パーキンソン病の方への訪問看護|症状管理とリハビリ、家族支援

パーキンソン病の方への訪問看護|症状管理とリハビリ、家族支援

パーキンソン病と共に歩む日々は、体の動きにくさや多様な症状との向き合いが必要です。ご自宅での療養生活においては、ご本人だけでなく、支えるご家族もまた、不安や戸惑いを抱えることがあるでしょう。

パーキンソン病は進行性の疾患で、その時々の状態に応じた専門的なケアが生活の質を支える鍵となり、訪問看護は、住み慣れたご自宅という安心できる環境で、看護師や療法士が療養生活を直接支援します。

この記事では、パーキンソン病の方が訪問看護を利用することで、どのように症状と向き合い、リハビリを進め、ご家族を含めた生活全体の質を維持、向上できるのかを詳しく解説します。

目次

パーキンソン病とは?基本から理解する

パーキンソン病は、脳内のドパミンという神経伝達物質が減少することで、体の動きに様々な影響が出る進行性の神経変性疾患で、日本では、高齢化に伴い患者数が増加傾向にあり、誰にとっても身近な病気の一つです。

訪問看護では、まずご本人とご家族が病気について深く知るための情報提供も行い、不安の軽減に努めます。

パーキンソン病の主な症状

パーキンソン病の症状は、体の動きに関わる運動症状と、それ以外の非運動症状に大別され、代表的な運動症状は四大症状と呼ばれ、複合的に現れることで日常生活に影響を及ぼします。

初期段階では症状が軽微であっても、進行と共に少しずつ体の自由が利かなくなり、介助を必要とする場面が増えていきます。

パーキンソン病の四大運動症状

症状特徴日常生活への影響
安静時振戦(ふるえ)力を抜いて安静にしている時に手足がふるえる。動かすとふるえは小さくなることが多い。食事の際に箸が使いにくい、文字が書きにくいなど。
筋強剛(固縮)筋肉がこわばり、関節の動きが硬くなる。他者が関節を動かすと歯車のような抵抗を感じる。寝返りや立ち上がりがスムーズにできない、肩こりや痛みを感じやすい。
無動・寡動動きが遅く、少なくなる。動作の開始に時間がかかる。表情が乏しくなる(仮面様顔貌)。歩き出しの一歩が出にくい、着替えや入浴に時間がかかる。
姿勢反射障害体のバランスがとりにくくなり、転びやすくなる。進行期に現れやすい。方向転換時や歩行中にふらつく、少し押されただけで転倒してしまう。

症状が進行する段階

パーキンソン病の進行度は、一般的にホーエン・ヤールの重症度分類という指標で評価し、分類は、症状が体の片側だけか両側か、また姿勢反射障害の有無や介助の必要度によってステージIからステージVまでの5段階に分けられます。

ご自身の状態がどの段階にあるかを把握することは、今後の生活を見通し、必要なサービスを検討する上で大事な情報です。訪問看護師は、主治医と連携し、この重症度分類を参考にしながら、個々の状態に合わせた看護計画を立てます。

ホーエン・ヤールの重症度分類

ステージ状態特徴
ステージI片側の手足だけに症状がある日常生活への影響はほとんどない。
ステージII両側の手足に症状がある体のこわばりを感じるが、日常生活は自立している。
ステージIII姿勢反射障害が見られる転倒しやすくなるが、介助なしで日常生活を送れる。
ステージIV日常生活に部分的な介助が必要立ち上がりや歩行が困難になる場面が増える。
ステージV車椅子生活または寝たきり日常生活の全面的な介助が必要となる。

在宅療養で直面する課題

住み慣れた自宅での療養は、多くの患者さんが望むものですが、病状の進行に伴い様々な課題が生じます。

運動症状による転倒のリスク、薬の効き目による症状の変動(ウェアリング・オフ現象)、嚥下障害による食事の問題、精神的な落ち込みなど、対応すべき事柄は多岐にわたります。

