透析を受ける方や腎臓に不安を抱える方にとって、日々の食事は大切なテーマです。
腎臓が十分に機能しない状態では体に溜まる毒素や余分な水分を上手に排出できないため、カリウムや水分をはじめとした摂取量を慎重に考えなければなりません。
とくに透析カリウムの管理やカリウム制限、水分制限といったキーワードが示すように、腎臓の負担を減らす工夫が重要です。
このページでは、なぜカリウムや水分を意識する必要があるのか、どのように食事に取り入れれば良いのかを詳しく紹介します。透析を始めて間もない方や、いずれ透析が必要になるかもしれないと考えている方に向けた内容です。
透析と腎臓の役割を理解する
腎臓は体内の老廃物や余分な水分を排出する大切な臓器であり、その働きが低下すると血液中に老廃物が蓄積しやすくなります。
透析によってある程度の老廃物を取り除くことは可能ですが、腎臓が本来担う機能を完全に代替できるわけではありません。そのため食事で調整を行い、透析の効率を高めながら余計な負担を防ぐことが必要です。
腎臓機能が低下するメカニズム
腎臓は糸球体というフィルターで血液をろ過し、不要なものを尿として排出します。高血圧や糖尿病などが続くと糸球体がダメージを受け、ろ過能力が下がります。
結果的に体内で作られる老廃物や電解質の調整がうまくいかず、血中に残留したカリウムやナトリウム、リンなどのバランスが崩れます。
ろ過能力の低下が進むと、自力で毒素や過剰成分を排出しきれなくなり、むくみや倦怠感などの症状が現れる場合があります。
腎不全のステージが進行すると医師から透析を勧められ、透析を受けていないと生命維持が難しい状態となることもあります。
透析の仕組み
透析には主に血液透析と腹膜透析があります。一般的にイメージされやすいのは血液透析で、血液を体外に循環させてダイアライザーと呼ばれる装置で老廃物を除去します。
週に3回ほど通院し、1回あたり4時間程度かけて行うことが多いです。腹膜透析は自宅で行う方法で、お腹の中(腹腔)に透析液を入れて老廃物を取り除きます。
いずれの方法も腎臓が自然に担う機能を機械や透析液によって補完しますが、過剰な栄養素や水分を無制限に除去できるわけではありません。透析間の余分な体重増加やカリウム制限を怠ると、体調を崩す恐れがあります。
なぜ食事制限が重要なのか
透析を受けているからといって何でも排出できるわけではないため、やはり摂取する栄養素や水分を調整する必要があります。カリウム制限や水分制限をきちんと実施することで、透析の効率を上げ、心不全や不整脈などのリスクを抑えられます。
腎臓病が進行した状態でも、ある程度の腎機能が残っている方は、その残存機能を大事に活かしながら暮らすことにつながります。
カリウム制限と水分制限の双方を同時に意識すべき理由
- 過剰なカリウムは筋肉・神経系に影響を与え、不整脈や心停止に至る可能性がある
- 余分な水分摂取による体重増加は透析時の負担を増大させ、血圧低下や心臓への負荷が大きくなる
- 透析カリウムのバランスを保ちつつ体内の電解質を安定させるには、食事の管理が要となる
上記の点を把握しつつ、透析生活を続けながら体調を安定させるためにも食事制限の理解と実践が必要です。
カリウム制限の重要性
透析患者さんにとってカリウムは特に注意を要する栄養素です。血中カリウム濃度の上昇は心臓を含む全身の機能に影響を及ぼします。透析カリウムについて意識し、カリウム制限を行うことが重視される理由を見ていきましょう。
カリウムが体にもたらす作用
カリウムは細胞内液と深く関わり、神経伝達や筋肉の収縮など重要な働きをしています。腎臓が健康な状態なら、余分なカリウムは尿として排出できます。
しかし腎機能が低下すると排出がうまくできなくなり、血中カリウム値が高くなる高カリウム血症を生じやすくなります。高カリウム血症が深刻化すると、心電図異常や最悪の場合は心停止を招くこともあります。
