ニキビができる位置には理由が。場所別の主な原因とスキンケア、生活習慣の見直しガイド

鏡を見るたびに気になる、おでこやあごのニキビ。「また同じ場所にできてしまった」と落ち込むことはありませんか。

ニキビができる位置には、あなたの体質や生活習慣が関係しているかもしれません。

この記事では、ニキビができる場所別の主な原因を探りながら、日々のスキンケアや生活習慣で見直すべきポイントを分かりやすくガイドします。

ご自身のニキビの位置と照らし合わせながら読み進めることで、ニキビ悩みの解消に向けたヒントが見つかるはずです。

ニキビが特定の場所にできるのはなぜ？

ニキビが特定の場所に集中してできる背景には、その場所特有の皮膚の状態や、外部からの刺激、そして体内の影響が関わっていると考えられています。

場所ごとの原因を知ることが、効果的なケアの第一歩です。

ニキビができる基本的な仕組み

まず、ニキビは「毛穴の詰まり」から始まります。何らかの理由で皮脂が過剰に分泌されたり、肌のターンオーバー（生まれ変わり）が乱れて古い角質が厚くなったりすると、皮脂が毛穴に詰まってしまいます。

この詰まった皮脂を栄養源にして、皮膚の常在菌であるアクネ菌が増殖し、炎症を起こすことで赤ニキビや黄ニキビに進行します。この基本的な仕組みは、どの位置にできるニキビでも共通しています。

位置によって原因が異なるといわれる背景

では、なぜ位置によって原因が異なるといわれるのでしょうか。それは、顔の部位によって皮膚の性質や状態が異なるためです。

例えば、おでこや鼻などの「Tゾーン」は皮脂腺が多く皮脂の分泌が活発ですが、頬や目元などの「Uゾーン」は乾燥しやすい傾向があります。

また、髪の毛が触れやすいおでこ、マスクで蒸れやすい口周り、寝具が触れる頬など、場所によって受ける「外的刺激」も異なります。

これらの要因が複雑に絡み合い、ニキビのできやすい場所や主な原因に違いが生まれるのです。

内臓の不調との関連性

「口周りのニキビは胃腸が弱っているサイン」といった話を耳にすることがあるかもしれません。これは東洋医学的な考え方に基づいていることが多く、特定の体の不調が顔の特定部位に現れるというものです。

例えば、食生活の乱れが口周りに、ストレスがフェイスラインに影響するなど、経験則として語り継がれてきました。現代医学において、内臓の不調とニキビの位置が直接的に結びつくという明確な科学的根拠はまだ限定的です。

しかし、偏った食事や疲労、ストレスが体全体のバランスを崩し、結果としてニキビを悪化させる一因になることは十分に考えられます。

ホルモンバランスの影響

特に成人女性のニキビにおいて、ホルモンバランスの影響は大きいと考えられています。

生理前にあごやフェイスラインにニキビができやすくなるのは、女性ホルモンのうち黄体ホルモン（プロゲステロン）の影響で皮脂分泌が活発になるためです。

また、ストレスによって男性ホルモンが優位になると、角質が厚くなったり皮脂分泌が増えたりして、ニキビができやすくなるともいわれています。

こうしたホルモンの影響は、特に皮脂腺が多いあご周りやフェイスラインに現れやすい傾向があります。

【おでこ・額】のニキビの原因と対策

おでこ（額）は、顔の中でも特に皮脂腺が多く、ニキビができやすい代表的な場所です。

主な原因は、皮脂の過剰な分泌や、髪の毛による刺激、シャンプーなどの洗い残しが考えられます。

主な原因（皮脂、髪の刺激、洗い残し）

おでこはTゾーンの一部であり、もともと皮脂の分泌量が多い部位です。思春期にはホルモンバランスの影響で皮脂が過剰になりやすく、毛穴が詰まりやすい状態になります。

また、前髪が常におでこに触れていると、髪の汚れや整髪料が肌への刺激となり、ニキビを誘発したり悪化させたりすることがあります。

さらに、シャンプーやリンス、洗顔料のすすぎ残しが毛穴を塞ぎ、炎症の原因となるケースも少なくありません。帽子をよくかぶる人は、帽子の内側の汚れや蒸れも原因になり得ます。

