汗止め注射とは
汗止め注射とは、汗の分泌を抑制するボトックス(ボツリヌス菌毒素)を注射する治療法です。
ボトックスはアセチルコリン受容体に働きかけて汗の分泌を調整する自律神経の働きを抑え、汗の分泌量を減らす効果があります。
汗止め注射の特徴
- 外用薬などでもなかなか改善しない場合に適応。
- 1回の施術によって、効果はおよそ4〜5ヶ月継続。
- わきや手、頭皮など、汗の量が気になる部位に注入が可能。
汗止め注射はこんな方におすすめ
- 塗り薬などではあまり改善を認めなかった
- 手っ取り早く汗を止めたい
- ひと夏だけでも症状を改善したい
汗止め注射の効果
汗が過剰に分泌されることを「多汗症」と呼び、汗止め注射は、原発性の多汗症に有効な治療法です。
原発性腋窩多汗症
- 気になる脇汗に汗止め注射が有効です。
- 外用薬で改善を認めない場合に汗止め注射が行われます。
多汗症(たかんしょう)|こばとも皮膚科|栄駅(名古屋市栄区)徒歩2分
多汗症(hyperhidrosis)とは、発汗が亢進して通常以上の汗をかく疾患のことです。ここでは、多汗症について詳しく解説していきます。
原発性手掌多汗症
- 手のひらの汗で生活に支障をきたす場合に有効です。
- 外用薬で改善を認めないときに汗止め注射が行われます。
その他
- 頭皮の汗などに対しても汗止め注射は有効です。
治療の流れ
- 注射を打つ部位に麻酔を行う(脇の場合は外用、手の場合はブロック注射)。
- 冷却を行う。
- 注射を細かく打っていく。
- 止血を行う。
汗止め注射の施術時間・必要な回数
汗止め注射の施術時間は、部位などによって異なり、わきに対しては約5〜10分程度です。
効果を実感できるまでにおよそ1週間程度かかり、効果はおよそ4〜5ヶ月持続します。
効果を維持したい場合は、4〜5ヶ月に1度の頻度で汗止め注射を受けるのが一般的です。
汗止め注射のメリット・デメリット
メリット
- ダウンタイムが少ない
- 効果が高い
- 治療時間が短い
- 比較的安全な治療
デメリット
- 痛みを伴う
- 継続的な施術が必要
- 保険適用外
副作用・リスク
- 痛み
- 内出血
- 軽度のかさぶた
これらの副作用は、通常数日から1週間程度で自然に治ります。
汗止め注射を受けられない方
- 妊娠中や授乳中の方は、治療を受けられません。
- ボトックス製剤でアレルギー症状が出たことがある方は、事前に医師に相談してください。
汗止め注射でよくある質問
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