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禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)の症状

禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)の症状

最近、頭皮に違和感を覚えたり、抜け毛が増えたりしていませんか?それはもしかしたら「禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)」のサインかもしれません。

この病気は、毛穴の奥にある毛包という部分に炎症が起こり、進行すると脱毛や瘢痕(あと)が残ることがあります。特に女性にとっては、髪の変化は大きな悩みにつながります。

Dr.小林智子

この記事では、禿髪性毛包炎がどのような症状を引き起こすのか、初期のサインから進行した場合の変化まで、詳しく解説します。ご自身の頭皮の状態と照らし合わせながら、早期発見・早期対処の参考にしてください。

「あれ?いつもと違うかも」頭皮の初期サイン

初期サイン

禿髪性毛包炎は、初期には自覚しにくいわずかな変化から始まることがあります。普段からご自身の頭皮の状態に関心を持つことが、早期発見の第一歩です。見過ごしやすい初期のサインには、どのようなものがあるのでしょうか。

頭皮のわずかな赤みやフケの増加

健康な頭皮は青白い色をしていますが、炎症が始まると部分的に赤みを帯びることがあります。特に、毛穴の周辺がうっすらと赤くなるのは、毛包炎の初期症状の一つです。

また、普段よりフケの量が増えたり、フケがベタついたりする変化も注意が必要です。これらは頭皮のターンオーバーの乱れや、皮脂バランスの崩れを示している可能性があります。

頭皮の色と状態のチェックポイント

チェック項目健康な状態の目安注意したい変化
頭皮の色青白い、または透明感のある白色部分的な赤み、全体的な赤み
フケ少量、乾燥している量が多い、湿っている、黄色っぽい
毛穴の状態引き締まっている毛穴の周りが赤い、盛り上がっている

特定の部位に感じる軽い違和感

頭頂部や後頭部など、特定の場所に軽いかゆみやチクチクとした刺激を感じ始めることがあります。常に感じるわけではなく、時折気になる程度の軽い違和感であることが多いため、見過ごされがちです。

しかし、このような感覚は皮膚の炎症が始まっているサインかもしれません。毛包炎の初期では、このようなわずかな感覚の変化が重要な手がかりとなります。

かゆみ、チクチク…頭皮が訴える不快な感覚

かゆみ・チクチク感

禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)が進行すると、頭皮の不快な感覚はより明確になります。かゆみや痛みは、日常生活にも影響を与えることがあるため、放置せずに適切な対処を考える必要があります。

これらの感覚は、毛包で炎症が悪化していることを示しています。

我慢できないほどのかゆみやヒリヒリ感

初期の軽いかゆみから、次第に我慢できないほどの強いかゆみへと変化することがあります。特に夜間や体が温まった時にかゆみが増す傾向が見られます。また、頭皮がヒリヒリとしたり、熱っぽく感じたりすることもあります。

これらは炎症が広がり、皮膚が敏感になっている証拠です。強いかゆみから頭皮を掻きむしってしまうと、さらに皮膚を傷つけ、症状を悪化させる原因となるため注意が必要です。

触れると痛む、ズキズキとした痛み

炎症が毛包の深い部分にまで及ぶと、触れただけでも痛みを感じるようになります。時には、何もしていなくてもズキズキとした拍動性の痛みを伴うこともあります。

この痛みは、毛包炎が進行し、「せつ」や「よう」といったより重い状態に近づいている可能性を示唆します。痛みのためにブラッシングやシャンプーが苦痛になることもあります。

頭皮のかゆみと痛みの種類

感覚の種類特徴考えられる皮膚の状態
軽いかゆみ・チクチク感時折感じる、我慢できる程度毛包炎の初期、軽度の炎症
強いかゆみ持続的、我慢しにくい炎症の悪化、アレルギー反応の可能性
ヒリヒリ感・熱感皮膚表面の刺激感、熱っぽさ炎症による皮膚の過敏状態
圧痛(触れると痛む)特定の部位を押すと痛む毛包炎の進行、膿の貯留
自発痛(ズキズキする痛み)何もしていなくても痛む炎症の深化、せつ形成の可能性

毛穴の炎症による感覚過敏

かゆみの強さ・神経過敏のイメージ

毛包炎が起きている部位の毛穴は、炎症によって非常に敏感になっています。そのため、髪が揺れるわずかな刺激や、帽子の着用、寝具との摩擦など、普段は何でもないようなことでも不快感や軽い痛みを覚えることがあります。

これは、炎症を起こした毛包周辺の神経が過敏になっているためと考えられます。

赤いブツブツ、膿がたまることも…目に見える頭皮の炎症サイン

禿髪性毛包炎の症状が進行すると、頭皮にはっきりと目に見える変化が現れます。これらは炎症が活発に起きている証拠であり、早期の治療介入が望まれます。特に、膿の存在は細菌感染を示唆している可能性があります。

