訪問看護は土日・祝日も利用できる?曜日や時間外対応について

訪問看護は土日・祝日も利用できる?曜日や時間外対応について

自宅で療養生活を送る中で、週末や連休中の体調変化に不安を感じる方は少なくありません。

多くの訪問看護ステーションは、土日や祝日、夜間も含めた24時間体制を整えており、平日の日中以外でも必要なケアを提供します。

この記事では、休日における訪問の仕組みや緊急時の対応、ステーション選びのポイントを詳しく解説し、ご家族が安心して過ごすための知識を紹介します。

目次

休日や祝祭日における訪問看護の実施状況

利用者の病状や生活環境に合わせて、365日休みのないケアを必要とするケースが増えているため、多くの事業所が週末の訪問を標準的な業務として組み込んでいます。

週末における定期訪問の普及

多くのステーションが土曜日や日曜日も平日と同様の定期訪問を行っています。医療的な処置が毎日必要な患者さんや、週末に家族が不在になる世帯では、土日の訪問は生活を支える重要な柱です。

週末対応を基本としているステーションでは、交代制の勤務シフトを組むことで、質の高いケアを途切れることなく提供する体制を維持しています。

かつては平日の日中のみ稼働する事業所が中心でしたが、現在は在宅医療の高度化に伴い、週末の稼働は業界の標準となりつつあります。

土日に訪問を受けることで、月曜日の朝に体調不良が発覚するといったリスクを大幅に軽減することが可能です。

また、週末はリハビリテーションを重点的に行いたいという要望も多く、理学療法士や作業療法士が週末に訪問するケースも増えています。

祝祭日や大型連休の対応方針

ゴールデンウィークや年末年始などの大型連休であっても、訪問看護を停止することはありません。連休中は外来診療を行う病院が少なくなるため、自宅での見守りや医療処置の継続は、患者さんの安全を守るために極めて大切です。

連休前の事前の打ち合わせにより、休みの期間中に誰がいつ訪問するかを明確にし、薬の残量確認や体調変化への備えを万全にします。

連休中の訪問は、普段よりも慎重な計画が必要です。近隣の薬局が休みに入る場合や、主治医と連絡が取りにくい時間帯があるため、看護師は事前に予測されるトラブルをリストアップし、先回りして準備を整えます。

ご家族に対しても、連休中の緊急連絡網を改めて共有し、何が起きても慌てずに済むようサポートを徹底します。

曜日を問わない医療処置の継続性

点滴の管理やインスリン注射、経管栄養の補助といった医療行為は、曜日を問わず毎日確実に行わなければなりません。訪問看護は、こうした医療的な継続性を担保するために存在します。

土日や祝日であっても、熟練した看護師が自宅を訪問し、適切な処置を施すことで、入院中と変わらない安心感を在宅でも実現します。

褥瘡(じょくそう、床ずれ)の処置やカテーテルの管理も、1日の遅れが大きな合併症を招く恐れがあり、週末の訪問では、処置を確実に行うとともに、室内の温度管理や寝具の調整など、環境面のアドバイスも行います。

看護師は、医療機器が正常に作動しているかを点検し、トラブルの芽を摘み取る役割も担っています。

曜日別の主な対応内容

曜日区分定期訪問の有無緊急対応の可否
月曜から金曜ほぼ全ての事業所全ての事業所
土曜・日曜大多数の事業所契約済みの事業所
祝祭日大多数の事業所契約済みの事業所

土日対応を可能にする24時間体制の構造

週末や夜間の安心を支えているのは、24時間オンコール体制と呼ばれる独自の勤務形態で、ステーションの営業時間外であっても、電話一本で看護師と連絡が取れる状態を維持しています。

オンコール体制による待機状況

オンコールとは、看護師が自宅などで緊急連絡用の端末を持ち、いつでも呼び出しに応じられる状態で待機することです。

夜間や休日であっても、専門的な知識を持つ看護師が常に控えているため、容態の急変時にも迅速な判断を仰ぐことが可能で、待機体制により、病院が閉まっている時間帯の医療的な空白を埋めることができます。

待機中の看護師は、常に即応できる状態で過ごしていて、夜中に電話が鳴った際も、冷静に患者さんの状態を聞き取り、電話越しの助言で済むのか、あるいは訪問が必要なのかを瞬時に判断します。

