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【中学生向け】ニキビ対策の正しい洗顔方法と洗顔料の選び方

【中学生向け】ニキビ対策の正しい洗顔方法と洗顔料の選び方

中学生の皆さん、ニキビで悩んでいませんか?思春期はホルモンバランスの影響でニキビができやすい時期です。でも、正しい洗顔方法と自分に合った洗顔料を選ぶことで、ニキビの悩みは軽くなります。

この記事では、皮膚科の情報に基づいて、中学生向けのニキビ対策としての洗顔の基本から、洗顔料の選び方、よくある疑問まで、分かりやすく解説します。毎日の正しいケアで、健やかな肌を目指しましょう。

この記事の執筆者

小林 智子(日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士)

小林 智子(こばやし ともこ)

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長

2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。

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こばとも皮膚科関連医療機関

医療法人社団豊正会大垣中央病院

目次

思春期ニキビの原因と洗顔の重要性

中学生になると、多くの方がニキビに悩み始めます。これは「思春期ニキビ」と呼ばれ、体の成長に伴う自然な変化が主な原因です。

しかし、なぜニキビができるのか、そしてなぜ洗顔が大切なのかを理解することが、ニキビ対策の第一歩となります。

ホルモンバランスの変化と皮脂の増加

思春期に入ると、性ホルモンの分泌が活発になります。特に、アンドロゲンという男性ホルモン(男女ともに分泌されます)は、皮脂腺を刺激し、皮脂の分泌量を増やします。

皮脂は本来、肌を乾燥や外部の刺激から守る大切な役割を持っていますが、過剰に分泌されると毛穴に詰まりやすくなり、ニキビの原因となります。中学生のニキビの多くは、このホルモンバランスの変化による皮脂の増加が根本にあります。

ニキビができる主な流れ

段階肌の状態説明
1. 皮脂増加皮脂腺が活発化ホルモンの影響で皮脂がたくさん作られる。
2. 毛穴詰まりコメド(面皰)形成過剰な皮脂や古い角質が毛穴の出口を塞ぐ。
3. アクネ菌増殖毛穴の中で菌が増える詰まった毛穴の中でアクネ菌が皮脂を栄養に増殖する。
4. 炎症赤ニキビ・黄ニキビアクネ菌の増殖により炎症が起こり、赤く腫れたり膿を持ったりする。

毛穴の詰まりとアクネ菌の増殖

皮脂の分泌が増えると、毛穴の出口が詰まりやすくなります。毛穴が詰まると、皮脂が毛穴の中に溜まってしまいます。この状態を「コメド(面皰)」と呼び、ニキビの初期段階です。

コメドには、毛穴が開いて黒く見える「黒ニキビ」と、毛穴が閉じて白く見える「白ニキビ」があります。

そして、この詰まった毛穴の中は、ニキビの原因菌である「アクネ菌」にとって非常に過ごしやすい環境です。アクネ菌は、皮脂を栄養にして増殖し、炎症を引き起こす物質を作り出します。

これにより、コメドが悪化して赤く腫れた「赤ニキビ」や、さらに膿が溜まった「黄ニキビ」へと進行してしまうのです。

思春期ニキビを招く要因

要因内容対策のヒント
ホルモンバランス思春期特有の変動コントロールは難しいが、正しいスキンケアで対応。
間違ったスキンケア洗いすぎ、保湿不足など正しい洗顔と保湿を心がける。
生活習慣の乱れ睡眠不足、食生活の偏り規則正しい生活を送る。

間違った洗顔がニキビを悪化させることも

ニキビができると、ついついゴシゴシと強く洗ったり、一日に何度も洗顔したりしたくなるかもしれません。しかし、これらの間違った洗顔方法は、かえってニキビを悪化させる原因になることがあります。

肌に必要な皮脂まで取り除いてしまうと、肌が乾燥し、それを補おうとしてさらに皮脂が過剰に分泌されることがあります。また、強い摩擦は肌のバリア機能を低下させ、炎症を悪化させる可能性もあります。

正しい洗顔方法を知り、優しくケアすることが重要です。

ニキビ予防における洗顔の役割

では、ニキビ予防において洗顔はどのような役割を果たすのでしょうか。正しい洗顔の主な目的は以下の通りです。

  • 余分な皮脂や汚れの除去
  • 毛穴の詰まりの予防・改善
  • アクネ菌の増殖を抑える

洗顔によって、肌表面の余分な皮脂、古い角質、汗、ほこりなどの汚れを適切に取り除くことができます。これにより、毛穴が詰まりにくくなり、アクネ菌が増殖しにくい清潔な肌環境を保つことができます。

