ニキビ跡にお悩みの方は多く、その治療については患者さんから良く聞かれる話題の一つです。
このページでは、ニキビ跡の治療について、保険適用範囲やクレータを治す方法、かかる値段のほか、ニキビ跡の種類やニキビ跡のタイプに合った治療方法などを皮膚科学的な見地から解説しています。
時間が経ってもなかなか良くならないニキビ跡を治したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
- ニキビ跡の原因・種類
- タイプ別:ニキビ跡の治療方法
- クレーターを皮膚科で治す方法
- ニキビ跡の治療にかかる期間
- ニキビ跡治療の保険適用とかかる値段相場
この記事の執筆者
小林 智子(こばやし ともこ)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長
2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。
こばとも皮膚科関連医療機関
ニキビ跡の原因
ニキビはそもそも毛包(毛穴)で起こる炎症を言い、毛包の一番深いところは真皮のレベルにあります。
皮膚は表面から大きく分けると、表皮 ⇒ 真皮 ⇒ 皮下組織 の3層構造になっています。
ニキビが軽いうちは、その炎症が浅いところである表皮にとどまりますので、肌のターンオーバーによって跡に残らずに改善していきます。
一方、炎症が長引いたり強い炎症が起こったりすると、深いところ(真皮)まで及んで、いわゆるニキビ跡として発展してしまいます。
表皮は通常28日間かけてターンオーバー(肌の生まれ変わり)を繰り返しますが、真皮はターンオーバーの影響を受けないので、炎症が起きてしまうと跡になりやすい傾向があります。
ニキビ跡の正しいケア解説動画(Youtube)
ニキビ跡の種類
ニキビ跡とひとことで言っても、じつはさまざまな種類があります。
下記にニキビ跡の種類を解説していますので、ご自身はどのタイプか確認しながら読み進めてくださいね。
炎症後紅斑
炎症後紅斑(えんしょうごこうはん)は、赤みがあるニキビ跡を指します。
ニキビの炎症自体は治まっても、肌の赤みだけが残っている状態です。
- 赤みが残ったニキビ跡
- 時間の経過で自然に改善するケースが多い
- 年単位で残る場合には治療が必要
炎症後色素沈着
炎症後色素沈着(えんしょうごしきそちんちゃく)は、炎症によってメラニンがたくさん作られてシミのように茶色っぽく残るニキビ跡を言います。
パッと見はそこまで濃いシミのようになっていなくても、周りの肌よりも茶色っぽくくすんで見えるニキビ跡も炎症後色素沈着です。
- シミのように茶色くなったニキビ跡
- 時間の経過で自然に改善するケースが多い
- 年単位で残る場合には治療が必要
萎縮性瘢痕
萎縮性瘢痕(いしゅくせいはんこん)と呼ばれる、凹みやクレーターのようなニキビ跡もあります。
クレーターには、アイスピック型、ボックス型、ローリング型があり、ニキビの炎症で真皮が破壊された後に均一に再生できなかったためにできる凹みです。
- いわゆる「クレーター」と呼ばれるニキビ跡
- 通常の皮膚よりも硬くなる
- 化粧品などセルフケアでは限界がある
肥厚性瘢痕
肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)は、しこりや盛り上がりがあるニキビ跡です。
ニキビで破壊された組織を修復するときに、細胞が過剰に作られるとケロイドのような盛り上がりができます。
- しこりや盛り上がりのあるニキビ跡
- 通常の皮膚よりも硬くなる
- 化粧品などセルフケアでは限界がある
瘢痕は炎症が起こったあと新しい肌に生まれ変わる過程において違う組織に置き換わってしまっている状態で、普通の皮膚よりも硬くなってしまいます。
なぜ硬くなるのかというと、炎症後に真皮内に今まであったコラーゲンが別のものに置き換わり、新しい組織が増えて本来のコラーゲンとは違うものになってしまうためです。
また、炎症後に新しい組織を作る過程で新生血管(新しい血管)が一緒に増えてきますが、これが炎症後紅斑になります。