緊急訪問が必要な場合の出動基準

電話での相談の結果、直接の状態確認が必要と判断された場合には、緊急訪問が実施されます。発熱や痛み、呼吸苦といった身体的な症状の変化だけでなく、カテーテルの脱落や点テクのトラブルといった医療機器の不具合にも対応します。

看護師は現場に急行し、主治医と連携を取りながら適切な応急処置を行い、必要であれば救急搬送の判断も下します。

緊急訪問の判断基準は、あらかじめ作成されている指示書やケアプランに基づきますが、現場での看護師の経験則も重要です。

例えば、普段は穏やかな患者さんが急に混乱した様子を見せた場合、脳疾患や脱水などの可能性を疑い、早急に現場へ向かい、こうした迅速なアクションが、深刻な事態を未然に防ぐ鍵となります。

深夜や早朝のサポート体制

訪問看護の支援は、日中だけにとどまりません。深夜や早朝に発生したトラブルに対しても、オンコールの担当者が冷静に対応します。

不安で眠れない夜の精神的なケアや、最期を自宅で迎えたいと願うターミナルケアの患者さんへの対応など、24時間止まることのないサポートが、自宅での暮らしを支える基盤です。

深夜の静まり返った時間帯に体調が悪化すると、ご家族は強い孤独感と恐怖に襲われることがあり、そのような時、電話一本で専門家の声を聞けるだけでも、パニックを抑える効果があります。

早朝の清拭や更衣のサポートが必要な場合も、状況に応じて柔軟に対応を検討し、1日の始まりをスムーズに迎えられるよう支援します。

緊急事態への準備リスト

  • 緊急連絡先が記載された書類の場所を確認する
  • 現在の服用薬と処方箋の控えを整理しておく
  • 主治医の連絡先と病名がわかる書類を用意する
  • 直近の体温や血圧の記録ノートを記入しておく
  • 健康保険証や診察券のセットをまとめておく

週末に定期的な訪問を依頼する際の手順

土日や祝日に定期的な訪問を希望する場合は、ケアマネジャーを通じてケアプランの調整を行う必要があります。自分たちのライフスタイルや、患者さんの病状に合わせたスケジュールを組むことで、週末特有の不安や負担を軽減できます。

ケアプランへの土日利用の反映

訪問看護を利用するためには、まず居宅サービス計画書(ケアプラン)に内容を盛り込まなければなりません。ケアマネジャーは、患者さんとご家族の意向を汲み取り、土日に訪問が必要な理由を明確にした上で、ステーションと調整を行います。

週末の訪問が必要な事情を共有することで、無理のない継続的な支援体制を構築します。

ケアプランの作成にあたっては、経済的なバランスも考慮され、土日訪問を増やすことで他のサービスとの兼ね合いがどうなるか、全体を考えてケアマネジャーに提案してもらうことが大切です。

一度決めたプランも、病状の変化や家族の事情に合わせて、月単位で柔軟に見直すことができるため、状況に合わせたサポートを受けられます。

家族の介護負担軽減を目的とした調整

週末は、普段介護を担っている家族が休息を取るための時間としても重要です。土日に看護師が訪問し、入浴の介助や清拭、リハビリテーションを行うことで、家族の精神的・身体的なゆとりを生み出します。

家族が外出したり、自分自身の時間を大切にしたりすることは、長期的な在宅介護を成功させるために非常に重要です。

介護は24時間365日続く重労働で、特に平日に仕事をしている家族にとって、週末も休めない状況は心身の限界を招きかねません。看護師の訪問時間は、家族が唯一介護から解放される時間となることもあります。

看護師にケアを任せている間に短時間の買い物や仮眠を取ることは、家族の健康を守る上でとても大事です。

曜日固定で訪問を受ける意義

毎週決まった曜日に訪問を受けることは、生活のリズムを整える効果があり、土日に看護師が来るという安心感は、患者さん本人の精神的な安定に大きく寄与します。

また、曜日を固定することで、スタッフとの信頼関係も深まりやすく、ちょっとした体調の変化にも気づきやすくなることがメリットです。

生活に規則正しさが加わると、認知症の症状が安定したり、意欲が向上したりする良い影響が見られることがあります。「日曜日の午前中には看護師さんが来る」という予定があるだけで、患者さんの表情に張りが出ることも珍しくありません。