つまり、洗顔はニキビの発生や悪化を防ぐための基本であり、非常に大切なスキンケアなのです。

【基本編】ニキビを悪化させない正しい洗顔ステップ

ニキビケアの基本は、毎日の正しい洗顔です。ここでは、ニキビを悪化させずに肌を清潔に保つための洗顔方法を、準備からすすぎまで詳しく解説します。この基本をマスターして、ニキビのできにくい肌を目指しましょう。

洗顔前の準備 手洗いとぬるま湯

洗顔を始める前に、まずは手をきれいに洗いましょう。手に雑菌や汚れがついたまま顔を洗うと、それらが顔に移ってしまい、ニキビの原因になることがあります。石鹸やハンドソープを使って、指の間や爪の先まで丁寧に洗いましょう。

次に、洗顔に使うお湯の温度です。熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで奪ってしまい、乾燥を招きます。逆に冷たすぎる水は、皮脂汚れが落ちにくくなります。洗顔に適しているのは、32~34℃程度のぬるま湯です。

手で触ってみて、少し冷たいかな、と感じるくらいが目安です。

正しい洗顔のための準備物

  • 低刺激の洗顔料
  • 清潔なタオル
  • (あれば)泡立てネット

洗顔料の泡立て方 たっぷりの泡がカギ

洗顔料は、そのまま肌につけるのではなく、しっかりと泡立てることが大切です。たっぷりの弾力のある泡は、クッションの役割を果たし、洗顔時の肌への摩擦を軽減してくれます。

また、きめ細かい泡は毛穴の奥の汚れまで吸着しやすくなります。

泡立てる際は、まず清潔な手に適量の洗顔料を取ります。少量のぬるま湯を数回に分けながら加え、空気を含ませるようにして泡立てていきます。

泡立てネットを使うと、誰でも簡単に質の良い泡をたくさん作ることができるので、持っていると便利です。理想は、手を逆さにしても落ちないくらいの、しっかりとした泡です。

顔への泡ののせ方と洗い方 摩擦を避ける

たっぷりの泡ができたら、いよいよ顔を洗います。まず、皮脂の分泌が多いTゾーン(額や鼻)から泡をのせていきます。次に、頬やあごなどのUゾーンに泡を広げます。

この時、指が直接肌に触れないように、泡をクッションにして優しく洗うのがポイントです。「洗う」というよりは「泡を肌の上で転がす」ようなイメージで行いましょう。

特にニキビができている部分は、刺激を与えないように、より一層優しく丁寧に洗います。ゴシゴシこするのは絶対に避けましょう。洗う時間は、全体で1分程度を目安にします。長時間洗いすぎると、肌に必要な潤いまで奪ってしまう可能性があります。

洗顔時のチェックポイント

ポイント内容なぜ大切か
事前の手洗い石鹸で手を清潔にする手についた雑菌の顔への付着を防ぐ
ぬるま湯の使用32~34℃程度皮脂の取りすぎや汚れ残りを防ぐ
しっかり泡立てる弾力のある泡を作る肌への摩擦を減らし、汚れを吸着しやすくする
優しく洗う泡でなでるように肌への刺激を最小限にする
丁寧なすすぎ髪の生え際やフェイスラインも洗顔料の残りによる肌トラブルを防ぐ

すすぎ残しはNG!丁寧なすすぎのポイント

洗顔料が肌に残っていると、それが刺激となって新たな肌トラブルを引き起こすことがあります。特に、髪の生え際、フェイスライン、あごの下などはすすぎ残しが多い部分なので、意識して丁寧にすすぎましょう。

すすぐ時も、ぬるま湯を使います。シャワーを直接顔に当てるのは水圧が強すぎるため、肌への負担になることがあります。

手でぬるま湯をすくい、優しく顔にかけるようにして、泡が完全になくなるまで、20回程度を目安にしっかりとすすぎます。鏡を見て、泡が残っていないか確認すると良いでしょう。

すすぎ終わったら、清潔で柔らかいタオルを使い、肌をこすらずに優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。ここでも摩擦は禁物です。

