手や足のしびれが続くときに知っておきたい原因と治療の考え方

手や足のしびれを感じると、不安が募ることもあるかもしれません。神経や血行の乱れ、筋肉の使い方が影響して起こる場合もあれば、思いがけない疾患が潜んでいる可能性もあります。

日常生活に支障をきたすような症状や、しびれに伴う痛みや麻痺が続くときは、早めに原因を突き止めることが大切です。

この記事では、しびれを引き起こす背景と整形外科での治療や診察の流れ、そして再発予防に向けたヒントなどをまとめています。気になる症状が続く方は、ぜひ参考にしてください。

手や足のしびれとはどのような状態か

手や足のしびれは、多くの方が一度は経験する症状です。長い時間同じ姿勢をとったときなどに一時的に起こるしびれは自然に回復しますが、慢性的に続くしびれはさまざまな原因が考えられます。

ここでは、まずしびれの定義やメカニズム、代表的な症状について確認していきましょう。

しびれの定義

しびれは医学的に「感覚異常」と呼ばれ、刺激が正常に伝わらない状態を指します。

具体的にはピリピリ、ジンジン、チクチクなどの感覚で表現されることが多く、まひ感や痛みを伴うこともあります。軽度であれば一時的に消失することがありますが、長引く場合は原因を特定して対応することが重要です。

感覚異常の種類	具体的な感覚	伴う症状
チクチク	針で刺すよう	軽い痛みや不快感
ピリピリ	電気のよう	痛み、冷感、熱感をともなう場合も
ジンジン	鈍い痛みを含む	しびれ範囲が広がることがある
まひ感	感覚が乏しくなる	筋力低下を感じる場合がある

上の表のように、しびれにはいくつかのパターンがあります。具体的な感覚を把握すると、医師に相談するときの説明に役立ちます。

しびれのメカニズム

人間の体は、末梢神経を通じて触覚や痛覚などの情報を脳へ伝えています。外部刺激が神経のどこかで妨げられたり、神経細胞そのものが損傷したりすると、しびれや痛みとして現れます。

また、血行が低下して神経や筋肉が酸素不足になったときにも、感覚異常が起こりやすくなります。

• 末梢神経の圧迫
• 血行不良による酸欠状態
• 炎症や病変による神経損傷

このような要因が重なってしびれを引き起こすケースもあります。

一時的なしびれと慢性的なしびれ

一時的なしびれの場合、正座などで血流が滞る姿勢をとった後に起きやすく、数分から数十分で症状が落ち着くことが多いです。一方、慢性的なしびれは、次のような特徴を示すことがあります。

• しびれが数日から数週間以上続く
• 同じ部位に繰り返し生じる
• しびれとともに痛みや冷感、熱感がある
• 力が入りにくい、まひ感がある

しびれが慢性化するとどうなるか

慢性化したしびれを放置すると、次第に感覚が鈍くなり、痛みも感じにくくなる可能性があります。さらに、筋力低下やバランス能力の低下など、身体機能にも影響を及ぼすリスクがあります。

軽い症状であっても、原因次第では悪化するケースもあるため、早めに整形外科などを受診することが大切です。

• 長引くしびれは神経や血行の問題が隠れていることがある
• 一時的なしびれと慢性的なしびれを区別して考える
• 症状が改善しないなら医療機関での相談を検討する

持続的なしびれがあるときは、その背後にある原因を調べることで早期改善につながることが期待できます。

手や足のしびれを起こしやすい主な疾患

手や足のしびれには、神経や血行障害が関与しているケースが多いです。ただし、一口に「神経障害」といっても複数の疾患が関わる場合があります。ここでは代表的な疾患や障害についてお伝えします。

頸椎症や腰椎症

頸椎や腰椎の変形や関節のすり減りによって、神経が圧迫されることがあります。加齢や姿勢の乱れ、重い荷物を持ち上げる動作の反復などがきっかけになるケースが多いです。

首や腰の痛みに加えて、上肢や下肢へ広がるしびれが出現することもあります。

手根管症候群や足根管症候群

手首の手根管や足首の足根管の内部にある神経が、狭いトンネル状の部分で圧迫されて起こる症候群です。指先や足先のしびれ、細かい動作がしにくい、力が入りづらいといった症状に悩む方が多いです。