一貫性のあるケアを受けることで、医療的な見逃しを防ぐだけでなく、精神的な充足感も高まります。

週末訪問の計画から実施までの流れ

段階実施内容担当者
要望の相談週末訪問の希望を伝える家族・本人
プラン作成訪問日時の調整と立案ケアマネジャー
契約・開始週末対応の同意と実施看護師

休日や深夜の緊急訪問が必要な場面

休日や深夜、いつもと様子が違うと感じた時に、迷わず連絡できる体制があることは心強いものです。看護師は電話口で状況を聞き取り、緊急性の高さを判断します。

身体症状の急激な変化への対応

高熱が出た、呼吸が苦しそう、強い痛みがあるといった急激な身体症状の変化は、最も緊急訪問が検討されるケースです。看護師はバイタルサインの測定を行い、病状の悪化を最小限に食い止めるための処置を行います。

主治医への連絡や指示の受領も看護師が行うため、ご家族の不安を速やかに解消する手助けをします。

急な嘔吐や下痢による脱水症状、転倒による外傷なども緊急訪問の対象です。高齢者の場合、症状が急激に進展しやすいため、「少しおかしい」と感じた段階での相談してください。

看護師は、入院が必要なレベルなのか、自宅での観察で十分なのかを専門的な見地から切り分け、適切な医療機関への橋渡しを行います。

医療機器のトラブル発生時

在宅で酸素療法を行っていたり、カテーテルや点滴を使用していたりする場合、機器の故障やチューブの抜けといったトラブルは一刻を争います。こうした際、専門的な知識を持たない家族だけで対処するのは危険です。

看護師が休日の夜間であっても駆けつけ、機器の再装着や調整を行うことで、治療の継続性を守ります。

人工呼吸器を使用している場合や、持続的な点滴を行っている場合、アラームが鳴るだけでご家族は動転してしまうので、看護師は電話口で落ち着くよう指示を出しながら、迅速に現場へ急行します。

精神的な不安や動揺への支援

体調面だけでなく、心理的なパニックや強い不安感に対しても、訪問看護は力を発揮します。特に夜間は不安が募りやすく、それが原因で不眠や興奮を招くことがあります。

電話での声掛けや、状況に応じた臨時訪問により、患者さんとご家族の心を落ち着かせ、穏やかな夜を過ごせるよう導きます。

看取りの時期が近い患者さんのご家族は、一時的な体調の変化にも強い恐怖を感じることがあり、このような場面では、医療的な処置以上に「看護師がそばにいること」自体が大きな癒やしです。

看護師は、現在の状態が経過として予測範囲内であることを伝え、ご家族の心の揺れを静める役割を担います。

休日・時間外に提供される主なケア

ケアの種類内容の詳細対応目的
全身状態観察脈拍・血圧・酸素飽和度異常の早期発見
疼痛管理鎮痛剤の使用指導・投与苦痛の緩和
排泄ケア導尿カテーテルの詰まり身体負担の除去

サービス時間外における家族の対応と準備

看護師がいない時間帯を安心して過ごすためには、事前の準備と、基本的な対処法を知っておくことが必要です。ステーションでは、訪問時にご家族へ対して、体調が悪化した際の観察項目や、簡単な処置の方法を指導しています。

容態変化を観察するためのポイント

普段から本人の様子を観察し、健康な状態を把握しておくことが、異常に気づく第一歩です。顔色、呼吸の速さ、声への反応、食欲の有無などを日々チェックしておきましょう。

数値として把握できる体温計や血圧計、パルスオキシメーターなどの使い方も確認しておくと、看護師に電話で状況を伝える際に役立ちます。

観察した内容は、ノートなどにメモしておくことが理想的です。「何時頃から呼吸が荒くなったか」「尿の色がいつから濃くなったか」などの時系列情報は、診断において非常に価値があります。

変化に気づいた際、まずは深呼吸をして、冷静に状況を言語化するよう努めましょう。書いたメモが、その後の看護や治療を左右することもあります。

看護師不在時のセルフケア指導

ステーションのスタッフは、家族が自分たちでできるケアの方法を丁寧に伝えます。

経管栄養の注入方法や、体位変換のコツ、痰の吸引の手順などを習得することで、家族としての自信につながり、週末の看護師不在時でも落ち着いて接することができるようになります。