ニキビ肌に優しい洗顔料の選び方

ニキビケアにおいて、毎日の洗顔はとても重要です。そして、その効果を左右するのが洗顔料選びです。自分の肌質やニキビの状態に合った洗顔料を選ぶことで、より効果的なケアが期待できます。ここでは、中学生がニキビ肌に優しい洗顔料を選ぶためのポイントを解説します。

肌タイプ別(乾燥肌・脂性肌・混合肌)の選び方

人の肌質は、大きく乾燥肌、脂性肌、混合肌などに分けられます。自分の肌質を理解し、それに合った洗顔料を選ぶことが大切です。

乾燥肌向けの保湿成分

乾燥肌の方は、皮脂の分泌が少なく、肌がカサつきやすい傾向にあります。洗浄力が強すぎる洗顔料を使うと、さらに乾燥が進み、肌のバリア機能が低下してニキビが悪化することもあります。

セラミド、ヒアルロン酸、アミノ酸系の保湿成分が配合された、マイルドな洗い上がりの洗顔料を選びましょう。泡タイプやミルクタイプの洗顔料も比較的刺激が少ないです。

脂性肌向けの皮脂吸着成分

脂性肌の方は、皮脂の分泌が活発で、顔全体がテカりやすいのが特徴です。余分な皮脂をしっかりと洗い流し、毛穴の詰まりを防ぐことが重要です。ただし、洗浄力が強すぎると肌に必要な皮脂まで奪い、かえって皮脂分泌を促すこともあるため注意が必要です。

クレイ(泥)や炭など、皮脂を吸着する成分が配合されたものや、オイルコントロール効果のある洗顔料が向いています。さっぱりとした洗い上がりのものが多いですが、洗いすぎには注意しましょう。

混合肌の方は、Tゾーンは脂っぽいのに頬は乾燥するなど、部分によって肌質が異なるタイプです。

基本的には、刺激の少ないマイルドな洗顔料を選び、乾燥する部分は優しく、皮脂が多い部分は少し丁寧に洗うなど、洗い方を工夫すると良いでしょう。保湿成分と適度な洗浄力を兼ね備えたものがおすすめです。

肌質別 おすすめ洗顔料の特徴

肌質洗顔料の特徴ポイント
乾燥肌保湿成分配合、マイルドな洗浄力洗い上がりがしっとりするもの。セラミド、ヒアルロン酸など。
脂性肌皮脂吸着成分配合、さっぱりした洗い上がりクレイ、炭配合など。ただし、洗浄力が強すぎないもの。
混合肌低刺激でバランスの取れたもの部分的に洗い方を調整。アミノ酸系洗浄成分など。

ニキビへの効果が期待できる有効成分

ニキビ用の洗顔料には、ニキビの予防や改善に役立つ有効成分が配合されているものがあります。「医薬部外品(薬用)」と表示されている製品には、これらの有効成分が一定濃度以上含まれています。選ぶ際の参考にしてみましょう。

  • サリチル酸 角質軟化作用、殺菌作用
  • グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K) 抗炎症作用
  • イソプロピルメチルフェノール 殺菌作用

これらの成分は、古い角質を取り除いて毛穴の詰まりを防いだり、アクネ菌の増殖を抑えたり、ニキビの炎症を鎮めたりする効果が期待できます。ただし、肌への刺激となる場合もあるため、最初は少量から試してみるのが良いでしょう。

避けるべき成分と注意点

ニキビ肌はデリケートな状態なので、刺激の強い成分は避けるのが賢明です。例えば、スクラブ入りの洗顔料は、使い方によっては肌を傷つけ、ニキビを悪化させる可能性があります。

特に炎症を起こしている赤ニキビがある場合は、スクラブの使用は避けましょう。

また、合成香料、合成着色料、アルコール(エタノール)、パラベン(防腐剤)などが多く含まれているものは、人によっては刺激になることがあります。

必ずしもこれらの成分が悪いわけではありませんが、敏感肌の方やニキビが悪化している時は、「無香料」「無着色」「アルコールフリー」「パラベンフリー」といった表示のある、できるだけシンプルな処方の製品を選ぶと安心です。

アレルギーテスト済み、ノンコメドジェニックテスト済み(ニキビのもとであるコメドができにくいことを確認したテスト)といった表示も参考になりますが、すべての人にアレルギーやコメドができないわけではないので、注意が必要です。