高カリウム血症の症状とリスク
軽度の高カリウム血症では症状が自覚しにくいことが多いです。しかし中等度以上になると筋力の低下や四肢のしびれ、動悸などが現れる場合があります。
重症化すると不整脈や心停止に至る恐れがあるため、透析患者さんはカリウム制限を怠らないようにしましょう。
カリウムの一日の摂取目安を把握する
腎臓専門医や管理栄養士から一日あたりのカリウム摂取量が示されることがあります。通常、健常な成人であれば1日に2,000mg以上のカリウム摂取が推奨される一方、透析中の方はさらに厳しく管理が求められることが多いです。
具体的な数値は個々の状態によりますが、1日1,500mg程度あるいは1,000mg程度に目標を設定するケースもあります。
カリウムを多く含む代表的な食品
- 果物(バナナ、メロン、キウイなど)
- 野菜(ほうれん草、里芋、トマト、かぼちゃなど)
- 豆類(納豆、大豆、インゲン豆など)
- ナッツ類(アーモンド、ピーナッツなど)
- 芋類(じゃがいも、さつまいもなど)
上記はカリウムを多く含む代表的な食品群です。完全に避ける必要はありませんが、取り過ぎると高カリウム血症の危険があります。調理法や食べ方の工夫でカリウム制限を実施することが大切です。
水分制限の基本
腎機能が低下している場合、余分な水分を十分に排出できません。そのため日常的にむくみや高血圧、心臓への負担が高まりやすく、透析を受けていても体内に水分が溜まりやすい状態が続きます。
透析間の体重増加を適切にコントロールするには水分制限が重要です。
体内で水分が増えると何が起きるか
透析患者さんは腎臓のろ過能力が十分ではないため、摂取した水分が過剰になると体内に溜まってしまいます。血液量の増加や細胞間の水分滞留で、むくみや血圧上昇、心不全のリスクが高まります。
透析時にまとめて余分な水分を引き抜くと急激に血圧が下がり、倦怠感や脱力感を招く場合もあります。
水分制限を守る意義
カリウム制限と同様、水分制限を守ることで血圧コントロールがしやすくなり、心臓への負担を軽減できます。透析の効率も高まりやすく、症状の悪化を防ぐうえで欠かせません。
透析を安全かつ安定した状態で行うためにも、日々の水分摂取量を把握することが大切です。
水分と塩分の関係
水分制限だけでなく塩分管理も心掛ける必要があります。塩分を摂り過ぎると喉の渇きが強くなり、水分摂取量が増えてしまう悪循環に陥りやすいからです。塩味に頼りすぎない工夫を重ねることで、水分制限が守りやすくなります。
水分制限を行う際の工夫
- 飲み物は小さなカップで少しずつ摂る
- 冷たい飲み物より常温に近い飲み物を選ぶと、一気に飲まなくなる傾向がある
- 口腔ケアを丁寧に行い、口の渇きをやわらげる
- 冷やしすぎたフルーツより常温や加熱調理した果物・野菜で水分を摂りすぎないようにする
カリウム制限をサポートする栄養管理
カリウム制限をしながら必要な栄養をバランス良く摂るには、食材選びや調理法に工夫が必要です。
過度なカリウム制限に意識が向くあまり、栄養不良を招くことがないよう注意しながら、適度なタンパク質やエネルギー量を確保する必要があります。
食材を選ぶ際のポイント
野菜や果物はビタミンや食物繊維の供給源ですが、カリウムを多く含むものが多々あります。カリウム制限を重視する場合、野菜や果物をまったく摂らないのではなく、種類や量を見直しましょう。
また、肉や魚などのタンパク質源も透析患者さんに必要な栄養を補うために重要です。
カリウム量が比較的少ない野菜や果物例
食材 | カリウム量の目安 (mg/100g) | 特徴 |
---|---|---|
きゅうり | 約200 | 水分が多くさっぱり食べやすい |
もやし | 約70~120 | 加熱するとかさが減り、食べやすい |
白菜 | 約200 | 鍋料理にも使いやすく、甘みを生かしやすい |
りんご | 約120 | 手軽に食べられる果物でビタミンも豊富 |
