ヘモクロマトーシス(hemochromatosis)は、遺伝子の変異により起こる代謝性疾患で、体内での鉄分の過剰な蓄積が特徴的です。
この疾患では、腸管からの鉄吸収を制御する機能に異常が生じることで、必要以上の鉄分が体内に取り込まれ、主要臓器である肝臓、心臓、膵臓などに長期的な蓄積をきたします。
発症初期には目立った症状が現れにくく、40歳前後になってから皮膚の色素沈着や慢性的な疲労感、関節の痛みなどの症状が徐々に表れ、進行すると肝硬変や糖尿病、心機能障害などの深刻な合併症を起こすことがあります。
この記事の執筆者
小林 智子(こばやし ともこ)
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医・医学博士
こばとも皮膚科院長
2010年に日本医科大学卒業後、名古屋大学医学部皮膚科入局。同大学大学院博士課程修了後、アメリカノースウェスタン大学にて、ポストマスターフェローとして臨床研究に従事。帰国後、同志社大学生命医科学部アンチエイジングリサーチセンターにて、糖化と肌について研究を行う。専門は一般皮膚科、アレルギー、抗加齢、美容皮膚科。雑誌を中心にメディアにも多数出演。著書に『皮膚科医が実践している 極上肌のつくり方』(彩図社)など。
こばとも皮膚科関連医療機関
ヘモクロマトーシスの病型
ヘモクロマトーシスは、遺伝子変異による原発性(遺伝性)と、他の疾患や環境要因による続発性の2つの病型に分類できます。
遺伝性ヘモクロマトーシスの分子遺伝学的特徴
遺伝性ヘモクロマトーシスには、HFE遺伝子の変異による古典的なタイプ1から、非HFE遺伝子の変異によるタイプ2、3、4まで、分子遺伝学的な違いにより複数の亜型があります。
タイプ1は、欧米人で最も一般的な遺伝性疾患の一つで、HFE遺伝子上のC282Y変異とH63D変異という二つの主要な変異が原因となって発症します。
遺伝性ヘモクロマトーシスの各タイプにおいて、鉄代謝に関与する異なる遺伝子の変異が同定されており、変異は鉄の吸収や代謝に重要な役割を果たすタンパク質の機能に影響を与えることで、体内の鉄バランスを崩すメカニズムが解明されてきました。
タイプ | 変異遺伝子 | 遺伝形式 |
---|---|---|
タイプ1 | HFE | 常染色体劣性 |
タイプ2A | HJV | 常染色体劣性 |
タイプ2B | HAMP | 常染色体劣性 |
タイプ3 | TFR2 | 常染色体劣性 |
タイプ4 | SLC40A1 | 常染色体優性 |
続発性ヘモクロマトーシスの特徴と背景
続発性ヘモクロマトーシスは、原発性とは異なり、遺伝子変異以外の要因により生じる鉄過剰症であり、原因は多岐にわたります。
慢性肝疾患や輸血依存性の血液疾患など、様々な基礎疾患に伴って発症することが多く、特に長期の輸血治療を必要とする疾患では、体内に過剰な鉄が蓄積するリスクが高いです。
アルコール性肝疾患の患者さんにおいても、肝臓での鉄代謝異常により鉄過剰状態が起きることがあり、続発性ヘモクロマトーシスの代表的な例となります。
- 慢性ウイルス性肝炎
- アルコール性肝疾患
- 非アルコール性脂肪性肝疾患
- 輸血依存性貧血
- ポルフィリン症
ヘモクロマトーシスの症状
遺伝性の代謝異常症であるヘモクロマトーシスは、体内の過剰な鉄分蓄積により、多彩な症状が全身にわたって現れ、進行性に臓器障害を起こします。
初期症状の特徴
初期のヘモクロマトーシスでは、慢性的な疲労感や関節痛といった不調が主な症状として現れます。