長時間のパソコン作業や姿勢の悪化、靴のサイズが合わないなど、生活習慣も影響します。

• 夜間や明け方に指先のしびれを感じる
• ペットボトルのフタを開けにくい
• 足指の感覚が鈍くなってつまずきやすい
• 手足が冷えやすくなる

しびれに限らず、日常生活での些細な感覚の変化が始まりとなり、徐々に症状が進むことがあります。

末梢神経障害（糖尿病などによるもの）

糖尿病などの代謝性疾患では、長期的に高血糖の状態が続くと末梢神経が損傷を受け、しびれや痛みが起こりやすくなります。足先から徐々に感覚異常が広がるタイプが多く、傷に気づきにくくなるなどのリスクも含みます。

血行障害や血管疾患

血流が滞ると、神経や筋肉に必要な酸素や栄養が届きにくくなり、しびれとして現れることがあります。

動脈硬化や血栓などの血管障害があるときは、手足が冷えやすい、むくみやすい、歩行時に痛みが出るなどの症状が見られることが多いです。

疾患名	主な原因	しびれの特徴
頸椎症・腰椎症	加齢、姿勢、骨変形	首・腰の痛みとともに手足に広がるしびれ
手根管症候群	手首のトンネル部位の神経圧迫	指先のしびれ、握力の低下
足根管症候群	足首のトンネル部位の神経圧迫	足先のしびれ、足裏の感覚低下
糖尿病性末梢神経障害	長期的な高血糖状態	足先・手先から徐々に進む
血行障害・血管疾患	動脈硬化、血栓、冷えなど	むくみ、冷え、歩行時の痛み

上記のように原因は多岐にわたります。自分のしびれがどのタイプに当てはまるか確認することで、受診時により具体的な相談がしやすくなります。

受診のタイミングと診察の流れ

しびれが軽度であれば「気のせい」と考えてしまう方もいますが、もしも日常生活に影響を与えるようであれば、なるべく早いうちに医療機関で相談することをおすすめします。

ここでは、受診の目安や実際の診察ではどのようなことを行うのかを説明します。

こんなしびれがあるときは早めに受診

• 朝起きたときからしびれが強い
• 痛みや熱感を伴い、しびれが増悪する
• しびれの範囲が広がったり、両手足に及ぶ
• 筋力低下や物が握りにくいなど生活に支障を感じる

上記のようなしびれは放置すると進行しやすいため、早めの受診が大切です。

診察の進み方

整形外科の診察では、まず症状や生活背景などを丁寧にヒアリングします。しびれが起こるタイミングや場所、痛みの有無、どれくらいの期間続いているかなどを詳しく聞くことで、より具体的な原因が見えてくることが多いです。

質問例	目的
しびれを感じる部位・範囲	神経のどこが影響を受けているかの推測
しびれの頻度や継続時間	慢性・急性の判断
併発症状（痛み、麻痺、冷感など）	原因を絞り込む
日常生活・仕事の内容	姿勢や負担が原因になっていないか
既往症や服薬歴	糖尿病など持病の確認

問診の内容は診断に直結することが多いです。できる範囲で普段の症状を記録しておくと、医師に伝えやすくなります。

レントゲンやMRIを使用した検査

レントゲン撮影で骨の変形や関節のすり減りを確認し、必要に応じてMRIで軟部組織や神経の状態を観察します。血液検査や神経伝導速度検査など、追加の検査を行う場合もあります。

診断結果の説明と今後の方針

画像や検査結果をもとに、医師が診断を下します。考えられる疾患や、その治療の選択肢について説明を受けます。

症状が軽度の場合はリハビリテーションや投薬で様子を見ることが多く、重症の場合や神経の圧迫が明らかなときは手術を検討するケースもあります。

• 問診でしびれの状態を詳しく伝える
• レントゲンやMRIで骨や神経を確認する
• 必要に応じて血液検査や神経伝導速度検査を行う
• 診断に基づき治療や生活改善を行う