ご家族だけでこれらの課題全てに対応することは、心身ともに大きな負担となり得ますが、訪問看護は専門的な視点から介入し、安全で安心な在宅療養を支える重要な役割を担います。

なぜパーキンソン病の方に訪問看護が必要なのか

パーキンソン病の療養生活において、訪問看護は医療と生活をつなぐ架け橋のような存在で、病院への通院だけではカバーしきれない、日々の細かな変化や生活上の困りごとに対応できるのが訪問看護の大きな強みです。

看護師が定期的に自宅を訪れることで、療養環境を直接確認し、より現実に即したケアを提供できます。

専門的な視点での症状管理

訪問看護師は、パーキンソン病の専門知識を持ち、日々のバイタルサインのチェックはもちろん、症状の変化を注意深く観察します。

薬が効いている時間帯(オン状態)と、薬が切れかかり症状が悪化する時間帯(オフ状態)のパターンを把握し、主治医への情報提供を行うことで、より適切な薬の調整につなげます。

また、便秘や排尿障害、睡眠障害といった非運動症状に対するケアも行い、全身状態の安定が目標です。

住み慣れた環境での継続的なリハビリ

パーキンソン病の進行を緩やかにし、身体機能を維持するためには、リハビリテーションが欠かせません。訪問看護では、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士といったリハビリの専門家がご自宅を訪問し、個別のリハビリプログラムを提供します。

病院や施設に通う負担なく、普段の生活動線を活かした実践的な訓練ができるため、効果を実感しやすいということが利点です。

家族の介護負担の軽減

パーキンソン病の介護は長期にわたることが多く、ご家族の身体的、精神的な負担は計り知れず、訪問看護師は、ご家族の良き相談相手です。

介護方法に関するアドバイスを提供したり、ご家族自身の健康状態に気を配ったりすることで、共倒れを防ぎ、また、レスパイトケア(一時的な介護の代替)の視点から、ご家族が休息を取れる時間を作るお手伝いもします。

この精神的な支えが、在宅療養を続ける上で大きな力になります。

訪問看護による家族支援の例

  • 介護方法の具体的な指導(体位変換、移乗介助など)
  • 療養上の不安や悩みに対する傾聴と助言
  • 介護保険サービスや地域の社会資源に関する情報提供
  • 緊急時の対応方法の共有
  • ご家族自身の健康管理のサポート

医療機関との円滑な連携

訪問看護師は、療養生活の中心に立ち、主治医やケアマネジャー、薬剤師、リハビリ専門職など、関係各所との情報共有を密に行います。

ご自宅での様子や症状の変化を専門的な視点で報告することで、主治医はより正確な診断と治療方針の決定が可能です。この多職種連携の中心的な役割を担うことで、切れ目のない一貫した医療・介護サービスの提供を実現します。

訪問看護によるパーキンソン病の症状管理

訪問看護における症状管理は、単に病気の状態を観察するだけではありません。ご本人が日常生活の中で感じる困難を軽減し、できる限り快適に過ごせるよう、薬の管理から食事の支援まで、生活に密着したケアを提供します。

服薬管理と効果の確認

パーキンソン病の治療において、薬物療法は中心的な役割を果たしますが、薬の種類や飲むタイミングが複雑で、管理が難しいと感じる方も少なくありません。

訪問看護師は、薬の飲み忘れや間違いがないかを確認し、服薬カレンダーやお薬ボックスの活用を支援し、さらに重要なのは、服薬後の効果や副作用を注意深く観察することです。

薬が効きすぎると起こるジスキネジア(不随意運動)や、オフ状態の出現時間などを記録し、主治医と共有することで、最適な処方調整に貢献します。

服薬管理における訪問看護の役割

支援内容目的具体的な方法
服薬状況の確認確実な服薬の徹底お薬カレンダーのセット、声かけ、服薬の確認
効果・副作用の観察適切な薬物治療への貢献オン・オフ状態の記録、ジスキネジアの有無の確認、主治医への報告
服薬方法の工夫嚥下障害への対応服薬補助ゼリーの提案、薬剤師と連携した剤形の検討