上の食品はあくまで参考値です。実際のカリウム量は個体差や品種によって変わります。栄養表示を確認しつつ、管理栄養士と相談すると安心です。
カリウムを減らす調理法
ゆでこぼしや水にさらすなどの調理テクニックを使うと、カリウム量を抑えられる場合があります。例えばほうれん草を茹でると生の状態よりカリウムが減少します。
ただし、完全に取り除けるわけではない点に留意し、元のカリウム量が高い食材は調理後も注意が必要です。
カリウムを抑えるための料理手順例
- 野菜を切る前に洗う
- 細かく切りすぎず、やや大きめにカットすると茹でこぼしを効率良く行いやすい
- たっぷりのお湯でゆでて、お湯を捨てる
- 必要に応じて再度水にさらす
- その後、味付けをする
この手順で調理すればカリウム制限に役立つ場合がありますが、ゆで過ぎや漬け過ぎはその他の栄養素も流出させるのでバランスを考慮することが大切です。
タンパク質や脂質のバランスも意識する
過剰なカリウムを排除するあまり、肉や魚を控えすぎるとタンパク質不足に陥りがちです。透析でアルブミンなどのタンパク質が失われることもあるため、必要量はしっかり確保したいところです。
同時に、脂質はカロリー源として適度に取り入れることで栄養不足を防ぎますが、血中脂質異常や肥満のリスクも踏まえて調整が必要です。
バランスを考慮した食事例
食事例 | 主食 | 主菜 | 副菜 | スープ |
---|---|---|---|---|
朝食 | ご飯(茶碗1杯) | 焼き魚(塩分控えめ) | きゅうりの酢の物 | 具なし味噌汁(薄味) |
昼食 | パン(食パン6枚切り1枚) | 卵焼き(小ぶり) | ゆで野菜(もやし・キャベツ) | コンソメスープ(薄味) |
夕食 | ご飯(茶碗1杯) | 鶏肉ソテー(皮なし) | 白菜の煮物 | 中華スープ(野菜少量) |
上のように主食・主菜・副菜・スープを組み合わせ、全体の塩分やカリウム、たんぱく質量を調整することが重要です。
水分制限で抑えるポイント
透析患者さんや腎機能が低下している方にとって、水分制限は体調管理の大きな柱です。ただ「水分を減らす」という漠然とした意識だけでは続かない場合があります。
具体的な摂取目安や食事の中で気を付けるべきポイントを押さえると、日常生活で無理なく実践しやすくなります。
水分摂取量の考え方
血液透析を行っている方の場合、医師やスタッフから1日あたりの水分摂取量の目標が示されることが多いです。一般的には前回透析終了時の体重からプラス1kg〜1.5kg以内に抑えるなどが目安となるケースがあります。
ただし暑い季節や発熱時などは微調整が必要です。
過剰な水分摂取のデメリット
デメリット | 具体的な影響 |
---|---|
心臓への負荷増大 | 体液量増加に伴う血圧上昇と心不全リスク |
むくみや倦怠感 | 皮下組織や細胞間に水分が溜まる |
急激な除水による不快症状 | 透析時の急激な血圧低下や筋肉けいれん |
過剰に水分を摂ると、透析でまとめて除水する際に体への負担が大きくなり、倦怠感などを引き起こす恐れがあります。
口渇感対策と実践例
水分制限を行ううえで最大のネックとなるのが「喉の渇き」です。塩分の摂り過ぎを防ぐことはもちろん、口の中をさっぱりさせる工夫が大切です。少量の水をこまめに含んで口を湿らせる、ガムを噛むなどの方法も試してみましょう。
喉の渇きをやわらげるアイデア
- キャンディやガムを口に含む(糖分過多に注意)
- 冷たい空気やエアコンの風に当たり過ぎないよう気を付ける
- 唾液の分泌を促す食品(レモンの香りなど)を活用
- 食後に口をゆすぐことで清涼感を得る
塩分を抑えることで水分制限をサポート
水分制限を守るためには、同時に塩分摂取を抑える視点が大切です。塩辛い料理ばかりを食べていると喉が渇き、水分を欲する状態が続きます。