ニキビ跡に増える新生血管
ニキビによる炎症後に細胞が回復・再生する過程で、本来は存在しない異常な血管が増える
1年単位でそのまま残っているニキビ跡は美容医療などの介入が必要
化粧品は表皮レベルでマイルドに作用するので、真皮で起こる瘢痕は改善できません。
一方、炎症後紅斑や炎症後色素沈着は、時間が経てば自然に改善していくケースが多いです。
ただ、炎症がかなり長引いたり、強い炎症が起こったりした後は、炎症後紅斑や炎症後色素沈着であっても跡として残るタイプがあります。
そのため、年単位でそのままある炎症後紅斑や炎症後色素沈着には、美容医療などのなんらかの介入が必要です。
ニキビ跡の治療で皮膚科受診の前に押さえておくべきポイント
ニキビ跡でお悩みの方から「具体的に何をしたら良いか教えてください」といったご相談が非常に多いですが、皮膚科を受診する前に押さえておきたいポイントがあります。
- 自分のニキビ跡の種類はどれか
- ニキビのコントロールができているか
一つは「ご自身のニキビ跡がどの種類であるか」もう一つは「ニキビ跡の治療の前に、ニキビそのものがコントロールできているか」です。
まずはニキビのコントロールを目指す
ニキビのコントロールがうまくできていないうちにニキビ跡の治療をしても、ニキビがニキビ跡になってしまう状態を繰り返して、いたちごっこのようになります。
そのため、ニキビのコントロールをうまく行っていくのが大切です。
ニキビのコントロールができているのをどこで判断するのかというと「ニキビの薬をいつまで使うのか」の質問に通じる話ですが、具体的に一定の基準があるわけではありません。
とはいえ、ニキビの薬を使い続けて3カ月以上その状態に変化がないのであれば、ある程度治療の効果が頭打ちになっているので、あとはニキビ跡の治療に専念したほうが良いかと思います。
ご自身のニキビ跡がどのような状態か、ニキビのコントロールができているか、の2点をまずは押さえておきましょう。
もしも、ニキビのコントロールが上手くできていないのであれば、皮膚科でニキビの薬を処方してもらうのをおすすめします。
ニキビ跡の治療方法
ニキビの種類によってそれぞれアプローチが異なりますが、赤みもあれば茶色っぽいものもあるし、クレーターもあるように、数種類のニキビ跡が混合している方がほとんどです。
どのように治療を進めるか、ニキビ跡の治療方法を下記にまとめました。
ポイントは「瘢痕があるか?」
ニキビ跡4種類のうち瘢痕の状態があるかどうか、が一つのポイントです。
瘢痕は真皮で起こる変化で、なかなか塗り薬や化粧品では改善できる状態ではないので、積極的な治療が必要になります。
対して、炎症後紅斑や炎症後色素沈着は時間が経てば軽快するケースが多いので、そのままの状態でも改善が期待できます。
いちど瘢痕になってしまうと時間が経っても改善は難しいので、優先順位として、まず瘢痕があるかどうかをチェックして頂くと良いでしょう。
肥厚性瘢痕(ケロイド)ではステロイドの注射が有効
2種類ある瘢痕のうち、肥厚性瘢痕は「ケロイド」と言って傷跡が盛り上がりやすいタイプの方に多い傾向があります。
そういった方は、ニキビの炎症が起こったあとに、ボコッとしこりみたいになってしまう場合が多いです。
ケロイドになるか否かは体質的な要素も大きいですが、肥厚性瘢痕にはステロイドの局所注射が有効です1)。
萎縮性瘢痕(クレーター・凹み)はレーザー治療を検討
凹みやクレーターのような萎縮性瘢痕に関しては、一番有効とされているのがレーザー治療です。
萎縮性瘢痕に効果的なレーザー、そのほかの治療法は以下の通りです。
CO2フラクショナルレーザー
クレーターにはアイスピック型やローリング型などのタイプがありますが、どの萎縮性瘢痕でも有効とされているのがCO2フラクショナルレーザーです2)。
このCO2フラクショナルレーザーは、ひとことでまとめると「肌の入れ替えを行う治療」となります。
肌の入れ替えを行う過程で、真皮の組織が新しく生まれ変わって凸凹を改善する仕組みです。
CO2フラクショナルレーザーでは熱によって肌の再生を促しますが、副作用として炎症後色素沈着になってしまう方がいらっしゃるので、そういった方は次に紹介するダーマペン治療がおすすめです。
