、手術の検討が視野に入ってきます。

変形性膝関節症のKellgren-Lawrence分類一覧

グレードレントゲン所見臨床的な目安
0異常なし正常な膝
1骨棘がわずかに疑われる初期(ステージ1)
2明らかな骨棘、関節裂隙の軽度狭小化の疑い進行期前半(ステージ2)
3複数の骨棘、明確な関節裂隙狭小化、骨硬化進行期後半
4大きな骨棘、著明な関節裂隙狭小化、骨変形末期

レントゲンだけでは膝の痛みの全貌はつかめない

レントゲンは骨の変化を映し出す検査ですが、軟骨そのものや半月板、靭帯の状態は写りません。そのため、グレード1で強い痛みを感じる方がいる一方で、グレード2でもほとんど自覚症状がない方もいます。

画像と症状が一致しないケースは珍しくないため、「レントゲンでは軽いと言われたから大丈夫」と安心しすぎるのも、逆に悲観しすぎるのも禁物です。

主治医と相談しながら、自分の膝の状態を総合的に把握することが大切といえます。

変形性膝関節症ステージ1(初期)の症状|「なんとなく膝が重い」を見逃さない

ステージ1は変形性膝関節症のごく初期にあたり、膝に大きな変形はまだ生じていません。しかし、この段階で自覚症状に気づき、早めに対処を始めた方はその後の経過が良好な傾向にあります。

朝の起床時や動き始めに感じる「こわばり」が初期のサイン

ステージ1で多くの方が訴えるのが、朝起きたときや長時間座ったあとに膝がこわばる感覚です。数分から十数分ほど動いているうちに解消されることが多いため、「歳のせいかな」と見過ごしがちでしょう。

この「動き出しのこわばり」は、関節内の滑液(かつえき=関節を潤す液体)の循環が低下しているサインと考えられています。繰り返し感じるようであれば、整形外科を受診する良いタイミングです。

階段の上り下りで膝がきしむように感じる方へ

ステージ1の方がもう一つ自覚しやすいのは、階段を下りるときや正座から立ち上がるときの軽い違和感です。痛みとまではいかなくても、膝の内側にかすかな引っかかりやきしみを感じるかもしれません。

この段階では日常生活に大きな支障はないものの、軟骨の表面がわずかに傷み始めている可能性があります。無理な動作を避けつつ、太ももの筋力を維持する軽い運動を意識するだけでも、膝への負担は変わってきます。

ステージ1は「治療のゴールデンタイム」と心得る

軟骨の減り方がまだわずかなステージ1は、生活習慣の改善や運動療法の効果がもっとも出やすい時期です。逆にいえば、何も対策をしないまま数年が経過すると、ステージ2や3へ進行するリスクが高まります。

「まだ大したことがないから」と油断せず、早い段階で整形外科医や理学療法士と一緒に予防的なケアを始めることが、将来の膝を守る一番の近道です。

自覚症状頻度の目安対応のポイント
朝のこわばり数日おき〜毎日数分間のストレッチで緩和
動き始めの違和感長時間の座位後こまめに立ち上がる習慣
階段での軽い痛み下り階段で顕著手すりを使って負担を軽減
膝のだるさ・重さ夕方に感じやすいアイシングや休息で回復

変形性膝関節症ステージ2(進行期前半)の症状と診断|痛みが日常に影を落とし始める段階

ステージ2に進むと、レントゲンで骨棘がはっきり認められ、関節の隙間も狭くなり始めます。日常生活の中で「膝が痛い」と明確に感じる場面が増えてくるため、本格的な治療を検討する方が多い段階です。

ステージ1との違い|レントゲンでも変化がはっきり映る

ステージ1では「疑わしい程度」だった骨棘が、ステージ2になると誰が見ても分かる大きさに成長しています。

関節裂隙もわずかに狭くなり始めるため、医師から「軟骨がすり減ってきていますね」と説明を受けることがあるでしょう。

ただし、繰り返しになりますが、レントゲンの見た目だけで痛みの強さは決まりません。画像上の変化が軽くても痛みが強い場合には、MRI検査で軟骨や半月板の状態を精密に調べることも検討されます。

歩行中や立ち上がり動作での痛みが増える

ステージ2の方は、長時間の歩行や坂道、階段の上り下りで膝の内側に鈍い痛みを感じるときが増えてきます。買い物や通勤の途中で足を止めたくなる、という声はよく耳にします。