スキンケアのポイント

おでこニキビのケアで重要なのは、余分な皮脂や汚れをきちんと落とし、清潔な状態を保つことです。洗顔は、たっぷりの泡で肌をこすらないように優しく行いましょう。

特に髪の生え際はすすぎ残しが多いため、意識して丁寧に洗い流してください。洗顔後は、皮脂が多いからといって保湿を怠ると、かえって肌が乾燥して皮脂分泌を促してしまうことがあります。

さっぱりタイプの化粧水やジェルなどで、適度な水分と油分を補いましょう。

生活習慣で見直したいこと

まず、前髪がおでこにかからないように、ヘアピンで留めたり、家ではヘアバンドを使ったりする工夫が有効です。シャンプーやリンスは、体に残らないよう、先に髪を洗い、その後に顔や体を洗う順番にするのも良い方法です。

帽子をかぶる習慣がある人は、こまめに洗濯し、清潔に保つことを心がけましょう。また、皮脂分泌を増やす原因となる、脂っこい食事や糖分の多い間食を控えることも大切です。

おでこニキビ対策のポイント

対策カテゴリ	具体的な行動例	ポイント
ヘアスタイル	前髪を上げる・分ける	髪の刺激や汚れが肌に付着するのを防ぐ。
洗顔・洗髪	生え際までしっかりすすぐ	シャンプーや洗顔料の洗い残しを防ぐ。
持ち物	帽子の内側を清潔に保つ	汗や皮脂、雑菌の付着を防ぐ。

【頬】のニキビの原因と対策

頬は顔の中でも面積が広く、乾燥しやすい部位です。

ここにできるニキビは、乾燥による肌のバリア機能の低下や、ホルモンバランスの乱れ、寝具や手、スマートフォンなど外部からの刺激が主な原因として挙げられます。

主な原因（乾燥、ホルモンバランス、寝具の汚れ）

頬は皮脂腺が比較的少なく、乾燥しやすいUゾーンの一部です。肌が乾燥すると、角質層が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなります。また、肌のバリア機能が低下し、わずかな刺激にも敏感に反応して炎症を起こしやすくなります。

成人女性の場合、ホルモンバランスの乱れやストレスも頬ニキビの一因と考えられています。さらに、見落としがちなのが物理的な刺激です。

毎日使う枕カバーやシーツが汚れていると、寝ている間に雑菌が肌に付着します。無意識に頬杖をつく癖や、汚れた手で顔を触ること、スマートフォンを頬に当てて通話することなども、刺激や雑菌の付着源となります。

スキンケアのポイント

頬ニキビのケアでは、「徹底した保湿」と「摩擦を避ける」ことが重要です。洗顔は優しく行い、熱いお湯は肌のうるおいを奪うため、ぬるま湯を使いましょう。

洗顔後はすぐに、化粧水で水分をたっぷり補給し、乳液やクリームで水分が蒸発しないように蓋をします。乾燥が気になる場合は、セラミドやヒアルロン酸など、保湿成分が配合されたスキンケアアイテムを選ぶのも良いでしょう。

ファンデーションのパフやメイクブラシも、こまめに洗い、清潔に保つことが大切です。

生活習慣で見直したいこと

まず、枕カバーやシーツは週に1回は洗濯し、清潔な状態を保ちましょう。頬杖をつく癖がある人は意識して直す努力が必要です。

スマートフォンは、通話の際に直接頬に当てるのを避け、イヤホンマイクを使ったり、使用後に画面を除菌シートで拭いたりする習慣をつけると良いでしょう。

また、肌のターンオーバーを整えるために、十分な睡眠時間を確保し、栄養バランスの取れた食事を心がけることも、頬ニキビの改善につながります。

頬ニキビの原因となりうる外的要因

要因	具体的な例	対策
寝具	汚れた枕カバー、シーツ	こまめな洗濯（週1回目安）。
手の接触	頬杖、無意識に触る	癖を意識して直す。手を清潔に保つ。
機器類	スマートフォン、電話の受話器	使用後に除菌する。イヤホンマイク使用。

【口周り・あご】のニキビの原因と対策

口周りやあごは、食生活の乱れや胃腸の不調、ホルモンバランスの影響が出やすいとされる場所です。また、マスクによる蒸れや摩擦、ひげそりなどの物理的刺激も大きく関わっています。

