イミキモドとは、皮膚の免疫応答を調整する働きを持つ外用薬です。ウイルスや腫瘍などに対する身体の免疫機能を活性化し、さまざまな皮膚病変の改善を目指すうえで利用されています。
尖圭コンジローマをはじめとするウイルス性のイボや、一部の皮膚がん前段階の病変などに対して処方されることが多く、病変部位に塗布することで皮膚の免疫系を刺激してウイルスや腫瘍細胞の排除を促します。
この記事の執筆者

小林 智子(こばやし ともこ)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長
2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。
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イミキモドの有効成分と効果、作用機序
イミキモドは免疫調整作用を持つ外用薬であり、ウイルスや腫瘍細胞に対して身体がより効果的に対抗できるように促す役割があります。
免疫応答を活性化する仕組み
イミキモドは、皮膚に塗布すると局所的に免疫細胞(樹状細胞など)を刺激して、インターフェロンやサイトカインといった物質を産生させます。
このような物質は体内の免疫系をより活発にし、ウイルス感染細胞やがん細胞を攻撃する働きを高めます。
- 体が本来持っている免疫力を高める
- ウイルスや腫瘍細胞を排除する方向へ導く
- 局所にとどまらず全身の免疫系にも影響する場合がある
ウイルスによる病変への効果
尖圭コンジローマのようなヒトパピローマウイルス(HPV)が原因の病変では、ウイルスが皮膚や粘膜に感染してイボ状の隆起を作ります。
イミキモドは直接ウイルスを殺すわけではありませんが、免疫系がウイルス感染細胞を排除しやすい状態を作り出すため、治療を継続するうちにイボが小さくなる、または消失に至るケースがあります。
前がん病変に対する効果
イミキモドは一部の表在性基底細胞がんや、日光角化症(乾燥してかさぶた状になる皮膚病変)などに対しても効果が確認されています。
将来的に悪化する可能性がある皮膚病変ですが、イミキモドによる局所免疫の活性化で異常細胞を排除し、病変が改善する道筋が考えられています。
再発予防の観点
イミキモドを使用してイボや病変を改善したあとでも、HPVなどのウイルスが体内に残る場合があります。免疫力を上げることで、再発を抑える効果が期待できるとされていますが、個人差があるため経過観察は大切です。
主な作用と目的
作用の特徴 | 目的 |
---|---|
免疫系への刺激 | インターフェロンなどのサイトカイン産生を促し、免疫力を向上 |
ウイルス感染細胞の排除促進 | HPVなどのウイルスが原因となる皮膚病変の改善を狙う |
腫瘍細胞に対する免疫応答増強 | 前がん病変や初期の皮膚がんに対して異常細胞の排除を促す |
イミキモドで期待できる効果
- 免疫応答の活性化による病変部位の縮小または消失
- 一定の再発抑制効果
- 軽度~中等度の皮膚病変に対する非侵襲的アプローチ
イミキモドの使用方法と注意点
イミキモドを正しく使用して効果を得るためには、塗布の仕方や頻度、塗布後のケアなどいくつかのポイントがあります。
塗布頻度と時間帯
多くの場合、週に数回(例えば週3回程度)寝る前に塗布して、そのまま6~10時間ほど放置して朝に洗い流すといった使い方が基本となります。処方内容によっては、週5回のケースや1日置きなどのケースもありますので、個々の指示が大切です。
- 夜に塗布し、就寝時に患部に薬が浸透するイメージ
- 翌朝に患部を優しく洗い流す
- 毎日の連続使用ではなく、休薬日を挟むことが多い
患部の洗浄と乾燥
イミキモドを塗布する前に患部を清潔にし、よく乾燥させてから塗布すると成分が皮膚に浸透しやすくなります。塗布後は通気性に気を配り、極力ガーゼや絆創膏などで密閉しないほうが望ましい場合が多いです。
ただし、部位や生活環境によってはカバーが必要なケースもあり、医師の指示に従ってください。
塗布前・塗布後のケア方法
項目 | 方法・注意点 |
---|---|
塗布前の洗浄 | 温水またはぬるま湯で患部を洗い、しっかり乾燥させる |
塗布後の保護 | 必要に応じてガーゼなどを使用。ただし密閉は避けることが多い |
翌朝の洗い流し | 優しく洗浄し、薬剤を落とす |