調味料を減らして出汁の風味を活かす、香辛料や酸味を上手に使うなど、塩味に偏らない味付けを目指すと水分制限が実行しやすくなります。
塩分をコントロールした調味の例
調味法 | 工夫の内容 | 具体例 |
---|---|---|
酸味を活かす | 料理にレモン汁や酢を加えて味にアクセント | 酢の物、レモン風味のソテー |
香辛料を使う | コショウや唐辛子でメリハリを出す | 唐辛子とニンニクを使った炒め物 |
出汁の旨味を生かす | かつお節や昆布だしで味を深める | だし巻き卵、吸い物など |
塩分を抑えながらも味に変化を持たせることは、食事の満足感を保つうえで大切です。
透析カリウムの視点から見る食品の選び方
カリウム制限を必要とする透析患者さんにとって、「透析カリウム」の管理を意識した食品選びは欠かせません。カリウム量が比較的多い食品でも、量と調理方法を工夫すれば安心して取り入れられます。
この章では、具体的に食品をどのように選んだら良いか紹介します。
カリウム量が多めでも食べやすい工夫
芋類や豆類、バナナなどはカリウムが豊富ですが、食材の良い面も多く持ち合わせています。完全に避けるより、調理法や食べる量を意識して活用するほうが、栄養バランスを維持しやすくなります。
カリウム含有量が多い食材を使った料理の例
食材 | カリウム含有量 (mg/100g) | おすすめ料理 | 一度に食べる量の目安 |
---|---|---|---|
バナナ | 約360 | バナナヨーグルト | 半分~1本 |
里芋 | 約540 | 里芋の煮っころがし | 小ぶり2~3個 |
アボカド | 約720 | アボカドサラダ | 1/4個~1/2個 |
大豆 | 約1900 | 煮豆や豆腐製品 | 適量を少量ずつ |
アボカドなどカリウムが突出して多い食材は、食べる量を調整しやすいように切り分け、少しずつ利用する方法が有効です。
カリウム制限に配慮した調理家電の活用
電子レンジや圧力鍋を使うと短時間で調理できる反面、茹でこぼしなどのテクニックは活かしにくい場合があります。もしカリウムをなるべく減らしたいなら、あらかじめ茹でてから加熱調理するなど手順を工夫しましょう。
調味料にも含まれるカリウム
実は醤油や味噌、ソースなどにもカリウムが含まれている場合があります。量はそこまで多くないことも多いですが、繰り返し使う調味料が積み重なると無視できない程度にカリウム摂取量が増える可能性があります。
パッケージに記載の栄養成分表をチェックし、カリウム制限の面で気になる場合は管理栄養士に相談してください。
カリウムが含まれる調味料の一例
調味料 | カリウム量の目安 (mg/大さじ1) | 備考 |
---|---|---|
醤油 | 約25~40 | 減塩醤油でも多少カリウムは含まれる |
味噌 | 約70~90 | 赤味噌、白味噌など種類により差 |
ソース | 約10~30 | 野菜や果物の成分に由来するカリウム |
上のデータは目安で、商品による違いがあります。塩分と同時にカリウムにも注意しながら調味料の使用量を調節すると良いでしょう。
外食や市販食品と透析患者さんの工夫
家庭で調理する場合はカリウム制限や水分制限を意識しやすいですが、外食時や市販の総菜・加工食品を利用するシーンでは、情報が限られてしまうため注意が必要です。
必要に応じてお店で塩分やソースを少なめにお願いする、栄養成分表示をチェックするといったアクションが大事です。
外食時のメニュー選び
ファミリーレストランや定食屋、ファストフード店などさまざまな外食形態がありますが、いずれも塩分やカリウムが多めになりがちです。特に汁物やドレッシング、ソースを大量に使うメニューは避けるか控えめにしてもらう工夫が必要です。
外食で気を付けたいポイント
- 麺類のスープはできるだけ残す
- ソースやドレッシングは別添えで出してもらい、少量だけ使う