主な原因（胃腸の不調、ホルモンバランス、物理的刺激）

口周りやあごのニキビは、暴飲暴食や偏った食事による胃腸の負担が原因の一つとして考えられています。また、生理前やストレスなどでホルモンバランスが乱れると、あご周辺の皮脂分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。

ここは「大人ニキビ」の好発部位でもあります。近年では、長時間のマスク着用による蒸れや、マスクの繊維がこすれる摩擦も、大きな原因となっています。

男性の場合は、カミソリ負けなどのひげそりによる刺激がニキビを引き起こすこともあります。

スキンケアのポイント

この部位は、食べ物や飲み物が付着しやすい場所でもあるため、食後は口元を清潔に保つことが大切です。洗顔は優しく、すすぎ残しがないように注意しましょう。特にあごの下は見落としやすいポイントです。

保湿ケアも忘れずに行いましょう。マスクを着用する際は、肌への刺激が少ない素材（シルクやコットンなど）のインナーマスクを使うのも一つの方法です。

ひげそりを行う場合は、清潔なカミソリを使い、シェービング剤で肌を保護し、そった後は必ず保湿ケアを行いましょう。

生活習慣で見直したいこと

脂っこい食事、甘いもの、刺激物の摂りすぎに注意し、胃腸に負担をかけない食生活を心がけましょう。食物繊維や発酵食品を意識して摂り、腸内環境を整えることも重要です。

ホルモンバランスを整えるためには、十分な睡眠とストレスケアが欠かせません。マスクは清潔なものを使い、汗をかいたらこまめに取り替えるか、柔らかいティッシュで優しく汗を押さえるようにしましょう。

口周り・あごニキビと関連が指摘される食品例

食品カテゴリ	具体例	考えられる影響
脂質の多い食品	揚げ物、スナック菓子	皮脂分泌を増加させる可能性。
糖質の多い食品	ケーキ、チョコレート、清涼飲料水	皮脂分泌や炎症に関わる可能性。
刺激物	香辛料（唐辛子など）、カフェイン	胃腸への負担や炎症を助長する可能性。

【鼻】のニキビの原因と対策

鼻は顔の中で最も皮脂腺が多く、毛穴が目立ちやすい場所です。主な原因は、皮脂の過剰分泌と、それが古い角質やメイク汚れと混ざってできる「角栓（かくせん）」の詰まりです。

主な原因（皮脂の過剰分泌、角栓、メイク汚れ）

鼻はTゾーンの中心であり、皮脂分泌が非常に活発です。分泌された皮脂が毛穴に溜まりやすく、古い角質と混ざり合うことで角栓が形成されます。

この角栓が毛穴を塞ぐと、アクネ菌が増殖し、ニキビ（特に炎症のない白ニキビや黒ニキビ）ができやすくなります。

また、鼻の周りは凹凸があるため、ファンデーションや日焼け止めなどのメイク汚れが残りやすい部位でもあります。これらの洗い残しが毛穴を詰まらせる原因にもなります。

スキンケアのポイント

鼻のニキビケアは、丁寧なクレンジングと洗顔が基本です。メイクをした日は、クレンジング剤をしっかりなじませ、特に小鼻のくぼみなどは指の腹で優しく丁寧に洗いましょう。

洗顔料もよく泡立て、皮脂や汚れを吸着させるように洗います。角栓が気になるからといって、指で無理に押し出したり、剥がすタイプの毛穴パックを頻繁に使ったりするのは避けましょう。

肌を傷つけ、かえって毛穴が開いたり、炎症が悪化したりする原因になります。酵素洗顔やクレイパックなどを週に1〜2回取り入れ、優しく角質ケアをするのがおすすめです。

生活習慣で見直したいこと

皮脂分泌を過剰にしないため、脂っこい食事や糖分の多い食事は控えめにしましょう。ビタミンB群（レバー、豚肉、卵、納豆など）は皮脂のコントロールを助けるため、意識して摂ると良いでしょう。