関節痛は特に指の第二関節と第三関節に強く出現し、朝方に症状が見られ日中に向かって徐々に和らぎ、慢性的な疲労感は休息を十分にとっても改善せず、午後からの倦怠感が顕著です。
初期症状 | 好発部位 | 特徴的な時間帯 |
---|---|---|
関節痛 | 手指関節 | 早朝から午前中 |
疲労感 | 全身性 | 午後に増悪 |
腹部不快感 | 右上腹部 | 食後に増強 |
進行期の症状
鉄分の蓄積が進むにつれて、皮膚の色素沈着が徐々に目立つようになり、顔面や首筋、手の甲などの露出部位で青銅色の色調変化が認められることが特徴です。
肝臓への鉄分蓄積が進行すると、右上腹部の重さや違和感、食後の膨満感といった消化器症状が出現し、症状は食事量や内容によって変動します。
心臓への影響としては、動悸や息切れ、運動時の呼吸困難感などの循環器症状が現れ、階段の昇降や速歩などの軽い運動でも症状が誘発されやすくなります。
- 皮膚症状 青銅色の色素沈着、皮膚の乾燥
- 消化器症状 腹部膨満感、食欲不振
- 循環器症状 動悸、息切れ、浮腫
- 神経症状 めまい、頭痛、集中力低下
- 筋骨格系症状 関節痛、筋力低下
臓器別の症状特徴
膵臓への鉄分沈着が進むと、血糖値の変動が著しくなり、口渇や多飲、多尿といった高血糖を示唆する症状が現れ、下垂体への影響としては、性腺機能の低下により、男性では性欲減退や筋力低下、女性では月経不順などの内分泌症状が生じます。
影響を受ける臓器 | 主な症状 | 随伴症状 |
---|---|---|
肝臓 | 腹部膨満感 | 黄疸、腹水 |
膵臓 | 血糖値異常 | 口渇、多尿 |
心臓 | 不整脈 | 浮腫、呼吸困難 |
下垂体 | ホルモン異常 | 性機能低下 |
高リスク群における症状の特徴
40歳以上の男性では、肝機能障害や糖尿病の症状が早期から出現し、定期的な健康診断で発見されることも少なくありません。
閉経後の女性においては、骨密度の低下や関節症状が顕著となり、骨粗鬆症との鑑別が重要です。
- 男性特有の症状 性欲低下、インポテンス、筋力低下
- 女性特有の症状 月経不順、更年期様症状、骨粗鬆症様症状
- 高齢者の特徴的症状 認知機能低下、うつ状態、易疲労性
- 若年者の特徴的症状 成長遅延、性的発達遅延
ヘモクロマトーシスの原因
ヘモクロマトーシスは、遺伝子の変異や様々な環境要因により、体内の鉄代謝バランスが崩れ、過剰な鉄分が臓器に蓄積します。
遺伝的要因と遺伝子変異のメカニズム
遺伝性ヘモクロマトーシスの主要な原因となるHFE遺伝子の変異は、鉄の吸収と代謝を制御するヘプシジンというホルモンの産生に深く関わっており、遺伝子の機能異常により、腸管からの鉄吸収が過剰に亢進します。
また、HFE遺伝子以外にも複数の関連遺伝子が同定され、それぞれの遺伝子が鉄代謝調節に重要な役割を果たしていることが解明されてきました。
特に注目すべき点は、遺伝子変異のパターンによって鉄の蓄積速度や蓄積部位に違いが生じることです。
遺伝子名 | 関連タンパク質 | 主な機能 |
---|---|---|
HFE | HFEタンパク質 | 鉄吸収調節 |
HJV | ヘモジュベリン | ヘプシジン制御 |
HAMP | ヘプシジン | 鉄代謝調節 |
TFR2 | トランスフェリン受容体2 | 鉄感知 |
環境因子と続発性の原因
続発性ヘモクロマトーシスでは、慢性的な肝疾患、頻回の輸血、過度の鉄分摂取など、様々な環境要因が複雑に絡み合って発症することが特徴です。
アルコールの過剰摂取は肝臓での鉄代謝異常を起こし、鉄の排出機能を低下させることで、体内への鉄蓄積を促進する要因となることが確認されています。
