繰り返しできてしまう、しつこい顎ニキビ。「スキンケアは頑張っているのに、なぜか顎にだけニキビができる…」そう感じている方は少なくないでしょう。
実は、その顎ニキビ、あなたの体の内側からのサインかもしれません。特に、胃腸や婦人科系の不調が肌表面に現れている可能性があります。
この記事では、顎ニキビと内臓の深い関係性を掘り下げ、食生活や生活習慣を見直すことで体の中から健やかな肌を取り戻すための具体的な方法を解説します。体の声に耳を傾け、根本からの改善を目指しましょう。
顎ニキビと内臓の気になる関係
顔の他の場所と比べて、顎のニキビは治りにくく、繰り返しできる傾向があります。その原因を探ると、体の内部、特に内臓の働きとの関連性が浮かび上がってきます。
なぜ顎という特定の場所に、体の不調がサインとして現れるのでしょうか。
なぜ顎ニキビは内臓の不調を映すのか
私たちの体は、食べたものから栄養を吸収し、不要なものを排出することで健康を維持しています。しかし、内臓の機能が低下すると、このサイクルがうまく回らなくなります。
特に、消化・吸収を担う胃腸や、ホルモンバランスを司る婦人科系の臓器に問題が生じると、体内に老廃物や毒素が溜まりやすくなります。
行き場を失ったこれらの不要物は、血液に乗って全身を巡り、最終的に皮脂腺が多い肌から排出しようとします。これが、ニキビという形で肌表面に現れる一因と考えられています。
東洋医学で見る顔と体のつながり
東洋医学には「望診(ぼうしん)」という考え方があり、顔の色や状態を見ることで体の中の状態を把握します。顔は「内臓の鏡」とも言われ、各部位が特定の臓器と関連していると考えられています。
この考え方によると、顎や口周りは特に消化器系や生殖器系とのつながりが深い場所です。
顔の反射区と関連する内臓
顔の部位 | 関連が深いとされる内臓 | 考えられる不調 |
---|---|---|
おでこ | 心・小腸 | ストレス、睡眠不足 |
鼻 | 脾・胃 | 消化不良、胃の疲れ |
顎・口周り | 腎・生殖器 | 冷え、ホルモンバランスの乱れ |
顎周辺に現れるサインの意味
顎周辺にニキビが集中する場合、それは単なる肌トラブルではなく、体が発する重要なメッセージかもしれません。特に、婦人科系のホルモンバランスの乱れや、胃腸の機能低下が考えられます。
生理前に悪化したり、便秘がちであったり、食生活が乱れていたりする場合、その可能性はより高まります。自分の生活習慣と照らし合わせながら、ニキビの状態を観察することが大切です。
全ての顎ニキビが内臓不調とは限らない
もちろん、顎ニキビの全ての原因が内臓にあるわけではありません。ホルモンバランスの変化は誰にでも起こりますし、間違ったスキンケアや物理的な刺激、ストレスなども大きな原因となります。
内臓との関連性を考えることは大切ですが、それと同時に、肌に直接触れるものや日々の生活習慣全体を見直す視点も持つことが、改善への近道です。
胃腸の疲れが顎ニキビを引き起こす?