また、無意識に鼻を触る癖があると、手の雑菌がニキビの原因になることがあります。癖がある人は意識して触らないようにしましょう。

鼻の毛穴ケア比較

ケア方法	特徴	注意点
酵素洗顔	タンパク質や皮脂を分解し、角栓を優しく除去。	週1〜2回が目安。肌質に合わせる。
クレイパック	クレイ（泥）が皮脂や汚れを吸着。	使用後はしっかり保湿する。
剥がすパック	角栓を物理的に剥がし取る。即効性あり。	肌への負担大。頻繁な使用は避ける。

【フェイスライン】のニキビの原因と対策

フェイスライン（あごのラインから耳の下あたり）は、特に大人になってからニキビができやすくなる場所です。

主な原因は、ストレスや睡眠不足、生活習慣の乱れによるホルモンバランスの変動や、リンパの流れの滞りなどが考えられます。

主な原因（ストレス、生活習慣の乱れ、リンパの滞り）

フェイスラインは、ホルモンバランスの影響を受けやすい部位です。

強いストレスを感じたり、睡眠不足が続いたりすると、自律神経やホルモンバランスが乱れ、肌のターンオーバーが正常に行われなくなったり、皮脂分泌が過剰になったりします。

その結果、フェイスラインに頑固なニキビができやすくなります。また、デスクワークなどで同じ姿勢が続くと、首や肩の血行不良やリンパの流れが滞りやすくなります。

老廃物がうまく排出されず、肌の不調として現れることもあります。

スキンケアのポイント

フェイスラインは、あごや首につながる部分で、意外と洗い残しや保湿ケアを忘れがちな場所です。洗顔時は、フェイスラインまで泡を広げ、ぬるま湯で丁寧にすすぎましょう。

保湿ケアも、顔全体だけでなく、首元までしっかり行うことが大切です。紫外線もニキビ悪化の原因となるため、日焼け止めはフェイスラインや首筋まで忘れずに塗りましょう。

生活習慣で見直したいこと

フェイスラインのニキビ対策には、体の内側からのケアが重要です。質の良い睡眠を十分にとり、肌の修復時間を確保しましょう。

ぬるめのお風呂にゆっくり浸かったり、趣味の時間を持ったりするなど、自分なりのリラックス方法を見つけて、ストレスを溜めないように心がけることが大切です。

軽いストレッチやマッサージで首や肩のコリをほぐし、血行やリンパの流れを促すのも良いでしょう。

フェイスラインニキビ対策のためのセルフケア

ケアの種類	具体的な方法	期待できること
ストレスケア	入浴、趣味、軽い運動	自律神経やホルモンバランスを整える。
睡眠	毎日6〜7時間の確保、就寝前のスマホOFF	肌のターンオーバーを促進する。
血行促進	首や肩のストレッチ、軽いマッサージ	老廃物の排出を促す。

ニキビの位置から考える全体的な見直し

ニキビがどの位置にできても、基本的なケアの原則は共通しています。

特定の場所のケアに集中するだけでなく、スキンケア全体や食生活、生活習慣全般を見直すことが、ニキビのできにくい肌を作るための鍵となります。

スキンケアの共通原則

ニキビケアの基本は「洗浄」「保湿」「保護（紫外線対策）」の3つの柱です。まず、日々の洗顔で余分な皮脂や汚れをきちんと落とし、肌を清潔に保ちます。ただし、洗いすぎは肌のバリア機能を低下させるため禁物です。

次に、洗顔後は肌が乾燥しないよう、すぐに化粧水や乳液でしっかり保湿します。肌がうるおうことでバリア機能が高まり、外部刺激から肌を守ります。

最後に、紫外線はニキビの炎症を悪化させたり、ニキビ跡の原因になったりするため、季節を問わず紫外線対策を行うことが重要です。

基本的なスキンケア3つの柱

柱	内容	ポイント
洗浄	余分な皮脂や汚れを落とす。	1日2回、優しく泡で洗う。すすぎは丁寧に。
保湿	肌に水分と適度な油分を補う。	洗顔後すぐに行う。乾燥しやすい部分も忘れずに。
保護	主に紫外線から肌を守る。	日焼け止めを毎日使用する。ニキビ肌用も有。

食生活の改善ポイント

特定の食品が直接ニキビの原因になるとは一概に言えませんが、食生活のバランスが崩れると、皮脂分泌が過剰になったり、肌のターンオーバーが乱れたりすることがあります。

脂質や糖質の多い食事に偏らず、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどをバランス良く摂ることが大切です。