慢性的な肝炎やその他の肝疾患では、肝臓の機能低下により鉄代謝のバランスが崩れ、これが鉄過剰状態を引き起こす原因です。
- 過度の鉄剤服用
- アルコール性肝障害
- 慢性ウイルス性肝炎
- 造血障害
- 長期的な輸血治療
分子レベルでの発症機序
ヘモクロマトーシスの発症には、鉄代謝を制御する複数のタンパク質の相互作用が不可欠です。
特にヘプシジンと呼ばれるホルモンは、腸管からの鉄吸収と体内での鉄の移動を調節する中心的な役割を果たしており、このホルモンの産生または機能の異常が鉄過剰の直接的な原因となります。
調節因子 | 影響を受ける過程 | 異常時の結果 |
---|---|---|
ヘプシジン | 鉄吸収制御 | 過剰吸収 |
フェロポーチン | 鉄放出調節 | 排出障害 |
トランスフェリン | 鉄輸送 | 分布異常 |
遺伝的素因と環境要因の相互作用
遺伝性ヘモクロマトーシスの発症には、遺伝的な素因に加えて、様々な環境要因が複雑に関与しています。
- 食事による鉄分摂取量
- アルコール摂取状況
- ウイルス感染歴
- 酸化ストレス
- ホルモンバランス
体内の鉄代謝異常は、複数の遺伝子変異と環境因子が組み合わさることで、より複雑な病態を形成することが分かってきており、これは個々の患者さんにおける発症時期や進行速度の違いを説明する重要な要因です。
ヘモクロマトーシスの検査・チェック方法
ヘモクロマトーシスの診断には、血清フェリチン値や血清鉄飽和度などの血液検査を基本として、遺伝子検査や画像診断、さらに必要に応じて肝生検などの組織検査を組み合わせた総合的な評価が重要です。
初期スクリーニング検査
血清フェリチン検査は鉄過剰の状態を最も鋭敏に反映する指標で、検査値の上昇は体内の鉄貯蔵量の増加を示唆することから、スクリーニングにおける基本的な検査です。
トランスフェリン飽和度の測定では、血清鉄とTIBC(総鉄結合能)の比率から鉄代謝の状態を詳細に評価でき、早期診断における重要な指標となっています。
血液検査では、肝機能検査(AST、ALT、γ-GTP)や血糖値、心機能マーカーなども併せて測定し、各臓器への影響を多角的に評価します。
検査項目 | 基準値 | 異常値の意味 |
---|---|---|
血清フェリチン | 男性:20-280ng/mL 女性:10-120ng/mL | 鉄過剰蓄積 |
トランスフェリン飽和度 | 20-45% | 鉄吸収異常 |
AST/ALT | 30IU/L以下 | 肝機能障害 |
遺伝子検査による確定診断
HFE遺伝子検査では、C282Y変異やH63D変異などの特徴的な遺伝子変異を解析することで、遺伝性ヘモクロマトーシスの確定診断を行うことが可能です。
遺伝子検査の結果は、血縁者における発症リスクの評価や、将来的な健康管理の方向性を決定する上で非常に有用な情報となります。
- C282Y遺伝子変異 最も一般的な原因遺伝子変異
- H63D遺伝子変異 軽度の鉄過剰を引き起こす変異
- S65C遺伝子変異 比較的まれな変異型
- 複合ヘテロ接合体 複数の変異の組み合わせ
- その他の稀少変異 非HFE型の遺伝子変異
画像診断による臓器評価
MRIによる肝臓の鉄含有量測定は、非侵襲的に肝臓への鉄沈着程度を定量的に評価でき、経時的な変化の観察にも優れた検査方法です。
腹部超音波検査では、肝臓のエコーレベルの変化や脾臓の腫大、門脈の血流状態など、消化器系臓器の状態を総合的に観察でき、CTスキャンによる評価では、肝臓の密度上昇や形態変化、周囲臓器との関係性など、より詳細な解剖学的情報を得られます。