指導の内容は、家族の無理のない範囲に限られ、難しい処置を無理に行う必要はなく、「これ以上は無理だ」という境界線を看護師と共有しておくことも大切です。

家族ができることと、プロに任せるべきことを明確に分けることで、共倒れを防ぎながら安全なケアを継続できます。動画や図解入りの手順書を用意してくれるステーションも多いため、積極的に活用しましょう。

介護保険サービスとの連携と分担

訪問看護以外にも、訪問介護(ヘルパー)やショートステイなどのサービスを組み合わせることで、週末のサポートをより厚くできます。看護師が医療的な側面を担当し、ヘルパーが生活援助を担うといった役割分担を明確にすることが重要です。

各サービスが連携し、情報を共有することで、切れ目のない支援体制が実現します。

週末にヘルパーが訪問して食事の介助を行う際、看護師が事前に注意点を伝えておくことで、誤嚥などの事故を防げ、また、週末だけショートステイを利用することで、家族が完全にリフレッシュする時間を確保するのも一つの方法です。

家族で確認すべき項目

  • 最後に食事や水分を摂取した時間を把握する
  • 排尿や排便の回数と状態の変化をチェックする
  • 普段と違う言動や表情の有無に注意を払う
  • 指示されている頓服薬の在庫を点検する
  • 室内温度や湿度が適切であるか再確認する

週末利用を検討する際のステーションの選び方

全ての訪問看護ステーションが同じ体制で運営されているわけではありません。土日の訪問を希望する場合には、そのステーションがどのような休日体制を敷いているのかを事前に確認することが大切です。

24時間対応体制の届出状況

ステーションが、24時間対応体制加算の届出を行っているかどうかは、一つの大きな判断指標です。

この届出をしている事業所は、24時間365日の連絡・訪問体制を維持しているので、契約前に、夜間や休日の対応範囲や、緊急時のフローチャートについて説明を受けましょう。

届出をしている事業所には、必ず夜間・休日に連絡が取れる電話番号が備わっています。また、電話を受けるのは原則として看護師であり、事務的な受け答えだけでなく即座に医療的なアドバイスができることが強みです。

スタッフ数と休日出勤のローテーション

小規模なステーションの場合、特定の看護師に負担が集中し、休日対応が不安定になる懸念があります。ある程度のスタッフ数が確保されており、計画的に交代勤務が行われている事業所であれば、土日でも安定した質のケアが期待できます。

スタッフ同士の情報の引き継ぎがどのように行われているかも、確認しておきたい重要な点です。

スタッフの離職率が低く、チームワークが良いステーションは、週末の訪問も丁寧で、担当者が変わっても、タブレットなどを活用してカルテ情報が共有されていれば、患者さんの戸惑いも最小限に抑えられます。

契約前の面談で、スタッフ紹介のパンフレットや、チーム体制についての説明を求めてみるのも良いでしょう。

地域内での連携とバックアップ体制

単独のステーションだけでなく、地域の他の事業所や、近隣の病院と協力体制を築いているかどうかも重要です。

自所のスタッフだけでは対応しきれない事態が生じた際、どのようなバックアップ体制があるかを知ることで、さらに安心感が高まります。地域に根ざした活動をしているステーションは、周囲の医療機関との意思疎通もスムーズです。

例えば、大規模災害時や複数の緊急訪問が重なった際、どのように優先順位をつけ、近隣の協力機関と連携するかといった防災計画を持っているステーションは非常に信頼できます。

選び方のチェックポイント

確認事項チェック理由
常勤看護師の人数休日体制の安定性を判断するため
駆けつけ可能エリア自宅まで迅速に来られるか確認するため
主治医との連携実績緊急時の指示系統を把握するため

土日祝日の利用で得られるメリットと安心

週末や祝日に訪問看護を利用することの最大の価値は、心の安らぎが得られることです。医療の専門家が近くで見守ってくれているという事実は、孤独になりがちな在宅介護において、大きな支えとなります。

孤独感の解消と精神的な安定

在宅療養では、家族が自分たちだけで責任を負い込み、不安に押しつぶされそうになることがあり、特に、世間が休んでいる土日に自分たちだけが苦労していると感じる時、看護師の訪問は救いになります。