- 塩味が強そうなメイン料理を選んだ場合、副菜はシンプルなサラダや温野菜を選ぶ
- 揚げ物と味の濃いおかずが重ならないようにする
市販食品のラベル確認
コンビニやスーパーで買えるおにぎり、サンドイッチ、総菜などには食塩相当量が表示されていることが多いですが、カリウムの記載がないケースがあります。
表示がない場合、野菜や果物がたっぷり使用されていそうなものはカリウムが多いかもしれないと考慮することが大切です。
また汁気のある総菜やスープ類はカリウムも溶け込んでいる可能性があるので控えめにとどめるか、汁を飲まずに残すなどの対応を取りましょう。
ラベルで見るポイント
表示項目 | 理由 |
---|---|
エネルギー | 栄養バランスや体重管理を把握するため |
たんぱく質 | 透析を受けているとたんぱく質の必要量が増える場合がある |
食塩相当量 | 塩分過多は喉の渇きを強め、水分制限が崩れやすくなる |
カリウム | 記載があれば確認し、カリウム制限の目安にする |
非常時の備え
災害時や体調がすぐれない時期に調理がままならないこともあります。保存がきくレトルト食品やインスタント食品を確保しておくと便利ですが、塩分やカリウムが高めのものが多いので選び方に注意しましょう。
緊急時の医療体制が整わない可能性も考え、普段から災害用の非常食を管理栄養士と相談しながら選んでおくと安心です。
保管が簡単な食品例
食品 | ポイント |
---|---|
レトルトのおかゆ | カリウム量は比較的少なめ |
水出しの緑茶パック | ミネラルはある程度含むが塩分は少ない |
無塩クラッカー | 塩分やカリウムが低めで保存性が高い |
乾パン | エネルギー補給に役立つ |
レトルトカレーやインスタントラーメンなどは塩分やカリウムが多いことがあるため、非常食として確保する際は注意が必要です。
よくある質問
透析患者さんやそのご家族から寄せられる疑問の中でも、特に多い内容をピックアップし、それぞれ解説します。
- カリウム制限しているのに果物を食べたくなるときはどうするのが良い?
-
果物が大好きな方は食べられないストレスが大きくなりがちです。完全に避けるのではなく、種類を選んだり、食べる量を調整したりして楽しむ工夫が重要です。
例えばカリウム含有量が比較的少なめのりんごやみかんを適量食べる、またはバナナやメロンなどカリウムが多めの果物でも量を半分にするなどの方法があります。
また食事全体でのカリウム制限量を考慮し、他の時間帯の野菜や果物を控えるバランス調整も一案です。
- 水分制限がつらいときに役立つ飲み物や工夫はある?
-
水を飲むときにレモンやライムを少し絞って香りを変えると、一気に飲まずに少しずつ楽しむことができます。
お茶を氷で冷やすより常温に近い温度のほうがゴクゴク飲み続けることが少なくなるため、水分摂取量を調節しやすいと言われています。
炭酸水を飲む場合は、炭酸ガスが胃を膨らませて満腹感を得られ、飲みすぎを抑制することがありますが、塩分を含まない無味の炭酸水を選ぶと安心です。
- 外食続きになりそうな旅行や仕事の出張時はどう対処する?
-
なるべく現地で調理済みの総菜をまとめ買いするより、注文時に塩分控えめをリクエストする、スープ類や味の濃いソースの使用量を少なくするなど工夫してください。
出張先で水分制限が難しくなるなら、宿泊先のミニ冷蔵庫に500ml程度の水だけを用意しておき、1日の目安量を超えないよう意識しながら飲む方法も考えられます。
外食が中心になると栄養バランスが崩れやすいので、ホテルの朝食ビュッフェでは野菜の中でもカリウムが少なめのものを選ぶ、果物は少量にとどめるなど、日頃のルールをできる範囲で続けると良いでしょう。
以上
透析センター(人工透析) | 大垣中央病院(医療法人社団豊正会 )
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