頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)╱頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう;Cervical Myelopathy╱Cervical Radiculopathy)とは、首の骨である頸椎が原因で発生する神経の障害です。
頸椎に負担がかかり、神経が圧迫されると、痛みやしびれ、脱力感などの症状を引き起こします。
特に現代社会では、長時間のデスクワークやスマートフォンの使用により頸椎にかかる負担が増しており、頸椎症性脊髄症や頸椎症性神経根症のリスクが高まっています。
頸椎症性神経根症の病型
頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)は、障害される神経根のレベルによってC4/5~C7/8神経根症に分類されます。
病型 | 特徴 |
---|---|
C4/5 | C5神経根が障害され、三角筋の筋力低下や上腕外側の感覚障害を呈する |
C5/6 | C6神経根が障害され、上腕二頭筋の筋力低下や前腕橈側の感覚障害を呈する |
C6/7 | C7神経根が障害され、上腕三頭筋の筋力低下や中指の感覚障害を呈する |
C7/8 | C8神経根が障害され、手内筋の筋力低下や小指の感覚障害を呈する |
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の症状
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)と頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)は、首の骨(頸椎)の変性によって引き起こされる疾患です。
発症すると、上肢や下肢にしびれ・感覚鈍麻、筋力低下などの症状があらわれます。
また、頸椎症性脊髄症では、膀胱直腸障害や痙性、深部腱反射の亢進などが生じる場合もあります。
症状 | 頸椎症性脊髄症 | 頸椎症性神経根症 |
---|---|---|
上肢のしびれ・感覚鈍麻 | ○ | ○ |
上肢の筋力低下 | ○ | ○ |
巧緻運動障害 | ○ | × |
握力低下 | ○ | × |
歩行障害 | ○ | × |
下肢のしびれ・感覚鈍麻 | ○ | × |
下肢の筋力低下 | ○ | × |
膀胱直腸障害 | ○ | × |
痙性 | ○ | × |
深部腱反射亢進 | ○ | × |
上肢の症状
頸椎症性脊髄症の典型的な症状は、手指のしびれや感覚鈍麻、巧緻運動障害(細かい動作がしにくくなる)、握力低下などです。
具体的にはシャツのボタンを留める、髪をとかす、小さな物を持つ、硬貨の大きさを区別するといった細かい作業を行う能力が制限されます。
また、上肢の筋力低下や腱反射の亢進が見られるのも頸椎症性脊髄症の特徴です。
頸椎症性神経根症では、圧迫された神経根に対応する上肢の部位に症状があらわれます。
例えば、C6神経根が圧迫されると、母指や示指のしびれや痛みが生じる場合があります。
下肢の症状
頸椎症性脊髄症では、脊髄の圧迫により、歩行障害(大股で歩く)や下肢の筋力低下、しびれ、感覚鈍麻などが生じるケースがあります。
また、足の動きが不自然になる「痙性歩行」や、バランス障害による転倒にも注意が必要です。
その他の症状
頸椎症性脊髄症では、膀胱直腸障害による排尿・排便困難が生じる可能性があります。
また、痙性(筋肉の緊張が高まった状態)による手足のこわばりや、深部腱反射の亢進も特徴的な症状です。
重症の場合、四肢麻痺や呼吸筋麻痺などの重篤な症状が見られる例もあります。
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の原因
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)と頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)は、頸椎の変性によって引き起こされ、その原因は多岐にわたります。
原因 | 発症メカニズム |
---|---|
加齢に伴う頸椎の変性 | 椎間板の高さ減少、骨棘形成による脊柱管・椎間孔の狭窄 |
後縦靭帯骨化症(OPLL) | 後縦靭帯の骨化による脊柱管狭窄と脊髄圧迫 |
黄色靭帯肥厚 | 黄色靭帯の肥厚による脊柱管狭窄と脊髄圧迫 |
椎間板ヘルニア | 椎間板髄核の後方突出による脊髄・神経根圧迫 |