画像検査 | 評価項目 | 特徴 |
---|---|---|
MRI | 鉄沈着量 | 定量評価可能 |
超音波 | 臓器形態 | リアルタイム観察 |
CT | 密度変化 | 解剖学的評価 |
組織生検による詳細評価
肝生検では、組織中の鉄沈着の程度や分布パターン、線維化の進行度など、より詳細な病理学的評価を行うことが可能で、特殊染色による評価では、ベルリンブルー染色を用いて組織内の鉄沈着を視覚化し、その程度を半定量的に観察できます。
- 肝細胞内の鉄沈着評価
- 類洞内皮細胞の変化観察
- 炎症細胞浸潤の程度確認
- 線維化ステージの判定
- 肝細胞の変性度評価
ヘモクロマトーシスの治療法と治療薬について
ヘモクロマトーシスの治療は、瀉血療法を基本として、必要に応じて鉄キレート薬による薬物療法を組み合わせて行います。
瀉血療法の実施方法と効果
瀉血療法は、体内に過剰に蓄積した鉄分を効率的に除去する最も基本的な治療法です。
初期の集中治療期間では、週1回程度の頻度で400〜500mlの瀉血を実施し、血清フェリチン値が正常範囲に低下するまで継続することで、多くの患者さんで症状の改善が認められます。
維持療法期に移行した後は、血清フェリチン値や血中ヘモグロビン濃度などの各種検査値をモニタリングしながら、2〜4か月に1回程度の頻度で瀉血を実施することが必要です。
治療段階 | 瀉血頻度 | 目標フェリチン値 |
---|---|---|
導入期 | 週1回 | 1000ng/ml以下 |
維持期 | 2-4ヶ月毎 | 50-100ng/ml |
鉄キレート薬による薬物療法
鉄キレート薬は、瀉血療法が実施困難な患者さんや、より積極的な鉄除去が必要な場合に選択される重要な治療オプションです。
デフェロキサミンやデフェラシロクスなどの鉄キレート薬は、体内の過剰な鉄分と結合して尿中や便中への排出を促進する作用があり、心臓や内分泌臓器への鉄沈着が進行している症例での使用が推奨されています。
- デフェロキサミン(注射薬)
- デフェラシロクス(内服薬)
- デフェリプロン(内服薬)
- その他の新規キレート薬
- 併用療法用薬剤
合併症に対する治療戦略
肝臓への鉄沈着が著しい症例では、肝庇護薬の併用や定期的な画像検査によるモニタリングを行いながら、慎重に瀉血療法を進めていきます。
合併症 | 主な治療薬 | 治療目標 |
---|---|---|
肝障害 | 肝庇護薬 | 肝機能改善 |
心障害 | 心不全治療薬 | 心機能維持 |
糖尿病 | 血糖降下薬 | 血糖コントロール |
新規治療法の開発状況
ヘプシジン補充療法や遺伝子治療など、革新的な治療法の開発が世界中で進められており、臨床試験による有効性と安全性の検証が進んでいます。
- ヘプシジンアナログ薬
- 遺伝子治療薬
- 新規鉄キレート薬
- 分子標的薬
- バイオ医薬品
鉄代謝を制御する新たな分子メカニズムの解明により、より効果的で副作用の少ない治療薬の開発が期待されていて、特に、ヘプシジンの機能を模倣した新規薬剤の開発は、鉄代謝異常の根本的な治療につながる画期的なアプローチとして注目を集めています。
薬の副作用や治療のデメリットについて
ヘモクロマトーシスの治療では、瀉血療法による貧血や疲労感、鉄キレート薬による消化器症状や腎機能障害など、様々な副作用やリスクがあります。
瀉血療法に伴う副作用とその対策
瀉血療法は最も基本的な治療法ですが、頻回の採血により一時的な貧血状態を起こすことがあり、導入期における患者さんの身体的負担が重要な課題です。
