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スクワランとは?効果・使い方・危険性を皮膚科医が解説

スクワランは、人の皮脂にも含まれる「スクワレン」を安定化させた天然由来の保湿オイルです。肌なじみの良さと低刺激性から、乾燥肌はもちろん敏感肌にも使いやすい成分として注目を集めています。

その一方で「スクワランに危険性はないの?」「ニキビ肌でも使える?」といった不安の声も少なくありません。植物性や動物性など原料の違い、スクワレンとの混同など、情報が錯綜しやすい成分でもあります。

この記事では、スクワランの基本情報から期待できる効果、正しい使い方、注意すべきポイント、似た成分との違いまで、皮膚科専門医の監修のもとエビデンスに基づいて解説します。

この記事の執筆者

小林 智子(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

小林 智子(こばやし ともこ)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長

2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。

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こばとも皮膚科関連医療機関

医療法人社団豊正会大垣中央病院

目次

そもそもスクワランって何?肌にもともと存在する天然の保湿オイル

スクワランは、人間の皮脂にも含まれるスクワレンを水素添加して安定化させたオイル状の保湿成分です。酸化しにくく肌との親和性が高いため、幅広いスキンケア製品に配合されています。

皮脂にも含まれるスクワレンから生まれた安定オイル

スクワレン(C30H50)は、人間の皮脂の約12〜13%を占める脂質です。10代をピークに体内での生成量は減少し、20〜30代以降は肌の乾燥が進みやすくなると考えられています。

ただしスクワレンは不飽和炭化水素のため酸化されやすく、そのままでは化粧品に配合できません。そこで水素を加えて飽和炭化水素に変換したものが「スクワラン」(C30H62)です。

水素添加によって酸化安定性が格段に向上し、長期保存が可能になりました。

飽和構造のスクワランは皮膚への浸透性にも優れ、べたつきを残しにくいという特徴があります。そのため「オイルは苦手」という方にも受け入れられやすい保湿成分といえるでしょう。

動物性・植物性・合成、原料による3つの違い

スクワランは原料によって大きく3タイプに分かれます。動物性は深海ザメの肝油から抽出されたスクワレンを水素添加したもので、古くから化粧品に利用されてきました。しかし海洋資源保護の観点から近年は使用量が減少しています。

植物性はオリーブオイルやサトウキビ、米ぬか油などから得られるスクワレンを原料としており、環境負荷の低さから現在の主流になりつつあります。動物性と化学構造は同一であり、保湿性能に差はないと考えられています。

合成スクワランは発酵技術や化学合成によって製造され、純度が高く品質が安定しているのが特徴です。サステナビリティの観点からも注目を集めています。

スクワランの原料別比較

タイプ原料特徴
動物性深海ザメの肝油歴史が長いが資源保護の課題あり
植物性オリーブ、サトウキビ等環境負荷が低く現在の主流
合成発酵・化学合成高純度で品質が安定

化粧品成分表示名称と医薬部外品での扱い

化粧品における成分表示名称は「スクワラン」、INCI名(国際的な化粧品成分命名法)では「Squalane」と表記されます。

CIR(Cosmetic Ingredient Review)の安全性評価では、現在の使用濃度において安全な成分と結論づけられています。

医薬部外品の有効成分としては認可されていませんが、基剤や添加物として医薬部外品に配合されることはあります。あくまでエモリエント(肌をやわらかくする)や保湿を目的とした成分であり、特定の疾患に対する治療効果が認められたものではありません。

スクワランに期待できる効果

スクワランの主たる効果は、肌表面に薄い油膜を形成して水分蒸発を防ぐエモリエント効果です。加えて近年の基礎研究では、紫外線ダメージに対する保護作用や抗炎症作用、他の成分の経皮吸収を助けるキャリア効果も報告されています。

皮脂膜を補って肌のうるおいを守るエモリエント効果

スクワランは皮脂膜の構成成分であるスクワレンと化学構造が近いため、肌表面になじみやすく、薄いバリア膜を形成します。この膜が経表皮水分蒸散量(TEWL)を減少させ、角質層のうるおいを維持する助けになると考えられています。

保湿成分には大きく分けてヒューメクタント(水分を引き寄せる成分)とエモリエント(水分蒸発を防ぐ成分)の2種類があります。スクワランは後者に該当します。

肌そのものに水分を与えるわけではなく、化粧水や美容液で補った水分を逃がさないように「フタ」をする役割を担います。

飽和炭化水素のため酸化による品質変化が起きにくく、ワセリンのような重さもないため使用感が軽い点も長所です。加齢によって減少する皮脂膜を外から補える成分として、年齢を問わず取り入れやすいでしょう。

