お尻から足にかけての痛みやしびれがあると、多くの方が「坐骨神経痛だ」と考えがちです。しかし、坐骨神経痛はあくまで症状の呼び名であり、その裏側にはさまざまな原因疾患が隠れています。
原因を特定しないまま対処を続けると、いつまでも改善しないばかりか、本当の病気を見逃してしまうおそれがあります。この記事では、坐骨神経痛と間違えられやすい5つの病気と、正しい診断にたどり着くための整形外科的アプローチをわかりやすく解説します。
「なかなか治らない足の痛み」に心当たりがある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事の執筆者

臼井 大記(うすい だいき)
日本整形外科学会認定専門医
医療社団法人豊正会大垣中央病院 整形外科・麻酔科 担当医師
2009年に帝京大学医学部医学科卒業後、厚生中央病院に勤務。東京医大病院麻酔科に入局後、カンボジアSun International Clinicに従事し、ノースウェスタン大学にて学位取得(修士)。帰国後、岐阜大学附属病院、高山赤十字病院、岐阜総合医療センター、岐阜赤十字病院で整形外科医として勤務。2023年4月より大垣中央病院に入職、整形外科・麻酔科の担当医を務める。
坐骨神経痛は「病名」ではなく「症状名」にすぎない
坐骨神経痛とは特定の病気の名前ではなく、坐骨神経が何らかの原因で刺激されたときに生じる「痛み・しびれ」という症状を指す総称です。原因となる病気を突き止めなければ、根本的な治療を始めることはできません。
坐骨神経痛の「痛み」は原因疾患からのサイン
坐骨神経痛を訴えて整形外科を受診される患者さんの多くは、「腰が悪いのだろう」と自己判断しています。たしかに腰椎椎間板ヘルニアが原因となるケースは約85%とされますが、残りの15%は腰以外に原因があるといわれています。
痛みやしびれは、体が発する警告のようなものです。その警告を正しく読み取ることが、適切な治療への第一歩になります。
腰から足先まで伸びる坐骨神経の特徴
坐骨神経は、腰椎(ようつい)と仙骨(せんこつ)から出た複数の神経根が束になって形成される、人体で最も太く長い末梢神経です。太さは成人の小指ほどあり、お尻から太もも裏を通って膝の裏で枝分かれし、足先まで到達します。
この長い経路のどこかで圧迫や炎症が起これば、それが坐骨神経痛として感じられるわけです。原因の部位が異なれば、痛みの出方も変わってきます。
坐骨神経の基本データ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 起始 | 第4腰椎〜第3仙椎の神経根(L4〜S3) |
| 太さ | 直径約2cm(成人の小指程度) |
| 長さ | 約1m(人体で最長の末梢神経) |
| 走行 | 骨盤内→お尻→太もも裏→膝裏で分岐 |
原因が違えば治療法もまったく異なる
たとえば腰椎椎間板ヘルニアが原因なら、まずは安静と内服薬で保存的に治療し、改善しなければ手術を検討するという流れになります。一方、梨状筋症候群(後述)が原因であれば、ストレッチやリハビリが治療の中心となるでしょう。
このように、原因疾患によって治療方針はまったく違います。「坐骨神経痛」という言葉に安心せず、何が痛みを引き起こしているのかを突き止めることが大切です。
梨状筋症候群は坐骨神経痛と最も間違えられやすい
梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)は、お尻の奥にある梨状筋という筋肉が坐骨神経を圧迫して痛みやしびれを起こす病気で、坐骨神経痛と症状が酷似しているため見逃されがちです。
お尻の深部にある梨状筋が坐骨神経を締め付ける
梨状筋は骨盤の内側(仙骨)から大腿骨の上部に付着する、洋梨のような形をした小さな筋肉です。この筋肉のすぐ下を坐骨神経が通っているため、梨状筋が硬くなったり炎症を起こしたりすると、神経が圧迫されて痛みが生じます。
腰椎に異常がないにもかかわらず、お尻から太ももにかけて痛みが走る場合は、梨状筋症候群の疑いがあるかもしれません。
長時間のデスクワークや運動習慣が引き金になりやすい
梨状筋症候群は、長時間座り続けるデスクワーカーやドライバーに多くみられます。座った姿勢が続くと梨状筋が圧迫され、硬く縮んでしまうからです。
また、ランニングやサイクリングなど股関節を繰り返し使うスポーツも原因となりえます。お尻の筋肉に疲労が蓄積すると、梨状筋が過緊張を起こして坐骨神経を締め付けるのです。
梨状筋症候群を疑うべきタイミングとは?