定期的な瀉血により、血中ヘモグロビン値が低下して疲労感や息切れ、めまいなどの症状が現れることがあり、症状は特に治療開始後の数週間で顕著に現れます。
症状 | 発現頻度 | 持続期間 |
---|---|---|
貧血 | 高頻度 | 1-2週間 |
めまい | 中頻度 | 数日間 |
疲労感 | 高頻度 | 3-4日 |
鉄キレート薬による副作用とモニタリング
鉄キレート薬による治療では、消化器症状や皮膚症状、腎機能や肝機能への影響など、様々な副作用が報告されており、定期的な経過観察が不可欠です。
デフェロキサミンによる治療では、注射部位の痛みや発赤、長期使用による聴覚障害や視覚障害のリスクがあり、高用量での使用時には注意深いモニタリングが必要となります。
- 消化器症状(悪心、嘔吐、下痢)
- 皮膚発疹やかゆみ
- 注射部位の局所反応
- 聴覚・視覚障害
- 腎機能障害
臓器特異的な合併症リスク
鉄沈着による臓器障害が進行した状態での治療開始では、急激な鉄除去による臓器機能への影響が懸念され、心機能や内分泌機能に関する慎重なモニタリングが大切です。
臓器 | 主な合併症 | リスク因子 |
---|---|---|
肝臓 | 肝機能障害 | 高フェリチン |
心臓 | 不整脈 | 急速な鉄除去 |
内分泌 | ホルモン異常 | 長期鉄沈着 |
保険適用と治療費
以下に記載している治療費(医療費)は目安であり、実際の費用は症状や治療内容、保険適用否により大幅に上回ることがございます。当院では料金に関する以下説明の不備や相違について、一切の責任を負いかねますので、予めご了承ください。
基本治療にかかる費用
瀉血療法は基本的な治療で、定期的なモニタリングのための血液検査は、フェリチン値や肝機能検査などがあります。
治療内容 | 保険適用 | 自己負担額(3割負担の場合) |
---|---|---|
瀉血療法 | 対象 | 3,000-5,000円/回 |
血液検査 | 対象 | 8,000-15,000円/回 |
遺伝子検査 | 一部対象 | 30,000-50,000円/回 |
画像診断費用
MRI検査
- T2*強調画像による肝臓の鉄沈着評価 15,000円~25,000円(3割負担の場合)
- 造影MRI検査 20,000円~30,000円(3割負担の場合)
CT検査
- 単純CT 10,000円~15,000円(3割負担の場合)
- 造影CT 15,000円~20,000円(3割負担の場合)
超音波検査
- 腹部超音波検査 3,000円~5,000円(3割負担の場合)
- ドップラー検査を含む場合 5,000円~8,000円(3割負担の場合)
薬物療法の費用
鉄キレート薬による治療を行う際の薬剤費は使用量や期間によって大きく異なり、副作用対策のための併用薬を含めると、月額の薬剤費は増加します。
- 鉄キレート薬 30,000-50,000円/月
- 肝機能改善薬 15,000-25,000円/月
- 関節症状改善薬 10,000-20,000円/月
- ビタミン類 5,000-10,000円/月
合併症管理の費用
合併症の種類 | 必要な治療 | 概算月額費用 |
---|---|---|
糖尿病 | 血糖降下薬 | 15,000-25,000円 |
心機能障害 | 循環器用薬 | 20,000-30,000円 |
関節症 | 消炎鎮痛薬 | 10,000-20,000円 |
以上
参考文献
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