肌の保湿 | 必要に応じて保湿剤を使用。炎症が強い場合は医師に相談 |
適量と塗布範囲
イミキモドは、症状や病変の広がりに応じて使用量が変わり、塗布範囲が広すぎると皮膚刺激が強くなる恐れがあり、使用量が少なすぎると十分な効果が得られにくいです。通常は付属のパックやチューブを用いて、患部全体を覆う程度に塗ります。
使用中に注意すべき症状
塗布部位に赤みやかゆみが生じることはよくあります。
ある程度は治療反応の一部とも考えられますが、ただの刺激ではなく、水疱や潰瘍が広範囲にわたってできる、あるいは全身の倦怠感や高熱が出るなど、異常を感じた場合は医師へ連絡し、使用を一時的に中断してください。
- 塗布部位の赤みやかゆみ
- 小水疱や浸潤
- 体調不良(発熱やだるさ)
- 痛みが強く日常生活に支障を来すほどの場合
イミキモドの適応対象となる患者さん
イミキモドは、免疫賦活作用によってウイルス性病変や前がん病変を治療する選択肢として広く知られています。ただし、すべての皮膚病変に適応できるわけではなく、症状や病変の種類によっては他の治療法が望ましい場合もあります。
尖圭コンジローマ
尖圭コンジローマは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が性器や肛門周辺の皮膚に感染してできるイボです。接触感染によって広がりやすく、ときに複数のイボが融合して大きくなるケースもあります。
イミキモドは、このウイルス感染部位に対して免疫応答を高めることでウイルス感染細胞の排除を促し、イボの縮小や消失を狙います。
尖圭コンジローマでイミキモドを考えるポイント
項目 | 内容 |
---|---|
ウイルスの種類 | ヒトパピローマウイルス(HPV)の一種 |
患部の特徴 | 性器や肛門付近に小さなイボが多数できる |
症状の変化 | 放置すると大きく増殖したり、周囲に広がったりする可能性がある |
イミキモドの役割 | 局所免疫反応を強め、ウイルス感染細胞を排除しやすくする |
日光角化症
日光角化症は、長年紫外線を浴び続けたことで皮膚に生じる角化異常を伴う病変で、将来的に皮膚がんに移行するリスクがあり、見た目は赤みやかさぶた状の斑点などで気づくことが多いです。
イミキモドを塗布することで異常細胞の免疫学的排除を図り、病変の進行を抑える狙いがあります。
- 紫外線ダメージによる皮膚の変異
- イミキモドによる局所的な免疫活性化
- 悪化前に対処することで皮膚がんへの進展を防ぐ可能性
表在性基底細胞がん
基底細胞がんは皮膚がんの一種ですが、進行がゆるやかで他の組織へ転移することは比較的少ないです。イミキモドは、表在性で浸潤が浅いケースに適応となる場合があり、外科的切除以外の選択肢として用いられます。
ただし、腫瘍が大きい場合や深部まで及ぶ場合は手術をはじめとした他の治療法が検討されます。
その他の皮膚病変への応用
イミキモドは免疫系の活性化を利用する薬であるため、さまざまな疾患への応用可能性が研究されていますが、保険適用となっているわけではなく、実際に使用するかどうかは医師の判断やガイドラインに基づいて決定されます。
- さまざまなHPV関連疾患
- 特定の前がん病変(ボーエン病など)
- 外科的治療を避けたい場合の補助療法
治療期間
イミキモドで治療する場合、日数や週単位での使用指示を守りつつ、数週間から数カ月というスパンで効果を確認することがよくあります。効果が現れるまでに時間がかかるケースも多いため、焦らずに継続的に取り組む姿勢が必要です。
通常の使用期間の目安
尖圭コンジローマの場合、週3回の使用で最大16週ほど継続するといった指示が一般的です。日光角化症や基底細胞がんの表在型などでは、週5回の使用を数週間から1カ月以上続け、患部の変化をみながら追加期間を検討することがあります。
- 尖圭コンジローマ:週3回使用で最大16週程度
- 日光角化症:週5回使用で4週前後、その後の経過で延長もあり
- 表在性基底細胞がん:症状に応じて4~6週程度
症状の変化を見極めるタイミング
イミキモドは、塗布部位に炎症反応を起こしながら免疫系を働かせることが特徴的です。
初期には赤みやかさぶたを伴うため、一見悪化したように見えることもありますが、治療反応の一部で、適度な炎症が起きている場合は効果のサインとも考えられます。
