がんは、日本人の死因で最も多い病気であり、多くの人がその原因に関心を寄せています。
がんの発生は、単一の原因で決まるものではなく、遺伝的な要因、日々の生活習慣、そして私たちを取り巻く環境など、複数の要因が複雑に関係し合って起こります。
なぜがんは発生するのか、どのような要因ががんになる可能性を高めるのかを正しく知ることは、ご自身の健康を守り、予防や早期発見につなげるための第一歩です。
この記事では、現在分かっているがんの主な原因とリスク要因を、遺伝的・生物学的な側面から生活習慣、環境、感染症、医学的な背景まで、幅広く解説します。
遺伝的・生物学的要因
私たちの体は、数十兆個の細胞から成り立っています。これらの細胞が正常に機能するためには、設計図である遺伝子の情報が正しく保たれることが重要です。
しかし、遺伝子の情報に傷がついたり、コピーミスが起きたりすることがあります。このような遺伝子の変化が積み重なることが、がん発生の根本的な原因となります。
また、年齢を重ねることや、生まれ持った体質なども、がんの発生しやすさに関係する要因です。
細胞分裂と遺伝子の変異
私たちの体では、常に新しい細胞が作られ、古い細胞と入れ替わっています。この細胞分裂の際、親の細胞が持つ遺伝情報を正確にコピーして、新しい細胞に受け渡します。
しかし、このコピーの工程で、まれにミスが起こることがあります。また、外部からの刺激によって遺伝子が傷つくこともあります。
通常、体にはこうした遺伝子の傷を修復する機能や、異常が起きた細胞を排除する機能が備わっています。
しかし、修復がうまくいかなかったり、異常な細胞を排除する機能が正常に働かなかったりすると、遺伝子に変異を持つ細胞が生き残ってしまいます。
この変異が、がんの発生に関わる重要な遺伝子に蓄積していくと、細胞は無秩序に増殖を始め、がん細胞へと変化していきます。
がん遺伝子とがん抑制遺伝子
がんの発生に直接関わる遺伝子として、「がん遺伝子」と「がん抑制遺伝子」の二つが知られています。がん遺伝子は、細胞の増殖を促すアクセルのような役割を持ちます。
この遺伝子に異常が起きると、アクセルが踏みっぱなしの状態になり、細胞が過剰に増殖します。一方、がん抑制遺伝子は、細胞の増殖にブレーキをかけたり、傷ついた遺伝子を修復したりする役割を担います。
この遺伝子が働かなくなると、ブレーキが効かなくなり、細胞増殖を止められなくなります。これら両方の遺伝子に複数の変異が重なることで、がんは発生すると考えられています。
家族歴と遺伝性のがん
血縁者の中にがんになった人がいる場合、「自分もがんになりやすいのではないか」と心配になるかもしれません。実際に、特定のがんでは、家族内で発症しやすい傾向が見られます。
これは、生活習慣や環境が似ていることに加えて、生まれつきがんになりやすい遺伝子の変異を受け継いでいる場合があるためです。
ただし、がんと診断された人のうち、遺伝的な要因が強く関わっている「遺伝性腫瘍」の割合は、全体のおよそ5-10%程度とされています。多くのがんは、遺伝以外の要因が大きく影響します。
遺伝性腫瘍症候群の知識
特定の遺伝子の変異が原因で、生涯にわたって特定のがんになりやすい体質のことを「遺伝性腫瘍症候群」と呼びます。
例えば、遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC)は、BRCA1遺伝子またはBRCA2遺伝子の変異が原因で、乳がんや卵巣がん、前立腺がん、膵臓がんなどのリスクが高まることが知られています。
遺伝カウンセリングなどを通じて、ご自身の遺伝的なリスクについて相談することも可能です。
遺伝性腫瘍症候群の例
| 症候群の名称 | 主な関連遺伝子 | リスクが高まるがんの種類 |
|---|---|---|
| 遺伝性乳がん卵巣がん症候群(HBOC) | BRCA1, BRCA2 | 乳がん、卵巣がん、膵臓がん、前立腺がん |
| リンチ症候群 | MLH1, MSH2など | 大腸がん、子宮体がん、胃がん、卵巣がん |
| 家族性大腸腺腫症(FAP) | APC | 大腸がん |
年齢と性別 - 生物学的な変化
がんは、年齢を重ねるほど発症しやすくなる傾向があります。これは、長い年月をかけて遺伝子の変異が蓄積していくためです。
高齢になるほど細胞分裂の回数も増え、その過程で遺伝子の変異が起こる機会も多くなります。また、加齢に伴い、体の免疫機能が低下し、がん細胞を排除する能力が弱まることも一因と考えられます。
性別によっても、かかりやすいがんの種類は異なります。これは、性ホルモンの影響や、男女の体のつくりの違いによるものです。例えば、男性では前立腺がん、女性では乳がんが代表的です。