頸椎不安定症 | 頸椎の安定性低下による脊髄・神経根への慢性的刺激・圧迫 |
頚椎症性脊髄症では、外側皮質脊髄路(随意的骨格筋制御)および脊髄小脳路(プロプリオセプションという固有受容感覚)の圧迫を伴うケースが多く、これらの障害が相まって、頚椎症性脊髄症の典型的な上肢の不器用さを伴う広範な痙性歩行の原因となります。
頚椎症性神経根症は、ほぼすべての症例において、炎症が主要な病態生理学的特徴です。
加齢に伴う頸椎の変性
加齢とともに椎間板の水分量が減少し、弾力性が低下することで椎間板の高さが減少し、椎体間の間隔が狭くなります。
また、椎間関節の軟骨が摩耗し、骨棘(こつきょく)が形成される場合もあります。
これらの変化により、脊柱管や椎間孔が狭窄して脊髄や神経根が圧迫され、頸椎症性脊髄症や頸椎症性神経根症につながります。
後縦靭帯骨化症(OPLL)
後縦靭帯骨化症(OPLL)とは、頸椎の後方にある後縦靭帯の骨化により脊柱管が狭窄し、脊髄が圧迫される疾患で、日本人を含むアジア人に多く見られます。
遺伝的素因や全身的な骨化傾向が関与していると考えられており、頸椎症性脊髄症を引き起こす原因の一つです。
黄色靭帯肥厚
加齢に伴い、頸椎の後方にある黄色靭帯が肥厚すると、脊柱管を狭窄して脊髄を圧迫するおそれがあります。
また、黄色靭帯の肥厚は、椎間板ヘルニアや骨棘形成と併発するケースが多く、複合的な脊髄圧迫の原因となります。
椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアとは、椎間板の髄核が後方に突出し、脊髄や神経根を圧迫する疾患です。
加齢による椎間板の変性に加え、外傷や過度の負荷によって発症する場合があり、頸椎症性脊髄症や頸椎症性神経根症の原因となります。
頸椎不安定症
頸椎不安定症とは、外傷や先天異常、変性疾患などによって頸椎の安定性が低下した状態です。
不安定な頸椎は、脊髄や神経根への慢性的な刺激や圧迫を引き起こし、頸椎症性脊髄症や頸椎症性神経根症を招く可能性があります。
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の検査・チェック方法
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)╱頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)の診断には、神経学的検査や画像検査、電気生理学的検査が用いられます。
検査方法 | 内容 |
---|---|
神経学的検査 | 感覚障害、筋力低下、腱反射亢進、歩行障害、膀胱直腸障害のチェック |
X線検査 | 頸椎の前後像、側面像、斜位像の撮影 |
MRI検査 | 頸椎の矢状断像、横断像の撮影 |
CT検査 | 頸椎の横断像、矢状断像、3D画像の撮影 |
脊髄造影検査 | 頸椎の動的撮影 |
筋電図検査 | 針電極を用いた筋肉の電気活動の記録 |
神経伝導検査 | 末梢神経の電気刺激と筋肉の反応の記録 |
神経学的検査
神経学的検査は、脊髄や神経根の圧迫によって生じる神経症状の有無や程度を評価するために行われます。
- 感覚障害の有無と分布のチェック
- 筋力低下の有無と程度のチェック
- 腱反射の亢進や病的反射の有無のチェック、上腕二頭筋腱、腕撓骨筋、膝蓋腱、アキレス腱、Hoffmanなど
- 歩行障害やバランス障害の有無のチェック、バランスの問題や痙縮の有無
- 膀胱直腸障害の有無のチェック
- レルミット徴候:頚部を前屈させると体に電気が走るような痛みが生じると陽性
- スパーリングテスト:頚椎を伸展させた状態で回旋させた時に回旋した側の上肢に放散痛があれば要請
画像検査
画像検査は、頸椎の変性や脊髄・神経根の圧迫を直接的に評価するために行われます。
複数の画像検査を組み合わせると、頸椎症性脊髄症・神経根症の病態を多角的に評価可能です。
- X線検査:頸椎の変性や不安定性を評価します。
- Torg ratio: 中間椎体からラミナ上の最も近い点までを対応する椎体の幅で割ったもので、比が0.8より小さい場合は先天性狭窄(ベースライン狭窄)の可能性あり
- MRI検査:脊髄や神経根の圧迫、脊髄内の信号変化を詳細に評価します。管腔が10mm未満の場合は狭窄ありと診断します。椎間板ヘルニアや神経圧迫を含む軟部組織の異常の可視化に優れた検査です。
- CT検査:骨の変性や骨棘形成を詳細に評価します。軟部組織の描出は不十分です。