腰のMRIで椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄が見つからないのに、お尻から足にかけて痛みが続く場合は、梨状筋症候群の可能性を考えてみてください。長時間座った後に痛みが強まる、お尻を押すと痛い、といった訴えが典型的なサインです。
整形外科では、股関節を内側にひねるテスト(FAIR テスト)やフライバーグテストなどの誘発テストを行い、梨状筋症候群かどうかを鑑別します。

梨状筋症候群と腰椎椎間板ヘルニアの症状比較
| 特徴 | 梨状筋症候群 | 椎間板ヘルニア |
|---|---|---|
| 痛みの中心 | お尻の深部 | 腰〜お尻 |
| 座位での変化 | 悪化しやすい | 状況による |
| 腰椎MRI | 異常なし | ヘルニア像あり |
| 誘発テスト | FAIRテスト陽性 | SLRテスト陽性 |
腰部脊柱管狭窄症の足のしびれを坐骨神経痛だと思い込んでいませんか?
腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)は、背骨の中にある神経の通り道(脊柱管)が加齢などで狭くなり、中の神経を圧迫する病気です。50歳以上の方に多く、「歩くと足がしびれるが休むと治る」という独特の症状パターンが特徴です。
背骨の神経の通り道が狭くなり圧迫される
脊柱管が狭くなる原因は、加齢に伴う椎間板の膨隆(ぼうりゅう)、骨棘(こつきょく=骨のトゲ)の形成、靱帯の肥厚(ひこう=分厚くなること)などさまざまです。
これらが複合的に起こることで脊柱管の内部が窮屈になり、馬尾神経(ばびしんけい)や神経根が圧迫されます。
足の痛みやしびれの出方が坐骨神経痛によく似ているため、患者さん自身がヘルニアだと勝手に判断してしまうケースが後を絶ちません。
歩くと足がしびれ休むと楽になる「間欠性跛行」が特徴
腰部脊柱管狭窄症で最も特徴的なのが「間欠性跛行(かんけつせいはこう)」です。歩き始めて数分〜数十分すると足のしびれや痛みが強まり、前かがみの姿勢で少し休むとまた歩けるようになる、という症状を繰り返します。
前かがみの姿勢をとると脊柱管が広がり、神経への圧迫が和らぐために楽になるのです。自転車ではあまり症状が出ないという方が多いのも、前傾姿勢がとれるからだといわれています。

腰部脊柱管狭窄症と坐骨神経痛の鑑別ポイント
| 項目 | 脊柱管狭窄症 | 椎間板ヘルニア |
|---|---|---|
| 好発年齢 | 50歳以上 | 20〜40代 |
| 痛みの誘因 | 歩行・立位 | 前屈・くしゃみ |
| 楽な姿勢 | 前かがみ | 安静臥位 |
| 間欠性跛行 | あり | なし |
坐骨神経痛との決定的な違い
腰椎椎間板ヘルニアによる坐骨神経痛は、じっと座っていても痛みが続く傾向があります。一方、脊柱管狭窄症は安静時にはほとんど症状が出ず、歩行時に悪化するパターンが典型的です。
どちらも「足の痛み・しびれ」という共通の訴えがあるため、自己判断だけで区別するのは困難でしょう。整形外科でのMRI検査が確定診断に大きく貢献します。
仙腸関節障害が引き起こす腰やお尻の痛みは坐骨神経痛と紛らわしい
仙腸関節障害(せんちょうかんせつしょうがい)は、骨盤にある仙腸関節の動きに異常が生じて腰やお尻に痛みが出る病気です。痛みが太ももにまで広がることがあるため、坐骨神経痛と間違えて診断されるケースが少なくありません。
骨盤の仙腸関節に負担がかかるとお尻から太ももにかけて痛む
仙腸関節は、背骨の土台である仙骨と骨盤の腸骨をつなぐ関節で、体重を上半身から下半身に伝える役割を担っています。