専門家と対話し、悩みを共有することで、精神的な孤立を防ぎ、前向きに療養生活を送る手助けをします。

看護師との会話は、病状の話だけではありません。日々の何気ない出来事や、介護の愚痴をこぼすだけでも、家族の心は軽くなります。

また、患者さんにとっても、外部の人との交流は脳への刺激となり、生活に彩りを与え、「自分の状態を理解してくれている人が週末も来てくれる」という感覚は、何物にも代えがたい安心感です。

病状悪化の早期発見と入院防止

土日の体調変化を「休み明けまで様子を見よう」と我慢した結果、病状が悪化し、救急搬送されてしまうケースは少なくありません。週末に訪問を受けることで、些細な変化を見逃さず、早めに対処できます。

適切なタイミングでの処置や主治医への報告により、不必要な入院を回避し、住み慣れた家での生活を守ることが可能です。

病院に救急搬送されると、多くの場合そのまま入院となり、生活環境が激変してしまいます。高齢者は入院を機にADL(日常生活動作)が低下したり、認知症が進行したりするリスクが高くなります。

週末の訪問看護を適切に活用することは、結果として「入院させない看護」を実践し、本人の希望する生活を守ることに直結するのです。

在宅看取りに向けた継続的ケア

最期の時を自宅で過ごしたいと願う場合、土日や夜間の対応は避けて通れません。ターミナル期の患者さんにとって、1分1秒が大切であり、そこには曜日という概念はありません。

自宅での看取りにおいては、死亡確認のために医師を呼ぶタイミングや、ご遺体のケアなど、家族だけでは判断できない場面も多いです。

週末であっても看護師が常に寄り添い、アドバイスと心のケアを行うことで、家族は最期の大切な時間を穏やかに過ごすことができます。看護師は、死後のサポートまで含めたトータルなケアを曜日に関係なく提供します。

週末利用のメリットまとめ

  • プロの目による週末の健康チェックが可能になる
  • 緊急時の判断をプロに任せられる
  • 家族の休息時間が確保され共倒れを防げる
  • 曜日に関わらず一貫した医療処置が受けられる
  • 精神的な孤独感を解消し在宅生活の質が向上する

Q&A

祝祭日の訪問は割増料金が発生しますか?

基本的には、祝祭日や深夜、早朝の訪問には、通常の利用料に加えて割増料金が加算される仕組みになっています。これは、看護師が通常の勤務時間外に対応するための体制を維持するために定められているものです。

詳細な金額については、お住まいの地域やステーションが設定している契約内容によって異なるため、事前に重要事項説明書などを確認しておくことが大切です。

24時間体制を契約している場合は、基本料金の他に緊急訪問時の費用なども設定されています。

担当の看護師さんは土日も同じ人ですか?

多くのステーションでは、平日の担当看護師とは別のスタッフが交代制で土日の訪問を担当します。

特定の看護師が24時間365日対応し続けることは困難なため、複数のスタッフがチームとなって一人の患者さんを支える体制をとっています。

そのため、誰が訪問しても同じ質のケアが提供できるよう、スタッフ間での詳細な情報共有や申し送りが徹底されています。

初対面の看護師であっても、タブレット等で最新の病状やケア内容を把握しているので安心して任せることができます。

急に日曜日の訪問をお願いできますか?

24時間対応の契約を結んでいる場合であれば、日曜日に急な体調の変化が生じた際、まずは電話で相談ができます。看護師が状況を判断し、緊急に訪問が必要であると認められれば、臨時での訪問が実施されます。

ただし、単なる定期的な予定の変更や、緊急性のない依頼については、平日の調整が必要となる場合もありますので、状況を正確に伝えることが重要です。

1回の訪問時間は土日も変わりませんか?

土日であっても、1回の訪問時間そのものが短縮されることは基本的にはありません。ケアプランで定められた時間、例えば30分から1時間といった枠に基づき、平日と同様のサービスを提供します。

ただし、緊急訪問の場合は、病状の安定や処置の完了を優先するため、滞在時間が変動することがあります。

通常の定期訪問であれば、平日と変わらないペースで、入浴介助やリハビリ、医療処置など、ゆとりを持って必要なケアを受けることが可能です。

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以上

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大垣中央病院・こばとも皮膚科

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