診断方法と検査の種類

原因を正確に把握するため、整形外科では骨や関節、神経の状態を詳細に調べていきます。ここでは、よく行われる検査の種類と、それぞれの特徴を見ていきましょう。

レントゲン検査

レントゲン検査では、主に骨の形状や配列を確認します。頸椎症や腰椎症が疑われる場合や、骨折の有無などを調べるときに有用です。

ただし、レントゲンだけでは軟部組織や神経の状態を把握しにくいため、必要に応じて他の検査を追加します。

検査名	確認できる主な内容	こんなときに検討
レントゲン	骨の配列、関節の変形	骨折の疑い、骨のすり減り
MRI	神経、筋肉、軟部組織	椎間板ヘルニア、神経の圧迫
CT	骨の細かい構造	複雑な骨折、詳細な骨変形
神経伝導速度	末梢神経の伝達機能	手根管症候群、末梢神経障害

レントゲンは一次的なスクリーニングに向いていますが、それだけで原因が特定できない場合は他の検査を組み合わせます。

MRI検査

MRIは磁気を利用して体内の断面を詳しく映し出す検査です。神経や椎間板、軟部組織の病変を把握する際に欠かせない手段です。

椎間板ヘルニアや手根管症候群など、しびれの原因が神経の圧迫による場合、MRI画像で圧迫されている位置をかなり詳細に確認できます。

神経伝導速度検査

腕や足の特定の部位に電気刺激を与え、その刺激が神経を伝わる速度や強度を調べます。

神経障害がどの程度進んでいるかを数値で把握することができ、糖尿病性末梢神経障害や手根管症候群の診断時に行われるケースが多いです。

血液検査やその他の検査

血液検査では血糖値や炎症反応の有無を調べ、糖尿病やリウマチなど別の疾患が隠れていないかを確認します。また、必要に応じて超音波検査で筋肉や腱の状態を確認することもあります。

• 画像検査で骨や神経の状態を把握
• 神経伝導速度検査で神経機能を数値化
• 血液検査で隠れた疾患や炎症をチェック
• 複数の検査を組み合わせて総合的に診断

しびれを改善するには、まず原因を正しく突き止めることが重要です。そのためには複数の検査を組み合わせるアプローチが欠かせません。

治療とリハビリテーション

診断結果に基づき、治療法を検討します。投薬やリハビリテーション、装具の利用など、しびれの原因や程度によって治療方針は異なります。ここでは、代表的な治療やリハビリテーションの方法を紹介します。

投薬治療

痛みや炎症を和らげるために消炎鎮痛薬を用いたり、血流を促進する薬剤を使ったりします。神経痛が強い場合は、神経の興奮を抑える薬を処方することもあります。薬の選択には副作用も考慮が必要です。

投薬の種類	目的	注意点
消炎鎮痛薬	炎症や痛みの軽減	胃腸障害やアレルギーに留意する
血行促進薬	血流改善による回復支援	めまいや低血圧に注意
神経伝達調整薬	神経の興奮を抑制	眠気やふらつきが出る場合がある

薬は症状をコントロールするうえで有効ですが、根本原因を取り除くわけではない場合もあるため、他の治療と合わせて取り組むことが多いです。

理学療法（リハビリテーション）

リハビリテーションは筋力強化や柔軟性の向上を図り、神経への負担を軽減することを目指します。

理学療法士の指導のもと、ストレッチや筋力トレーニング、物理療法（温熱療法や電気刺激など）を行うことで、しびれの原因である神経圧迫を和らげられる場合があります。

装具の利用

手根管症候群などでは、手首を固定する装具を使って神経への負担を減らすことがあります。足のしびれに対しても、足首を固定する装具やインソールを利用することで歩行を安定させることが期待できます。