迷ったときの皮膚科医への相談

たくさんの種類の洗顔料があって、どれを選べば良いか分からない、使ってみたけど肌に合わない気がする、といった場合は、自己判断せずに皮膚科医に相談することをおすすめします。

皮膚科医は、あなたの肌質やニキビの状態を専門的な視点から診断し、適切な洗顔料やスキンケア方法についてアドバイスをしてくれます。ニキビは皮膚の病気なので、専門家のアドバイスを受けることは、改善への近道となります。

洗顔の回数とタイミング ベストはいつ?

正しい洗顔方法や洗顔料選びと同じくらい大切なのが、洗顔の回数とタイミングです。洗いすぎても、洗わなすぎても、ニキビにとっては良くありません。

ここでは、中学生のニキビ肌に合った洗顔の頻度と、どのタイミングで洗顔するのが効果的かについて解説します。

基本は朝晩の1日2回

ニキビ肌の洗顔は、基本的に朝と夜の1日2回行うのが適切です。

朝の洗顔は、寝ている間にかいた汗や分泌された皮脂、肌についたホコリなどを洗い流すために行います。睡眠中にも肌は活動しており、意外と汚れているものです。朝、顔を洗うことで肌が清潔になり、その後のスキンケア製品の浸透も良くなります。

夜の洗顔は、日中に付着した汚れ(メイク、日焼け止め、ホコリ、花粉など)や、過剰な皮脂を落とすために重要です。これらの汚れをそのままにして寝てしまうと、毛穴が詰まり、ニキビの発生や悪化につながります。

一日の汚れはその日のうちにしっかりとリセットしましょう。

洗顔タイミングの目安

タイミング目的ポイント
朝(起床後)睡眠中の皮脂や汗、ホコリを落とす優しく洗い、その後の保湿を忘れずに
夜(入浴時など)1日の汚れ(皮脂、メイク、ホコリなど)を落とす丁寧に洗い、汚れを翌日に持ち越さない
運動後など汗や皮脂を速やかに洗い流す汗をかいたら早めに。ただし1日の回数は考慮する

運動後や汗をかいた後の洗顔

体育の授業や部活動でたくさん汗をかいた後や、暑い日に外出して汗だくになった時などは、そのまま放置すると汗や皮脂が毛穴を詰まらせ、アクネ菌が繁殖しやすくなります。

このような場合は、できるだけ早く洗顔をして肌を清潔に保つことが望ましいです。

ただし、1日に何度も洗顔料を使ってゴシゴシ洗うのは避けましょう。汗をかいた後の洗顔は、ぬるま湯で優しく洗い流すだけでも効果があります。もし洗顔料を使う場合は、ごく少量にするか、1日の洗顔回数が多くなりすぎないように調整が必要です。

例えば、部活動で夕方に汗を流した場合、その後の入浴時の洗顔は軽めにするか、保湿をより丁寧に行うなどの工夫をしましょう。

洗いすぎが引き起こす肌トラブル

ニキビが気になると、ついつい何度も洗顔したくなる気持ちは分かります。しかし、洗いすぎはかえって肌に負担をかけ、ニキビを悪化させる原因になることがあります。

洗顔のしすぎは、肌に必要な皮脂まで取り除いてしまい、肌のバリア機能を低下させます。バリア機能が弱まると、肌は外部からの刺激に敏感になり、乾燥しやすくなります。

そして、肌は失われた皮脂を補おうとして、さらに皮脂を過剰に分泌するという悪循環に陥ることがあります。

これを「インナードライ」と呼ぶこともあります。1日に3回以上、洗顔料を使った本格的な洗顔をするのは、特別な理由がない限り避けた方が良いでしょう。

洗顔回数と肌への影響

洗顔回数肌への影響(目安)注意点
1日1回以下汚れや皮脂が残りやすい毛穴詰まり、ニキビ悪化のリスク
1日2回適切(基本)正しい方法で行うことが重要
1日3回以上洗いすぎの可能性、乾燥、バリア機能低下皮脂の過剰分泌を招くことも

部活動や生活スタイルに合わせた調整

基本的な洗顔回数は1日2回ですが、中学生の皆さんは部活動や習い事などで活動量が多いこともあります。上記で述べたように、運動で大量に汗をかいた場合は、追加で洗顔が必要になることもあります。