運動症状への対応

体の動きにくさに対しては、日常生活の中での工夫が大切です。訪問看護では、ベッドからの起き上がり、椅子からの立ち上がり、歩行といった基本的な動作について、より安全で効率的な方法を一緒に考え、練習します。

すくみ足(足が前に出なくなる症状)に対しては、床に目印をつけたり、一定のリズムで声をかけたりといった工夫が有効で、また、転倒予防のために、手すりの設置や段差の解消など、住環境の整備に関する助言も行います。

非運動症状へのアプローチ

パーキンソン病の悩みは、運動症状だけにとどまりません。便秘、頻尿、起立性低血圧(立ちくらみ)、睡眠障害、うつ症状、認知機能の低下など、多様な非運動症状が現れ、生活の質を大きく低下させる要因となり得ます。

訪問看護師は、このような症状についても丁寧にアセスメントし、ケアを行います。

代表的な非運動症状と看護ケア

非運動症状主なケア内容
便秘水分摂取の推奨、腹部マッサージ、食事内容の助言、下剤の管理
起立性低血圧急な立ち上がりを避ける指導、弾性ストッキングの使用助言、水分・塩分摂取の管理
睡眠障害生活リズムの調整、就寝環境の整備、日中の活動促進、医師への報告

便秘は多くの患者さんが経験する症状であり、腹部の不快感だけでなく、薬の吸収にも影響を与えることがあります。

訪問看護師は、食事内容や水分摂取量を確認し、必要に応じて腹部のマッサージを行ったり、主治医と連携して下剤の調整を支援したりします。

栄養状態と食事のサポート

病状が進行すると、嚥下機能(飲み込む力)が低下し、食事が難しくなることがあり、むせやすくなったり、食事に時間がかかったりするのは、そのサインかもしれません。嚥下障害は誤嚥性肺炎のリスクを高めるため、早期からの対応が重要です。

訪問看護では、食事の形態(刻み食、ミキサー食など)や、とろみ調整食品の活用について助言し、また、食事の姿勢や一口の量、食べるペースなどを確認し、安全に食事を楽しめるよう支援します。

低栄養を防ぎ、体力を維持するための栄養管理も大切な役割です。

在宅でできるリハビリテーションの重要性

パーキンソン病の療養において、リハビリテーションは薬物療法と並ぶ車の両輪です。身体機能を維持し、自分らしい生活を長く続けるためには、継続的なリハビリが欠かせません。

訪問リハビリでは、専門の療法士がご自宅の環境に合わせて、無理なく続けられるプログラムを立案し、マンツーマンで指導します。

身体機能の維持と向上を目指す運動療法

運動療法は、筋肉のこわばりを和らげ、関節の動く範囲を広げ、筋力を維持することが目的です。ベッドサイドやリビングなど、限られたスペースでもできるストレッチや筋力トレーニングを指導します。

また、バランス能力を高める訓練は転倒予防に直結します。定期的に療法士が訪問し、一緒に運動を行うことで、ご本人の意欲を引き出し、正しい方法で安全にリハビリを続けることができます。

ご自宅でできる運動療法の例

  • 関節可動域訓練(ストレッチ)
  • 筋力増強訓練(椅子からの立ち座り、足踏みなど)
  • バランス訓練(片足立ち、つぎ足歩行など)
  • 歩行訓練(正しい姿勢での歩き方、方向転換の練習)

日常生活動作(ADL)の訓練

日常生活動作(Activities of Daily Living)とは、食事、着替え、トイレ、入浴など、日々の生活に欠かせない基本的な動作のことです。作業療法士は、これらの動作がよりスムーズに、そして安全に行えるように支援します。

ボタンが留めやすいように自助具を紹介したり、浴室に手すりやシャワーチェアを設置する提案をしたりし、実際の生活場面で繰り返し練習することで、動作の自立度を高め、介護者の負担を軽減します。