ダーマペン
ダーマペンはマイクロニードルとも呼ばれ、CO2フラクショナルレーザーと同じで肌の再生を行う治療ですが、アプローチ方法に違いがあります。
co2フラクショナルレーザーが熱によって肌の再生を促すのに対して、ダーマペンは剣山のように肌に穴を開けて、その刺激で肌の再生を促す治療です。
個人輸入などで家庭用のダーマペン、ダーマローラーを入手してご自身でケアされる方も増えています。家庭用も肌に穴を開けて肌細胞を入れ替える意味では医療用と同じ原理ですが、効果は全く異なります。
なぜ効果が異なるのかというと、治療できる肌の深さに大きな違いがあるからです。
医療用のダーマペンは0.2㎜から、一番深いと3㎜まで深さが出せます。皮膚の表面から3㎜といえば真皮のレベルですが、そこまでしっかりと穴を開けるので、より肌の再生効果が期待できます。
一方、家庭用ダーマペンは0.2㎜、深くても0.3㎜のものが多く、0.3㎜の深度だと表皮のレベルにとどまりますので、肝心な真皮の肌細胞の入れ替え効果は低いです。
また、家庭用のダーマペンは清潔環境が完全ではないのが実際のところで、1回1回使い捨てのチップを使う医療用とは異なり同じチップを使いますので、感染リスクがありおすすめできません。
ニキビ跡を治療しようと思ったら、きちんと皮膚科で診断をしてもらって治療に入るのを推奨しています。
ポテンツァ
ダーマペンのように肌に穴を開けて真皮細胞の再生を促す治療として、ポテンツァがあります。
ポテンツァは、ニードルを肌に刺してRF(ラジオ波)を照射し、薬剤を真皮に導入する治療方法です。
ドラッグデリバリーでコラーゲン生成する薬剤を肌内部に効率的に届けるため、効果を実感しやすい特徴があります。
赤み・茶色いニキビ跡の治療
瘢痕がない方、赤みや茶色いニキビ跡が気になる方は、下記のようなレーザーが適用になります。
Vビーム
とくに赤みが気になる方は、外用剤や化粧品による改善があまり期待できないので、レーザーによる治療がおすすめです。
色素パルスレーザー、具体的には「Vビーム」と呼ばれるレーザーがあります。
これは、赤みの原因であるヘモグロビンに非常に反応の良いレーザーで、異常な毛細血管のみを破壊します。
パチッと打つと内出血が起きる場合が多く、内出血が引くまでには1週間くらいかかります。そこそこダウンタイムのある治療なので、Vビームを受けたい方はある程度のダウンタイムを覚悟していただく必要があるかと思います。
ジェネシス・スペクトラ(ロングパルスYAGレーザー)
そこまでダウンタイムが取れない方は、ジェネシスやスペクトラと呼ばれるロングパルスレーザーがおすすめです。
レーザーを当てて肌の再生を促す仕組みですが、Vビームに比べて内出血になるケースも少なくて気軽に受けられる治療です。
ただ、その分1回の効果も低いので、何回か繰り返して受ける必要があります。
Vビーム or ジェネシス・スペクトラで迷った方は、トータル回数や値段なども総合的に考えて選ぶのが良いかと思います。
IPL(光)治療
赤みだけではなくて茶色いニキビ跡もある方は、幅広い色調の改善効果が期待できるIPL(光)治療がおすすめです。
とはいえ、IPLに関してもロングパルスレーザーと同様、回数がかかります。
どのくらいの回数で完了するかが気になるポイントだと思いますが、個人差がかなりあるので一概に言えないのが実状です。
ただ、平均的には5回~10回とかかりますので、改善までに時間がかかる点は事前に押さえておいていただきたいです。
シミ取りレーザー
茶色いニキビ跡、炎症後色素沈着だけある方は、いわゆる「シミ取りレーザー」がおすすめです。
シミ取りレーザーは、メラニン色素を破壊して色素沈着を改善する治療方法です。
照射後は1週間ほどで効果を実感しますが、1カ月ほど経つと一時的にシミが濃くなったように感じます。
さらに時間が経つとシミが自然と薄くなり、3カ月ほどでほとんど目立たないような状態に。
1回で治療が完了するケースが多いですが、症状によっては複数回の照射が必要になる場合もあります。