その際は、肌の状態を見ながら調整することが大切です。

例えば、屋外での部活動で日焼け止めをしっかり塗っている場合は、夜の洗顔でそれをきちんと落とす必要があります。

逆に、あまり汗をかかない日や、乾燥が気になる日は、朝の洗顔をぬるま湯だけで済ませるなど、肌の状態に合わせて柔軟に対応しましょう。自分の肌とよく相談しながら、最適な洗顔の頻度を見つけていくことが重要です。

洗顔以外にも気をつけたいニキビ対策

ニキビケアは洗顔だけではありません。健やかな肌を保ち、ニキビを予防・改善するためには、洗顔後のスキンケアや日々の生活習慣も非常に重要です。ここでは、洗顔と合わせて気をつけたいニキビ対策について解説します。

保湿の重要性 洗顔後のスキンケア

洗顔後の肌は、汚れや余分な皮脂が落ちてさっぱりしますが、同時に水分が蒸発しやすく、乾燥しやすい状態になっています。

肌が乾燥するとバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなったり、かえって皮脂が過剰に分泌されたりして、ニキビが悪化する原因になります。そのため、洗顔後はすぐに保湿ケアを行うことが大切です。

化粧水で水分を補給し、乳液やクリームなどの油分を含むアイテムで水分の蒸発を防ぎ、肌の潤いを保ちましょう。

ニキビ肌の方は、「オイルフリー」や「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示された、ニキビ肌向けのさっぱりとした使用感の保湿剤を選ぶのがおすすめです。

ベタつくのが苦手でも、化粧水だけで済ませず、必ず乳液やゲルなどで蓋をするようにしましょう。

保湿ケアのポイント

ポイント具体的な行動理由
タイミング洗顔後すぐ(5分以内が目安)水分蒸発を防ぎ、乾燥させないため
アイテム選び化粧水+乳液(またはゲル・クリーム)水分と油分をバランス良く補給するため
使用感ニキビ肌向け、オイルフリー、ノンコメドジェニックなど毛穴を詰まらせにくく、肌に優しいものを選ぶため
塗り方優しくハンドプレスでなじませる摩擦による刺激を避けるため

睡眠不足や食生活の乱れとニキビの関係

肌の健康は、体の内側からの影響も大きく受けます。特に睡眠と食事は、ニキビと深く関わっています。

睡眠中には、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促す成長ホルモンが分泌されます。睡眠不足が続くと、この成長ホルモンの分泌が減少し、ターンオーバーが乱れて古い角質が剥がれにくくなり、毛穴が詰まりやすくなります。

また、睡眠不足は自律神経のバランスを崩し、皮脂の分泌を過剰にすることもあります。毎日同じ時間に寝起きし、質の良い睡眠を十分にとるよう心がけましょう。中学生の場合は、7~9時間程度の睡眠時間が目安です。

食生活においては、脂質の多いもの(揚げ物、スナック菓子など)や糖質の多いもの(甘いお菓子、ジュースなど)の摂りすぎは、皮脂の分泌を増やす可能性があります。また、便秘もニキビを悪化させる要因の一つです。

野菜や果物、海藻類など、ビタミンやミネラル、食物繊維をバランス良く摂るように心がけましょう。特に、肌の健康維持に役立つビタミンB群(レバー、魚、豆類など)やビタミンC(果物、野菜など)を意識して摂ると良いでしょう。

ニキビ対策のための生活習慣ポイント

  • 十分な睡眠(7~9時間目安)
  • バランスの取れた食事(野菜、果物を積極的に)
  • 適度な運動(ストレス発散にも)

髪の毛や寝具の清潔さも影響

意外と見落としがちなのが、髪の毛や寝具の清潔さです。髪の毛が顔に触れると、髪についた整髪料や汚れ、皮脂などが肌への刺激となり、ニキビの原因になることがあります。

特に、おでこやフェイスラインにニキビができやすい方は、髪型を工夫したり、家では髪をまとめるなどして、できるだけ顔に髪がかからないようにしましょう。

シャンプーやリンス、トリートメントのすすぎ残しが顔や背中につかないように、しっかりと洗い流すことも大切です。

また、枕カバーやシーツなどの寝具は、寝ている間の汗や皮脂、剥がれた角質などが付着し、雑菌が繁殖しやすい場所です。不潔な寝具を使い続けると、それが肌に触れてニキビを悪化させる可能性があります。

