ジュベルック注射とは
ジュベルック(Juvelook)とは、PDLLAと呼ばれるポリ乳酸製剤です。
ヒアルロン酸のように凹みに対して注入する製剤ですが、ただ充填するだけでなく、コラーゲンの生成を刺激することでニキビ痕はもちろん、ハリやしわなどの改善効果をもたらします。
ジュベルックの特徴
- ポリ乳酸がコラーゲンの生成を促し皮膚を再生。
- 即効性があるが、1〜2年かけてゆっくりと吸収されるため持続性も高い。
ジュベルック注射はこんな方におすすめ
- ニキビ痕の凹みがなかなか改善しない
- 深く凹んだニキビ痕が気になる
- 痛みが少ない治療を受けたい
- ダウンタイムが少ない治療を受けたい
- 水ぼうそうの痕が気になる
- しわやハリを改善したい
ジュベルック注射の効果
ジュベルックは、ニキビ痕や水ぼうそうなどの凹みやシワ、ハリなどに対して有効な治療法です。
ニキビ痕(陥凹型)
- いわゆる「クレーター」に対して有効で、ダーマペンなどではなかなか届きにくい深い凹みを伴うニキビ痕に対してアプローチが可能となります。
- 一回の施術で効果を実感できることもありますが、場合によっては複数回の施術が必要です。
水ぼうそうの痕
- 水ぼうそうにかかった後に残った凹みに対して有効です。
- 一回の施術で効果を実感できる場合もありますが、場合によっては複数回の施術が必要です。
当院のジュベルック注射の特徴
当院では、患者様一人ひとりに合わせてニキビ痕の治療法をご提案させていただいております。
ジュベルック注射の特徴
ジュベルックが特に有効なのは、いわゆる「クレーター」と呼ばれる陥凹性瘢痕です。
ジュベルックは単独でも効果的ですが、サブシジョンなど他の治療と組み合わせることによってよりその効果は高まります。
アイスピック型や比較的大きいボックスカー型などの深いニキビ痕の場合は、TCAクロスにジュベルック注射を併用することもあります。
ヒアルロン酸との違い
ヒアルロン酸もジュベルックもいずれも凹みなどを改善する充填剤ですが、ヒアルロン酸の場合、目の下などの皮膚が薄い部位だとぼこぼこしやすかったり、皮膚に浅く注入すると「チンダル現象」と言い、ヒアルロン酸が透けて見えて青っぽくなってしまうことがあります。
ジュベルックでは、そのような副作用が出にくく、ご自身のコラーゲンの生成が数ヶ月かけて認められるため、より自然にニキビ痕やしわなどを改善することが可能です。
ダウンタイムと副作用
ジュベルックを注入した部位に、一時的な赤みや腫れを認めることがありますが、数日程度で自然に治り、内出血が出た場合はおよそ1週間程度で吸収されます。
まれな副作用は、アレルギー反応やしこり、塞栓です。
しこりについては長期的な経過報告が現時点ではありませんが、少量を注入する分にはまず起こりにくいとされています。
万が一塞栓の症状を認めた場合には、生理食塩水を用いて処置を行います。
治療の流れ
- 洗顔を行い、メイクを落とす。
- 局所麻酔薬を塗布(ニキビ痕の場合は塗布した後にサブシジョンなどの施術)。
- ジュベルックを凹みに対して注入(当院では医師の手打ちにより注射していきます)。
ジュベルック注射の施術時間・必要な回数
ジュベルック注射の施術時間は、範囲によっても変わりますが、約10〜15分程度で終了することがほとんどです。
1回でも効果を実感できる場合がありますが、十分な効果を得るためには3回程度施術を受けるとより効果が維持されると言われており、その際は1ヶ月おきに注入を行います。
ジュベルック注射のメリット・デメリット
メリット
- 自然に凹みを改善できる
- 治療時間が短い
- 副作用が少ない
デメリット
- 複数回の施術が必要な場合がある
- 内出血などの副作用が出ることがある
副作用・リスク
- 赤み
- 腫れ
- 内出血
- アレルギー反応(まれ)
- しこり(非常にまれ)
- 塞栓(非常にまれ)
赤みや腫れといった副作用は数日程度で自然に治りますが、内出血を認めた場合は、1週間程度続くことがあります。
ジュベルック注射を受けられない方
- 妊娠中や授乳中の方は、治療を受けられません。
- ケロイド体質の方は、事前に医師に申し出てください。
ジュベルック注射でよくある質問
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