手術が検討されるケース

症状が進行し、保存的治療では改善が見込めない場合や、神経が深刻に圧迫されている場合には手術を選択することがあります。椎間板ヘルニアの摘出や骨の変形を修正する手術など、原因に応じて手術の内容は異なります。

• 投薬治療は症状のコントロールに有効
• リハビリで筋力や柔軟性を高め、神経負担を軽減
• 装具で手首や足首への圧迫を抑える
• 重症例では手術も視野に入る

症状の進行度合いや患者さまの生活背景に応じて、複合的に治療方針を決定することが大切です。

症状と生活習慣の関係

日頃の生活習慣がしびれの原因や悪化につながるケースは少なくありません。長時間同じ姿勢で作業する、運動不足が続く、あるいは過度に負担をかけるなど、生活スタイルが神経や血流に影響を与えることがあります。

ここでは、しびれと生活習慣のつながりを見ていきます。

スマホやパソコンの使い方

スマートフォンやパソコンを長時間使うことで、首や肩、手首に負担が集中します。

猫背やストレートネックと呼ばれる姿勢の乱れが、頸椎を圧迫して神経を傷めるリスクを高めます。適度に休憩を取り、ストレッチや体操を取り入れることで負担を減らすことが必要です。

よくある習慣	体への影響	改善策
長時間のスマホ操作	首・肩・手首への負担	定期的な休憩、ストレッチ
姿勢の悪化	頸椎や腰椎への過度な圧迫	椅子やデスクの高さの調整
同じ姿勢での作業	血流低下、筋肉のこわばり	短いウォーキングや体操の実施
運動不足	筋力低下による神経への影響	無理のない運動習慣をつくる

簡単なチェック項目をこまめに確認すると、負担を軽減しやすくなります。

運動不足と血行不良

運動不足は全身の血流を滞らせ、筋力の低下を招きやすく、神経周辺のサポート力も弱まる原因の1つです。ウォーキングや軽いストレッチ、体操など、無理なく続けられる運動を取り入れることが大切です。

冷えやストレスとの関係

冷え性の方は血流が悪く、神経への栄養供給が十分に行われない場合があります。

また、ストレスがかかると自律神経が乱れ、血管の収縮や筋肉の緊張状態が続いてしびれが強まることがあるため、適度なリラクゼーションも意識したいところです。

生活習慣を見直すメリット

生活習慣を少し変えるだけでも、神経への負担が軽くなり、しびれの頻度や強度が下がることがあります。適切な姿勢や日頃の運動習慣、体を冷やさない工夫など、日々の積み重ねが症状の軽減に役立ちます。

• 長時間のスマホ・PC操作に注意
• 運動不足で血行不良が起こりやすい
• 冷えとストレスもしびれを悪化させる要因
• 習慣を少し変えるだけで症状が緩和することもある

生活習慣の見直しは、再発予防にもつながる重要事項です。

再発予防と日常でのケア

しびれの原因を特定して治療を行っても、普段の生活習慣を改善しないと再発する可能性があります。再発を予防し、日常生活の質を保つためには、どのようなケアが必要なのか見ていきましょう。

正しい姿勢と定期的なストレッチ

長時間同じ姿勢でいると、神経や血管に負担がかかりやすくなります。1時間おきに休憩を取り、簡単なストレッチを行うだけでも違いが出ます。

パソコン作業が多い方は、椅子や机の高さを身体に合わせて調整すると、首や肩への負担を軽減できます。

姿勢チェック項目	望ましい状態
モニターの位置	目線とほぼ同じ高さ
椅子の高さ	足裏が床につき、膝が直角
キーボード・マウスの位置	肩の力が抜けた位置
腰のサポート（クッションなど）	腰が反りすぎないようにサポート
肩と首のリラックス度合い	すくめない、首を突き出さない

