最近、抜け毛が増えた、髪のボリュームが減ってきた、地肌が透けて見えるようになった…と感じていませんか? もしかしたら、それは女性に多い「びまん性脱毛症」のサインかもしれません。
びまん性脱毛症は、特定の部位だけでなく、頭部全体の髪が均等に薄くなるのが特徴です。初期段階では気づきにくいこともありますが、進行すると見た目の印象に大きく影響します。

この記事では、びまん性脱毛症の具体的な症状について詳しく解説し、ご自身の状態をチェックする手助けをします。早期発見と適切な対処のために、ぜひ参考にしてください。
抜け毛の急増サインを見逃さない

日常生活の中で「抜け毛が増えたかも?」と感じる瞬間は、びまん性脱毛症の初期サインである可能性があります。特に注意したい変化について解説します。
枕や排水溝に溜まる毛髪量の変化
朝起きたときの枕や、シャンプー後の排水溝に溜まる抜け毛の量は、健康状態のバロメーターです。以前よりも明らかに抜け毛の量が増えている場合、注意が必要です。毎日観察する習慣をつけ、変化に気づけるようにしましょう。
特に、長い髪の女性は、数本でも多く見えることがありますが、客観的に見て量が増加しているかどうかがポイントです。
抜け毛量のセルフチェックポイント
チェック場所 | 正常範囲(目安) | 注意が必要な状態 |
---|---|---|
枕元(朝) | 数本程度 | 毎日10本以上見られる |
排水溝(洗髪後) | 50本~100本程度 | 明らかに以前より多い、束になって見える |
ブラッシング時 | 数本~10数本程度 | ブラシにびっしり付着する |
季節的な抜け毛との違い
秋口など、一時的に抜け毛が増える「季節性の抜け毛」もあります。これは、動物の毛が生え変わるのと似た現象で、通常は一時的なものです。しかし、びまん性脱毛症による抜け毛の増加は、季節に関係なく持続する傾向があります。
抜け毛の増加が一時的なものか、それとも数ヶ月以上続いているかを確認することが大切です。
ホルモンバランスの乱れと抜け毛
女性の髪は、ホルモンバランスの影響を強く受けます。妊娠・出産後や更年期など、女性ホルモンの分泌量が大きく変動する時期には、抜け毛が増加することがあります。これは「分娩後脱毛症」や、加齢に伴う変化として現れることが多いです。
しかし、これらの生理的な変化とは別に、ストレスや生活習慣の乱れによるホルモンバランスの悪化が、びまん性脱毛症の引き金となることもあります。
髪全体がぺたんこに – ボリュームダウン現象の正体
「最近、髪型が決まらない」「スタイリングしてもすぐにぺたんこになる」と感じる場合、髪全体のボリュームダウンが進行している可能性があります。これは、びまん性脱毛症の代表的な症状の一つです。
髪のハリ・コシ低下の実感

健康な髪は、しっかりとしたハリとコシがあり、根元から立ち上がりやすい性質を持っています。しかし、びまん性脱毛症が進行すると、髪の内部構造が弱くなり、ハリやコシが失われていきます。
触ったときに髪が細く、柔らかくなったように感じたり、以前よりも髪が絡まりやすくなったりするのも、ハリ・コシ低下のサインです。
ハリ・コシ低下のサイン
- 髪が細く、柔らかく感じる
- 根元の立ち上がりが悪い
- 髪が絡まりやすい
- スタイリング剤を使っても効果が持続しない
頭頂部や側頭部のボリューム感の変化
びまん性脱毛症では、頭部全体の髪が薄くなる傾向がありますが、特に頭頂部や側頭部のボリュームダウンが目立ちやすいです。
鏡を見たときに、以前よりも頭頂部の地肌が透けて見える、あるいは髪を結んだときに毛束が細くなったと感じる場合は、注意が必要です。
分け目を変えてみたり、髪をかき上げてみたりして、全体のボリューム感をチェックしてみましょう。
ボリュームダウンしやすい部位
部位 | 変化の特徴 | セルフチェック方法 |
---|---|---|
頭頂部 | 地肌が透けやすい、つむじ周りが広がる | 合わせ鏡で確認、分け目を変えてみる |
側頭部 | 耳周りの髪が薄くなる、髪を下ろしても地肌が見える | 髪をかき上げて確認 |
全体 | 髪全体の密度が低下、毛束が細くなる | 髪を結んで太さを比較、スタイリング時の感触 |
スタイリングの持続性低下
髪にハリ・コシがなくなり、全体的にボリュームダウンすると、ヘアスタイルの維持が難しくなります。
朝、時間をかけてセットしても、午後にはぺたんこになってしまう、パーマがかかりにくくなった、あるいは取れやすくなった、といった経験はありませんか?
これは、髪自体の力が弱まっている証拠であり、びまん性脱毛症の進行を示唆している可能性があります。
分け目がスルスル広がるスカルプラインの変化
分け目は、髪のボリュームや地肌の状態が分かりやすい部分です。分け目が以前よりも目立つようになった、あるいは地肌が透けて見える範囲が広がったと感じる場合、びまん性脱毛症の可能性があります。
分け目部分の地肌の透け感
髪をいつも同じ位置で分けていると、その部分の地肌が目立ちやすくなります。しかし、びまん性脱毛症が進行すると、分け目部分の髪の本数が減少し、髪自体も細くなるため、地肌の透け感がより顕著になります。