椅子から立ち上がるときに「よいしょ」と力を入れないと立てない、正座が辛くなってきた、という変化もステージ2に見られる典型的な症状です。

こうした生活動作の制限は、放置すると筋力低下を招き、さらなる悪循環を生む恐れがあります。

ステージ1とステージ2の症状比較

比較項目ステージ1ステージ2
骨棘ごくわずか明確に確認できる
関節裂隙ほぼ正常軽度の狭小化
痛みの出方動き始めの違和感歩行中・階段で鈍痛
日常生活への影響ほとんどない一部の動作が辛い

ステージ2で放置するとどうなるのか

ステージ2は「まだ手術は必要ない」と判断されることがほとんどですが、何もしなければ数年のうちにステージ3へ移行する可能性があります。

特に体重過多の方や、痛みを我慢して無理に動き続ける方は進行が速い傾向にあるといわれています。

ステージ2のうちに適切な運動療法や体重管理、必要に応じた薬物療法を始めると、膝関節の負担を減らし、進行の速度を穏やかにする効果が期待できます。

変形性膝関節症のステージ1・2で受けられる運動療法とリハビリ|膝を守る筋力をつける

運動療法は変形性膝関節症の初期〜進行期前半において、痛みの軽減と機能改善の両面で高いエビデンスが報告されている治療法です。膝に過度な負荷をかけず、太ももの筋肉を鍛えることが基本的な方針となります。

大腿四頭筋のトレーニングが膝を内側から支える

太ももの前面にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)は、膝関節を安定させるうえで中心的な役割を担っています。この筋肉が弱くなると、歩行時に膝がぐらつきやすくなり、軟骨への負担が増大します。

自宅でも簡単にできるトレーニングとして、椅子に座ったまま片足をゆっくり持ち上げる「膝伸ばし運動」があります。1セット10回、1日2〜3セットを目安に行うと、2〜3か月後には太ももの筋力向上が実感できるでしょう。

水中ウォーキングは膝への負担を減らしながら全身を動かせる

プールでのウォーキングは、浮力によって膝にかかる体重が大幅に軽減されるため、陸上での運動が辛い方にも取り組みやすいリハビリです。水の抵抗が適度な筋力トレーニングになる点も見逃せません。

週2〜3回、30分程度の水中ウォーキングを続けると、痛みの軽減や歩行能力の改善が報告されています。水温が低すぎるプールは筋肉を硬くする恐れがあるので、30度前後の温水プールが望ましいでしょう。

ストレッチで膝まわりの柔軟性を取り戻す

筋力トレーニングと並行して、太もも裏のハムストリングスやふくらはぎのストレッチも欠かせません。筋肉が硬いと膝関節の可動域が狭くなり、動作のたびに軟骨に集中的な力がかかりやすくなります。

入浴後の体が温まった状態で、ゆっくりと30秒ほど伸ばすのが効果的です。反動をつけて勢いよく伸ばすと筋肉を傷めるリスクがあるため、じんわりと伸ばす「静的ストレッチ」を心がけてください。

運動の種類膝への負担期待できる効果
膝伸ばし運動低い大腿四頭筋の強化
水中ウォーキング非常に低い全身の筋力・持久力向上
ストレッチ低い柔軟性の維持・改善
ウォーキング(平地)中程度心肺機能・体重管理

変形性膝関節症ステージ1・2の薬物療法と注射治療|痛みをコントロールしながら生活の質を保つ

運動療法と並んで柱となるのが薬物療法です。痛みが強い時期に適切な薬を使うと、日常生活やリハビリへの意欲を維持しやすくなります。ステージ1・2では、まず外用薬や内服薬から試すのが一般的な流れです。

外用薬(湿布・塗り薬)は副作用が少なく初期治療に向いている

消炎鎮痛成分を含む湿布や塗り薬は、胃腸への負担が少なく、ステージ1・2の痛みに対して手軽に使える治療手段です。

国際的なガイドラインでも、膝の変形性関節症に対する外用NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)の使用は強く推奨されています。

湿布を貼る際は、痛みのある部位を清潔にしてから貼付すると、薬剤の浸透が良くなります。かぶれやすい方は、貼付時間を6〜8時間程度にとどめ、塗り薬に切り替えるのも一つの方法です。

内服薬(痛み止め)はいつ・どのように使えばよいか

外用薬だけでは痛みが十分にコントロールできない場合、経口のNSAIDsや鎮痛薬の服用を医師が提案することがあります。服用のタイミングや期間は必ず医師の指示に従い、自己判断で量を増やすのは避けてください。

胃腸障害のリスクがある方には、胃を保護する薬が併用されるケースもあります。長期間の服用は腎臓や心臓への影響が懸念されるため、痛みが落ち着いたら徐々に減薬する方針が一般的です。