日常生活動作(ADL)訓練の具体例

動作訓練内容工夫・助言
食事スプーンや箸を正しく使う練習持ちやすい食器やカトラリー(自助具)の紹介
更衣麻痺側から着て、健側から脱ぐなどの手順の練習前開きの服やマジックテープ式の服の利用提案
トイレズボンの上げ下ろし、便座からの立ち上がり練習ポータブルトイレの設置や手すりの取り付け助言

嚥下訓練と食事の工夫

飲み込みの問題に対しては、言語聴覚士が専門的な評価と訓練を行い、口や舌の体操(嚥下体操)や、食べ物を飲み込みやすくするためのトレーニングを実施します。

この専門的な訓練により、誤嚥のリスクを減らし、安全に食事を摂ることを目指し、食事の姿勢を調整したり、一口の量を加減したりといった、ご家族ができる工夫についても助言します。

発声・会話の訓練

パーキンソン病では、声が小さくなったり、話し方が早口になったり、ろれつが回りにくくなったりすることがあり、他者との意思疎通が難しくなり、社会的な孤立につながることもあります。

言語聴覚士は、腹式呼吸や発声練習、ゆっくりと明瞭に話す訓練などを行い、話す能力の維持を支援します。ご家族との円滑な対話は、ご本人の精神的な安定にもつながる大切な要素です。

精神的なサポートと家族支援

パーキンソン病という進行性の病気と向き合うことは、ご本人にとって大きな精神的ストレスとなり、また、日々介護を行うご家族も、様々な葛藤や悩みを抱えることがあります。

訪問看護では、身体的なケアだけでなく、心のケアも同じように重視し、ご本人とご家族が安心して在宅療養を続けられるよう支援します。

患者さんの不安や孤独感に寄り添う

体の自由が利かなくなり、以前のように外出や趣味活動ができなくなると、社会から取り残されたような孤独感や、将来への不安を感じやすいです。

訪問看護師は、定期的に訪問する身近な専門家として、ご本人の話をじっくりと聴く時間を大切にし、病気のこと、生活のこと、趣味のことなど、何気ない会話の中からご本人の思いを汲み取り、共感的な態度で寄り添います。

この対話を通じて、ご本人が気持ちを整理し、前向きな意欲を取り戻すきっかけを作ります。

精神的サポートのポイント

  • 傾聴と共感
  • ご本人の価値観や意思の尊重
  • 小さな成功体験の共有
  • 気分の落ち込みやうつ症状の早期発見

介護者である家族の悩み相談

介護を行うご家族は、身体的な疲労だけでなく、いつまで続くか分からない介護への不安、自分の時間が持てないストレスなど、精神的な負担も大きくなりがちで、訪問看護師は、ご家族が安心して悩みを打ち明けられる存在です。

介護の苦労を誰かに話すだけでも、気持ちが楽になることがあり、客観的な視点から状況を整理し、一人で抱え込まずに済むような解決策を一緒に考えます。

社会資源の活用と情報提供

在宅療養を支えるサービスは、訪問看護だけではありません。介護保険で利用できるデイサービスやショートステイ、福祉用具のレンタル、地域の患者会や家族会など、様々な社会資源があります。

訪問看護師は、このような情報を熟知しており、ご本人やご家族の状況に合わせて、利用可能なサービスを紹介します。適切な社会資源を活用することで、介護負担を分散し、より豊かな在宅生活を送ることが可能です。

活用できる社会資源の例

種類内容期待できる効果
デイサービス日中の活動場所の提供、他者との交流心身機能の維持、社会的孤立感の解消
ショートステイ短期間の施設入所家族の休息(レスパイト)、緊急時の対応
福祉用具貸与ベッド、車椅子、手すりなどのレンタル安全な療養環境の整備、介護負担の軽減