鏡で分け目をよく観察し、以前と比較して地肌が見える幅が広がっていないか確認しましょう。
つむじ周りの変化
頭頂部にあるつむじは、もともと地肌が見えやすい部分ですが、びまん性脱毛症では、つむじ周りの髪も薄くなるため、つむじが以前よりも大きく、はっきりと見えるようになります。
合わせ鏡などを使って、後ろから見たときのつむじの状態をチェックすることも大切です。
分け目・つむじの変化チェック
チェック項目 | 正常な状態 | 注意が必要な状態 |
---|---|---|
分け目の幅 | 地肌が線状に見える程度 | 分け目の幅が広がり、地肌が面で見える |
分け目部分の髪の密度 | 他の部分と大差ない | 明らかに髪が少なく、地肌が目立つ |
つむじの大きさ | 小さく、渦の中心が分かりにくい | 大きく、渦の中心や周りの地肌がはっきり見える |
光の下での見え方の違い
明るい照明の下や、太陽光の下では、地肌の透け感がより強調されます。室内では気にならなかった分け目やつむじ周りの薄さが、屋外や明るい場所で鏡を見たときに、はっきりと分かることがあります。
特定の光条件下で薄毛が気になる場合も、びまん性脱毛症のサインと考えられます。
一本一本が細くなる「ミニチュア化」の進行度チェック
びまん性脱毛症の大きな特徴の一つに、髪の毛が細くなる「ミニチュア化(軟毛化)」があります。太く健康な髪が、うぶ毛のように細く、弱々しい髪へと変化していく現象です。

髪の太さの変化を自己診断
抜け毛や、生えている髪の毛を指でつまんで、太さを確認してみましょう。以前と比べて、明らかに細くなった、あるいは太い毛の中に細い毛が混じっていると感じる場合、ミニチュア化が進行している可能性があります。
特に、頭頂部や分け目周辺の髪を入念にチェックしてみましょう。
髪の太さ比較
髪の状態 | 特徴 | 感触 |
---|---|---|
健康な髪(硬毛) | 太く、しっかりしている、色が濃い | ハリ・コシがある |
ミニチュア化した髪(軟毛) | 細く、弱々しい、色が薄い | 柔らかく、コシがない |
髪の色素(メラニン)の減少
ミニチュア化が進行すると、髪の毛を黒く見せているメラニン色素も減少しやすくなります。そのため、髪の色が以前よりも薄く、茶色っぽく見えることがあります。
白髪とは異なり、髪全体の色調がなんとなく薄くなったように感じる場合は、ミニチュア化のサインかもしれません。
髪の成長サイクルの乱れ
健康な髪は、成長期(数年)→退行期(数週間)→休止期(数ヶ月)というヘアサイクル(毛周期)を繰り返しています。
しかし、びまん性脱毛症(特にFAGAが関与する場合)では、この成長期が短縮され、髪が十分に太く、長くなる前に抜け落ちてしまいます。その結果、細く短い髪の割合が増え、全体のボリュームダウンにつながります。
抜け毛の中に、細く短い毛が多く含まれている場合は注意が必要です。
ヘアサイクルの変化(イメージ)
状態 | 成長期の期間 | 髪の太さ・長さ |
---|---|---|
正常 | 2年~6年 | 太く、長くなる |
びまん性脱毛症(FAGAなど) | 数ヶ月~1年程度に短縮 | 細く、短いうちに抜ける(ミニチュア化) |
ブラッシング・洗髪で分かる抜け毛本数の目安
1日に抜ける髪の毛の本数は、個人差がありますが、一般的には50本から100本程度と言われています。しかし、びまん性脱毛症が進行すると、この本数が大幅に増加することがあります。
1日の抜け毛本数の正常範囲
健康な人でも、ヘアサイクルの関係で毎日ある程度の髪は自然に抜け落ちています。洗髪時に最も多く抜け、次いでブラッシング時、睡眠時などにも抜けます。1日の合計が100本程度までであれば、過度に心配する必要はありません。
ただし、これはあくまで目安であり、ご自身の普段の抜け毛量と比較して、急激に増えていないかどうかが重要です。
抜け毛本数が増加する原因
びまん性脱毛症による抜け毛の増加は、ヘアサイクルの乱れが主な原因です。成長期が短くなり、休止期に入る毛髪の割合が増えることで、通常よりも多くの髪が抜け落ちてしまいます。
加齢やホルモンバランスの変化、ストレス、栄養不足、頭皮環境の悪化なども、抜け毛を増加させる要因となります。
抜け毛の質をチェック
抜け毛の本数だけでなく、その質にも注目しましょう。抜けた毛の毛根部分を見てください。健康な抜け毛(自然脱毛)の場合、毛根は丸みを帯び、白い塊(毛根鞘)が付着していることがあります。