枕カバーはできれば毎日、シーツも週に一度は洗濯するなど、こまめに交換して清潔に保つよう心がけましょう。

ストレスを溜めない工夫

ストレスもニキビの大きな敵です。ストレスを感じると、ホルモンバランスが乱れたり、自律神経の働きが不安定になったりして、皮脂の分泌が過剰になることがあります。

また、ストレスによって免疫力が低下し、ニキビの炎症が悪化しやすくなることもあります。

中学生の皆さんは、勉強や部活動、友人関係など、様々なことでストレスを感じることがあるかもしれません。自分なりのストレス解消法を見つけて、上手にストレスと付き合っていくことが大切です。

例えば、趣味に没頭する時間を作る、好きな音楽を聴く、適度な運動をする、友だちや家族に話を聞いてもらうなど、自分に合った方法でリフレッシュしましょう。心と体の健康が、美しい肌にもつながります。

中学生のニキビ洗顔に関する誤解と正しい知識

ニキビに悩む中学生の間では、洗顔に関する様々な情報が飛び交っているかもしれません。しかし、中には間違った情報や誤解も多く、それを信じて実践してしまうと、かえってニキビを悪化させてしまうこともあります。

ここでは、ニキビ洗顔に関するよくある誤解を解き、正しい知識を身につけましょう。

「ゴシゴシ洗えばニキビは治る」は間違い

ニキビができると、汚れや皮脂をしっかり落とそうとして、つい力を入れてゴシゴシ洗ってしまいがちです。しかし、これは大きな間違いです。肌を強くこすると、肌表面の角質層が傷つき、バリア機能が低下してしまいます。

バリア機能が弱まると、肌は乾燥しやすくなり、外部からの刺激にも敏感になります。その結果、ニキビの炎症が悪化したり、新たなニキビができやすくなったりする可能性があります。

正しい洗顔は、たっぷりの泡で優しくなでるように洗うことです。摩擦は肌にとって大敵であると覚えておきましょう。

「ニキビ用なら何でも良い」わけではない

「ニキビ用」や「アクネケア」と書かれた洗顔料はたくさんありますが、だからといってどれを使っても同じ効果が得られるわけではありません。

ニキビの原因や肌質は人それぞれ異なるため、自分の肌に合わないものを使うと、効果がないばかりか、肌トラブルを引き起こすこともあります。

例えば、乾燥肌なのに脂性肌向けのさっぱりタイプの洗顔料を使うと、乾燥がさらに進んでしまう可能性があります。また、特定の成分に肌が過敏に反応することもあります。

洗顔料を選ぶ際は、自分の肌質(乾燥肌、脂性肌、混合肌など)を考慮し、配合されている成分を確認することが大切です。初めて使う製品は、まず少量から試してみるのが良いでしょう。

ニキビ洗顔 よくある誤解と正しい知識

よくある誤解正しい知識ポイント
ゴシゴシ強く洗うと良い優しく泡で洗う摩擦は肌のバリア機能を低下させる
1日に何度も洗うと良い基本は1日2回洗いすぎは乾燥や皮脂の過剰分泌を招く
ニキビ用なら何でもOK自分の肌質に合ったものを選ぶ成分や使用感を確認する
洗顔料を使わない方が肌に優しい汚れや余分な皮脂を落とすためには必要低刺激なものを選び、正しく使う

「洗顔料を使わない方が肌に優しい」の誤解

「洗顔料は肌に刺激を与えるから、水やお湯だけで洗った方が良い」という話を聞いたことがあるかもしれません。確かに、肌が非常に敏感な状態の時や、極度の乾燥肌の場合は、そのようなケアが一時的に合うこともあります。

しかし、一般的に思春期のニキビ肌の場合、皮脂の分泌が活発であるため、水やお湯だけでは余分な皮脂や毛穴の汚れを十分に落としきれないことが多いです。

汚れや皮脂が肌に残ったままだと、毛穴が詰まり、ニキビの原因となります。大切なのは、自分の肌に合った低刺激の洗顔料を選び、正しい方法で優しく洗うことです。洗顔料を全く使わないことが、必ずしも肌に優しいとは限りません。

「日焼け止めはニキビに悪い」は本当?

