循環器– category –
-
洞不全症候群(SSS)
洞不全症候群(Sick Sinus Syndrome:SSS)とは、心臓のペースメーカーである洞結節の機能低下により、心拍数が異常に遅くなったり、速くなったりする不整脈です。徐脈や心停止、時には頻脈を伴い、めまいや失神、けいれんなどの症状が現れますが、中には全く自覚症状がない方もいらっしゃいます。この記事では、洞不全症候群(SSS)の病型分類や主な原因、治療方法などについて詳しく解説しました。 -
進行性心臓伝導障害(PCCD)
進行性心臓伝導障害(Progressive cardiac conduction disorder:PCCD)とは、心臓の刺激伝導系が徐々に機能低下していく疾患です。加齢とともに症状が進行することが多く、悪化すると不整脈や徐脈につながる恐れがあります。この記事では、進行性心臓伝導障害(PCCD)の原因や検査、治療方法などについて解説していきます。 -
カテコラミン誘発性多形性心室頻拍(CPVT)
カテコラミン誘発性多形性心室頻拍(Catecholaminergic Polymorphic Ventricular Tachycardia:CPVT)とは、激しい運動や強い感情などの身体的・精神的ストレスによって、カテコラミン(アドレナリンなどのホルモン)が体内で増加した際に発症する不整脈疾患です。この記事では、カテコラミン誘発性多形性心室頻拍のタイプや症状、原因、治療方法などについて詳しく解説しました。 -
早期再分極症候群(ERS)
早期再分極症候群(Early Repolarization Syndrome:ERS)とは、心臓の電気的活動に異常が生じ、心筋細胞の再分極(電気的に元の状態に戻ること)が通常よりも早く起こる不整脈です。多くの場合症状がないまま経過しますが、一部の患者さんで突然の意識消失(失神)や、稀ではありますが心臓が突然止まる心停止が起こることがあります。この記事では、早期再分極症候群(ERS)の病型分類や主な症状、原因、検査方法、治療などについて詳しく解説していきます。 -
QT短縮症候群(SQTS)
QT短縮症候群(Short QT Syndrome:SQTS)とは、心電図上のQT間隔(心臓の電気的活動を示す指標)が異常に短くなる遺伝性の不整脈疾患です。まれな疾患ですが、若年者の突然死の原因となるため、早期発見と継続的な経過観察が不可欠です。この記事では、QT短縮症候群(SQTS)の主な症状や原因、治療方法などについて詳しく解説します。 -
QT延長症候群(LQTS)
QT延長症候群(Long QT Syndrome:LQTS)とは、心電図上の「QT間隔」と呼ばれる部分が、正常よりも延長する不整脈です。こうした状態が続くと、突然の意識消失(失神)や、最悪の場合、心臓が突然停止する突然死の危険性があります。この記事では、QT延長症候群(LQTS)の病型分類や主な症状、原因について、治療方法などを解説しました。 -
Brugada症候群(ブルガダ症候群)
Brugada症候群(Brugada syndrome)とは、1992年にスペインのBrugada兄弟によって最初に報告された遺伝性の心臓病です。重篤な不整脈や突然死を引き起こす可能性がある症候群であり、特に若年~中年の成人男性に多く見られます。主な症状としては、失神や心停止、夜間の呼吸異常などが挙げられますが、まったく症状がない場合もあります。この記事では、Brugada症候群(ブルガダ症候群)の種類や原因、治療法などについて詳しく解説しました。 -
心室細動(VF)
心室細動(Ventricular Fibrillation:VF)とは、心室が無秩序かつ高頻度に震えるように動き、効果的に血液を循環させることができなくなる不整脈です。突然死の主要な原因の一つであり、一刻も早い処置が必要です。この記事では、心室細動(VF)の主な原因や対応法、治療などについて詳しく解説します。