紫外線ダメージからコラーゲンを守る抗酸化・抗炎症作用

2025年に発表されたWolosikらの研究では、ヒト真皮線維芽細胞にスクワランを前処置した場合、UVA照射によるコラーゲン生合成の低下が抑えられたと報告されています。

同研究ではNF-κBやCOX-2の発現増加も抑制されており、抗炎症作用が示唆されました。

また同じ研究で、スクワランがNrf2(酸化ストレスに対する防御反応を司る転写因子)の発現を増強することも確認されています。こうした基礎研究の結果は、スクワランが単なる保湿剤にとどまらない可能性を示しています。

ただし注意が必要なのは、これらの結果はいずれも細胞レベルの実験であり、実際の人の肌でどの程度の効果が得られるかは今後の臨床研究の蓄積を待つ必要があるという点です。「塗ればシワが消える」といった過度な期待は避けたほうが賢明でしょう。

他の有効成分の浸透をサポートするキャリア効果

スクワランは皮膚への浸透性が高いため、他の有効成分を肌に届けるキャリア(運び手)としての活用も研究されています。

de Souzaらの2025年の研究では、スクワランをベースにしたナノエマルション(ごく微細な乳化製剤)がビタミンEの皮膚への滞留量を高めたと報告されました。

化粧品においても、美容液やクリームの基剤としてスクワランを配合することで、ビタミンC誘導体やレチノールといった活性成分の安定性や浸透効率の向上が期待できるかもしれません。

スクワランに期待される主な効果まとめ

効果根拠レベル補足
エモリエント・保湿豊富な使用実績化粧品での実績が十分
抗酸化・抗炎症基礎研究段階細胞実験での報告あり
キャリア効果基礎研究段階他成分の浸透補助

スクワランオイルの効果的な使い方とスキンケアへの取り入れ方

スクワランは化粧水からクリームまで幅広い製品に配合され、朝晩どちらのスキンケアにも取り入れやすい成分です。使い方のポイントは「水分を補ったあとのフタ」として使うタイミングと、相性の良い成分を意識した組み合わせにあります。

化粧水・美容液・クリーム…配合されやすいアイテム

スクワランは多くのスキンケアカテゴリーに登場する汎用性の高い成分です。とくに多いのは美容オイル、クリーム、乳液で、保湿の仕上げとして配合されるケースが目立ちます。

100%スクワランの美容オイルもドラッグストアなどで手に入りやすく、数滴を化粧水のあとに塗布するシンプルな使い方が人気です。

化粧水やセラムの基剤として少量配合されている場合もあり、成分表示を確認すると意外な製品に入っていることもあるでしょう。

ヘアケア製品への配合も増えており、洗い流さないトリートメントやヘアオイルとして毛髪のツヤやまとまりを出す用途でも使われています。

朝と夜、塗る順番と適量の目安

スクワランオイルを単体で使用する場合、基本の順番は化粧水→美容液→スクワランオイル→乳液やクリームです。水溶性の成分を先に肌へなじませてから、スクワランで油膜のフタをするイメージで使うと効果的です。

使用量の目安は顔全体で1〜2滴程度。つけすぎるとべたつきの原因になるため、少量を手のひらに広げてからハンドプレスで肌になじませるのがコツです。朝のメイク前に使う場合は、特に量を控えめにするとファンデーションのよれを防げます。

  • 朝:化粧水 → 美容液 → スクワラン(1滴)→ 日焼け止め
  • 夜:化粧水 → 美容液 → スクワラン(1〜2滴)→ クリーム
  • 乾燥がひどい部位には重ね塗りも有効

一緒に使うと相乗効果が期待できる成分・避けたい組み合わせ

スクワランは化学的に安定した飽和炭化水素であるため、多くのスキンケア成分と組み合わせて使えます。とくにセラミドやヒアルロン酸など水分を保持するヒューメクタント系成分と合わせると、「水分補給+蒸発防止」の相乗効果が期待できるでしょう。

ビタミンC誘導体やナイアシンアミドとの併用も一般的に問題ないとされています。

レチノール配合製品と重ねる場合は、スクワランの油膜がレチノールの浸透をゆるやかにし、刺激を和らげる可能性があります。

避けたほうが良い組み合わせは特に知られていませんが、オイル系の成分を複数重ねすぎると毛穴の詰まりにつながることがあるため、使用量には注意が必要です。

スクワランの危険性は?使う前に知っておきたい注意点

スクワランは皮膚科学の領域で安全性が高い成分と評価されており、深刻な危険性の報告はきわめて少ない成分です。ただし、すべての人にトラブルが起きないわけではありません。以下のポイントを押さえておくと安心して使えます。