生活習慣要因
日々の生活習慣は、がんのリスクに大きく影響することが、多くの研究で明らかになっています。食事、運動、喫煙、飲酒といった毎日の選択の積み重ねが、将来のがんの発生確率を左右する可能性があります。
幸いなことに、これらの要因は自分自身の意思で改善することが可能です。生活習慣を見直すことは、がん予防において非常に重要な取り組みといえます。
喫煙 - 最大のリスク要因
喫煙は、がんの要因の中で、予防可能な最大の要因です。タバコの煙には、70種類以上もの発がん性物質が含まれています。
これらの物質は、肺から血液に入り、全身の臓器に運ばれ、細胞の遺伝子を直接傷つけます。
喫煙は、肺がんの最大の原因であることはよく知られていますが、それ以外にも口腔・咽頭・喉頭・食道・胃・肝臓・膵臓・膀胱・子宮頸がんなど、多くのがんのリスクを高めます。
また、本人が吸わなくても、周囲の人のタバコの煙を吸い込む「受動喫煙」によっても、がんのリスクは高まります。
飲酒 - アルコールの影響
アルコールの摂取も、がんのリスクを高めることが確実視されています。アルコールそのものに発がん性はありませんが、体内で分解される過程で生じる「アセトアルデヒド」という物質に発がん性があります。
アセトアルデヒドは、細胞のDNAを傷つけることで、がんを引き起こすと考えられています。特に、口腔・咽頭・喉頭・食道・肝臓・大腸・乳がん(女性)のリスクを高めます。
飲酒量が多いほど、また飲酒期間が長いほど、リスクは高くなります。
お酒を飲むと顔が赤くなる人は、アセトアルデヒドを分解する酵素の働きが弱い体質であり、食道がんなどのリスクが特に高いことが指摘されています。
食事と栄養バランス
毎日の食事の内容も、がんのリスクと深く関係しています。特定の食品ががんを直接引き起こすわけではありませんが、食生活全体の偏りがリスクに影響します。
例えば、塩分の多い食品の過剰摂取は胃がんのリスクを、加工肉や赤肉(牛、豚、羊など)の過剰摂取は大腸がんのリスクを高めることが指摘されています。
一方で、野菜や果物を十分に摂取することは、多くのがん、特に食道がん、胃がん、大腸がんのリスクを下げることが期待できます。
食物繊維が豊富な食事は、腸内環境を整え、大腸がんの予防に役立つと考えられています。
がんリスクを下げる食生活のポイント
| 栄養素・食品群 | 含まれる食品の例 | 期待される働き |
|---|---|---|
| 食物繊維 | 野菜、果物、きのこ、海藻、豆類、全粒穀物 | 便通を改善し、発がん性物質を体外へ排出するのを助ける。 |
| 抗酸化物質 | 緑黄色野菜(ビタミンA,C,E)、果物(ポリフェノール) | 細胞の遺伝子が傷つく原因となる活性酸素の働きを抑える。 |
| イソフラボン | 大豆、豆腐、納豆 | 女性ホルモンと似た働きをし、乳がんなどのリスクを低減する可能性。 |
参考:日本人のためのがん予防法(5つの健康習慣)
- 禁煙する
- お酒は適量に
- 食事はバランスよく
- 体を動かす
- 適正体重を維持する
※これに「感染症検査」を加えることで、リスクを大きく下げることができます。
運動不足と肥満
身体を動かす習慣がないことや、肥満もがんのリスク要因です。運動不足は、腸の動きを鈍くし、大腸がんのリスクを高める可能性があります。
また、肥満は、インスリンの分泌異常や、体内の慢性的な炎症を引き起こします。これらが、細胞のがん化を促進すると考えられています。
肥満が関連するがんとして、大腸がん、乳がん(閉経後)、子宮体がん、食道がん、腎臓がん、膵臓がんなどが挙げられます。
定期的な運動は、肥満を解消・予防するだけでなく、体の免疫機能を高める効果も期待でき、がん予防につながります。
日常生活の中で、意識的に体を動かす機会を増やすことが大切です。例えば、エレベーターではなく階段を使う、一駅手前で降りて歩くなど、小さな工夫から始められます。
環境要因
私たちの生活環境の中にも、がんのリスクを高める可能性のある要因が存在します。太陽からの紫外線、特定の化学物質、自然界に存在する放射線など、意図せず曝露してしまうものがあります。
これらの環境要因は、私たちの体の細胞や遺伝子に影響を与え、がんの発生につながることがあります。どのような環境要因がリスクとなりうるのかを理解し、適切な対策を取ることが重要です。
紫外線への曝露
太陽光に含まれる紫外線は、皮膚がんの主な原因です。紫外線を浴びすぎると、皮膚の細胞の遺伝子が傷つけられます。
通常は体の修復機能が働きますが、長年にわたって強い紫外線を浴び続けると、修復が追いつかなくなり、傷ついた遺伝子を持つ細胞ががん化することがあります。