一方、異常な抜け毛の場合、毛根が尖っていたり、小さく萎縮していたり、毛根鞘が付いていなかったりすることがあります。また、抜け毛の中に細く短い毛(ミニチュア化した毛)が多く含まれている場合も、注意が必要です。
抜け毛の毛根チェック
抜け毛の種類 | 毛根の特徴 | 考えられる状態 |
---|---|---|
自然脱毛(正常) | 丸みを帯びている、毛根鞘が付着していることがある | 正常なヘアサイクル |
異常脱毛(注意) | 尖っている、萎縮している、毛根鞘がない、細い毛が多い | ヘアサイクルの乱れ、脱毛症の可能性 |
地肌の赤み・かゆみが示す頭皮トラブルとの関連
びまん性脱毛症の症状として、髪の変化だけでなく、頭皮自体のトラブルが現れることもあります。健康な頭皮は、健やかな髪を育む土壌です。頭皮の異常は、抜け毛や薄毛を悪化させる原因にもなり得ます。
頭皮の炎症サイン
頭皮に赤みやかゆみ、湿疹、できものなどがある場合、何らかの炎症が起きている可能性があります。脂漏性皮膚炎や接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎などが原因として考えられます。

これらの炎症は、毛穴を塞いだり、毛根にダメージを与えたりして、抜け毛を引き起こすことがあります。かゆくて掻きむしってしまうと、さらに頭皮環境が悪化し、悪循環に陥ることもあります。
乾燥による頭皮トラブル
頭皮が乾燥すると、バリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。その結果、かゆみやフケが発生しやすくなります。乾燥が進むと、皮脂が過剰に分泌され、逆に脂っぽいフケやべたつきを引き起こすこともあります。
乾燥もまた、健康な髪の成長を妨げる要因となります。
皮脂の過剰分泌と毛穴の詰まり
皮脂が過剰に分泌されると、毛穴が詰まりやすくなります。毛穴が詰まると、髪の成長が妨げられたり、炎症を引き起こしたりする可能性があります。
皮脂の過剰分泌は、ホルモンバランスの乱れや食生活、ストレス、間違ったヘアケアなどが原因で起こることがあります。頭皮のべたつきや、ニキビのようなものが気になる場合は注意が必要です。
頭皮トラブルと関連症状
- 赤み、かゆみ、湿疹:炎症(脂漏性皮膚炎など)
- 乾燥、細かいフケ、かゆみ:乾燥、バリア機能低下
- べたつき、脂っぽいフケ、毛穴の詰まり:皮脂の過剰分泌
フケ・透け感が強まるときの注意信号