副作用や肌荒れが起きるケースとは

CIR(米国化粧品成分安全性レビュー委員会)は、スクワランおよびスクワレンについて現在の使用濃度では安全であるとの見解を示しています。皮膚刺激性や光毒性が問題になったという報告も見当たりません。

ただし、ごくまれに接触性皮膚炎(かぶれ)の報告があります。初めて使用する際はパッチテスト(少量を腕の内側に塗って24〜48時間様子を見る)を行うと安心です。かゆみや赤み、腫れが出た場合はすぐに洗い流してください。

スクワランが合わない人の特徴

スクワランは非コメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)とされていますが、もともと皮脂の分泌量が多い脂性肌の方がオイルを過剰に重ねると、ニキビや吹き出物が増える可能性は否定できません。

油分の多い肌質の方は、使用量を1滴以下に控えるか、部分使いにとどめると安心です。

脂漏性皮膚炎で炎症が強い時期に油性成分を重ねることで症状が悪化する場合もあります。治療中の方は主治医に相談してからスキンケアに取り入れることをおすすめします。

化粧品グレードと医療用途の違い

スクワランはもっぱら化粧品成分として流通しており、処方薬として単独で用いられることはありません。

医療分野ではワクチンのアジュバント(免疫を増強する補助剤)の基剤として使用されることがありますが、これは化粧品のスクワランとは用途がまったく異なります。

肌の乾燥やバリア機能の低下に悩んでいる場合、スキンケアだけでは改善しないケースもあります。そのような場合は、保険診療で処方されるヘパリン類似物質やワセリンなどが有効な選択肢です。

【内部リンク:治療薬カテゴリの記事へ】

肌質別スクワランの使い方ガイド

肌質推奨量注意点
乾燥肌1〜2滴朝晩ともに使用可能
普通肌1滴夜のみでも十分
脂性肌ごく少量Tゾーンは避ける
敏感肌1滴からパッチテスト推奨

スクワランと似た成分を徹底比較

スクワランは「スクワレン」と名前が似ているために混同されやすく、またホホバオイルやセラミドなど他の保湿成分と比較されることも多い成分です。それぞれの違いを知っておくと、自分の肌質や目的に合った成分選びができます。

スクワレンとスクワランはまったくの別物

名前は一文字違いですが、スクワレンとスクワランには大きな違いがあります。スクワレン(C30H50)は不飽和炭化水素で酸化しやすい性質を持ちます。

紫外線を浴びると過酸化物(スクワレンモノハイドロペルオキシド)に変化してコメド(面皰)の原因になる可能性が指摘されています。

一方、スクワラン(C30H62)は飽和炭化水素のため酸化に対して非常に安定です。化粧品に使われるのはこの安定化されたスクワランであり、スクワレンがそのまま配合されることは通常ありません。

「スクワレン入り」を見かけたら成分表記をよく確認してみてください。

ホホバオイルとどちらを選ぶ?

ホホバオイルもスクワランと同様に肌なじみが良い保湿オイルとしてよく比較されます。ホホバオイルの主成分はワックスエステルで、人の皮脂に含まれるワックスエステルと構造が類似しているため親和性が高い点が共通しています。

両者の大きな違いは「テクスチャー」と「構造」にあります。スクワランはサラッと軽い使用感で、ホホバオイルはやや粘度があり保護力が強めです。

乾燥が軽度でべたつきが苦手な方にはスクワラン、しっかり油膜で守りたい方にはホホバオイルが向いているといえるかもしれません。

スクワランと似た保湿成分の比較

成分分類特徴
スクワラン炭化水素系オイル軽い使用感、酸化安定性が高い
ホホバオイルワックスエステルやや粘度あり、保護力が強め
セラミド細胞間脂質バリア機能の補修に特化
ワセリン鉱物油密封力が高いが重い使用感

セラミドとの使い分けで保湿力アップ

セラミドは角質層の細胞間脂質を構成する成分であり、バリア機能そのものを補修する作用が期待される成分です。一方のスクワランは肌表面を覆って水分蒸発を防ぐ「表面のバリア」として働きます。

つまり、セラミドが角質層の「内側からのバリア」、スクワランが「外側からのフタ」という形で役割が異なります。両者を併用することで、多層的な保湿アプローチが可能になるでしょう。

乾燥がひどい場合はセラミド配合の美容液のあとにスクワランオイルを重ねる方法がおすすめです。

スクワランを正しく活用するためのまとめ

スクワランは、人の皮脂に由来する成分を安定化させた保湿オイルであり、肌へのやさしさと使い勝手の良さを兼ね備えた化粧品成分です。正しい知識をもって使えば、多くの方のスキンケアに役立てられます。