特に、肌の健康維持を助けるビタミンB群、ビタミンC、ビタミンE、そして腸内環境を整える食物繊維などを意識して摂取しましょう。

ニキビ予防で意識したい栄養素と食品例

栄養素	主な働き（肌への関連）	多く含む食品例
ビタミンB群	皮脂分泌のコントロール、肌の代謝を助ける。	豚肉、レバー、うなぎ、納豆、卵
ビタミンC	コラーゲン生成を助ける、抗酸化作用。	ピーマン、ブロッコリー、キウイ、柑橘類
食物繊維	腸内環境を整え、老廃物の排出を促す。	野菜、きのこ類、海藻類、玄米

睡眠とストレス管理の重要性

睡眠不足やストレスは、ホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こし、ニキビを悪化させる大きな要因です。睡眠中には肌のターンオーバーを促す成長ホルモンが分泌されます。

毎日決まった時間に寝起きし、質の良い睡眠を確保するよう努めましょう。また、ストレスは皮脂分泌を促すホルモンの分泌を刺激します。

日頃から適度な運動をしたり、リラックスできる時間を持ったりして、ストレスを上手に発散させることが重要です。

医療機関での相談も選択肢に

セルフケアを続けていてもニキビが改善しない場合や、炎症がひどくニキビ跡が心配な場合は、一人で悩まずに皮膚科の専門医に相談しましょう。ニキビは皮膚の病気であり、適切な治療を受けることで改善が期待できます。

現在のニキビの状態や肌質に合った治療法やスキンケアのアドバイスを受けることができます。早めの対応が、ニキビ跡を残さないためにも大切です。

Ｑ＆Ａ

ニキビの位置や原因に関してよく寄せられる質問にお答えします。

ニキビの位置が変わると原因も変わりますか？

はい、変わる可能性があります。前述の通り、おでこは皮脂や髪の刺激、あご周りはホルモンバランスや生活習慣の乱れなど、位置によってニキビの主な誘因は異なる傾向があります。

思春期におでこに多かったニキビが、大人になってフェイスラインに移動するのも、年齢と共にホルモンバランスや生活スタイルが変化するためと考えられます。

同じ場所に繰り返しニキビができるのはなぜですか？

同じ場所にニキビが繰り返されるのは、その場所の毛穴がニキビによってダメージを受け、構造が変化して詰まりやすくなっている可能性があります。

また、その場所特有の原因（例えば、いつも同じ側の頬にスマートフォンを当てる、髪が触れるなど）が改善されていないケースや、体質的にその部位の皮脂腺が活発であることなどが考えられます。

ニキビを早く治す方法はありますか？

ニキビができてしまったら、まずは触ったり潰したりせず、清潔に保つことが第一です。炎症を抑える成分が含まれた市販のニキビ用塗り薬を使用するのも一つの方法です。

しかし、炎症が強い赤ニキビや膿を持った黄ニキビの場合は、セルフケアで悪化させてしまう前に、早めに皮膚科を受診し、適切な治療（塗り薬や飲み薬など）を受けることが、結果的に早くきれいに治す近道になります。

ニキビ跡にしないためにできることは何ですか？

ニキビ跡にしないために最も重要なことは、ニキビの炎症を長引かせないことと、悪化させないことです。炎症がひどいニキビほど跡に残りやすくなります。

ニキビを無理に自分で潰すと、皮膚の奥深くを傷つけてしまい、クレーター状の跡や色素沈着が残る原因になります。絶対に触らないようにしましょう。

また、日頃から紫外線対策をしっかり行うことも、色素沈着タイプのニキビ跡を防ぐために重要です。

食事を変えたらすぐにニキビは良くなりますか？

食事内容の改善は、ニキビ予防や改善においてとても重要ですが、即効性を期待するのは難しいかもしれません。肌の細胞が生まれ変わる（ターンオーバー）には約1ヶ月かかるといわれています。

そのため、食生活を見直しても、その効果が肌に現れるまでには時間がかかります。焦らずに、バランスの取れた食事を長く続けることが、ニキビのできにくい健やかな肌質への体質改善につながります。

名古屋のニキビ治療なら【こばとも皮膚科】栄駅すぐ｜保険診療・美容皮膚科対応