毛穴を中心とした赤い隆起(丘疹)

赤いブツブツ・膿のある頭皮

毛包炎の典型的な症状として、毛穴に一致して赤い小さなブツブツ(丘疹:きゅうしん)が現れます。大きさは数ミリ程度で、触れると少し硬く感じることがあります。

これらの丘疹は、一つだけポツンとできることもあれば、複数個がまとまって発生することもあります。この段階では、まだ膿は目立たないことが多いですが、炎症が起きている明確なサインです。

中心に膿を持つ黄色や白色の吹き出物(膿疱)

炎症がさらに進むと、赤い丘疹の中心に黄色や白色の膿(うみ)を持った吹き出物(膿疱:のうほう)が形成されます。

これは、毛包内で細菌(特に黄色ブドウ球菌などが原因となることが多い)が増殖し、白血球などが戦った結果として生じるものです。見た目はニキビに似ていますが、頭皮にできる場合は毛包炎の可能性が高いです。

膿疱は破れやすく、破れると中の膿が出て、かさぶたになることもあります。

頭皮の吹き出物の種類と特徴

種類見た目の特徴主な原因菌(毛包炎の場合)
丘疹(赤いブツブツ)毛穴に一致した赤く小さな隆起、膿はない炎症初期、細菌感染の始まり
膿疱(膿を持つ吹き出物)中心に黄色や白色の膿が見られる黄色ブドウ球菌、表皮ブドウ球菌など
せつ(おでき)大きく硬いしこり、強い痛みや熱感黄色ブドウ球菌による深い毛包の感染

炎症が広がり、複数の毛穴が同時に侵される

症状が悪化すると、一つの毛穴だけでなく、隣接する複数の毛穴に炎症が広がることがあります。これにより、より広範囲に赤みや腫れ、膿疱が見られるようになります。

このような状態は、治療が難しくなり、治癒後にも瘢痕を残すリスクが高まります。特に、毛髪が密集している部分では炎症が広がりやすい傾向があります。

抜け毛が増えた?髪の変化と症状のつながり

禿髪性毛包炎は、その名の通り「禿髪性」、つまり脱毛を伴うことがある毛包炎です。炎症が毛包にダメージを与えることで、正常なヘアサイクルが乱れ、抜け毛の増加や髪質の変化として現れます。

これらの髪の変化は、患者さんにとって大きな精神的負担となることがあります。

炎症部位からの抜け毛の増加

毛包炎が起きている部位では、毛根が炎症の影響を受けて弱り、髪の毛が抜けやすくなります。シャンプー時やブラッシング時に、以前よりも明らかに抜け毛が増えたと感じる場合は注意が必要です。

抜け毛の増加に気づく女性

特に、炎症を起こしている赤いブツブツや膿疱のある部分から集中的に毛が抜けることがあります。

この抜け毛は、炎症が治まれば再び生えてくることもありますが、炎症が長引いたり深かったりすると、毛母細胞が破壊され、永久的な脱毛につながることもあります。

抜け毛のサインとチェックポイント

  • シャンプー時の排水溝に溜まる毛の量
  • ブラッシング時のブラシにつく毛の量
  • 枕についた抜け毛の数
  • 特定の部位の髪が薄くなった感覚

毛が細くなる、ハリやコシが失われる

炎症が慢性的に続くと、新しく生えてくる髪の毛が以前よりも細くなったり、弱々しくなったりすることがあります。髪全体のハリやコシが失われ、ボリュームが出にくくなることも、毛包へのダメージを示唆するサインです。

炎症による髪質変化

これは、毛包が十分に栄養を受け取れず、健康な髪を育てられなくなっている状態と考えられます。

髪質の変化の例

変化の種類具体的な状態考えられる毛包の状態
毛が細くなる以前より髪の太さが細い、弱々しい毛母細胞の機能低下、栄養不足
ハリ・コシの低下髪がペタッとする、スタイリングしにくいキューティクルの損傷、タンパク質不足
切れ毛・枝毛の増加髪が途中で切れる、毛先が裂ける髪の乾燥、栄養不足、物理的ダメージ

髪のボリュームダウン、分け目が気になる…脱毛の進行と見た目の悩み

禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)による脱毛が進行すると、髪全体のボリュームが失われたり、特定の部位が薄くなったりと、見た目にも明らかな変化が現れます。

これらの変化は、特に女性にとって深刻な悩みとなり、自信の喪失や社会生活への影響も懸念されます。

頭頂部や分け目の地肌が透けて見える

炎症が慢性化し、脱毛が広範囲に及ぶと、頭頂部や分け目といった部分の地肌が以前よりも透けて見えるようになります。髪の密度が低下することで、頭皮が露出しやすくなるのです。