「肌は腸の鏡」という言葉があるように、胃腸の健康状態は肌のコンディションに直接的に影響します。特に、消化機能の低下や腸内環境の悪化は、顎ニキビの引き金になることがあります。
消化機能の低下と栄養吸収の問題
暴飲暴食や早食い、脂っこい食事の多い生活は、胃腸に大きな負担をかけます。胃の消化能力が追いつかなくなると、食べたものが十分に分解されず、栄養素の吸収効率も低下します。
肌のターンオーバー(新陳代謝)を正常に保つためには、ビタミンやミネラル、タンパク質などの栄養素が必要ですが、これらが不足すると肌のバリア機能が弱まり、ニキビができやすい状態になります。
腸内環境の悪化が肌に与える影響
腸内には多種多様な細菌が生息しており、善玉菌と悪玉菌のバランスが健康を左右します。食生活の乱れやストレスなどによって悪玉菌が優勢になると、腸内で有害物質が生成されます。
この有害物質は、腸壁から吸収されて血液中に入り込み、全身を巡って肌に到達します。そして、肌の炎症を引き起こし、ニキビの原因となるのです。
胃腸に優しい食事と避けたい食事
種類 | 積極的に摂りたいもの | 控えめにしたいもの |
---|---|---|
胃腸に優しい食事 | おかゆ、うどん、豆腐、白身魚、鶏ささみ、キャベツ、大根 | 脂質の多い肉、揚げ物、香辛料の強い料理、カフェイン |
腸内環境を整える食事 | 発酵食品(ヨーグルト、納豆)、水溶性食物繊維(海藻、きのこ) | 加工食品、スナック菓子、糖質の多い飲み物 |
便秘や下痢は危険信号
便秘は、本来排出されるべき便が長期間腸内にとどまっている状態です。これにより、腐敗が進み、有害物質が発生しやすくなります。一方、下痢は、腸が栄養や水分を十分に吸収できていないサインです。
どちらの状態も腸内環境が悪化している証拠であり、肌荒れやニキビに直結する可能性があります。
腸内環境を整える発酵食品の例
- ヨーグルト
- 納豆
- 味噌
- キムチ
胃腸に負担をかける食生活
特に注意したいのが、高脂肪・高糖質の食事です。これらは消化に時間がかかり胃腸に負担をかけるだけでなく、皮脂の分泌を過剰にする原因にもなります。
また、冷たい飲み物や食べ物の摂りすぎは、胃腸の働きを鈍らせるため注意が必要です。食事はよく噛んで、ゆっくりと時間をかけて摂ることを心がけましょう。
女性ホルモンの乱れと婦人科系の問題
多くの女性が経験するように、生理周期によって肌の状態は大きく揺らぎます。特に顎や口周りは、女性ホルモンの影響を強く受ける部位です。ホルモンバランスの乱れは、顎ニキビの直接的な原因となります。
生理周期と顎ニキビの関連性
生理前になると、黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が増加します。プロゲステロンには皮脂の分泌を促す作用があるため、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすい状態になります。
一方で、卵胞ホルモン(エストロゲン)は肌の潤いを保ち、コンディションを整える働きがありますが、生理前にはこのエストロゲンの分泌が減少します。この2つのホルモンのバランスの変化が、生理前の顎ニキビを悪化させるのです。
ホルモンバランスを整えるために意識したい栄養素
栄養素 | 主な働き | 多く含まれる食品 |
---|---|---|
イソフラボン | エストロゲンと似た働きをする | 大豆、豆腐、納豆 |
ビタミンB6 | ホルモンの代謝を助ける | マグロ、カツオ、レバー、バナナ |
ビタミンE | 血行を促進し、ホルモンバランスを整える | ナッツ類、アボカド、かぼちゃ |
ストレスとホルモンバランス
強いストレスを感じると、体はそれに対抗するために男性ホルモンやコルチゾールというストレスホルモンを分泌します。これらのホルモンには、皮脂の分泌を増加させたり、角質を厚くしたりする作用があるため、ニキビを誘発します。
また、慢性的なストレスは自律神経のバランスを乱し、結果として女性ホルモンの分泌リズムにも悪影響を及ぼします。
冷えが招く婦人科系の不調