治療中~治療終了後にかけて医師が目視や場合によっては組織検査で変化を確認します。
治療期間と効果判定の目安
病変の種類 | 一般的な使用期間 | 主な効果判定の方法 |
---|---|---|
尖圭コンジローマ | 16週程度 | 目視・触診でイボの縮小や消失を確認 |
日光角化症 | 4~8週程度 | 皮膚表面のかさぶたが取れた後の組織変化を確認 |
表在性基底細胞がん | 4~6週程度 | 病変部の肉眼的・病理組織学的評価 |
その他のHPV関連病変 | 病変により異なる | 専門医が経過観察や追加検査を行う |
治療期間におけるポイント
- 週あたりの使用回数を守る
- 指定期間を終えても、必要であれば延長する場合がある
- 炎症反応による痛みや腫れの程度で休薬を挟むこともある
- 完治後も定期的な経過観察が大切
休薬期間の設定
塗布部位の炎症が強い場合、途中で数日~1週間の休薬期間を設けることがあり、炎症がおさまってから再びイミキモドを開始すると、途中中断していた間に皮膚が回復し、再度有効に作用することが期待できます。
適度な休薬を入れるかどうかは、患部の状態と患者さんの負担を総合的に考慮して医師が判断します。
治療後のフォローアップ
イミキモドによる治療を終了した後も、HPV関連病変の再発や別の病変の出現を早期発見するために、一定期間のフォローアップが求められます。症状が再燃した場合でも、再度イミキモドや他の治療法を検討することで対処可能なことが多いです。
イミキモドの副作用やデメリット
免疫を活性化させる薬であるイミキモドは、局所的な皮膚反応や軽い全身症状を起こすことがあります。
これは治療過程においてある程度予想されることで、適度な炎症反応は薬がしっかり作用しているサインですが、症状が強く出たり、日常生活に支障を来す場合には注意が必要です。
局所的な皮膚反応
イミキモドを塗布した部位は、炎症反応や免疫活性化によって以下のような症状が出やすくなります。
- 発赤
- かゆみ
- ヒリヒリした痛み
- 水疱やびらん
局所反応のレベルと対応策
レベル | 症状の例 | 対応策 |
---|---|---|
軽度 | 軽い赤み、かゆみ | 通常の治療継続 |
中程度 | ヒリつき感、水疱出現 | 医師に相談し、休薬期間を設けるか検討 |
重度 | 強い腫れ、潰瘍化、出血 | 速やかに受診し、使用中止や他の治療を検討 |
かゆみや軽い痛みであれば、多少は許容範囲と考えられることが多いです。ただし、痛みで眠れない、外出がままならないほどの腫れが出るなどの強い症状がある場合は、無理をせず医療機関に相談してください。
全身症状
イミキモドは局所外用薬でありながら、免疫系を活性化する作用が全身に及ぶケースもあり、ごくまれに以下のような症状が報告されています。
- 発熱
- 倦怠感
- リンパ節の腫れ
- インフルエンザに似た症状
これらが強く現れた場合、身体が過剰に反応している可能性があるため、医療機関で評価を受けましょう。
他の疾患や妊娠中の注意
免疫系に関わる薬であるため、重度の自己免疫疾患を持つ方や、免疫機能が低下している方、妊娠中や授乳中の方は注意が必要です。医師がメリットとデメリットを比較検討し、必要性が高いと判断した場合は慎重に使用を進めることがあります。
- 自己免疫疾患を持つ方:病気の悪化や感染リスク
- 妊娠中・授乳中の方:胎児や乳児への影響が十分解明されていない
イミキモドで効果がなかった場合
イミキモドによる治療を一定期間行っても、思うような効果が得られないケースがあります。皮膚病変の種類や進行状況、患者さんの免疫状態によって薬の効き方は異なるため、100%の改善が見込めるわけではありません。
使用期間の不足
イミキモドは、効果を感じるまでに数週間から数カ月かかることが多いです。
炎症反応が思ったより強く出た、あるいは本人の都合で休薬期間が長引いたなどの理由で、実質的に使用できた期間が短い場合には効果が十分に現れない可能性があります。
- 指示された期間・回数を守れなかった
- 途中で痛みに耐えきれず使用中断した
対象病変の特性
皮膚病変が深部に及んでいる、あるいはウイルス量が多いなど、イミキモドによる局所免疫反応だけでは対処しきれないケースもあります。また、ウイルスの型や病変の場所によっても治療効果に差が出ることが知られています。
イミキモドが効きづらい要因
要因 | 具体例 |
---|---|