「日焼け止めを塗ると毛穴が詰まってニキビが悪化する」と心配する方もいるかもしれません。確かに、油分の多い日焼け止めや、肌に合わない日焼け止めは、ニキビの原因になることがあります。

しかし、紫外線はニキビを悪化させる大きな要因の一つです。紫外線は、肌のバリア機能を低下させ、炎症を促進し、ニキビ跡の色素沈着を引き起こす可能性があります。

そのため、ニキビ肌であっても紫外線対策は重要です。ニキビ肌の方は、「オイルフリー」「ノンコメドジェニックテスト済み」「紫外線吸収剤フリー(ノンケミカル)」などと表示された、肌に優しい処方の日焼け止めを選びましょう。

そして、夜はクレンジングや洗顔料で丁寧に洗い流すことが大切です。日焼け止めを塗ること自体が悪いのではなく、選び方と落とし方がポイントです。

洗顔と合わせて行いたいスペシャルケア

毎日の正しい洗顔と保湿はニキビケアの基本ですが、時には普段のケアにプラスアルファの「スペシャルケア」を取り入れることで、より効果的にニキビの予防や改善を目指すことができます。

ただし、スペシャルケアはやりすぎると肌に負担をかけることもあるので、肌の状態を見ながら、週に1~2回程度を目安に行いましょう。

週に1~2回の角質ケア

ニキビの原因の一つに、古い角質が毛穴を塞いでしまう「角質肥厚」があります。定期的な角質ケアは、この古い角質を取り除き、毛穴の詰まりを防ぐのに役立ちます。

肌のターンオーバーを整え、ニキビのできにくい滑らかな肌へと導きます。

ピーリング効果のある洗顔料やジェル

AHA(フルーツ酸)やBHA(サリチル酸)などの成分が配合された洗顔料やジェルは、穏やかに古い角質を取り除く効果があります。普段の洗顔料の代わりに週に数回使用したり、洗顔後にピーリングジェルを使ったりします。

使用頻度や方法は製品によって異なるので、説明書をよく読んで使いましょう。使用後は肌が乾燥しやすくなることがあるので、保湿はいつも以上に丁寧に行うことが大切です。

クレイマスクの活用

クレイ(泥)には、皮脂や毛穴の汚れを吸着する効果があります。クレイマスクは、Tゾーンなど皮脂が気になる部分に塗布し、数分置いて洗い流すことで、毛穴の奥の汚れをすっきりと取り除くことができます。

特に脂性肌の方や、毛穴の黒ずみが気になる方におすすめです。ただし、乾燥肌の方は使用時間や頻度に注意し、保湿力の高いクレイを選ぶなど工夫が必要です。

取り入れやすいスペシャルケア

  • 酵素洗顔パウダー
  • 拭き取り化粧水(角質ケアタイプ)
  • 部分用クレイパック

ニキビパッチの上手な使い方

できてしまったニキビを保護し、外部からの刺激(髪の毛の接触や無意識に触ってしまうことなど)を防ぐために、ニキビパッチは便利なアイテムです。製品によっては、ニキビの炎症を抑える成分が含まれているものもあります。

使うタイミングとしては、洗顔後、化粧水などで肌を整えた清潔な肌に貼ります。パッチの上からメイクができるタイプもあります。

ただし、長時間貼りっぱなしにすると、かえってムレてアクネ菌が繁殖しやすくなることもあるので、製品の使用時間を守り、こまめに取り替えるようにしましょう。

また、ニキビパッチはあくまで対症療法であり、ニキビそのものを根本的に治すものではないことを理解しておくことも大切です。

部分用美容液の活用

ニキビができてしまった箇所に集中的に働きかける、部分用の美容液(スポッツトリートメント)も効果的です。抗炎症成分や殺菌成分、皮脂抑制成分などが配合されており、ニキビの悪化を防いだり、鎮静を早めたりする効果が期待できます。

洗顔後、化粧水で肌を整えた後、ニキビが気になる部分にピンポイントで塗布します。綿棒などを使うと衛生的に塗ることができます。様々なタイプがあるので、自分のニキビの状態や肌質に合ったものを選びましょう。