体の冷えは、血行不良を引き起こします。特に下半身が冷えると、骨盤内の血流が滞り、子宮や卵巣の機能が低下しやすくなります。これにより、生理不順や生理痛が悪化するだけでなく、ホルモンバランスも乱れがちになります。
顎ニキビに悩んでいる方は、体が冷えていないかどうかもチェックしてみましょう。
体を温める食材と冷やす食材
分類 | 食材の例 | 特徴 |
---|---|---|
温める食材 | 生姜、ネギ、かぼちゃ、根菜類 | 冬が旬のもの、土の中で育つもの |
冷やす食材 | きゅうり、トマト、なす、スイカ | 夏が旬のもの、南国で採れるもの |
婦人科系の病気が隠れている可能性
長期間にわたって顎ニキビが改善しない、あるいは生理不順やひどい生理痛を伴う場合は、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)などの婦人科系の病気が隠れている可能性も考えられます。
気になる症状がある場合は、セルフケアだけで解決しようとせず、婦人科を受診することも検討しましょう。
内臓だけじゃない 顎ニキビの多様な原因
内臓の不調は顎ニキビの大きな要因ですが、それ以外の原因が複雑に絡み合っていることも少なくありません。体の外側からのアプローチや、生活全体を見直すことも同じくらい重要です。
間違ったスキンケア
ニキビができると、ついゴシゴシと強く洗ったり、洗浄力の強い洗顔料を使ったりしがちです。しかし、これは肌に必要な皮脂まで奪い、バリア機能の低下を招きます。
肌が乾燥すると、それを補おうとして逆に皮脂が過剰に分泌されることもあります。また、保湿が不十分だと肌が硬くなり、毛穴が詰まりやすくなります。
顎ニキビを防ぐスキンケアのポイント
ケア項目 | ポイント | 注意点 |
---|---|---|
クレンジング | 肌に優しいミルクやジェルタイプを選ぶ | オイルクレンジングは洗浄力が強い場合がある |
洗顔 | たっぷりの泡で優しく洗う | 洗いすぎは禁物、1日2回まで |
保湿 | 化粧水、乳液、クリームでしっかり潤す | 油分が気になる場合も保湿は必須 |
物理的な刺激と摩擦
顎は、無意識のうちに手で触ったり、頬杖をついたりしやすい場所です。手には雑菌が多く付着しているため、ニキビを悪化させる原因になります。
また、マスクの着脱による摩擦やムレ、マフラーやタートルネックの衣類との接触も、肌にとっては大きな刺激です。これらの物理的な刺激が、顎の肌バリアを壊し、ニキビを誘発します。
日常でできる物理的刺激を減らす工夫
- 肌触りの良い素材のマスクを選ぶ
- 髪が顔にかからないようにまとめる
- 頬杖をつく癖をやめる
睡眠不足と生活リズムの乱れ
睡眠中には、肌の修復や再生を促す成長ホルモンが分泌されます。睡眠時間が不足したり、眠りの質が低かったりすると、このホルモンの分泌が十分に行われず、肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
古い角質が剥がれ落ちずに肌表面に留まることで、毛穴が詰まりやすくなり、ニキビの原因となります。夜更かしや不規則な生活は、美肌の大敵です。
体の中から整える食生活の基本
顎ニキビの根本的な改善には、毎日の食生活を見直すことが欠かせません。バランスの取れた食事を心がけ、肌を作るために必要な栄養素をしっかり届けましょう。
バランスの良い食事とは
健康な体と肌を作る基本は、主食(炭水化物)、主菜(タンパク質)、副菜(ビタミン・ミネラル)を揃えた食事です。特定の食品ばかり食べるのではなく、様々な食材を組み合わせて、多様な栄養素を摂ることが大切です。
特に、肌の材料となるタンパク質や、肌の調子を整えるビタミン・ミネラルは意識して摂取しましょう。
積極的に摂りたい栄養素
ニキビケアにおいて特に重要な栄養素があります。これらを意識的に食事に取り入れることで、体の内側からニキビができにくい状態を目指せます。
美肌作りに役立つビタミン・ミネラルとその働き
栄養素 | 主な働き | 多く含まれる食品 |
---|---|---|
ビタミンA | 皮膚や粘膜の健康を保つ | レバー、うなぎ、緑黄色野菜 |