普段の何気ない姿勢を見直すことで、しびれの原因となる神経圧迫や筋肉のこわばりを軽減できます。

血行を促す生活習慣

温かい飲み物を摂る、入浴時にしっかり湯船につかるなど、血流を良くする工夫を心がけましょう。

冬場は手足が冷えやすいため、手袋やレッグウォーマーなどで保温しながら作業や外出をするのも一案です。また、適度な運動やマッサージは血行促進に効果的です。

筋力トレーニングや軽い有酸素運動

筋力が低下すると姿勢を保持するだけでも負担が増え、しびれの原因になりやすいです。軽いスクワットやウォーキングなど、日常的に取り入れられる運動から始めてみるといいでしょう。

激しい運動よりも、継続しやすい運動を選ぶことが大切です。

心身のリラクゼーション

ストレスが続くと自律神経が乱れ、血管の収縮や筋肉の緊張につながります。ヨガや深呼吸、趣味の時間など、自分に合ったリラクゼーション方法を見つけると、しびれを感じにくいコンディション作りに役立ちます。

• 姿勢をこまめにチェックし、長時間座らない
• 温熱ケアやマッサージで血行をサポート
• 無理のない範囲で筋力トレーニングを行う
• ストレスを溜めずにリラックスできる方法を探す

一度しびれが改善しても油断せず、こまめなケアを続けることで再発を防げる可能性が高まります。

整形外科を受診するメリット

整形外科では骨や関節、神経の専門知識をもつ医師やリハビリの専門家が連携して診療にあたります。しびれの原因が関節の変形や神経の圧迫に起因する場合、早期に適切なケアを受けることで回復を目指しやすくなります。

適切な診断と効果的な治療

しびれを引き起こしている原因を特定し、具体的な治療方針を立てることができます。手術の必要性や保存療法による改善見込みなどを総合的に判断し、患者さまの生活スタイルや要望に合わせて最善策を検討することができます。

受診するメリット	具体的な内容
専門医による正確な診断	骨・関節・神経の総合評価
包括的な治療計画	投薬、リハビリ、装具、手術まで
定期的なフォローアップ	回復状況のチェックとケアの見直し
生活指導やセルフケアのアドバイス	姿勢改善や運動、栄養面の指導など

このように、総合的なアドバイスを受けることで、しびれを軽減しながら健康的な状態を維持しやすくなります。

軽度の症状でも相談が可能

「まだ我慢できるから」と先延ばしにしていると、気づかないうちに症状が悪化するケースもあります。

整形外科では軽いしびれや違和感であっても相談することができ、早期に対応することで重症化を防ぐ手立てを得やすいです。

根本原因にアプローチ

しびれの要因が頸椎や腰椎にあるのか、関節の変形なのか、血行障害なのか、または複合的なものなのかを見極めることで、根本的な改善を目指します。

再発しにくい体づくりや生活習慣のアドバイスを含め、トータルケアを受けられるのが整形外科の強みです。

今後の見通しと継続的なセルフケア

しびれが軽快するまでには個人差がありますが、医師やリハビリスタッフの指導を守りつつセルフケアを続けることで、多くの方が日常生活に問題なく復帰しています。再発を防ぐために、日常の姿勢や適度な運動を継続することが重要です。

• 専門家の診断で原因を明確化
• 軽度の段階でも受診して早期改善を目指す
• 根本原因に働きかける治療プランを立てる
• 指導をもとにセルフケアを継続して予防を図る

整形外科の受診をきっかけに、体の構造や機能を理解することが症状克服の近道となることがあります。

まとめ

手や足のしびれには、姿勢や生活習慣、加齢に伴う変化、糖尿病などの代謝性疾患からくる神経障害など、さまざまな要因が関わっています。軽いしびれであっても、長期化や繰り返し起こる場合は早めに整形外科を受診することが大切です。

適切な診断を受け、原因に合った治療を進めながら、姿勢や運動習慣といった日常のケアを取り入れることで、しびれの軽減や再発予防につなげることが期待できます。

しびれを一時的な不調と甘くみるのではなく、体からのサインととらえてみることが重要です。ご自身の症状や生活を客観的に振り返り、必要に応じて専門家の力を借りながら対処していくと、早期回復への道のりを歩みやすくなります。

日常生活の質を守るためにも、しびれの症状が気になるときは遠慮なく整形外科へ相談してみてください。

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