通常はわずかにしか動かない関節ですが、過度な負荷や関節の緩みが生じると炎症を起こし、腰からお尻、太ももの外側にかけて痛みが走ることがあります。
この痛みの広がり方が坐骨神経痛と非常によく似ているため、医師でも鑑別に苦労する場合があるほどです。
妊娠・出産や長時間の立ち仕事がきっかけになる
仙腸関節障害は、妊娠中や産後の女性に多くみられます。妊娠に伴うホルモンの変化で関節の靱帯が緩み、出産時の負荷も重なることで仙腸関節に炎症が起きやすくなるのです。
また、長時間の立ち仕事や中腰の作業を繰り返す方にも発症リスクがあります。ゴルフやテニスなど体をひねる動作が多いスポーツ愛好者にも見られるため、幅広い年齢層に注意が必要です。
仙腸関節障害を疑う自覚症状
仙腸関節障害では、お尻の上あたり(骨盤のいわゆる「えくぼ」の位置)を指一本で押すと痛みを感じる、という特徴があります。片側だけに症状が出ることが多く、椅子に座ると痛みが増す方も珍しくありません。
整形外科では、仙腸関節を刺激する複数の誘発テスト(パトリックテスト、圧迫テストなど)を組み合わせて診断を進めます。3つ以上のテストが陽性であれば、仙腸関節障害の疑いが濃厚になります。
仙腸関節障害で現れやすい症状
- お尻の上のくぼみ付近を指で押すと鋭い痛みが走る
- 長時間座っているとお尻から太ももにかけてだるさや鈍い痛みが増す
- 寝返りを打つときに腰の付け根あたりが「ズキッ」と痛む
- 片脚で立つと骨盤まわりが不安定に感じ、痛みが出やすい
変形性股関節症による太ももや膝の痛みを坐骨神経痛と間違えやすい
変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)は、股関節の軟骨がすり減って痛みや動きの制限が起こる病気です。股関節だけでなく太ももやお尻、場合によっては膝にまで痛みが及ぶため、坐骨神経痛と混同されることが珍しくありません。
股関節の軟骨がすり減ると脚全体に痛みが広がる
股関節は体重を支える大きな関節であり、加齢や先天的な形態異常(臼蓋形成不全など)によって軟骨がすり減ると、骨どうしが直接ぶつかって痛みが生じます。
初期には足の付け根のこわばり程度ですが、進行するにつれて太ももの前面や外側、さらにはお尻や膝にまで痛みが波及してきます。この広範囲に及ぶ痛みの出方が、坐骨神経痛との誤解を生む最大の原因です。
太ももやお尻に出る「関連痛」が誤解を生む
股関節の異常によって周囲の組織に生じる痛みを「関連痛(かんれんつう)」と呼びます。関連痛は、病気がある場所から離れた部位に痛みを感じる現象で、股関節が悪いのにお尻や太ももが痛いという訴えは典型例です。
この関連痛が坐骨神経の走行に沿ったエリアと重なるため、「神経が圧迫されているのだろう」と誤解されやすいのです。
変形性股関節症と坐骨神経痛の症状比較
| 特徴 | 変形性股関節症 | 坐骨神経痛 |
|---|---|---|
| 痛みの起点 | 足の付け根・鼠径部 | 腰・お尻 |
| しびれ | 通常なし | あることが多い |
| 股関節の動き | 制限あり | 制限なし |
| 痛みが出る動作 | 歩き始め・階段 | 前屈・長時間座位 |
歩き始めや階段の上り下りでの痛みに注目
変形性股関節症を坐骨神経痛と区別する手がかりの一つが、「動き始め」の痛みです。朝起きたときや、しばらく座った後に立ち上がった際に足の付け根がこわばって痛む場合は、股関節に問題がある可能性が高いでしょう。