特に、メラノーマ(悪性黒色腫)や基底細胞がん、有棘細胞がんといった皮膚がんのリスクを高めます。
日中の日差しが強い時間帯の外出を避けたり、帽子や日傘、長袖の衣服、日焼け止めを活用したりすることで、紫外線への曝露を減らすことができます。
化学物質と職業性のがん
私たちの身の回りにはさまざまな化学物質が存在し、その中には発がん性が確認されているものもあります。特に、仕事で特定の化学物質を長期間扱うことでがんになることを「職業性のがん」と呼びます。
例えば、アスベスト(石綿)は、かつて建材などに広く使われていましたが、吸い込むことで肺がんや中皮腫を引き起こすことが知られています。
その他にも、ベンゼンやヒ素、カドミウムなど、さまざまな物質ががんのリスク要因として知られています。
職業環境における発がん性物質の例
| 化学物質 | 関連する主な職種 | リスクが高まるがんの種類 |
|---|---|---|
| アスベスト(石綿) | 建設業、解体業、自動車整備業 | 肺がん、中皮腫 |
| ベンゼン | 化学工業、製油業、印刷業 | 白血病 |
| ヒ素 | 金属精錬業、農薬製造業 | 肺がん、皮膚がん |
放射線被ばく
放射線は、細胞の遺伝子を傷つける能力があり、被ばく量が多いほどがんのリスクが高まります。私たちは、宇宙や大地から放出される自然放射線を常に浴びて生活しています。
また、医療で使われるX線検査やCT検査なども放射線を利用しますが、これらの検査による被ばく量は、がんのリスクを著しく高めるレベルではありません。
検査による病気の早期発見という利益の方がはるかに大きい場合がほとんどです。
一方で、原子力発電所の事故などで高濃度の放射線に被ばくした場合は、白血病や甲状腺がんなどのリスクが高まることが知られています。
感染性要因
がんの中には、特定のウイルスや細菌への感染が原因で引き起こされるものがあります。世界的に見ると、がん全体の約15-20%は、感染症が原因であると推計されています。
病原体が体内に長期間存在し続けることで、慢性的な炎症が起こり、その結果として細胞の遺伝子に変異が蓄積し、がん化が進むと考えられています。
感染症が原因のがんは、ワクチン接種や除菌治療によって予防できるものもあり、正しい知識を持つことが大切です。
ウイルス感染とがん
特定のがんの発生に、ウイルス感染が深く関わっていることが分かっています。
ウイルスが人の細胞に感染すると、ウイルスの遺伝子が細胞の遺伝子に組み込まれたり、ウイルスが作り出すタンパク質が細胞の増殖をコントロールする機能を狂わせたりします。
これにより、細胞のがん化が引き起こされることがあります。
- ヒトパピローマウイルス(HPV) - 子宮頸がんの主な原因であり、中咽頭がんなどのがんにも関与します。
- B型・C型肝炎ウイルス - 慢性的で持続的な感染により、肝細胞がんのリスクを高めます。
- エプスタイン・バー(EB)ウイルス - バーキットリンパ腫や上咽頭がんなど、特定のがんとの関連が指摘されています。
- ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1) - 成人T細胞白血病・リンパ腫(ATL)の原因となります。
細菌感染とがん
細菌感染が原因となるがんとして、ヘリコバクター・ピロリ菌(ピロリ菌)による胃がんがよく知られています。ピロリ菌が胃の粘膜に長期間感染し続けると、慢性的な胃炎を引き起こします。
この炎症が長く続くと、胃の粘膜が萎縮する「萎縮性胃炎」という状態になり、胃がんが発生しやすい環境となります。
ピロリ菌の感染は、検査で調べることができ、陽性の場合は除菌治療を行うことで、将来の胃がんリスクを大幅に下げることが可能です。
がんと関連する主な感染性病原体
| 病原体の種類 | 名称 | 関連が深いがん |
|---|---|---|
| ウイルス | ヒトパピローマウイルス (HPV) | 子宮頸がん、中咽頭がん、肛門がん |
| ウイルス | B型・C型肝炎ウイルス | 肝細胞がん |
| 細菌 | ヘリコバクター・ピロリ菌 | 胃がん |
医学的要因
過去にかかった病気や、受けた治療が、将来のがんのリスクに影響を与えることがあります。
特定の疾患に伴う慢性的な炎症や、治療のために用いた薬剤、放射線などが、長い時間を経てがんの発生につながるケースです。
また、臓器移植後などで免疫抑制剤を使用している場合も、がんのリスクが高まることが知られています。ご自身の既往歴や治療歴を把握し、関連するリスクについて理解しておくことも重要です。