ビタミンB群 | 皮脂の分泌を調整し、ターンオーバーを助ける | 豚肉、レバー、納豆、卵 |
ビタミンC | コラーゲンの生成を助け、抗酸化作用がある | パプリカ、ブロッコリー、キウイ |
亜鉛 | 肌の新陳代謝を促進する | 牡蠣、牛肉、レバー |
血糖値を急上昇させない食事のコツ
血糖値が急激に上昇すると、それを下げるためにインスリンというホルモンが大量に分泌されます。このインスリンは、皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌を増やす作用があるため、ニキビの原因になり得ます。
白米やパン、甘いお菓子など、血糖値を上げやすい食品(高GI食品)の摂りすぎには注意が必要です。
食事の際は、野菜や海藻などの食物繊維が豊富なものから先に食べる「ベジファースト」を実践すると、血糖値の上昇を緩やかにできます。
食事の際に意識したいこと
- よく噛んでゆっくり食べる
- 野菜・きのこ・海藻類から食べる
- 間食にはナッツや果物を選ぶ
水分補給の重要性
体の約60%は水分でできています。水分が不足すると、血液の流れが悪くなり、細胞に栄養が届きにくくなるだけでなく、老廃物の排出も滞ります。これにより、肌が乾燥し、ターンオーバーが乱れる原因になります。
1日に1.5リットルから2リットルを目安に、こまめに水分を摂ることを習慣にしましょう。ただし、カフェインの入った飲み物や甘いジュースではなく、水や白湯、麦茶などがおすすめです。
スキンケアと生活習慣の改善でニキビに負けない肌へ
内側からのケアと並行して、外側からの適切なスキンケアと健やかな生活習慣を確立することが、顎ニキビの改善と再発防止につながります。肌をいたわり、心身ともに健康な状態を保ちましょう。
顎の皮膚の特徴と正しい洗顔方法
顎は顔の中でも意外と乾燥しやすい部位ですが、一方でフェイスラインには皮脂腺も存在します。そのため、洗いすぎは禁物です。洗顔料をしっかりと泡立て、指が直接肌に触れないように、泡をクッションにして優しく洗いましょう。
すすぎ残しは毛穴詰まりの原因になるため、フェイスラインや髪の生え際は特に丁寧にぬるま湯で洗い流してください。
保湿ケアの徹底
洗顔後は、肌が乾燥しないうちにすぐに保湿ケアを行います。化粧水で水分をたっぷり与えた後、乳液やクリームなどの油分で蓋をして、水分が蒸発するのを防ぎます。
ニキビがあるからといって油分を避けるのではなく、自分の肌質に合った保湿剤を選び、適度な油分を補うことが大切です。肌のバリア機能を正常に保つことが、外部刺激から肌を守り、ニキビを防ぐ基本です。
質の高い睡眠をとるための工夫
ただ長く眠るだけでなく、「質の良い睡眠」をとることが重要です。成長ホルモンが最も多く分泌されるのは、入眠後の最初の3時間と言われています。
この時間帯に深い眠りに入れるよう、就寝前の環境を整えましょう。
質の良い睡眠のための環境づくり
項目 | 工夫の例 | 理由 |
---|---|---|
光 | 寝室を暗くする、就寝1時間前からスマホを見ない | 強い光は睡眠を促すメラトニンの分泌を妨げる |
温度・湿度 | 快適と感じる室温・湿度に調整する | 暑すぎたり寒すぎたりすると眠りが浅くなる |
リラックス | ぬるめのお風呂に浸かる、アロマを焚く | 心身の緊張をほぐし、スムーズな入眠を助ける |
上手なストレスとの付き合い方
現代社会でストレスを完全になくすことは困難です。そのため、ストレスを溜め込まず、上手に発散する方法を見つけることが大切です。
趣味に没頭する時間を作ったり、友人と話したり、軽い運動をしたりするなど、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけましょう。深呼吸や瞑想なども、自律神経を整え、ストレスを軽減するのに役立ちます。
簡単なリラックス方法
- ゆっくりとした腹式呼吸
- 軽いストレッチやヨガ
- 好きな音楽を聴く
顎ニキビに関するよくある質問
ここでは、顎ニキビに関して多くの方が抱く疑問についてお答えします。
- 顎ニキビは皮膚科に行くべきですか?