- 脊髄造影検査:脊髄や神経根の圧迫を動的に評価します。
電気生理学的検査
電気生理学的検査は、脊髄や神経根の機能障害を評価するために行われます。
- 筋電図検査:脊髄や神経根の障害による筋肉の異常活動を評価します。
- 神経伝導検査:末梢神経の伝導速度や伝導障害を評価します。
- 体性感覚誘発電位検査:脊髄の感覚伝導路の障害を評価します。
- 運動誘発電位検査:脊髄の運動伝導路の障害を評価します。
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の治療方法と治療薬について
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)╱頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)の治療法には保存療法と手術療法があり、症状の程度に応じて選択されます。
治療法 | 具体的な方法 |
---|---|
保存療法 | 安静と頸部の保護、薬物療法(NSAIDs、鎮痛薬)、物理療法、神経ブロック |
手術療法 | 前方除圧固定術、後方除圧術、後方除圧固定術 |
リハビリテーション | 頸部の可動域訓練、筋力強化訓練、神経機能の回復訓練、日常生活動作の指導 |
保存療法
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の初期治療や軽症例では、主に保存療法が選択されます。
頸部を安静にするほか、症状に合わせて薬物療法や物理療法、神経ブロックなどの治療が必要です。
- 安静と頸部の保護:ソフトカラーやネックサポーターを使用し、頸部の安静と保護を図ります。
- 薬物療法:非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛薬を用いて疼痛をコントロールします。
- ロキソプロフェンナトリウム水和物(ロキソニン)
- セレコキシブ(セレコックス)
- アセトアミノフェン(カロナール)
- プレガバリン(リリカ)
- 物理療法:温熱療法、電気療法、牽引療法などを行い、疼痛の緩和と筋緊張の改善を図ります。
- 神経ブロック:ステロイドを用いて神経根ブロックや硬膜外ブロックを行うと、炎症を抑えて症状を改善する効果が見込めます。
手術療法
保存療法で十分な効果が得られない場合や、重度の神経症状を呈する場合は、前方除圧固定術や後方除圧術、後方除圧固定術などの手術療法が検討されます。
- 前方除圧固定術:頸椎の前方からアプローチし、椎間板や骨棘を切除して脊髄や神経根の除圧を行い、固定術を併用します。
- 後方除圧術:頸椎の後方からアプローチし、椎弓切除術や黄色靭帯切除術を行って脊髄や神経根を除圧します。
- 後方除圧固定術:後方除圧術に加えて、インストルメントを用いた固定術を行い、頸椎の安定性を高めます。
リハビリテーション
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の治療において、機能を維持・改善させるためには、リハビリテーションが重要な役割を果たします。
- 頸部の可動域訓練:頸部の柔軟性を維持・改善するための運動を行います。
- 筋力強化訓練:頸部や上肢の筋力を強化する運動を行い、日常生活動作の改善を図ります。
- 神経機能の回復訓練:感覚障害や運動障害に対して、神経の可塑性を促進する訓練を行います。
- 日常生活動作の指導:症状に応じた動作の工夫や福祉用具の活用について指導します。
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の治療期間と予後
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)╱頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)の治療期間は3~6か月が目安です。
予後は多くのケースで良好ですが、重症度や選択する治療法によっては再発や合併症のリスクがあります。
治療法 | 治療期間の目安 | 予後 |
---|---|---|
保存療法 | 3〜6ヶ月 | 症状改善後は比較的良好だが、再発の可能性あり |
手術療法 | 3〜6ヶ月(入院期間2〜4週間+リハビリ期間) | 早期手術で良好な予後期待できるが、合併症のリスクあり |
保存療法の場合