特定の病気の既往歴
がん以外の病気が、特定のがんのリスクを高めることがあります。その多くは、病気によって引き起こされる「慢性的な炎症」が関係しています。
炎症が長く続くと、細胞の増殖と再生が繰り返される過程で遺伝子の変異が起こりやすくなり、がんの発生につながります。
例えば、潰瘍性大腸炎やクローン病といった炎症性腸疾患は、長期間罹患すると大腸がんのリスクを高めます。
また、B型肝炎やC型肝炎ウイルスによる慢性肝炎は、肝細胞がんのリスクを著しく高めることが知られています。
がんリスクと関連する特定の疾患例
| 疾患名 | リスクが高まるがんの種類 | 主な理由 |
|---|---|---|
| 慢性肝炎(B型・C型) | 肝細胞がん | 肝臓での持続的な炎症と細胞の再生 |
| 炎症性腸疾患 | 大腸がん | 大腸粘膜での慢性的な炎症 |
| 萎縮性胃炎(ピロリ菌感染) | 胃がん | 胃粘膜での持続的な炎症と萎縮 |
過去の治療の影響
過去に受けたがん治療が、別の新たながん(二次がん)を引き起こすことがあります。
例えば、がんの治療に用いる一部の抗がん剤(化学療法薬)は、正常な細胞の遺伝子にも影響を与え、数年後に白血病などを引き起こす可能性があります。
また、放射線治療も、照射された範囲の正常な組織に影響を与え、長い年月を経て新たながんを発生させるリスクがあります。
もちろん、これらは元の病気を治療するために必要なものであり、二次がんが発生するリスクよりも治療による利益が上回る場合にのみ実施します。
治療後も、定期的な検診を通じて健康状態を注意深く観察していくことが大切です。
免疫抑制状態
免疫系は、体内にできたがん細胞を異物として認識し、攻撃・排除する重要な役割を担っています。
しかし、臓器移植後に拒絶反応を抑えるために免疫抑制剤を使用している場合や、後天性免疫不全症候群(エイズ)のように免疫機能が低下する病気にかかっている場合、この監視機能が十分に働きません。
その結果、がん細胞が増殖しやすくなり、悪性リンパ腫や皮膚がんなど、特定のがんのリスクが高まります。
がんの原因とリスク要因に関するよくある質問
- がんは必ず遺伝するのでしょうか?
-
いいえ、すべてのがんが遺伝するわけではありません。血縁者にがんになった方がいるとがんになりやすい傾向はありますが、その多くは似た生活習慣などが影響していると考えられています。
親から子へがんになりやすい体質が受け継がれる「遺伝性腫瘍」は、がん全体のおよそ5-10%程度です。
ほとんどのがんは、遺伝以外のさまざまな要因が重なって発生します。
- ストレスはがんの直接的な原因になりますか?
-
現時点では、ストレスが直接がんを引き起こすという明確な科学的根拠はありません。
しかし、慢性的なストレスは、免疫機能の低下を招いたり、喫煙や過度の飲酒、不健康な食生活といった、がんのリスクを高める行動につながったりすることがあります。
間接的にがんのリスクを高める可能性はあるため、ストレスを上手に管理することは健康維持のために重要です。
- がん予防に効果的な特定の食品はありますか?
-
「これを食べていれば絶対にがんにならない」という特定の食品はありません。重要なのは、さまざまな食品をバランス良く食べることです。
特に、野菜や果物を豊富に摂り、食物繊維を多く含む食生活は、複数のがんのリスクを下げることが期待できます。
一方で、塩分の摂りすぎや、加工肉・赤肉の過剰な摂取はリスクを高める可能性があるため、注意が必要です。特定の食品に頼るのではなく、総合的な食生活の改善を目指しましょう。
- 若い人はがんにならないのでしょうか?
-
がんは高齢者に多い病気ですが、若い人がならないわけではありません。小児がんや、白血病、胚細胞腫瘍など、若い世代に比較的多いがんもあります。
また、遺伝的な要因が強いがんの場合、若い年齢で発症することもあります。年齢にかかわらず、体に異変を感じた場合は、早めに医療機関を受診することが大切です。
- がん検診は受けた方がよいのでしょうか?
-
はい、定期的にがん検診を受けることは非常に重要です。
がんのリスク要因を避ける「一次予防」に加えて、検診によってがんを早期に発見し、早期に治療を開始する「二次予防」が大切です。
多くのがんは、初期の段階では自覚症状がほとんどありません。症状がないうちから検診を受けることで、治療の選択肢が多く、体への負担も少ない段階でがんを発見できる可能性が高まります。
自治体や職場で実施しているがん検診を積極的に活用しましょう。
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