訪問看護サービスの利用方法

実際に訪問看護を利用したいと考えた場合、どのような手続きが必要で、費用はどのくらいかかるのでしょうか。ここでは、訪問看護サービスをスムーズに開始するための基本的な流れと、知っておきたい制度について解説します。

訪問看護を始めるまでの流れ

訪問看護は、主治医が必要性を認め、訪問看護指示書を発行することで開始されます。

介護保険を利用するか、医療保険を利用するかは、ご本人の年齢や病状によって異なりますが、まずは主治医やケアマネジャーに相談することがスタート地点です。

相談後、訪問看護ステーションの担当者がご自宅を訪問し、具体的なサービス内容や利用に関する説明を行います。

訪問看護開始までの一般的な手順

手順担当者・行う人内容
相談ご本人・ご家族主治医、ケアマネジャー、地域包括支援センターなどに相談する。
指示書の依頼主治医主治医が訪問看護の必要性を判断し、訪問看護指示書を作成する。
契約ご本人・ご家族、訪問看護ステーションサービス内容や料金の説明を受け、契約を結ぶ。
サービス開始訪問看護ステーション看護計画に基づき、定期的な訪問を開始する。

必要な費用と保険制度の活用

訪問看護の費用は、利用する保険の種類(介護保険または医療保険)や、訪問時間、サービス内容によって決まり、自己負担額は、所得に応じて1割から3割となります。

高額な医療費がかかった場合には、高額療養費制度を利用して自己負担額を軽減することも可能で、費用については、契約前に訪問看護ステーションから詳しく説明がありますので、しっかり確認することが大切です。

訪問看護ステーションの選び方

安心してサービスを受けるためには、信頼できる訪問看護ステーションを選ぶことが重要です。

ステーションによって、在籍するスタッフの専門性や、提供できるサービス内容、緊急時の対応体制などが異なるので、いくつかのステーションから話を聞き、比較検討することをお勧めします。

訪問看護ステーション選びのポイント

  • パーキンソン病の看護経験が豊富か
  • リハビリ専門職(PT・OT・ST)が在籍しているか
  • 24時間対応の緊急時体制があるか
  • 主治医との連携は円滑か
  • スタッフの対応や雰囲気が良いか

『パーキンソン病の方への訪問看護』に関するよくある質問

訪問看護はどのくらいの頻度で利用できますか?

利用頻度は、ご本人の病状やご家族の希望、ケアプランに基づいて決定し、介護保険を利用する場合、通常は週に1〜3回程度から始めることが多いですが、状態に応じて回数を調整します。

医療保険を利用する場合は、原則として週3回までですが、厚生労働大臣が定める疾病等に該当する方は、週4回以上の訪問も可能です。主治医やケアマネジャーと相談しながら、最適な利用回数を決めます。

家族が不在の時でも訪問してもらえますか?

お一人暮らしの方や、日中ご家族が仕事などで不在の場合でも、訪問看護サービスを利用でき、ご本人の安否確認も含めて、療養生活を支援します。

ただし、安全確保の観点から、緊急連絡先や鍵の管理方法などについて、事前にしっかりと取り決めを行います。

リハビリ専門のスタッフはいますか?

訪問看護ステーションによっては、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)といったリハビリ専門の療法士が在籍しています。

パーキンソン病のリハビリには専門的な知識が必要なため、専門職がいるかどうかはステーションを選ぶ上での重要なポイントです。

利用を検討しているステーションに、リハビリ専門職の在籍状況や、パーキンソン病のリハビリ経験について直接問い合わせてみることをお勧めします。

夜間や緊急時の対応はどうなりますか?

多くの訪問看護ステーションでは、24時間対応体制を整えていて、契約時に緊急連絡先が知らされ、夜間や休日に急な体調変化があった場合、電話で相談したり、必要に応じて緊急訪問を依頼したりすることができます。

この体制があることで、ご本人もご家族も、万が一の時でも自宅で安心して過ごすことができます。契約前に、緊急時対応の具体的な内容について確認しておくと良いでしょう。

以上

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大垣中央病院・こばとも皮膚科

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