ハイドロキノン・トレチノイン(レチノイン酸)
赤みのあるニキビ跡や茶色いニキビ跡へのシミ治療に準じて、ハイドロキノンやトレチノイン(レチノイン酸)を組み合わせる治療も選択肢として挙げられます。
ハイドロキノン | 塗布してシミやニキビ跡の原因であるメラニンの発生を抑える |
トレチノイン(レチノイン酸) | 塗布して肌のターンオーバーを促進する |
ハイドロキノンとトレチノイン(レチノイン酸)の併用も可能です。
ハイドロキノンに関しては、効果がでてくるまでに時間がかかりますし、漫然と1年も2年も使うような薬ではないので、そのあたりも含めて主治医の先生とご相談いただくのが良いでしょう。
ニキビ跡の治療は保険適用になる?
ニキビ跡の治療は、保険適用にならないものが多いです。
ニキビ跡の治療で保険適用になるものとならないもの
保険適用 | ステロイド注射 |
自由診療(保険適用外) | co2フラクショナルレーザー ダーマペン ポテンツァ Vビーム ジェネシス・スペクトラ IPL(光)治療 シミ取りレーザー ハイドロキノン・トレチノイン(レチノイン酸) |
ケロイド治療で一番よく行われるのがステロイドの注射ですが、肥厚性瘢痕もケロイドに準じて保険の範囲内で治療ができる場合が多いです。
ニキビのしこりがある方は、いちど皮膚科で相談すると保険診療を受けられるケースがあります。
対して、炎症後紅斑、炎症後色素沈着、萎縮性瘢痕の治療は基本的には保険適用にならず、自由診療となります。
ニキビ跡治療にかかる期間
ニキビ跡治療は肌の生まれ変わりを促しながら行いますので、すぐに完了させるのは難しいです。
ニキビ跡の種類や症状の重さによっても異なりますが、少なくとも3カ月以上はかかると考えておきましょう。
重度のクレーターやしこりなどでは、1~2年程度かかるケースもあります。
治療法別の一般的な治療期間平均
ニキビ跡の治療法別の、一般的な治療期間平均は以下の通りです3-8)。
治療法 | 一般的な治療期間 | 備考 |
---|---|---|
ステロイド注射 | 4-8 週間 | 盛り上がった瘢痕の場合 |
CO2フラクショナルレーザー | 3-6 カ月 | 複数回の施術が必要 |
ダーマペン | 1-3 カ月 | 通常3~5回 |
ポテンツァ | 2-4 カ月 | 4~6週間間隔で複数回の施術 |
Vビーム | 3-5 カ月 | 赤みのあるニキビ跡 |
ジェネシス・スペクトラ(ロングパルスYAGレーザー) | 3-6 カ月 | 複数回の施術が必要 |
IPL (光治療) | 2-4 カ月 | メンテナンスが必要な場合があります |
シミ取りレーザー | 1-3 カ月 | 色素沈着した瘢痕に効果的 |
ハイドロキノン・トレチノイン | 3-9 カ月 | 毎日塗布 |
ニキビ跡は「すぐに消したい」と思うのも分かりますが、ある程度の期間が必要になりますので、主治医と一緒に根気強く治療を行っていきましょう。
皮膚科でのニキビ跡治療の値段相場はいくらか
①治療したいニキビ跡の範囲、②治療方法によって、ニキビ跡治療にかかる値段が異なります。
ニキビ跡治療の値段相場
CO2フラクショナルレーザー | 1~3万円 |
ダーマペン | 2~4万円 |
ポテンツァ | 3~5万円 |
Vビーム | 1~3万円 |
ジェネシス | 3~5万円 |
IPL(光)治療 | 3~5万円 |
シミ取りレーザー | 2~4万円 |
ハイドロキノン・トレチノイン(レチノイン酸) | 2000~5000円 |
ニキビ跡治療を行うためには、医療機関に何度か通うことが考えられますので、1回の値段ではなく「総額がいくらになるのか」の視点で見るのがおすすめです。
皮膚科であればすべてのメニューが行える訳ではなく、院によって行っている治療とそうでない治療がありますので、ご自身が通う皮膚科では受けたい治療を行っているかを確認しましょう。
なかなか自然には改善しないニキビ跡の治療となると、ある程度大きな金額がかかりますので、複数の医療機関を受診して自分にとって一番良いと思えるところを選ぶのも一つの方法です。
ニキビ跡治療に市販薬は有効?