-
セルフケアを続けても改善が見られない場合や、炎症がひどく痛みを伴う場合、ニキビが広範囲に広がっている場合は、皮膚科専門医に相談することをお勧めします。
自己判断でニキビを潰すと、跡が残ってしまうリスクがあります。専門的な治療を受けることで、より早く、きれいに治すことが期待できます。
- 食生活を変えたら、どのくらいで効果が出ますか?
-
効果の現れ方には個人差がありますが、一般的に肌のターンオーバーの周期は約28日(年齢によって長くなる傾向があります)です。そのため、食生活や生活習慣を改善してから、肌に変化を感じるまでには最低でも1ヶ月から3ヶ月程度の期間が必要です。焦らず、根気強く続けることが大切です。
ニキビの種類とセルフケアの目安
ニキビの種類 状態 ケアの目安 白ニキビ 毛穴に皮脂が詰まった初期段階 丁寧な洗顔と保湿で対応可能 黒ニキビ 皮脂が酸化して黒く見える状態 丁寧な洗顔と保湿で対応可能 赤ニキビ 炎症を起こしている状態 セルフケアで改善しない場合は受診を検討 - 漢方薬は顎ニキビに効果がありますか?
-
漢方薬は、体のバランスを整えることで体質から改善を目指すものです。特に、ホルモンバランスの乱れや血行不良、胃腸の不調などが原因の顎ニキビに対しては、効果が期待できる場合があります。
ただし、漢方薬は個々の体質に合わせて処方されるため、専門の医師や薬剤師に相談することが重要です。
- ニキビ跡にしないためにはどうすれば良いですか?
-
最も大切なことは、ニキビを自分で潰したり、過度に触ったりしないことです。炎症が起きている赤ニキビは、特に跡に残りやすいので注意が必要です。
また、紫外線は色素沈着の原因になるため、ニキビがある時でも日焼け止めなどで紫外線対策をしっかり行いましょう。
そして、肌のターンオーバーを正常に保つために、バランスの良い食事と十分な睡眠を心がけることが、ニキビ跡の予防につながります。
以上
参考文献
KOSTECKA, Malgorzata, et al. The impact of common acne on the well-being of young people aged 15–35 years and the influence of nutrition knowledge and diet on acne development. Nutrients, 2022, 14.24: 5293.
CHEN, Yu-Wen; WU, Chun-Ying; CHEN, Yi-Ju. Gastrointestinal comorbidities in patients with acne vulgaris: A population-based retrospective study. JAAD international, 2025, 18: 62-68.
DRENO, Brigitte, et al. Female type of adult acne: Physiological and psychological considerations and management. JDDG: Journal der Deutschen Dermatologischen Gesellschaft, 2018, 16.10: 1185-1194.
TANGHETTI, Emil A., et al. Understanding the burden of adult female acne. The Journal of clinical and aesthetic dermatology, 2014, 7.2: 22.
CALLENDER, Valerie D., et al. Racial differences in clinical characteristics, perceptions and behaviors, and psychosocial impact of adult female acne. The Journal of clinical and aesthetic dermatology, 2014, 7.7: 19.
NANDY, Priyashman; SHRIVASTAVA, Tripti; SHRIVASTAVA SR, Tripti. Exploring the multifaceted impact of acne on quality of life and well-being. Cureus, 2024, 16.1.
THOMPSON, Katherine G., et al. Minocycline and its impact on microbial dysbiosis in the skin and gastrointestinal tract of acne patients. Annals of Dermatology, 2020, 32.1: 21-30.
BURRIS, Jennifer; RIETKERK, William; WOOLF, Kathleen. Relationships of self-reported dietary factors and perceived acne severity in a cohort of New York young adults. Journal of the Academy of Nutrition and Dietetics, 2014, 114.3: 384-392.
LASEK, Rebecca Jane; CHREN, Mary-Margaret. Acne vulgaris and the quality of life of adult dermatology patients. Archives of Dermatology, 1998, 134.4: 454-458.
CLARK, Ashley K.; HAAS, Kelly N.; SIVAMANI, Raja K. Edible plants and their influence on the gut microbiome and acne. International journal of molecular sciences, 2017, 18.5: 1070.