  • 外用NSAIDs(湿布・塗り薬):胃腸への負担が少なく第一選択になりやすい
  • 経口NSAIDs(飲み薬):外用薬で効果が不十分な場合に検討される
  • アセトアミノフェン:NSAIDsが使えない方の代替として用いられる場合がある

ヒアルロン酸注射は膝の潤滑を補う治療法

膝関節内にヒアルロン酸を注入する治療は、日本の整形外科で広く行われています。ヒアルロン酸は関節液の主成分の一つで、軟骨の表面を保護し、膝の動きを滑らかにする働きがあります。

通常は週1回のペースで5回程度、膝に注射を行います。痛みの軽減や膝の動かしやすさが改善される方が多い一方、効果の持続期間には個人差があります。主治医と相談のうえ、運動療法と組み合わせて活用すると良いでしょう。

ステロイド注射は炎症が強いときの短期的な選択肢

膝が腫れて熱を持っているなど、炎症が強い急性期には、関節内へのステロイド注射が検討されることがあります。炎症を素早く鎮める効果が高い反面、頻回の使用は軟骨に悪影響を及ぼす恐れが指摘されています。

そのため、年に数回までにとどめるのが一般的です。ステロイド注射はあくまで炎症を抑えるための一時的な手段であり、根本的な治療としては運動療法や生活改善の継続が重要といえます。

体重管理と日常生活の工夫で変形性膝関節症の進行を防ぐ|今日からできること

体重が1kg増えると膝にかかる負荷は歩行時に約3〜5kg増加するといわれています。ステージ1・2の段階で体重をコントロールし、膝にやさしい生活習慣を身につけることは、将来の手術リスクを減らすために非常に有効です。

まずは体重の5%減量を目標にする

肥満がある方の場合、現在の体重の5〜10%を減らすだけでも膝の痛みが有意に軽減されることが複数の研究で示されています。70kgの方であれば3.5〜7kgの減量が目標です。

極端な食事制限は筋肉量の低下を招き、かえって膝を不安定にするリスクがあります。栄養バランスの良い食事と適度な運動を組み合わせ、月に0.5〜1kgのペースで無理なく体重を落としていくのが理想的でしょう。

膝への衝撃を和らげる靴選びと歩き方

かかとの薄いパンプスやサンダルは膝への衝撃吸収が弱いため、できるだけクッション性の高い靴を選んでください。インソール(中敷き)を活用すると、足のアーチを支え、膝への荷重バランスを整えられます。

歩き方の癖も見直してみましょう。歩幅を少し狭くして、足裏全体で着地するように意識すると、膝の内側にかかる負担が軽減されます。日々の積み重ねが、5年後・10年後の膝の状態を大きく左右します。

和式の生活動作から洋式に切り替えるだけで膝は楽になる

正座や和式トイレなど、膝を深く曲げる動作は変形性膝関節症の痛みを悪化させやすいです。可能であれば椅子とテーブルでの食事に切り替え、トイレも洋式にすると、膝への負担は大幅に減ります。

布団からの起き上がりが辛い方は、ベッドへの移行を検討してみてください。こうした生活環境の見直しは地味に思えるかもしれませんが、毎日の膝への負荷を確実に減らしてくれます。

生活の工夫膝への効果
クッション性の高い靴を履く歩行時の衝撃を吸収する
正座をやめて椅子に座る膝の深い屈曲を避けられる
布団からベッドに変える起き上がり動作の負担が減る
和式トイレを洋式にするしゃがみ込み動作を回避できる
階段より坂道やエレベーターを使う膝への下り衝撃を減らせる

変形性膝関節症のステージ1・2で病院を受診するベストなタイミング|「様子見」はいつまで許されるか

「痛みが出たり引いたりを繰り返しているけれど、病院に行くほどではない気がする」と感じている方は少なくないでしょう。

しかし、受診が遅れるほど治療の選択肢は狭まり、手術のリスクも高くなります。ステージ1・2の段階で整形外科を受診し、適切な管理を始めることが賢明です。

こんな症状があれば早めに整形外科を受診したほうがよい

  • 朝のこわばりが2週間以上続いている
  • 階段の上り下りで痛みを感じる日が増えてきた
  • 膝が腫れている、または熱を帯びている
  • 歩行中に膝が「カクッ」と不安定に感じる

整形外科ではどんな検査を受けるのか

初回の受診では、まず問診で痛みの場所や程度、いつから症状があるかを確認します。続いて膝の可動域や腫れの有無を触診で評価し、レントゲン撮影でKellgren-Lawrence分類に基づくステージ判定を行います。