塗り薬や飲み薬などの市販薬でニキビ跡治療をしたい、とお考えの方もいらっしゃるかと思います。
結論から言うと、市販薬での治療は医療機関での治療にくらべて劇的な改善は期待できません。
ただ、炎症後紅斑や炎症後色素沈着のようなニキビ跡であれば、市販薬でマイルドにケアするのも有効です。
赤み・茶色いニキビ跡には、塗り薬であればビタミンC誘導体が配合されたもの、飲み薬であればビタミンCやL-システインが配合されたものを選ぶと良いでしょう。
ニキビ跡への効果
ビタミンC誘導体 | できたメラニンを薄くする メラニンの合成を阻害する ターンオーバーを正常化する |
L-システイン | できたメラニンを薄くする ターンオーバーを正常化する |
一方、肥厚性瘢痕や萎縮性瘢痕などの瘢痕タイプのニキビ跡を治したいのであれば、皮膚科などを受診して本格的に治療を行わないと改善は難しいです。
まとめ
コンプレックスが解消したり、自分に自信が持てたり、お化粧ノリが良くなったりとメリットがたくさんあるニキビ跡治療。
ご自身の症状に合った治療方法を行うと、効果を実感しやすいです。
- ニキビ跡は、炎症後紅斑・炎症後色素沈着・萎縮性瘢痕・肥厚性瘢痕の4種類ある
- 治療前にニキビのコントロールができているかを確認
- 瘢痕があるか否かがニキビ治療を始める際のポイント
- ニキビ跡の種類に合った治療が改善の近道
- 治療には最低でも3カ月、長い場合は1~3年ほどの期間がかかる
- ニキビ治療は総額を踏まえて考える
ニキビ跡を治療したいとお考えの方は、ご自身のニキビ跡の状態を確認しつつ、まずは皮膚科の受診をおすすめします。
参考文献
1) 尋常性痤瘡治療ガイドライン/日本皮膚科学会ガイドライン
2) 皮膚科整形外科領域におけるフラクショナル炭酸ガスレーザーの応用/日レ医誌(JJSLSM)第38巻 第2号(2017)
3) Nanni, C. A., & Alster, T. S. “Complications of carbon dioxide laser resurfacing: An evaluation of 500 patients.” Dermatologic Surgery (1998).
4) Lima, E. “Microneedling in facial recalcitrant melasma: Report of a series of 22 cases.” Anais Brasileiros de Dermatologia (2015).
5) Loo, W. J., & Lanigan, S. W. “Laser treatment of acne scars.” British Journal of Dermatology (2002).
6) Rokhsar, C. K., & Fitzpatrick, R. E. “The treatment of melasma with fractional photothermolysis: a pilot study.” Dermatologic Surgery (2005).
7) West, T. B., & Alster, T. S. “Effect of pretreatment on the incidence of hyperpigmentation following cutaneous CO2 laser resurfacing.” Dermatologic Surgery (1999).
8) Kligman, A. M., & Willis, I. “A new formula for depigmenting human skin.” Archives of Dermatology (1975).