軽症から中等症の頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症で、薬物療法や装具療法などの保存療法を行う場合、通常は3〜6か月程度で改善し、長期的な予後は比較的良好です。
ただし、症状が完全に消失することは稀で、日常生活に支障がない程度の症状が残る可能性があります。
また、症状が再発するケースもあるため、定期的な経過観察が必要です。
手術療法の場合
前方除圧固定術、後方除圧術、椎弓形成術などの手術療法の治療期間は、入院期間が2〜4週間、その後のリハビリテーション期間を含めると3〜6か月程度が目安です。
早期に適切な手術を行えば、良好な予後が期待できますが、長期間症状が持続していた場合や高齢者の場合は、十分に機能が回復しないおそれがあります。
また、合併症のリスクもあるため、手術を受ける際は慎重な検討が必要です。
薬の副作用や治療のデメリット
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)╱頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)の治療に用いられる薬物や手術療法には、副作用やデメリットも伴います。
薬物療法の副作用
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症の治療に用いられる非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)や鎮痛剤は、全身状態や併用薬によっては副作用を引き起こすおそれがあります。
- 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs):胃腸障害(胃痛、胸やけ、潰瘍など)、腎機能低下、心血管疾患のリスク増加
- 鎮痛薬(アセトアミノフェン、プレガバリンなど):肝機能障害、眠気、めまい、体重増加
手術療法のリスク・デメリット
頸椎症性脊髄症/頸椎症性神経根症に対する手術療法は、感染症や神経損傷、硬膜損傷などを引き起こすリスクがあります。
- 感染症:手術部位の感染は、重大な合併症につながる危険性があります。
- 神経損傷:手術操作により脊髄や神経根が損傷を受けるリスクがあります。
- 硬膜損傷:硬膜の損傷により、髄液漏が生じる可能性があります。
- 隣接椎間障害:手術により固定された椎間の上下の椎間に過剰な負荷がかかり、変性や不安定性が進行する場合があります。
- インストルメントトラブル:前方固定術や後方固定術で使用するプレートやスクリューの緩み、破損などにより追加手術が必要となる可能性があります。
保険適用の有無と治療費の目安について
頸椎症性脊髄症(けいついしょうせいせきずいしょう)╱頸椎症性神経根症(けいついしょうせいしんけいこんしょう)は、基本的には保険適用による治療が可能です。
- 診察・検査:初診料、再診料、神経学的検査、画像検査(X線、MRI、CTなど)
- 薬物療法:消炎鎮痛薬、筋弛緩薬、神経障害性疼痛治療薬など
- 装具療法:頸椎カラーや頸椎牽引装置など
- リハビリテーション:物理療法、作業療法、運動療法など
- 手術療法:前方除圧固定術、後方除圧術、椎弓形成術など
ただし、一部の先進的な治療法や、医療用以外の目的で使用される装具などは保険が適用されず、全額自己負担となる場合があります。
保険適用についての詳細は、各医療機関にお問い合わせください。
1か月あたりの治療費の目安
頸椎症性脊髄症╱頸椎症性神経根症の治療費は治療法によって大きく異なり、保存療法では1万~5万円程度、手術療法では50万~200万円程度が目安です。
治療法 | 保険適用の有無 | 1か月あたりの治療費の目安 |
---|---|---|
診察・検査 | 適用あり | 1万〜2万円程度 |
薬物療法 | 適用あり | 1万〜2万円程度 |
装具療法 | 一部適用あり | 1万〜3万円程度 |
リハビリテーション | 適用あり | 2万〜5万円程度 |
手術療法 | 適用あり | 50万〜200万円程度(入院費用を含む) |
上記の金額はあくまで目安であり、実際の治療費は症状の重症度や医療機関、自己負担割合によって異なります。
自己負担額が高額となった場合、高額療養費制度(※)の対象となる可能性もあるため、各医療機関にご相談ください。
※高額療養費制度:同一月に高額な医療費の自己負担が必要となった際に、限度額を超えた分について払い戻しを受けられる制度
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