TCAクロスとは
TCAクロスとは、主に深く凹んだニキビ痕を改善する治療法で、ピーリング成分のトリクロロ酢酸(TCA)を肌に塗布して皮膚の凹みを浅くしていきます。
ダーマペンなどで改善が難しいアイスピック型やボックスカー型のニキビ痕や、水ぼうそうの痕などに対してもTCAクロスは有効です。
TCAクロスの特徴
- 高濃度のトリクロロ酢酸によって皮膚の再生を促す。
- アイスピック型のニキビ痕のような深い凹みを浅くする効果。
TCAクロスはこんな方におすすめ
- ニキビ痕の凹みがなかなか改善しない
- 深く凹んだニキビ痕が気になる
- 痛みが少ない治療を受けたい
TCAクロスの効果
TCAクロスは、ニキビ痕や水ぼうそうの凹みに対して有効な治療法です。
ニキビ痕(アイスピック型、ボックスカー型)
- ダーマペンなどではなかなか届きにくい深い凹みを伴うニキビ痕に対してアプローチが可能です。
- 一回の施術で効果を実感できる場合もありますが、場合によっては複数回の施術が必要です。
水ぼうそうの痕
- 水ぼうそうにかかった後に残った凹みに対して有効です。
- 一回の施術で効果を実感できる場合もありますが、場合によっては複数回の施術が必要です。
当院のTCAクロスの特徴
当院では、患者様一人ひとりに合わせてニキビ痕の治療法をご提案させていただいております。
TCAクロスの特徴
TCAクロスが特に有効なのはアイスピック型や比較的大きいボックスカー型などの深いニキビ痕です。
陥凹を認めるニキビ痕には主に以下の3つがあり、それぞれアプローチも異なります。
・ローリング型:サブシジョン、ポテンツァ、ヒアルロン酸、ジュベルック
・ボックスカー型:サブシジョン、TCAクロス、CO2レーザー、ヒアルロン酸、ジュベルック
・アイスピック型:TCAクロス、ヒアルロン酸、ジュベルック
他の治療との併用
ニキビ痕の治療はコンビネーションで治療を行った方が効果的であることが多いです。
TCAクロスはピンポイントで行う治療で、ダーマペンやポテンツァを顔全体で施術した後にTCAクロスを行うなど、他の施術との併用も可能です。
ダウンタイムと副作用
当院のTCAクロス治療では、50%以上の高濃度トリクロロ酢酸を用いて行い、高濃度なほど効果を実感しやすい一方、赤みなどの副作用を認めやすくなるため、患者様の肌の状態を見ながら濃度を決めていきます。
TCAクロスでは薬剤を塗布した直後から刺激感を認め、その後、塗布した部位に「フロスティング」と呼ばれる白くなる反応が起こり、それが後にかさぶたに。
かさぶたが取れた後は赤みが出ることがありますが、時間が経てば少しずつ色みは戻っていきます。
ただし、場合によっては赤みが炎症後色素沈着に変化することも。
治療の流れ
- 洗顔を行い、メイクを落とす。
- 陥凹部位にTCAクロスを塗布。
- すぐに中和していく。
- 冷却を行う。
TCAクロスの施術時間・必要な回数
TCAクロス治療の施術時間は、塗布する部位や範囲によっても変わりますが、約5~10分程度で終了することがほとんどです。
1回でも効果を実感できることがありますが、十分な効果を得るためには3回程度施術が必要な場合もあります。
TCAクロスのメリット・デメリット
メリット
- 他に治療法がないアイスピック型のニキビ痕に有効
- 治療時間が短い
- 比較的安全な治療
デメリット
- 効果を実感できるまでに時間がかかる場合がある
- 複数回の施術が必要な場合がある
- 赤みなどの副作用が出ることがある
- 施術後は、紫外線対策を徹底する必要がある
副作用・リスク
- 赤み
- 腫れ
- ヒリヒリ感
- かさぶた
- 炎症後色素沈着
これらの副作用の多くは数日〜数週間程度で自然に治りますが、赤みや炎症後色素沈着は、数ヶ月程度続くことがあります。
TCAクロスを受けられない方
- 妊娠中や授乳中の方は、治療を受けられません。
- ケロイド体質の方は、事前に医師に申し出てください。
TCAクロスでよくある質問
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アクセス
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