階段の上り下りで鼠径部(そけいぶ=足の付け根の前面)に痛みが出るのも特徴的なサインです。整形外科でのレントゲン検査で股関節の状態を確認すれば、坐骨神経痛との鑑別は比較的容易に進みます。

閉塞性動脈硬化症のしびれや痛みは坐骨神経痛と見分けがつきにくい
閉塞性動脈硬化症(へいそくせいどうみゃくこうかしょう=末梢動脈疾患とも呼ばれます)は、足の動脈が動脈硬化で狭くなり血流が低下する病気です。
歩行時のふくらはぎの痛みやしびれが主な症状であり、腰部脊柱管狭窄症や坐骨神経痛と非常に似た訴えを示します。
足の血管が詰まり血流が低下すると痛みが出る
閉塞性動脈硬化症は、足に血液を送る動脈の内壁にコレステロールなどが蓄積し、血管が狭窄(きょうさく=狭くなること)あるいは閉塞(へいそく=ふさがること)してしまう病気です。糖尿病や高血圧、脂質異常症、喫煙習慣のある方に多くみられます。
歩行中に筋肉の酸素消費が増えるのに対して十分な血液が届かないため、ふくらはぎや太ももに痛みやだるさが出てきます。安静にすると改善するため、脊柱管狭窄症の間欠性跛行と混同されがちです。
ふくらはぎの痛みは「間欠性跛行」のサインでは?
先ほど脊柱管狭窄症でも触れた「間欠性跛行」ですが、閉塞性動脈硬化症にも同じ名前の症状が現れます。歩くと足が痛み、休むと楽になるという点は共通していますが、原因がまったく異なります。
脊柱管狭窄症の場合は前かがみの姿勢で神経への圧迫が和らぐことで症状が改善します。閉塞性動脈硬化症の場合は単に「止まって筋肉の酸素消費が減る」ことで痛みが引きます。
前かがみになる必要はなく、立ち止まるだけで楽になるのが見分けるポイントです。
足の冷えや脈の弱さが見分けるヒントになる
閉塞性動脈硬化症には、坐骨神経痛や脊柱管狭窄症では通常みられない特有の所見があります。足先が冷たい、足の甲の脈が触れにくい、足の皮膚の色がやや蒼白(そうはく)または暗赤色になる、といった血流障害の兆候です。
整形外科で腰や背骨に原因が見つからない場合は、ABI検査(足と腕の血圧比を測る検査)を行うことで、閉塞性動脈硬化症を速やかに発見できます。血管の問題が判明した場合は、循環器内科や血管外科と連携して治療にあたります。
閉塞性動脈硬化症を疑うサイン
- 歩くとふくらはぎが締め付けられるように痛み、止まると数分で改善する
- 足先が冷たく感じたり、皮膚の色がいつもと違って見えたりする
- 足の甲やくるぶしの内側で脈を触れようとしても弱い・感じない
- 爪が伸びにくくなったり、足の毛が薄くなったりする

坐骨神経痛と紛らわしい痛みの原因を突き止める整形外科の診断手順
坐骨神経痛と似た症状を引き起こす病気は多岐にわたるため、整形外科では問診・身体診察・画像検査を段階的に組み合わせて原因疾患を絞り込んでいきます。自己判断ではたどり着けない正しい診断を、専門医とともに進めることが治療の出発点です。
問診と身体診察で痛みの原因に目星をつける
まずは「いつ・どこが・どのように痛むか」を丁寧に聞き取ります。歩行時に悪化するのか、座っていて痛むのか、痛みの部位は腰なのかお尻なのか足の付け根なのか。こうした問診だけで、候補となる疾患をかなり絞り込むことができます。
続いて、SLRテスト(仰向けで足を持ち上げるテスト)、FAIRテスト、パトリックテストなどの身体診察を行い、神経が圧迫されている部位や関節の異常を評価します。
整形外科で行われる主な身体診察と対象疾患
| 検査名 | 方法 | 対象疾患 |
|---|---|---|
| SLRテスト | 仰向けで足を挙上 | 椎間板ヘルニア |
| FAIRテスト | 股関節を屈曲・内旋 | 梨状筋症候群 |
| パトリックテスト | 股関節を開排 | 仙腸関節障害・股関節疾患 |