必要に応じてMRI検査が追加され、軟骨の損傷度や半月板の状態をより詳しく調べることもあります。血液検査でリウマチなど他の関節疾患との鑑別を行う場合もあるため、初診には時間に余裕をもって受診しましょう。

定期的な通院で経過を追うことが進行予防につながる

一度ステージを確認したら終わりではなく、半年〜1年ごとの定期検診が推奨されます。レントゲンを定期的に撮影すると、骨棘の増大や関節裂隙の変化を早い段階でキャッチできるからです。

通院のたびに運動療法の進み具合や体重の変化を主治医と共有し、必要に応じて治療内容を微調整していくことで、膝の悪化を食い止められる可能性が高まります。

「自分の膝は自分で守る」という意識を持ちながら、専門家の力を借りることが大切です。

よくある質問

変形性膝関節症のステージ1では手術が必要になりますか?

変形性膝関節症のステージ1で手術が必要になることは、ほとんどありません。この段階ではレントゲンで確認できる変化がごくわずかであり、運動療法や体重管理、必要に応じた外用薬の使用など保存的な治療で十分に対応できるケースが大半です。

まずは主治医の指導のもとで太ももの筋力を強化するトレーニングを始め、日常生活で膝に過度な負担をかけない工夫を取り入れましょう。早い段階からケアを始めると、ステージの進行を遅らせることが期待できます。

変形性膝関節症のステージ2からステージ3へ進行するのを防ぐにはどうすればよいですか?

変形性膝関節症のステージ2からステージ3への進行を防ぐためには、運動療法と体重管理の継続が柱になります。大腿四頭筋を中心とした筋力トレーニングを週3回以上行い、膝関節を安定させることが大切です。

肥満のある方は現在の体重から5〜10%の減量を目指すと、膝への荷重が軽減されて痛みの改善にもつながります。加えて、半年〜1年ごとにレントゲンで経過を確認し、治療内容を主治医と見直す習慣をつけてください。

変形性膝関節症のステージ1・2ではどのような運動が膝に安全ですか?

変形性膝関節症のステージ1・2で安全に取り組める運動としては、椅子に座ったまま行う膝伸ばし運動、水中ウォーキング、平地での軽いウォーキング、ストレッチなどが挙げられます。いずれも膝への衝撃が少なく、筋力維持や柔軟性の改善に効果が期待できます。

一方で、ジョギングや縄跳び、深いスクワットなど膝への衝撃が大きい運動は避けたほうが無難です。どの運動をどの程度行えばよいかは膝の状態によって異なるため、理学療法士や整形外科医に相談してから始めると安心でしょう。

変形性膝関節症のステージ2でヒアルロン酸注射を受けるメリットはありますか?

変形性膝関節症のステージ2でヒアルロン酸注射を受けると、関節液の粘性と弾性が補われ、膝の動きが滑らかになる効果が期待できます。痛みの緩和や歩行時の違和感の軽減を実感する方も多く、運動療法に取り組みやすくなるという利点があります。

ただし、効果の持続期間は数か月程度で個人差が大きいため、注射だけに頼るのではなく、筋力トレーニングや体重管理と組み合わせることが重要です。注射のスケジュールや回数は主治医と相談して決めてください。

変形性膝関節症のステージ1・2の段階で痛みがなくても治療は必要ですか?

レントゲンでステージ1やステージ2と診断されていても、自覚症状がまったくない方はいらっしゃいます。痛みがない場合に積極的な薬物治療を行う必要性は低いですが、予防的なケアとしての運動療法や体重管理は始めておくことをおすすめします。

変形性膝関節症は年月をかけてゆっくり進行する病気であり、痛みが出始めてからでは軟骨の損傷がすでにかなり進んでいるケースもあります。

症状がない今のうちから太ももの筋力を維持し、膝にやさしい生活習慣を心がけると、将来の痛みや機能低下を防ぎやすくなるでしょう。

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この記事を書いた人

臼井 大記のアバター 臼井 大記 大垣中央病院 整形外科・麻酔科 担当医師

日本整形外科学会認定専門医

2009年に帝京大学医学部医学科卒業後、厚生中央病院に勤務。東京医大病院麻酔科に入局後、カンボジアSun International Clinicに従事し、ノースウェスタン大学にて学位取得(修士)。帰国後、岐阜大学附属病院、高山赤十字病院、岐阜総合医療センター、岐阜赤十字病院で整形外科医として勤務。2023年4月より大垣中央病院に入職、整形外科・麻酔科の担当医を務める。

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