病変の深さ | 皮膚の表層を超えて深く浸潤している |
ウイルス型 | 特定のHPV型に対して効果が出にくい場合がある |
免疫力の低下 | 高齢、基礎疾患、投薬などで免疫機能が弱っている |
正しい使用の徹底度 | 使用回数・塗布方法が不十分、休薬が多かったなど |
他の治療法との併用や切り替え
イミキモド単独では改善が乏しい場合、他の外用薬や液体窒素療法、レーザー治療、外科的切除などを検討することがあります。
複数の治療法を併用することで相乗効果を狙う手段もあり、たとえばイミキモドで免疫を高めつつ、一部の病変を凍結療法で除去する、といった組み合わせです。
- 液体窒素療法(凍結してイボを除去)
- レーザー照射
- 外科的切除
- 他の免疫療法や抗ウイルス薬
他の治療薬との併用禁忌
イミキモドは、免疫系の働きを強める作用を持つ薬です。そのため、他の薬剤を併用する際には、免疫反応や皮膚への影響を考慮しなければなりません。
ステロイド外用薬との併用
イミキモドは免疫を活性化させる一方でステロイド外用薬は炎症を抑え、免疫反応を鎮静化する方向に働きます。同じ部位に同時に使うと、それぞれの作用が打ち消し合う可能性があるため、医師の判断が欠かせません。
炎症が強すぎて日常生活に支障をきたす場合に、短期間だけステロイドを併用することはありえますが、治療効果を考慮しながら使い分ける必要があります。
抗ウイルス薬との併用
イミキモドはHPVやヘルペスウイルスなどのウイルス性病変にも使われますが、純粋に抗ウイルス作用を示す薬とは異なります。
抗ウイルス薬と併用することで、ウイルス量を直接減らしつつ免疫応答を高めるアプローチが可能となる場合があります。
- 抗ヘルペス薬(アシクロビルなど)
- 抗HPV薬(外用は少ないが一部の研究中の薬剤など)
併用注意が必要な薬剤
薬剤分類 | 例 | 注意ポイント |
---|---|---|
ステロイド外用薬 | 強度の高い外用ステロイドなど | 局所の免疫反応を抑えるため、イミキモドの効果を損なう恐れがある |
強力な免疫抑制剤 | シクロスポリンなど | 全身的な免疫抑制が起きると、イミキモドの作用が得られにくい |
抗ウイルス薬 | アシクロビルなど | 併用で相乗効果が期待できる場合があるが、医師の管理下で行う |
他の局所療法薬 | 5-FUクリームなど | 同一部位への重複塗布は皮膚刺激が強まり、副作用増加の恐れ |
免疫抑制剤の併用
免疫抑制剤(シクロスポリンやタクロリムスなど)は、自己免疫疾患や臓器移植後の拒絶反応防止のために使用され、イミキモドは免疫反応を高めるため、併用によって薬効が得られにくくなる場合があります。
また、患者さんの基礎疾患によっては免疫系のバランスが崩れて感染症リスクが上昇する可能性もあるため、主治医と緊密に連携することが必要です。
保険適用と薬価について
以下に記載している治療費(医療費)は目安であり、実際の費用は症状や治療内容、保険適用否により大幅に上回ることがございます。当院では料金に関する以下説明の不備や相違について、一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
保険適用の範囲
厚生労働省が認めている適応疾患は以下のようになります。
- 尖圭コンジローマ
- 日光角化症
- 表在性基底細胞がん(特定の深さ・広がりを持つ病変)
疾患名 | 保険適用状況 | 特徴 |
---|---|---|
尖圭コンジローマ | 保険適用 | 性感染症の一種(HPV感染)。週3回程度の塗布が多い |
日光角化症 | 保険適用 | 紫外線による皮膚ダメージからくる角化異常 |
表在性基底細胞がん | 保険適用 | 浅い浸潤度の病変に限られる |
その他の皮膚病変 | 適応外使用になる可能性 | 医師が必要性を判断するが、保険は効かないことが多い |
実際の薬価と自己負担
ベセルナクリーム5%は、1包あたり数百円程度の薬価が設定されていて、保険適用で3割負担の場合、1包あたりの自己負担は100円前後になることが多いです。
- 1包ごとの薬価は数百円程度
- 自己負担3割の場合、1包あたり100円前後
- 使用頻度や期間によって月額費用は変動する
以上
参考文献
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