  • スクワランはスクワレンを水素添加して安定化させた飽和炭化水素オイルで、酸化しにくく肌なじみが良い
  • 主な効果はエモリエント(保湿の仕上げ)で、基礎研究レベルでは抗酸化・抗炎症作用も報告されている
  • 化粧水や美容液で水分を補ったあとに1〜2滴をなじませる「フタ」としての使い方が効果的
  • 安全性は高いが、脂性肌の方はオイルの重ね塗りによるニキビに注意が必要
  • セラミドやヒアルロン酸と組み合わせることで多層的な保湿が期待できる

気になる肌トラブルがある場合や、スキンケアを変えても改善しない乾燥・かゆみが続く場合は、自己判断で対処せず皮膚科を受診してください。

よくある質問

スクワランは敏感肌でも安心して使える?

スクワランは人の皮脂にも含まれるスクワレンを安定化した成分であり、肌との親和性が高いため、敏感肌の方にも比較的使いやすいとされています。CIRの安全性評価でも、現在の化粧品での使用濃度において安全と判断されています。

ただし、すべての方に合うとは限りません。初めて使う製品にスクワランが含まれている場合は、念のため腕の内側でパッチテストを行い、24〜48時間以内に赤みやかゆみが出ないか確認してから顔への使用を始めると安心です。

スクワランはニキビを悪化させる?

スクワラン自体は非コメドジェニック(毛穴を詰まらせにくい)とされており、ニキビの直接的な原因になりにくい成分です。飽和炭化水素であるため、酸化してコメドを誘発するリスクもスクワレンに比べて低いと考えられています。

ただし、もともと皮脂分泌が多い方がオイルを過剰に塗布すると、毛穴が詰まりやすくなることがあります。脂性肌やニキビが気になる方は、1滴以下のごく少量から様子を見て使うのがよいでしょう。悪化した場合は使用を中止してください。

スクワレンとスクワランの違いは何?

スクワレン(C30H50)は不飽和炭化水素で人の皮脂にも含まれる天然成分ですが、酸化しやすいため化粧品にそのまま配合すると品質が安定しません。紫外線を浴びて酸化されると、コメドの原因になる過酸化物が生成される可能性も指摘されています。

スクワラン(C30H62)はスクワレンに水素を添加して飽和炭化水素に変換した安定型です。酸化に強く、長期保存が可能で、肌への刺激も低い点が大きな違いです。化粧品に配合されるのは基本的にスクワランのほうです。

スクワランオイルは朝のメイク前に使っても大丈夫?

朝のスキンケアにスクワランを使うこと自体は問題ありません。スクワランは飽和炭化水素のため酸化しにくく、紫外線を浴びても劣化しにくいという特性があります。日中使用しても安全性の懸念は低いでしょう。

ポイントは使用量を控えめにすることです。朝は1滴以下にとどめ、手のひらに薄く広げてからハンドプレスで塗布すると、べたつきを抑えつつファンデーションのよれも防ぎやすくなります。

スクワランにアレルギー反応が出ることはある?

スクワランはアレルギー反応を起こしにくい成分として知られており、皮膚感作性(アレルギーを引き起こす性質)は低いと評価されています。人の体内にも存在する成分であるため、免疫系が異物として認識しにくいと考えられるためです。

ただし、化粧品にはスクワラン以外にも多数の成分が含まれています。スクワラン配合の製品で肌トラブルが生じた場合は、必ずしもスクワランが原因とは限りません。原因成分の特定が難しい場合は、皮膚科でパッチテストを受けることをおすすめします。

参考文献

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Sethi, A., Kaur, T., Malhotra, S. K., & Gambhir, M. L. (2016). Moisturizers: The slippery road. Indian Journal of Dermatology, 61(3), 279–287. https://doi.org/10.4103/0019-5154.182427

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Wolosik, K., Chalecka, M., Gasiewska, G., Palka, J., & Surazynski, A. (2025). Squalane as a promising agent protecting UV-induced inhibition of collagen biosynthesis and wound healing in human dermal fibroblast. Molecules, 30(9), 1964. https://doi.org/10.3390/molecules30091964

de Souza, A. C., Sipoli, C. C., Samulewski, R. B., Aranha, A. C. R., Defendi, R. O., & Suzuki, R. M. (2025). Effect of squalane as a carrier in O/W nanoemulsions for dermal delivery of vitamin E. ACS Omega. https://doi.org/10.1021/acsomega.5c08561

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