| ABI検査 | 足と腕の血圧比を測定 | 閉塞性動脈硬化症 |
画像検査や血液検査で原因を絞り込む
身体診察の結果をもとに、必要に応じてレントゲン検査やMRI検査を実施します。レントゲンでは骨の変形や関節の狭小化を確認でき、MRIでは椎間板や靱帯、神経の状態を詳細に描出できます。
腰のMRIで異常が見つからない場合でも、骨盤や股関節のMRIを追加撮影することで、梨状筋症候群や変形性股関節症などの原因を見つけ出せることがあります。
血液検査は、関節リウマチや強直性脊椎炎(きょうちょくせいせきついえん)などの炎症性疾患を除外するために行う場合があるでしょう。
他科との連携で病気を見逃さない
閉塞性動脈硬化症のように血管系の疾患が疑われる場合は、循環器内科や血管外科への紹介が必要になります。整形外科を受診したからといって、すべての原因が整形外科の範囲内で解決するとは限りません。
だからこそ、まずは整形外科で「骨・関節・神経」の問題をしっかり調べたうえで、他科と連携できる体制が整った医療機関を選ぶことが賢明です。「たかが足の痛み」と放置せず、早めに専門医を受診してください。
よくある質問
- 坐骨神経痛と梨状筋症候群はどのように見分けるのですか?
-
坐骨神経痛は腰椎の異常が原因となることが多く、MRIで椎間板ヘルニアなどが確認されるケースが一般的です。一方、梨状筋症候群は腰椎のMRIでは異常が見つからず、お尻の深部を押したときの圧痛やFAIRテストなどの誘発テストが陽性になります。
自己判断は難しいため、整形外科で両方の可能性を念頭に置いた検査を受けることが望ましいでしょう。
- 坐骨神経痛に似た症状で整形外科を受診する目安はありますか?
-
お尻から足にかけての痛みやしびれが2週間以上続く場合や、歩行に支障をきたすほど症状が強い場合は、早めに整形外科を受診してください。
排尿障害や足の感覚が著しく鈍くなるなどの症状が現れた場合は、緊急性の高い馬尾症候群のおそれがあるため、速やかな受診が必要です。
- 坐骨神経痛と閉塞性動脈硬化症の間欠性跛行はどう違いますか?
-
坐骨神経痛(とくに脊柱管狭窄症)の間欠性跛行は、前かがみの姿勢をとると症状が和らぎ、自転車なら楽に移動できるのが特徴です。閉塞性動脈硬化症による間欠性跛行は、姿勢に関係なく立ち止まるだけで痛みが引きます。
足先の冷えや脈の触れにくさがある場合は血管の問題が疑われるため、整形外科でABI検査を受けるとよいでしょう。
- 坐骨神経痛の原因が仙腸関節障害だった場合、どのような治療を行いますか?
-
仙腸関節障害が原因と診断された場合は、骨盤ベルトによる固定やストレッチ、理学療法を中心とした保存治療から始めるのが一般的です。痛みが強い場合には、仙腸関節への局所麻酔薬やステロイド注射を行うこともあります。
多くの方は数週間〜数か月の保存治療で症状が改善しますが、改善が得られない場合は専門医と相談のうえ、さらなる治療方針を検討します。
- 坐骨神経痛だと思っていたら変形性股関節症だったケースは多いですか?
-
股関節の関連痛は太ももやお尻に出るため、坐骨神経痛として長期間治療を受けていたにもかかわらず、後から変形性股関節症が見つかるというケースは臨床上しばしば経験します。
とくに股関節のレントゲンを撮影していなかった場合に見逃されやすい傾向があります。
足の付け根のこわばりや鼠径部の痛みがある方は、整形外科で股関節の画像検査も合わせて受けるとよいでしょう。
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