分け目や頭頂部の薄毛を気にする女性

鏡を見たときや、他人からの視線が気になるようになるなど、精神的なストレスを感じる方が少なくありません。この段階では、毛包の機能がかなり低下している可能性があります。

髪全体のボリュームが減り、スタイリングが難しくなる

一本一本の髪が細くなったり、全体の毛量が減少したりすることで、髪全体のボリューム感が失われます。以前はふんわりとしていた髪型も、ペタッとしてしまい、スタイリングが思い通りにいかなくなることがあります。

帽子で隠したり、ヘアアレンジを工夫したりする方もいますが、根本的な解決には至りません。

脱毛の進行度合いと見た目の変化

脱毛の進行度主な見た目の変化考えられる毛包の状態
軽度抜け毛の増加、髪がやや細くなる一部の毛包で炎症、ヘアサイクルの乱れ始め
中等度分け目が目立つ、地肌が少し透ける、髪のボリューム減広範囲の毛包で炎症、毛母細胞の機能低下
重度広範囲で地肌が露出、明らかな薄毛多数の毛包が破壊、瘢痕化の可能性

脱毛斑(円形脱毛症のような抜け方)ができることも

場合によっては、炎症が特に強い部分で集中的に毛が抜け落ち、円形脱毛症のように局所的な脱毛斑(だつもうはん)を形成することがあります。

これは、炎症によって毛包が広範囲に破壊された結果生じることが多く、瘢痕性の脱毛となるリスクが高い状態です。このような症状が現れた場合は、速やかに専門医の診察を受けることが重要です。

なかなか治まらない、繰り返す…慢性化する症状の特徴

慢性化する頭皮トラブル

禿髪性毛包炎は、適切な治療を行わないと症状が長引いたり、一度治ったように見えても再発を繰り返したりすることがあります。

慢性化すると治療がより困難になり、脱毛や瘢痕のリスクも高まります。どのような場合に慢性化しやすいのでしょうか。

治療しても症状が改善しにくい、または一時的に良くなっても再発する

市販薬を使用したり、生活習慣を見直したりしても、なかなか頭皮の赤みやかゆみ、膿疱といった症状が改善しない場合があります。また、皮膚科で治療を受けて一時的に症状が軽快しても、治療を中断したり、何らかのきっかけで再び症状が悪化したりすることも少なくありません。

このように症状が持続したり、再発を繰り返したりする場合は、慢性化していると考えられます。原因菌が薬剤耐性を持っている場合や、根本的な原因が解決されていない場合に起こりやすいです。

例えば、黄色ブドウ球菌が原因の場合、菌が毛包の奥深くに潜んでいると、表面的な治療だけでは完全に除去しきれないことがあります。

炎症が長期間続き、頭皮が硬くなる

慢性的な炎症は、頭皮の組織に変化をもたらします。長期間にわたって炎症が続くと、皮膚の線維化が進行し、頭皮が徐々に硬くなっていくことがあります。

頭皮が硬くなる・線維化

健康な頭皮は弾力がありますが、硬くなった頭皮は血行も悪くなりがちで、毛髪の成長にも悪影響を与えます。また、頭皮が硬くなると、毛穴が詰まりやすくなり、さらに毛包炎を悪化させるという悪循環に陥ることもあります。

慢性化のサイン

サイン具体的な状態考えられる背景
症状の持続数週間~数ヶ月以上、赤み・かゆみ・膿疱などが続く不適切な治療、原因菌の残存、根本原因の未解決
頻繁な再発年に何度も症状がぶり返す生活習慣の問題、免疫力の低下、アレルギー体質
頭皮の硬化頭皮がゴワゴワする、弾力がない長期的な炎症による線維化
治療効果の低下以前は効いた薬が効きにくくなる薬剤耐性菌の出現、症状の悪化

複数の種類の毛包炎が合併することも

慢性化するケースでは、単純な細菌性の毛包炎だけでなく、他の種類の毛包炎(例えば、マラセチア毛包炎など真菌によるもの)が合併していることもあります。

原因が複数絡み合っていると、一つの治療法だけでは効果が出にくく、症状が長引く原因となります。正確な診断と、それぞれの原因に応じた治療法の選択が重要です。

症状が落ち着いた後に残る、頭皮のあと(瘢痕)について

瘢痕(あと)が残る頭皮

禿髪性毛包炎(とくはつせいもうほうえん)の炎症が治まった後も、頭皮には何らかの痕跡が残ることがあります。

特に炎症が深かったり、長期間続いたりした場合、瘢痕(はんこん)と呼ばれる「あと」が形成され、永久的な脱毛の原因となることがあります。これは、毛包が破壊され、再生能力を失ってしまうためです。

炎症後の色素沈着や赤み

炎症が治まった後、一時的に皮膚に色素沈着(シミのような茶色っぽい変色)や赤みが残ることがあります。これらは、炎症によってメラニン色素が過剰に作られたり、毛細血管が拡張したままになったりすることで生じます。