刺激を感じる場合は使用を中止してください。

スペシャルケア用品の特徴比較

ケア用品主な効果使用頻度の目安
ピーリング剤(AHA/BHA)古い角質の除去、ターンオーバー促進週1~2回
クレイマスク皮脂吸着、毛穴の汚れ除去週1~2回(部分的なら毎日可能なものも)
ニキビパッチニキビの保護、外部刺激の防止必要に応じて(長時間貼付は避ける)
部分用美容液ニキビの鎮静、悪化防止1日数回(製品による)

スキンケアアイテムの使い分け

肌の状態は、生理周期や季節、体調などによっても変化します。いつも同じスキンケアで良いとは限りません。

例えば、乾燥が気になる時期は保湿力の高いアイテムを、皮脂が多くなる時期はさっぱりとした使用感のアイテムを選ぶなど、肌の状態に合わせてスキンケアアイテムを使い分けることも、健やかな肌を保つための工夫の一つです。

スペシャルケアも同様で、常に全てのケアを行う必要はありません。肌の調子が良い時は基本のケアを丁寧に行い、ニキビができそう、毛穴が気になる、といった時に、必要なケアをプラスするという考え方が大切です。

自分の肌と向き合い、その時々の状態に合ったお手入れを心がけましょう。

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よくある質問(Q&A)

ここでは、中学生の皆さんからよく寄せられるニキビ洗顔に関する質問とその回答をまとめました。日頃の疑問を解消して、正しいニキビケアを実践しましょう。

洗顔料はいつから使うべき?

特に「何歳から」という決まりはありませんが、皮脂の分泌が増え始め、ニキビが気になりだしたら洗顔料を使い始めるタイミングと考えて良いでしょう。多くの場合、小学校高学年から中学生くらいで皮脂量が増えてきます。

朝起きた時に顔がベタつく、ニキビがポツポツでき始めた、などのサインが見られたら、まずは低刺激で子供でも使えるようなマイルドな洗顔料から試してみるのがおすすめです。

大切なのは、年齢よりも肌の状態に合わせてケアを始めることです。

泡立てネットは使った方が良い?

必ずしも使わなければいけないものではありませんが、泡立てネットを使うと、手だけでは作りにくい、きめ細かく弾力のある泡を簡単に、そしてたっぷりと作ることができます。

良質な泡は、洗顔時の肌への摩擦を減らし、毛穴の汚れを効果的に吸着してくれるため、ニキビケアにはとても有効です。手で上手に泡立てるのが難しいと感じる場合は、ぜひ活用してみてください。

ただし、泡立てネット自体も清潔に保つことが大切です。使用後はよくすすいで乾燥させ、定期的に交換するようにしましょう。

洗顔後、顔を拭くタオルは何でも良い?

洗顔後の肌はとてもデリケートな状態なので、顔を拭くタオルにも気を配りたいところです。ゴワゴワした硬いタオルや、洗濯して何度も使っている古いタオルは、繊維が肌を刺激し、摩擦によって肌トラブルを引き起こす可能性があります。

できるだけ清潔で、柔らかく、吸水性の良いタオルを選びましょう。新品のタオルは一度洗濯してから使うと、肌触りが良くなります。

拭き方も重要で、ゴシゴシこするのではなく、タオルを顔に優しく押し当てて水分を吸い取らせるようにします。家族とタオルを共用している場合は、顔専用のタオルを用意するのも良いでしょう。

常に清潔なタオルを使うことを心がけてください。

ニキビができてしまった時の洗顔はどうする?

ニキビができてしまった時こそ、洗顔は丁寧に行う必要がありますが、いつも以上に優しく洗うことを心がけてください。炎症を起こして赤くなっているニキビや、膿を持っている黄ニキビは、特に刺激に敏感です。

洗顔料をよく泡立て、ニキビの部分には直接手が触れないように、泡でそっと包み込むように洗います。すすぎ残しがないように丁寧にすすぎ、清潔なタオルで優しく水分を押さえます。

ニキビを潰したり、無理に皮脂を押し出したりするのは絶対にやめましょう。かえって炎症が悪化したり、ニキビ跡が残ったりする原因になります。洗顔で清潔にした後は、ニキビ用の薬を塗るなど、適切なケアを行いましょう。

痛みが強い、数が多い、なかなか治らないといった場合は、早めに皮膚科医に相談することが大切です。

以上

参考文献

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大垣中央病院・こばとも皮膚科

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