CO2レーザーは別名「炭酸ガスレーザー」と呼ばれ、いぼなど盛り上がりを認める病変やほくろを削るのに適しています。
CO2レーザーの特徴
- 水分に吸収されやすい波長のレーザーで、皮膚表面を照射すると皮膚細胞の水分がレーザーを吸収して蒸散。
- 出血が少なく、止血コントロールが容易。
- 外科的治療よりも傷跡が残りにくい。
- 当院では当日治療が可能。
CO2レーザーはこんな方におすすめ
- ほくろが気になる
- 首のいぼを取りたい
- 老人性のいぼがたくさんあって気になる
- 目の周りにボツボツがたくさんある
- メスを使わない治療を受けたい
CO2レーザーの効果
CO2レーザーは、ほくろやいぼなど、さまざまな病変を除去するのに効果的な治療法です。
ほくろ
- 病変部を最小限削り取れます。
- 盛り上がりを認めるタイプで大型(3mm以上)のほくろでは、病変部が深く、メスを使った外科的切除を推奨されることが多いです。
老人性いぼ
- 表面の盛り上がりを削り取ります。
- 通常、一回の施術で除去が可能です。
稗粒腫など目周りのブツブツ
- 稗粒腫や汗腺腫、脂腺増殖症など目周りにできやすいブツブツを削り取れます。
- 疾患によっては複数回の施術が必要です。
軟性線維腫(首のイボ)
- 首周りに多発しやすいボツボツを、傷跡を最小限に削りとれます。
- 通常、一回の施術で除去が可能です。
その他良性腫瘍
- 盛り上がるタイプの良性腫瘍であれば、CO2レーザーで削りとれます。
- いずれの場合でも、保険適用外です。
当院のCO2レーザーの特徴
当院では、ジェイメック社の「Esprit」というCO2レーザーを採用しています。
CO2レーザー「Esprit」の特徴
照射サイズ
CO2レーザー「Esprit」は最小スポット径0.1mmで微細照射が可能で、小さな病変部に対しても周囲組織のダメージが少なく除去できます。
波長について
Espritでは10.6μmと水に対する吸収が高い波長を採用しており、水にレーザーが反応して熱エネルギーが発生することで皮膚や軟部組織を切開・蒸散でき、また、出血が少なく、止血効果にも優れています。
ダウンタイムと副作用
大きさや疾患にもよりますが、隆起のないほくろをCO2レーザーで削った場合、その部位が一時的に陥没し、およそ1ヶ月程度かけて少しずつ盛り上がり、周囲の組織と同じレベルに。
2〜3ヶ月赤みが持続することがありますが、老人性いぼや軟性線維腫の場合は、それよりもダウンタイムは短いことが多いです。
治療の流れ
- 洗顔を行い、メイクを落とす。
- 必要に応じて麻酔外用薬を塗布(病変が小さいときは冷風機だけでも痛みをコントロールできる場合が多い)。
- CO2レーザーで削る。
- 外用薬を塗布。
CO2レーザーの施術時間・必要な回数
CO2レーザー治療の施術時間は、大きさによって異なり、2-3mm程度のほくろであれば数分程度で終わります。
ほとんどの場合1回で除去できますが、大型のほくろや隆起を認めるほくろの場合は、深部に及ぶことがあり、数回に分けて削ることも。
CO2レーザーのメリット・デメリット
メリット
- 傷跡が少ない
- 一回でほとんどの場合除去可能
- 治療時間が短い
- 比較的安全な治療
デメリット
- 保険が適用されない
- 場合によっては複数回の施術が必要
- 施術後は、紫外線対策を徹底する必要がある
副作用・リスク
- 赤み
- 炎症後色素沈着
- 陥凹
- かさぶた
副作用は、赤みや炎症後色素沈着は、数ヶ月続くことがあります。
CO2レーザー治療を受けられない方
- 妊娠中や授乳中の方は、治療を受けられません。
- ケロイド体質の方などは、事前に医師に相談する必要があります。
CO2レーザーでよくある質問
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