フケの増加や、地肌の透け感が以前より目立つようになった場合も、びまん性脱毛症や頭皮環境の悪化を示唆するサインです。
フケの種類と原因
フケには、大きく分けて「乾性フケ」と「脂性フケ」の2種類があります。
- 乾性フケ:パラパラとした細かいフケ。頭皮の乾燥が主な原因。
- 脂性フケ:大きめで湿り気のあるフケ。皮脂の過剰分泌や、マラセチア菌という常在菌の増殖が原因となることが多い(脂漏性皮膚炎)。
どちらのタイプのフケも、頭皮環境が悪化しているサインであり、放置すると抜け毛につながる可能性があります。特に、脂性フケは炎症を伴うことが多く、注意が必要です。
地肌の透け感の進行度
びまん性脱毛症では、髪のミニチュア化と抜け毛の増加により、徐々に地肌が透けて見えるようになります。初期段階では分け目やつむじ周りが気になる程度ですが、進行すると頭部全体の地肌が透けて見えるようになります。
特に、髪が濡れているときや、強い光の下で透け感が強調されます。以前の写真と比較したり、家族や友人に客観的に見てもらったりするのも良いでしょう。
地肌の透け感レベル
レベル | 状態 | 見え方 |
---|---|---|
初期 | 分け目やつむじ周りの地肌がやや目立つ | 明るい場所や髪が濡れると気になる程度 |
中期 | 頭頂部を中心に地肌の透け感が広がる | 通常の光の下でも地肌が認識できる |
進行期 | 頭部全体の髪の密度が低下し、地肌がはっきり見える | 髪型でカバーするのが難しくなる |
髪が濡れたときの印象変化
髪は濡れると束になりやすく、地肌が露わになるため、薄毛の状態がより分かりやすくなります。洗髪後、ドライヤーで乾かす前に鏡を見て、地肌の透け具合を確認してみてください。
乾いているときとの差が大きいほど、薄毛が進行している可能性があります。
進行ステージ別に異なる見た目のサインを総ざらい
びまん性脱毛症の進行度は、人それぞれです。一般的に用いられる分類(例:ルートヴィヒ分類)を参考に、進行ステージごとの見た目の特徴を解説します。
ご自身の状態がどの段階に近いかを知ることで、適切な対処を考えるきっかけになります。

初期段階(軽度)のサイン
この段階では、本人も気づかないか、あるいは「少し抜け毛が増えたかな?」「髪にボリュームがなくなったかも?」と感じる程度です。見た目の変化はわずかで、分け目やつむじ周りの地肌が、以前より少し目立つようになることがあります。
髪のハリ・コシが若干失われ始めることもあります。
- 抜け毛の微増
- ハリ・コシのわずかな低下
- 分け目・つむじが少し目立つ
中期段階(中等度)のサイン
薄毛が比較的はっきりと認識できるようになる段階です。頭頂部を中心に、地肌の透け感が明らかに広がります。髪全体のボリュームダウンも顕著になり、スタイリングが決まりにくくなります。
抜け毛の量も増加し、髪のミニチュア化(細毛化)も進行します。
中期段階の主な症状
症状 | 具体的な変化 |
---|---|
地肌の透け感 | 頭頂部の地肌がはっきりと見える |
ボリュームダウン | 髪全体がぺたんとし、毛束が細くなる |
髪質の変化 | 髪が細くなり、ハリ・コシが失われる |
抜け毛 | 洗髪時やブラッシング時の抜け毛が明らかに増える |
進行段階(重度)のサイン
頭部全体の髪がかなり薄くなり、地肌が広範囲にわたって透けて見える状態です。髪はさらに細く、短くなり、うぶ毛のようになっている部分もあります。この段階になると、髪型で薄毛をカバーすることが困難になります。
女性の薄毛(FAGA)の場合、男性型脱毛症(AGA)のように生え際が後退したり、完全に禿げ上がったりすることは稀ですが、頭部全体の密度が著しく低下します。
よくある質問
- 抜け毛が増えたら、すぐにびまん性脱毛症ですか?
-
抜け毛の増加はびまん性脱毛症のサインの一つですが、それだけで断定はできません。季節性の抜け毛や、他の原因(ストレス、薬剤の影響、他の疾患など)も考えられます。
抜け毛の増加が続く場合や、他の症状(ボリュームダウン、髪の細毛化、地肌の透け感など)も伴う場合は、早めに専門医に相談することをおすすめします。
- びまん性脱毛症は遺伝しますか?
-
びまん性脱毛症の原因は一つではありませんが、女性男性型脱毛症(FAGA)と呼ばれるタイプの場合、遺伝的な要因が関与する可能性があります。家族に薄毛の方がいる場合は、体質的に薄毛になりやすい可能性も考えられます。
したがって、治療を開始する前に遺伝子検査を行うことは大変有益と言えます。
- 症状に気づいたら、まず何をすべきですか?
-
まずは、ご自身の症状(いつから、どの部分が、どのように気になるか)を正確に把握することが大切です。その上で、皮膚科や女性の薄毛治療を専門とするクリニックを受診し、医師の診察を受けることを強く推奨します。
自己判断でのケアは、かえって症状を悪化させる可能性もあります。原因を特定し、適切な治療やアドバイスを受けることが改善への第一歩です。
以上
びまん性脱毛症の症状に心当たりがある方は、その原因や医療機関で行われる検査について知ることも大切です。詳しくは以下の記事をご覧ください。
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