多くの場合、時間の経過とともに徐々に薄れていきますが、数ヶ月から一年以上かかることもあります。この段階では、毛包自体が破壊されていなければ、再び髪が生えてくる可能性はあります。

毛穴が失われ、ツルツルとした瘢痕になる

炎症が毛包の深部まで達し、毛母細胞を含む毛包組織が完全に破壊されてしまうと、その部分は線維組織に置き換わり、瘢痕となります。瘢痕化した部分の頭皮は、毛穴がなくなり、ツルツルとしたテカりのある見た目になることがあります。

また、少し凹んだり、逆に盛り上がったりすることもあります。このような瘢痕性脱毛では、残念ながらその部分から再び髪が生えてくることは期待できません。

この状態を避けるためには、炎症の初期段階で適切な治療を開始し、炎症を速やかに鎮めることが何よりも大切です。

瘢痕の種類と特徴

瘢痕の種類見た目の特徴毛髪再生の可能性
炎症後色素沈着茶色っぽいシミ、赤み高い(毛包が残存していれば)
萎縮性瘢痕皮膚が薄くなり凹む、テカり低い(毛包破壊の可能性)
肥厚性瘢痕・ケロイド赤く盛り上がる、かゆみや痛みを伴うことも非常に低い(毛包破壊)

特に、禿髪性毛包炎の中でも「瘢痕性脱毛症」に分類されるものは、この瘢痕形成を伴う脱毛が特徴です。

代表的なものに、毛孔性扁平苔癬(もうこうせいへんぺいたいせん)や禿髪性毛嚢炎(とくはつせいもうのうえん、※このページで解説しているものとは異なる、より重篤な病態を指す場合もある)などがあります。

瘢痕部位の感覚異常(かゆみ、痛みなど)

瘢痕組織は、正常な皮膚組織とは異なるため、治癒後もかゆみやピリピリとした痛み、つっぱり感などの感覚異常が残ることがあります。

これらの症状は、瘢痕組織内の神経線維の再生が不完全であったり、異常な再生をしたりすることによって引き起こされると考えられています。日常生活に支障をきたすような場合は、これらの症状を和らげる治療も検討します。

よくある質問

禿髪性毛包炎は自然に治りますか?

軽度の毛包炎であれば、自然に治癒することもあります。しかし、症状が進行している場合や、かゆみ、痛み、膿、抜け毛などが目立つ場合は、自然治癒は期待しにくく、むしろ悪化して瘢痕を残すリスクがあります。

自己判断せずに、早めに皮膚科専門医に相談することをお勧めします。特に、原因が黄色ブドウ球菌などの細菌感染である場合、適切な抗菌薬治療が必要です。

頭皮のニキビと毛包炎はどう違うのですか?

一般的に顔などにできるニキビ(尋常性痤瘡)は、アクネ菌が主な原因菌の一つで、皮脂の詰まりが大きく関与します。一方、頭皮の毛包炎は、黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌、あるいは真菌(カビの一種であるマラセチアなど)が原因となることが多いです。見た目は似ていても原因菌や病態が異なるため、治療法も変わってきます。頭皮にできたブツブツがニキビなのか毛包炎なのかは、専門医による診断が重要です。

頭皮のニキビ(尋常性痤瘡)と毛包炎の比較

項目頭皮のニキビ(尋常性痤瘡)頭皮の毛包炎
主な原因アクネ菌、皮脂詰まり、ホルモンバランス黄色ブドウ球菌、マラセチアなど
好発部位顔、胸、背中(頭皮にもできることあり)毛のある部位全般(頭皮、体幹など)
特徴的な症状面皰(コメド)、炎症性皮疹毛穴一致性の赤い丘疹、膿疱、かゆみ、痛み
禿髪性毛包炎の予防法はありますか?

完全に予防することは難しいかもしれませんが、リスクを減らすためにできることはあります。まず、頭皮を清潔に保つことが基本です。

ただし、洗いすぎは逆に頭皮のバリア機能を低下させる可能性があるので、適切な頻度と方法でシャンプーすることが大切です。

また、ストレスや睡眠不足、偏った食事は免疫力を低下させ、細菌感染を起こしやすくするため、規則正しい生活習慣を心がけることも重要です。ムレやすい帽子の長時間の着用や、整髪料の洗い残しにも注意しましょう。

日常生活で気をつけるポイント

  • 頭皮の清潔保持(洗いすぎに注意)
  • バランスの取れた食事
  • 十分な睡眠
  • ストレス管理
  • 通気性の良い帽子の選択
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この記事では禿髪性毛包炎の「症状」に焦点を当てて解説しました。この病気の「原因」や、医療機関で行われる「検査法」について詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

禿髪性毛包炎の原因と検査法

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